3月25日、武士杯2017の第9戦がスペインのモントメロにあるカタルーニャ・サーキットで行われた。
・前日に行われたテストレース
その2日前の3月23日には、武士杯運営によりテストレースが行われた。
テストレース故か、普段はレースであまり観ることのないドライバーを走らせるチームもいた。
特に印象的だったのが、HaasTeamみらいのマシンを走らせていたROBIN_FRIJINSだ。
このテストレースに参加したマシンは12台、11番グリッドからスタートしたROBIN_FRIJINSは素晴らしい走りを魅せ2位でゴールしている。
また、このテストレースで優勝したblrdiablo1016が所属しているDiablo-GUNBOY_F1Teamからは、V_Rossi_F1がBARIBARI-GUNBOYの代わりにステアリングを握っていた。
各チーム、このテストレースで得たデータを元に本番に挑んでいる。
テストレース決勝結果
・突然の絶対王者の引退
そして迎えた第9戦当日、予選前に現在ランキングトップのschumacher_ganbaが、今回のレースをもっての引退を表明した。
「私schumacher_ganbaは、今回のレースをもって無期限の引退を発表します。」
「とても難しい決断でしたが、幼い頃より抱いてきた目標を達成し、今まで持ち続けてきた信念が失われつつあると感じるようになりました。」
「チーム代表のBushido-Spiritには申し訳ないとは思います。ですが、今回の自分の決断に後悔はありません。」
「いつかまた、闘争心が沸き上がってきたら復帰を考えるかもしれませんが、一先ず今回のレースでは、自分のラストレースということだけではなく、迷惑を掛けることになるチームの為にも全力で挑もうと思います。」
突然の発表によりパドックには衝撃が走ったが、落ち着く暇もなく無情にも第9戦の幕は上がった。
・好調な出だしのOkoyu
気温20度、路面温度29度の完全なドライコンディションのなか、武士杯2017第9戦の予選Q1が始まった。
予選開始から2分、最初にタイムを出したのは今回が引退レースとなるBushido-Racingのschumacher_ganbaで1分19秒285。
それから2分後、同じBushido-RacingのBushido-Spiritが1分19秒104でトップに立つと、その後ろでアタックに入っていたY_SPORT_GPのOkoyuが1分18秒584のタイムでこれを更新。
最後までこのタイムを上回る者は現れず、2番手タイムを出したt-_0610の1分19秒076に対して0.492秒の差をつけOkoyuがQ1をトップタイムで通過した。
Q1敗退者は、15番手だったHaasTeamみらいのhoproad24に惜しくも0.534秒届かなかったペティーマンJAPANのSATOSHIJPN1と、別カテゴリーに参戦し欠場のkanamorimori12に代わってステアリングを握ったレジェンド爺さんチームの監督kyuandmimi-loveの2名。
・大きいソフトとミディアムのタイム差
続くQ2、4分が過ぎようかという所でソフトタイヤを履いたY_SPORT_GP所属で、今回はBlackhedレーシングから代走しているshikura86がまず1分19秒441のタイムをマーク。
その直ぐ後ろからBushido-Spiritがミディアムタイヤでタイムを出したが、1分19秒794でshikura86には届かなかった。
間を置かずにY_SPORT_GPのyupitch-2772がソフトタイヤで1分19秒155でトップに立つと、直後を走っていた同じくソフトタイヤのDiablo-GUNBOY_F1TeamのBARIBARI-GUNBOYが1分19秒138で更新する。
残り6分というところで、blrdiablo1016が1分19秒048でトップタイムを更新。Diablo-GUNBOY_F1Teamが1,2番手となっている。
残り4分、ミディアムタイヤで記録したタイムではノックアウトゾーンに居たBushido-RacingのBushido-Spiritがソフトタイヤで1分18秒861でトップに。
その後ろを走っていたOkoyuは0.017秒差の2番手タイム。
残り1分、現在8番手以下のドライバーは全員コース上に出ている。
この時10番手につけていたWilliams_TeamのHi-irotが5コーナーでコースオフ、Hi-irotのタイムアタックはここで終了。
残り25秒、HaasTeamみらいのmirai1222がコントロールラインを越えてアタックに入るのと同時に、Blackhedレーシングのt-_0610が1分18秒589で9番手タイムからトップタイムへ更新。
残り0秒、Blackhedレーシングから代走のshikura86は自身のタイムを0.2秒更新するが、順位は変わらず。
レジェンド爺さんチームのtupeti90は、セッティングが合っていないのかタイム更新ならず12番手のまま。
HaasTeamみらいのmirai1222は、1分18秒907で4番手へ。それまで10番手だったHi-irotはノックアウト。
ここまでタイムを記録していなかったピン黒の騎士団のpmancer0412は、ミディアムタイヤで1分20秒517の13番手タイム。
14番手のHaasTeamみらいのhoproad24と、15番手のピン黒の騎士団のKaizi1089はコントロールラインを越えずにピットで予選を終えている。
トップ10名の内、ミディアムタイヤでQ2を通過したのはBushido-Racingのschumacher_ganbaのみ。
・圧倒的なタイムをみせたOkoyu
12分間で行われるQ3、4番手タイムでQ2を通過したHarsTeamみらいのmirai1222は、インラップでマシンを壊し10番手スタートが確定している為、上位9名でポールポジションを目指して争われることとなる。
開始して3分が過ぎた頃、まずDiablo-GUNBOY_F1TeamのBARIBARI-GUNBOYが1分18秒781を記録。
30秒遅れて、Bushido-Racingのschumacher_ganbaが1分18秒347で更新。
Y_SPORT_GPのOkoyuは1分18秒394で2番手。
残り5分、Y_SPORT_GPのyupitch-2772が3連続アタックによって1分18秒599のタイムを出し3番手へ。
4番手に落ちたBARIBARI-GUNBOYは最後のタイムアタックへ向けてアウトラップへ。
残り3分、ミスをしたのかBARIBARI-GUNBOYがピットへ戻るのと同時に、Bushido-Racingの2台がピットから出てくる。
残り1分、Bushido-Spiritが1分18秒386のタイムで2番手に、続けてタイムアタックへ。
各車最後のアタックへ向かう中、Diablo-GUNBOY_F1TeamのBARIBARI-GUNBOYとペティーマンJapanのm-peggyはマシンを降りている。
残り30秒、大きなスライドをしているようにも見えたBushido-Racingのschumacher_ganbaだが、1分18秒221のタイムで自身のタイムを更新、連続アタックへ。
乗り0秒、チェッカーフラッグが降られる中最初にコントロールラインを通過したのはDiablo-GUNBOY_F1Teamのblrdiablo1016、タイムは1分18秒463。
続けてBushido_Spiritが通過するが、こちらはタイム更新ならず。
Blackhedレーシングのt-_0610は、blrdiablo1016を0.052上回る1分18秒411。
ここでY_SPORT_GPのOkoyuが1分17秒981という圧倒的なタイムでトップに浮上。
Blackhedレーシングから代走のshikura86は、自身のタイムを0.1上回る1分19秒367を記録するが順位は変わらず。
schumacher_ganbaとyupitch-2772はそのままピットへ。
・今シーズンの優勝者が前を独占
今回は、唯一の17秒台を記録したY_SPORT_GPのOkoyuがポールポジション。
2番グリッドには今回で引退するBushido-Racingのschumacher_ganba。
今シーズン複数回優勝を果たしているドライバーがフロントローに並んだ。
3番グリッドには、前戦日本ショートGPで久しぶりの優勝を果たしたBushido-RacingのBushido_Spirit。
今シーズン、最高位がまだ3位のBlackhedレーシングのt-_0610が4番グリッド。
以下blrdiablo1016、yupitch-2772、BARIBARI-GUNBOY、shikura86、m-peggy、そしてマシンを壊しQ3を走れなかったmirai1222の順で、武士杯2017第9戦の予選は終了した。
・好スタートを決めるOkoyu
気温20度、路面温度29度、予選と変わらずドライコンディションで迎えた決勝。
フォーメーションラップを終えた各車がシグナルに集中、レッドシグナルが点灯していき少しの間を置いてブラックアウト。
3番グリッドスタートのBushido_Spiritはホイールスピンで加速が鈍り、1コーナーまでにt-_0610とblrdiablo1016に交わされ5番手に下がる。
ホールショットを獲ったのは、ポールポジションから抜群のスタートを決めたY_SPORT_GPのOkoyu。
2番グリッドスタートのBushido-RacingのSchumacher_ganbaは、上位陣唯一のミディアムタイヤでスタートの為か蹴りだしが鈍い。
大きな混乱もなく各車1,2コーナーを抜け3コーナーに入るが、Diablo-GUNBOY_F1TeamのBARIBARI-GUNBOYはアウト側にはみ出した際にペイントに乗り上げ体勢を乱す。
スピンは免れたもののグラベルに突っ込んでしまい、コースに戻った時には15番手まで順位を下げた。
予選Q2では好タイムを出したものの、その後のクラッシュにより10番グリッドからのスタートを余儀なくされたHaasTeamみらいのmirai1222は、3コーナーまでに3台を交わし7番手まで順位を上げている。
13番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたピン黒の騎士団のpmancer0412は、スタートは良かったが2コーナーの出口で前が詰まり行き場を求めたレジェンド爺さんチームのtupeti90と接触、右フラップを失ってしまう。
4コーナーでは、ピン黒の騎士団のKaizi1089と、コースに復帰したがタイヤが汚れていたBARIBARI-GUNBOYはそれぞれハーフスピン、この時BARIBARI-GUNBOYは壁に接触してウイングを破損。
Williams_TeamのHi-irotは7コーナーを曲がりきれず8コーナーをカット、その後11コーナーで姿勢を乱しコースオフして最後尾まで順位を下げるが、BARIBARI-GUNBOYがピットインした為16番手に。
・一糸乱れぬ隊列
2周目、先頭のOkoyuは2番手schumacher_ganbaに1秒の差をつけている。
これをt-_0610、blrdiablo1016、Bushido_Spiritが追走。
7番手のHaasTeamみらいのmirai1222は、Y_SPORT_GPのyupitch-2772に1コーナーで仕掛けるが、yupitch-2772はこれを守りきる。
その後ろでは、15コーナー出口ではみ出して加速が鈍っていたBlackhedレーシングから代走のshikura86を、ペティーマンJAPANのm-peggyがストレートでパス、8番手に。
9番手に下がったshikura86の後ろには、隙を伺っているレジェンド爺さんチームのtupeti90。
3周目、先頭のOkoyuから1.5秒後ろの2番手以降は、schumacher_ganba、t-_0610、blrdiablo1016、Bushido_Spirit、yupitch-2772、mirai1222の6台が数珠繋ぎとなっている。
16番手だったWilliams_TeamのHi-irotは、1,2コーナーでピン黒の騎士団のKaizi1089をパスすると、続けて10コーナーでレジェンド爺さんチームのkyuandmimi-loveをパス、14番手へ。
4周目、先頭のY_SPORT_GPのOkoyuは2番手schumacher_ganbaに対して毎周0.5秒拡げている。
3番手を走るBlackhedレーシングのt-_0610の0.3秒後方につけていたDiablo-GUNBOY_F1TeamのBlrdiablo1016は、9コーナーを曲がりきれずグラベルに乗り上げる。なんとか体勢は立て直したものの、DRS表示板を破壊してしまう。
9番手のBlackhedレーシングから代走のshikura86は、DRSを使って前を走るペティーマンJapanのm-peggyに並びかける。そのまま2台は3コーナーまでをサイドバイサイドで通過し、4コーナーでshikura86が前に。
すると続く5コーナーではそれまで影を潜めていたレジェンド爺さんチームのtupeti90がm-peggyのインへ飛び込む。m-peggyはなんとか堪えようとするが、インを取られていることにより7コーナーでtupeti90に前を行かれ10番手に下がる。
5周目、先頭から7台は変わらず1列のまま。
9番手のtupeti90は4コーナー出口でスライド、前の周に自身が仕掛けた5コーナーでm-peggyに抜き返されている。
6周目、12番手のHaasTeamみらいのhoproad24、SATOSHIJPN1、Hi-irotが前を走るpmancer0412に追い付いた。ウイングを破損している影響か?
10コーナーでペティーマンJapanのSATOSHIJPN1はブレーキングミス、Williams_TeamのHi-irotにパスされ順位を1つ下げて14番手に。
7周目、4番手blrdiablo1016と5番手Bushido_Spiritの差が開き始めている。
・重要なピットタイミング
8周目、13番手を走るWilliams_TeamのHi-irotが4コーナー出口でスライド、壁への接触は避けられたが順位を1つ下げる。
11番手のミディアムタイヤを履くピン黒の騎士団のpmancer0412がこの周自己ベストを記録するが、ハードタイヤを履く12番手のHaasTeamみらいのhoproad24はそれを上回るタイムでpmancer0412との差を縮める。
Hi-irotはこの周でピットイン、ミディアムタイヤに交換。
9周目、ソフトタイヤを履くOkoyuのペースが悪くなり、トップ10台の中で唯一のミディアムタイヤを履くschumacher_ganbaとの差は2秒にまで縮まる。
3番手のBlackhedレーシングのt-_0610はこの周回でピットに飛び込みハードタイヤへ交換。
すぐ後ろを走っていたDiablo-GUNBOY_F1Teamのblrdiablo1016はステイ。
7番手を走っているHaasTeamみらいのmirai1222は、DRSを使ってY_SPORT_GPのyupitch-2772を1コーナーのアウト側からオーバーテイク。その周でピットインしてミディアムタイヤに交換。
10周目、先頭Okoyuとschumacher_ganbaの差が1秒に。
3番手のblrdiablo1016は5コーナー立ち上がりでスライド、ピットインしてハードタイヤへ。
4番手Bushido_Spiritとyupitch-2772はステイ。
6番手のshikura86、m-peggyもピットイン、ハードタイヤへ。tupeti90はステイ。
11周目、Okoyuとschumacher_ganbaの差が0.5秒となる。
ピットアウトするblrdiablo1016の後ろから、先にタイヤ交換を済ませていたt-_0610がホームストレートを駆け抜ける。1コーナー突入前にt-_0610がblrdiablo1016の前に。
その1.5秒後方にミディアムタイヤを履いているHaasTeamみらいのmirai1222。
4番手のY_SPORT_GPのyupitch-2772とレジェンド爺さんチームのtupeti90がピットイン、両車ともハードタイヤに。
12周目、遂にschumacher_ganbaがOkoyuをDRSを使って1コーナーでオーバーテイク。
気合いが入りすぎたか、5コーナー立ち上がりでマシンが振られることもあったが、セクター2迄で0.7秒差をつける。
セクター3で更に差を拡げた所で2台がピットイン、ハードタイヤへ。
Bushido-RacingのBushido_Spiritはまだピットには入らずラップリーダーに。
9番手のHaasTeamみらいのhoproad24は、ピン黒の騎士団のpmancer0412にDRSを使って1コーナーで仕掛ける。
pmancer0412はなんとか抵抗するが、タイヤが苦しいのか加速せずに3コーナーでアウトからオーバーテイクされてしまう。
10番手のペティーマンJapanのSATOSHIJPN1はピットイン、ソフトタイヤへ。
13周目、先頭のBushido_Spiritがピットイン、ハードタイヤへ。
アウトラップのschumacher_ganbaは同じくアウトラップのOkoyuに1.5秒差を付けている。
Blackhedレーシングのt-_0610の真後ろにはblrdiablo1016とミディアムタイヤを履くmirai1222。
ここまでミディアムタイヤで引っ張ってきたレジェンド爺さんチームのkyuandmimi-loveがピットイン、ハードタイヤへ。
・激しくなる各車のバトル
14周目、Diablo-GUNBOY_F1Teamのblrdiablo1016がt-_0610を1コーナーでアウトからオーバーテイク。更にHaasTeamみらいのmirai1222が3コーナーで加速の鈍ったt-_0610のアウト側へ並びかけるがt-_0610はなんとかこれを耐えきる。
しかし続く5コーナーでmirai1222がt-_0610の懐へ飛び込む。2台横並びのまま立ち上がるが、そのままmirai1222は7コーナーで前へ。
その後ろにピットアウトしていたBushido_Spiritは無理に近づかずに様子見のようだ。
ハードタイヤで追い上げている10番手のBlackhedレーシングから代走のshikura86は、ミディアムタイヤでまだ走り続けていてタイヤが苦しくなっているピン黒の騎士団のpmancer0412を10コーナーでオーバーテイク。pmancer0412はそのままステイ。
15周目、先頭のBushido-Racingのschumacher_ganbaとY_SPORT_GPのOkoyuとの差は2秒。
3番手のblrdiablo1016、mirai1222、t-_0610、Bushido_Spiritは等間隔で1列に。
10番手のpmancer0412はDRSを使って1コーナーでshikura86に仕掛けるが失敗、逆に加速が鈍った所をm-peggyとtupeti90に突かれ12番手に下がる。そのままpmancer0412はピットイン、ハードタイヤへ。
16周目、今週末は歯車が噛み合わないDiablo-GUNBOY_F1TeamのBARIBARI-GUNBOYが、ピン黒の騎士団のKaizi1089を1コーナーでオーバーテイク、16番手に上がる。
17周目、ハードタイヤでここまで走ってきた8番手のHaasTeamみらいのhoproad24がピットイン、ミディアムタイヤへ。
・全車ピット済みで後半戦へ
18周目、先頭からschumacher_ganbaとOkoyu、その4秒後方にblrdiablo1016、mirai1222、t-_0610、Bushido_Spirit、更に4秒後方にyupitch-2772が単独走行。そこから13秒後方にshikura86、m-peggy、tupeti90の8番手争い。9秒離れてHi-irotが単独で走る後方9秒にSATOSHIJPN1とhoproad24、その8秒後方にpmancer0412、そこから23秒後方にkyuandmimi-love、Kaizi1089、BARIBARI-GUNBOY。
19周目、先頭のschumacher_ganbaが15番手争いに追い付いた。
青旗処理の隙を突いてKaizi1089がkyuandmimi-loveをオーバーテイク。
20周目、2番手Okoyuが1分21秒457でファステストラップを記録。
・会場を湧かせたmirai1222とt-_0610
21周目、ここまで先頭schumacher_ganbaを2秒前後で追っていたY_SPORT_GPのOkoyuが、メカニカルトラブルにより無念のリタイア。
フリーになったBushido-Racingのschumacher_ganbaは、この周1分21秒432でファステストを更新。
5番手のt-_0610は、タイヤが消耗してきて加速が伸びないHaasTeamみらいのmirai1222をホームストレートでオーバーテイク。しかし3コーナーへのアプローチが少しワイドになった隙をmirai1222が入り込んだ結果両車接触。
お互いにダメージはないようだが、これでは終わらず4コーナーでmirai1222がイン側へ飛び込む。アウト側のt-_0610はこれを耐えきるが、続く5コーナーでmirai1222は今度はアウト側から攻める。
イン側になったt-_0610は加速が鈍り両車横並びで6コーナーを抜け7コーナーへ、イン側有利のt-_0610が前に出る。
この時両車の隙を突こうとしていたBushido-RacingのBushido_Spiritはmirai1222のサイドに接触、ウイングを壊している。
諦めないmirai1222は10コーナーでもイン側に飛び込む、しかしt-_0610は冷静にこれをクロスラインで対処。mirai1222はそのままピットイン、ソフトタイヤへ。
9番手のペティーマンJapanのm-peggyは、DRSを使って1コーナーでshikura86をオーバーテイク、順位を1つ上げる。
17番手を走るDiablo-GUNBOY_F1TeamのBARIBARI-GUNBOYは、ソフトタイヤで1分20秒880を出してファステストを更新するも、その後メカニカルトラブルによりリタイア。
22周目、HaasTeamみらいのhoproad24が1コーナーでペティーマンJapanのSATOSHIJPN1をオーバーテイク、順位を入れ替える。
11番手だったWilliams_TeamのHi-irotは最後のピットイン、ソフトタイヤへ。
・mirai1222が連続周回のオーバーテイク
23周目、先頭のschumacher_ganbaは2番手blrdiablo1016に8秒の差をつけ独走体制へ。
ピットストップで10番手に下がっていたHaasTeamみらいのmirai1222は、3コーナーで姿勢が乱れたレジェンド爺さんチームのtupeti90をパス。そのまま続く10コーナーでshikura86にも仕掛けるがオーバーシュート、クロスラインで抜き返されている。
HaasTeamみらいhoproad24の後ろ12番手を走っていたSATOSHIJPN1はこの周で最後のピットイン、再度ソフトタイヤへ。
24周目、Blackhedレーシングから代走のshikura86にmirai1222は再びアタック、4コーナーで仕掛けそのままオーバーテイク。
前をいくm-peggyとの差を最終コーナーまでに0.5秒まで縮める。
25周目、mirai1222の追い上げは止まらず、4コーナーまでにm-peggyの真後ろにまで付けると、5コーナーでイン側へ飛び込みそのままオーバーテイク、6番手まで挽回。
26周目、13番手のSATOSHIJPN1がおよそ3秒速いペースで前を走るpmancer0412を追う。
27周目、5番手のY_SPORT_GPのyupitch-2772がBushido_Spiritの真後ろに迫る。
13番手のSATOSHIJPN1はpmancer0412に追い付いたが、すぐ後ろには先頭のschumacher_ganba。
28周目、yupitch-2772は4コーナーでBushido_Spiritに仕掛けるが抜けきれない。
DRSを使ってpmancer0412を抜きたかったSATOSHIJPN1だったが、先頭schumacher_ganbaへの青旗処理で仕掛けられず。
29周目、先頭schumacher_ganbaは周回遅れのマシンに引っ掛かることもなく、2番手blrdiablo1016との差は8秒。更には自己ベスト1分21秒315を記録している。
13番手SATOSHIJPN1は最終コーナー立ち上がりでpmancer0412に並びかけ、そのままDRSも使いオーバーテイク。
・勝利に向けた安定した走りのschumacher_ganba
30周目、先頭schumacher_ganbaは更に自己ベスト、1分21秒021を記録。
31周目、先頭schumacher_ganbaはゴールへ向けて抑えたペースに。2番手blrdiablo1016は変わらず攻めるものの、その差は7.6秒。
13番手のピン黒の騎士団のpmancer0412は最後のチャンスを引寄せようと、2番手blrdiablo1016の後ろに付いてSATOSHIJPN1を追いかける。
32周目、先頭schumacher_ganbaは、各コーナーを慎重に通過している。
schumacher_ganbaだけでなく、上位の1stopで走っているドライバーはかなりタイヤが苦しいようだ。
5番手Y_SPORT_GPのyupitch-2772は、Bushido-RacingのBushido_Spiritに4コーナーで再度並びかけるが、Bushido_Spiritはこれを耐える。
・意地を賭けた表彰台争い
33周目のファイナルラップ、今回が引退レースとなるBushido-Racingのschumacher_ganbaが、完璧なレース運びで今シーズン6勝目、有終の美を飾る。
Diablo-GUNBOY_F1Teamのblrdiablo1016は、今シーズン最高位で初表彰台の2位。
Blackhedレーシングのt-_0610は、今シーズン4度目の3位表彰台。
その後ろでは、3コーナー立ち上がりでyupitch-2772がBushido_Spiritにまたしても並びかけそのまま4コーナーへ、今度はyupitch-2772がそのまま抜き去り4位に、最後の最後でBushido_Spiritは5位に順位を下げ両車チェッカー。
トップ10で唯一2stop作戦だったHaasTeamみらいのmirai1222が6位でチェッカーを受けると、その後方からm-peggy、shikura86、少し遅れてtupeti90がコントロールラインを抜けた。
ポイント圏内を賭けた争いは、Williams_TeamのHi-irotの猛追を退けたhoproad24が制した。
以下SATOSHIJPN1、pmancer0412、Kaizi1089、kyuandmimi-loveが完走している。
・有終の美を飾った絶対王者
今回が引退レースとなるBushido-Racingのschumacher_ganbaは、ホッとした様子で表彰台に立っている。
2位のDiablo-GUNBOY_F1Teamのblrdiablo1016は、レース前には自信があったのと、Y_SPORT_GPのOkoyuがリタイアした事で得た順位だからか、マシンを降りた時は険しい表情だったが、表彰台では笑顔を見せていた。
・schumacher_ganbaの後任が決定
決勝レースが終わった数日後、Bushido-RacingのBushido_Spiritと、レジェンド爺さんチームのmakky-1969とkyuandmimi-loveが、次戦からkanamorimori12をBushido-Racingで走らせる事に合意したと発表した。
schumacher_ganbaが引退をした事でその後任に注目が集まる中、Bushido_SpiritはY_SPORT_GP所属のpuri888118や、現在フリーのCobalt-659等、各ドライバーの中から考えていたようだが、最終的には日本ショートGPで素晴らしい走りを見せたkanamorimori12を後任にすることを決断したようだ。
交渉は何度か行われ、レジェンド爺さんチームからレンタル移籍にする事で双方合意。第10戦からkanamorimori12はBushido-Racingのマシンを走らせることとなる。
決勝結果
最終更新:2018年04月02日 00:43