めだかボックス(漫画)
『下ネタ帽シリーズ』『〈絶望〉シリーズ』などで知られる、久米田康治が手がけた初の週刊連載の漫画原作で、久米田原作の漫画作品としては3作目となる。話数カウントは「第○改」で、各回のタイトルは、その回に出てくるテーマやパロディした文学作品からの引用になっている。
あらゆることを完璧にこなす主人公、勝改蔵が学園内でおきた問題を科特(科学)部の仲間たちと共に解決してゆく物語。
短編形式での導入後は、人為的に天才を作り出す「天才塾」を主軸に、研究を進める天才塾側とその阻止を目指す科特(科学)部、可符香を擁する2のへ組の攻防が描かれる。
超人的な能力が存在する世界観でありながら、相手を改造したり自殺の手助けをすることを話の主体としている。
登場人物の安直な名前や自虐ネタ・身内いじり・パロディなど、原作者が自身の作品で用いる要素は本作でも健在である。
最終更新:2011年12月20日 13:28