■ストーリー
背景世界はマジンガー+ゲッター+ファーストガンダムがベース。
ダイナミック系に関しては、スパロボには未登場なサブキャラ達の登場、
研究所周辺を舞台にした攻防、劇中曲の多数使用等、TV版の雰囲気が濃厚で、
ファンには堪えられないものがある。

メインになるであろう要素がゴッドマジンガー(ムーの守り神のアレではなく、
グレートの後番組ボツ企画)や来栖丈(ゲッターGの主人公として検討された
ボツキャラ)という、熱心なファンなら一度は見たいと思ったであろうものと
いうのも嬉しいチョイスだ。

完全にTV版のファン向けに特化した作りなので、ダイナミック系の作品と
空気が違うガンダム関係はいささか浮いているように感じられる。アムロら
TV版の味方キャラを排し、機体改造を得意とする軍人としてプラモ狂四郎の
キャラが登場する等、いわゆる「スーパーロボットとしてのファーストガンダム」
という面を強調した扱いのようだが、今のところ、やはり違和感は否めない。
「連邦兵の狂四郎」というネタは個人的には結構ヒットではあるのだが……。

■戦闘
難易度はあまり高くはない。特別楽しいという程ではないが、拠点の完全防衛や
敵機の多数撃破等、目的を持って戦えば作業感は低いと思う。

その他、各話に1度、タイマンバトルというこのシナリオ独特の戦闘がある。
前進、後退、攻撃、防御等、それぞれ相性を持ったコマンドを、相手の行動を
予想しながら幾つか先行入力していくというもの。「リンクバトラー」を
知っている人は、あれをそのまま想像してほぼ正解。
これが結構時間がかかり、シナリオのテンポを悪化させているように感じた。
ただ、これは「リンクバトラー」があまり好きでなかった人間の感想なので、
あれが好きだった人は違う評価かも知れない。

■演出
タイマンバトルを含め、とにかく派手で、色々やっているのが楽しい。
やり過ぎて少し冗長になっていると感じた部分もあったが。

■その他
とにかくリリースペースが遅い。第1話から第2話まで1年という凄まじさ。
完全な駄作なら見切るのも簡単だが、なまじ面白いだけに、完結の見込みが
薄いものを人に勧めるのは躊躇われる。

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最終更新:2007年08月29日 16:25