二次元

    朝起きたらとなりで次元大介が寝ていた。
    俺は死ぬほど嬉しかった。何せ夢にまで見た次元大介だ。
    童貞の俺にもついに相棒が出来て幸せに暮らしていける。
    そして拳銃ををぶっ放して泥棒して毎日幸せな生活をする。
    そんなことを一瞬にして考えた。

    でも、次元大介は「おい、ルパンはどこだ?ルパンはどこにいる?」
    って言うんだよ。俺のことは見向きもせずに。
    そのとき分かったんだ。次元大介はルパンと幸せになるべきだって。
    だから俺は一緒にルパンを探してあげた。
    やっぱり次元大介の銃は俺と構える銃よりルパンと構える銃のほうが鋭い。
    俺は二人が幸せになってほしいと願いながら立ち去った。

    そんな夢を見た。
    起きてとなりをみた。
    次元大介の抱き枕があった。
    目から涙がこぼれた
最終更新:2011年05月03日 01:00