ボルケイノン大王から新世代
ヒーローを庇い、光の粒子となって消滅したセーラームーン。
ファイヤー「セーラームーン、今までは教師だったけど、戦士としての活躍は素晴らしい…!成長を続けてゆく価値がありました!」
ファイヤーはロケットを拾い、涙ぐむ。
ウォルターとバイカーに励まされ、再び戦う事を決意。
しかし、それも束の間、ブートレグ・バンが現れる。
ブートレグ・バン「いやはや恐れ入ったよカートゥーンコップの方々。カートゥーン抹殺命令というワシの野望の片棒を担いでくれて礼を言うぜ。まだ何一つ自分達のしでかした事の重大さに気づいていないようだな。セーラームーンが消え去った事は既に我らクライシス・ディザスターズの輝かしい未来が約束されたのも同然なのだ。」
ブートレグ・バンに言われても理解できないマリオ達。
エボルゾ「あーあ、お頭の悪い奴らばっかりだ。がっかりだぜ。いいか、セーラームーンが消えるとなると59年後におけるカートゥーンコップは一体どうなる?」
ブートレグ・バン「ガキにでもわかる簡単な因果関係の命題だ…。」
ブートレグ・バンが説明した瞬間、レックス・グランバニアの絶叫が響き渡る。
レックス・グランバニア「僕らの頭の記憶から、59年後のロジャー・ラビット・ファクトリーで教えられたセーラームーン先生の記憶が消えていく!」
頭を抱えるレックス・グランバニア。騒然とする皆。
まさや「バカな!そうか、君はセーラームーン先生とそんなに交流がなかったからだ!しかし僕はロジャー・ラビット・ファクトリーだけでなくその前の「洞窟の三日月お嬢様」時代から付き合いがあるんだから、忘れることなんてあるわけない…ああ!僕も思い浮かばない!セーラームーン先生の姿が!その容姿も忘れてしまってるし、どんな指導を直接受けていたのかも!」
まさやもセーラームーンの存在が消えかかっている。
セーラームーンに勉強を叩きこまれていた新世代
ヒーローにとってセーラームーンの消滅は、彼女から学んだ技術の全てを忘却する事になる。
ブートレグ・バン「フフ…ようやくわかったか。もはや59年後においてまさやがセーラームーンから薫陶を受ける事はない!また、ロジャー・ラビット・ファクトリーにおいて新世代
ヒーローがセーラームーンよりカートゥーンコップを授かる事ももはやない!つまりこの時点でおまえたちカートゥーンコップの強さの基盤はもろくも崩れ去ってしまったのさ。」
ブートレグ・バンがたっぷりと解説を続けるも、チコが落ち着いて反論を開始する。
チコ「なるほど、あなた方の理屈は一見理にかなっているように思えますが、どうやら未来図はあなたたちの思うようには描かれなかったようですよ。まさやさん、レックスさん。彼らの言うとおりなら、あなた方はセーラームーンから教わった格闘術を全て忘れてしまっているはず…いかがですか?」
チコの問いかけにセーラームーンから魔法を習う。
まさや「お…覚えてる!何もかも忘れてなんかない!」
レックス・グランバニア「僕も覚えてる!セーラームーン先生から習った魔法を!これは一体…!」
チコ「確かにセーラームーンは消滅してしまいましたが、トゥーン銀河の歴史が余すことなく網羅されているこの“トゥーンタウン大全”にはこうあります。どうやら彼は自分がいつ亡くなってもいいよう、自らの奥義の全てを記した『プリンセス・セレニティ魔法伝』という大作を書き上げた!そして完成した書をとある洞窟に秘匿した。」
まさやに新たな記憶が出現。
まさや「セーラームーン先生の像は消えたけど、代わりに何か本が!?」
チコ「謂わばセーラームーン渾身の遺書ともいえる『プリンセス・セレニティ魔法伝』をもとに、後世の新世代
ヒーローたちは、セーラームーンの魔法を学んだのである。ちなみにそれはロジャー・ラビット・ファクトリーのバイブルとされている。」
レックス・グランバニア「僕らの脳裏にも、セーラームーンの先生の姿の代わりに『プリンセス・セレニティ魔法伝』の記憶が浮かぶ!」
レックス・グランバニアにこファクトリーで『プリンセス・セレニティ魔法伝』をテキストにして学ぶ記憶が。
最終更新:2024年08月04日 09:34