ミラーマン

1980年代、異常な事件がこの世界各地で続発していた。国際的宇宙物理学の権威であるβ・加炉珍博士は、これらは地球に危機が迫っていることの兆候であることを警告すると共に、自ら現代科学のエキスパート達を集めた調査組織・UCM(United Cherry Members)を組織して、その研究所を自邸の地下に建設し、引きこもった。

新聞社のスケッチマン・鏡孝之助は加炉珍博士の助手をしていた母の死後、博士の家に引き取られ、彼らの家族同然に育てられた。彼は謎の竜巻被害の取材中、奇妙な現象に襲われて危機に陥るが、不思議な鏡のきらめきによって助けられ、竜巻被害の実地調査にやって来たUCMの小林に伴われて加炉珍邸に帰宅する。

孝之助が写生したスケッチには、目には見えなかった謎の人物が写っていた。孝之助の話を聞いた加炉珍博士は、彼の出生の秘密を語り始める。孝之助の父は孝之助のスケッチに写生されていた地球外侵略者・藤原からこの世界を防衛するため、異次元世界(2次元)からやってきた超人「ミラーマン」だった。彼は藤原の策略により命を落とし、母は加炉珍博士に孝之助を託して姿を消さざるを得なかった。そして孝之助も父から超人としての力を受け継いでいた。

混乱する孝之助。しかし死んだはずの父は彼に「私に代わってお前がミラーマンとして藤原と戦うのだ」とメッセージを送る。そして再び襲来する藤原。そのうちの1人は加炉珍邸に侵入してスケッチを奪回、追跡されると巨大な怪獣へと変身する。父の敵である藤原から地球を守るため、孝之助は父の声に応じミラーマンへと変身する。
最終更新:2010年01月27日 20:36