シルフィ

【名前】 シルフィ
【読み方】 しるふぃ
【声/俳優】 粟根まこと
【登場作品】 仮面ライダーウィザード
【登場話】 第40話「自転車に乗りたい」
第41話「魔法使いは運命」
【分類】 ファントム
【宿主】 西川
【狙ったゲート】 飯島譲
【特色/力】 風に乗って空を飛ぶ、風を操り空気の刃を放つ
【怪物モチーフ】 シルフィ
【他のモチーフ】 風、蝸牛?

【詳細】

風を操るファントム。
宿主は西川という白い基調としたスーツに青いアクセントをつけた奇抜な格好をした青年で、胸ポケットに風車(かざぐるま)を刺している。
道化のように、相手を煽ったような言動をとる。

素早い動きを武器とし、空気の刃を放つ能力がある。
また、風に乗った遠くの会話を聞き取ることも可能。

少年のゲート「飯島譲」を狙って行動。
自転車に乗れないという彼のトラウマを探り、攻介と自転車の特訓をしているところを密かに風の力で補助し、自転車を克服したかのように錯覚させる。

成功したと思い込んだ譲が憧れの女性の朱里に自分の成果を見せようとした際、今度は逆に強風を起こしてわざと失敗させ、風で煽った自転車を朱里の頭部にぶつけて大怪我を負わせる。
その場で姿を現してネタ晴らしをしたことで譲を絶望させるが、譲が絶望を乗り越えて「魔法使い」に目覚めたことで怯み撤退。

その後、ミサから魔法使いになってもファントムを生み出すゲートの本質が変わらない事を告げられ、今度は朱里を拉致して次なる作戦を実行する。
おびき寄せた晴人や譲の目の前で拘束した朱里の頭上から鉄骨を落下させて即死に追い込み、死にざまを見せつけることで今度こそ譲を絶望させようと企らむ。

陰で「グラビティ(コモン)」を発動していた真由の魔法で鉄骨を阻止されて失敗。
変身したウィザードとビーストを前に飛行して逃亡を謀るも、ハリケーンドラゴンとファルコマントで追跡する2人との激しい空中戦で地上に叩き落とされ、最期はインフィニティースタイルの「ドラゴンシャイニング」、ビーストハイパーの「シューティングミラージュ」を同時に受け爆散した。

【余談】

シルフィとは西洋の伝説で語られる精霊。
16世紀の錬金術師パラケルススが4大元素の一つ、風や空気の精霊として提唱した存在(同じく「土」を司る精霊の名を冠するファントムも登場している)。
普段人間の目には見えず、出会うには塔や山頂など高いところに行く必要があるとされる。

本作で2大ライダーの最強フォームの必殺技を同時に受け倒されたの同個体が初。怪人態は以前に登場したバハムートと同様に顔下半分(鼻と口)が人間のそれに近い。ただバハムートと比較すると女性のような曲線的なフォルムで、どちらかと言うと『シンケンジャー』の薄皮太夫に酷似したデザイン。

魔法使いの力に目覚めたゲートの飯島譲は苦渋の決断の末に魔法使いになることを棄権したはずだったが、白い魔法使いに拉致されて洗脳されてしまった。

最終更新:2015年06月08日 17:00