ひとつしか持ってないものをあなたに捧げた

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 朝ごはんを食べる気にならなかった。
 他のもので満たした。
 奇跡的に空いていた一室。
 奇跡的に終わってた月のもの。
 
 
 
 30分寝かせて?
 無理な相談だ。
 
 
 
 寝れるもんなら寝てみろよ。
 もう何も躊躇することはない。
 好きにすればいいって、
 許可は下りた。
 また妙な才能が開花した。
 俺の小さなやわらかい手。
 とんでもない。
 
 
 
 クーラーつけてんのに汗だく。
 俺ここで何やってんだろう?って、
 笑いながら聞いてみたりして。
 何やってんのって、やってるんだろ。
 バカだ。
 
 
 
 
 ぶっちゃけ五人目だろ、
 それでもいいよなんか言うなって。
 妖精未遂でした。
 ひとつしか持ってないものをあなたに捧げた。
 あれはどの瞬間喪失するんだろうね。
 
 
 
 
 失うって事は何かを得たってこと。
 ああ、得ましたよ。
 決定的に何かが変わったね。
 これか…。
 
 
 
 ってそんなわけねぇ!
 
 
 
 
 
 
 
 初めてのクセに色々してみた。
 相性はよかった。
 そしてまた奇跡を起こしてしまった。
 
 
 
 俺は顔ではほめられないけど、
 別のところで褒められるね。
 どうなの?これ。
 
 
 
 相性とか、人間的にもあっているでしょ。
 お互い何も演じなくて済む。
 自然体でいて笑えるって素晴らしい。
 安らげるって素晴らしい。
 幸せになって欲しい?
 これこそが幸せじゃないか。
 何を言っているんだ。
 
 
 
 笑顔で別れる。
 ああ、三年前に遣り残した事はすべてやった。
 悔いは残していない。
 ただ、
 なんだろうこの静かな、
 全部飲み込めそうなこの穴は。
 
 
 余韻がなくなったら本当、
 耐えられないぐらい欲しくなるんだろうね。
 予想できるけどどうしようもない。


ちなみに本文中で奇跡という言葉が使われているが、これはつよきすの蟹のアレではないかと編者は勝手に脳内変換している。

真実を知るものは誰もいない・・・
最終更新:2008年08月01日 02:15