*ヒューマン 必要優先度E
全ての基本となるメタタイプ。
4thでは戦闘タイプを作ろうとすると他のメタタイプ、特にオークに遅れを取る場合が目立ったが、
5thではエッジに使える特別点が非常に多く貰えるため、決して他のメタタイプに劣る存在ではなくなった。
何しろ魔法を使わないヒューマンならエッジ5が確定する。
優先度作成においては優先度の割り振りが楽なので、魔法と装備を両方使うようなビルドにする場合は
ほとんどヒューマン一択状態になる。
特に魔法使いをやる場合に弱点であった視覚についても、コストたった2カルマの資質で暗視が取れるので容易く補える。
*エルフ 必要優先度D
ヒューマンに次ぐお手軽優先度でビルドできるメタタイプ。
肉体面では敏捷+1と、数値こそ若干地味だが多数の技能で使用する上に移動力にも関連する値なので便利。
魅力も3スタートなので魅力を完全に捨てても普通のヒューマン程度にはコミュ力を確保できる。
制限がかかる能力値もないのでビルドしやすいメタタイプと言える。
魅力が重要なシャーマン型魔法使いやフェイスとは特に相性が良い。
*ドワーフ 必要優先度C
長らくオークの後塵を拝していたメタタイプであったが、強靱力の基準が+1され、さほど見劣りしなくなった。
オークとの初期値差は強靱力-1、意志力+1で差し引きゼロ。更にドワーフは(何故か)優先度Cで取得時に限り、オークより特別点が1高い。
全力疾走時のヒット数に対する移動力倍率が低いという難点こそあれど、通常時の移動力は普通になり、格段に使いやすくなっている。
反応力の上限が1低いのが弱点。
毒・病気に対する抵抗+2Dはオークと並ぶフィジカルにつくオマケとしてはなかなか嬉しい。
背が低いことは遮蔽が取りやすい反面、段差を乗り越えにくいなど長所にも短所にもなる。
特に高飛びの上限は身長基準になったので、場合によっては響くかも知れない。
大食いなのか、ライフスタイルのコストが+20%される。贅沢な生活をしていると支出が増えることに。
*オーク 必要優先度C
シャドウラン5thにおいて、プレイヤーキャラクターとしては最強前衛候補のメタタイプ。
相変わらずの強靱力+3がとにかく嬉しい。
ただメタタイプの優先度はCと重く、エッジが低くなりがちで以前ほど抜きん出た存在ではなくなった。
論理力と魅力の上限が下がるが、戦闘タイプでこれを上限まで上げることはあまりないだろう。
*トロール 必要優先度B
4thで猛威を振るったためか、プレイヤーキャラクターとしてビルドすると弱体化が目立つ。
必要な優先度がBととにかく重く、能力値を伸ばすなら装備や魔法をかなり諦めないといけない。
(財産Aにしてサイバーリムを使えば肉弾戦闘に使う能力値は補えるが)
その割に強靱力は+4とオークから1差止まり。生得の皮膚装甲はあるが、大きな差とは言えない。
トロールをやるなら全種族ぶっちぎりの筋力+4および生得のリーチ1を活用したいところ。
敏捷上限-1により移動力が下がりがちなことと、サイズの大きさで隠れにくいところが格闘戦とアンマッチだが、
トロールの筋力から繰り出される格闘の攻撃力はやはり驚異的。
筋力が十分高ければノンサイバー・ノンマジックでも素手でサムライをブチのめしかねない。
ライフスタイルのコストは2倍になる。流石に修正されたが、初版ではサイバーウェアの値段も2倍だったりした。