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 * 夢売誘子
 【 キャラクター名 】:夢売誘子
 【キャラクター名読み】:ゆめうり ゆうこ
 
 ** 特殊能力『アビメルム』
  アビメルム=アパストル(使徒)は、アビメルム=バシリウス(王)の影が、一つ上の次元からこの次元へと落ちることで、偶発的に生まれる「夢」のような存在である。
  アビメルム=アパストルはディアコニス、つまりは自らの眷属を、寄生対象である受胎者の“悪夢”に投影する形で生みだしていく。
  誘子の場合、ディアコニスは“仔貘”の姿で投影される。
  アビメルム=アパストルはディアコニスを通じて啓示を行うため、誘子はその仔貘型ディアコニスこそが、アビメルム=アパストルであると思いこんでいる。そのため、誘子はその仔貘型ディアコニスを「アビメルム」と呼んでいる。
  夢を介して現れ、何層もの次元に渡って存在するものと考えられている。
  アビメルムは魔人の「魂」、つまりはその心を蝕み糧にする。
  特にアビメルムの受胎者はアパストル(使徒)と呼ばれ、アビメルムが安定して魂を得るために、文字通り寄生される。
  アビメルムによって蝕まれた魂は、怒りや憎しみなどの負の感情のみを生み出すようになり、負の感情は受胎者の心の奥底に蓄積される。その蓄積されていく負の感情は抑圧され、受胎者の精神が崩壊するまで蓄えられる。その限界まで押し込められた負の感情によって、受胎者の精神が崩壊したとき、それまでアパストル(使徒)と呼ばれていた受胎者はバシリウス(王)と呼ばれるようになり、魔人として覚醒する。このとき、生じた魔人能力は直ちに、術者と分離してシスマとなる。シスマは次なるアビメルムとなるべく1つ下位の次元へと転移を図る。そこに転移したシスマが、新たなアパストル(使徒)を選び出すというのを繰り返す事で、何層もの次元
 に渡って、アビメルムが存在する事となる。
 
  以上はアビメルムがこの次元に現れた際の観測データを元にした考察であり、確かな事は何も分かっていない。
  このような得体の知れない存在故か、信奉者も多く、彼らによると、
 「アビメルムは虚無と根源、その二つの姿を内包する両義的な存在である」
  とされ、アビメルムの見せる「悪夢」は、全ての次元に影響を与えると、彼らは考えている。またその夢を見ることができるのは、アビメルムに選ばれた者に限られると言う。
 
 ** キャラクター設定
 ●第六天魔王 ノブナガ
 現代へとタイムスリップしてきた最強のパラシトス。
 魔法少女である空木凛のマスコット。
 
 魂のみの状態で現代にやってきたが、空木凛の肉体を得て復活後、二年の歳月を経て現代社会に適応した。
 巨大企業の社長となり、数多のシスマやパラシトス、魔法少女を従えている。
 
 ●パラシトス
 ここではない世界、宇宙、次元から突如として現れる異形の存在。
 
 ●シスマ
 魔人等の持つ超常的な能力の「源」(中二力)が、独立した個として生命(いのち)を持った超自然的な存在。
 中二力の残滓から、どこからともなく発生する場合もある。
 シスマ自体も、中二力を持つことから、シスマから新たなシスマが生まれることもある。
 大元となるシスマを生み出した個体を「真祖」、それ以外のシスマを「使徒」と呼ぶ。
 分裂時の主従関係等によっては、使徒は真祖や親である上位使徒から分裂時に、「心身」や「力」の一部または全てを奪うことがある。
 逆に、強大な真祖や上位使徒が、配下の使徒から「力」を吸い上げることもある。
 
 ●魔法少女
 パラシトスやシスマと魔法少女契約を結ぶことによって生まれる超能力者。
 契約内容により、様々な形態の魔法少女が存在する。
 
 ●マスコット
 人間等と魔法少女契約を結び、魔法少女のパートナーとなったパラシトスやシスマのこと。
 
 ●アビメルムシステマ
 テイパーパラシトス「アビメルム」の眷属である52体のシスマから構成されるマスコット集団。
 遥か昔、パラシトスによって、宇宙が滅ぼされた際、滅びを免れた何者かが、後の宇宙のために残したとされる。
 宇宙が滅ぼされて以降は現代に至るまで、アビメルムシステマは長らく眠りについていた。しかし、日々、活発化していくパラシトスの存在に呼応して地の奥底から目覚めた。(しかし目覚めと同時に、キャットパラシトス「べフィルン」によって支配されてしまう。)
 
 今回のように使命を忘れた時に備えてか、アビメルムシステマは、パラシトスに対して異常なまでの恐怖心と攻撃性を持つ。
 そのため、魔法少女を生み出して彼女たちにパラシトスの退治を依頼すると同時に、アビメルムシステマ自らも、パラシトスに受胎された可能性のある人間をあぶり出すべく、パラシトスの気配を纏った人間を無差別に襲っていた。
 
 アビメルムシステマが魔法少女契約の対象に選ぶ少女は、皆、死者であり、彼女たちは何らかの未練を残している。アビメルムシステマは、彼女たちの未練につけ込むことで、彼女たちを支配する。
 
 アビメルムシステマを構成する52体は、全て根源であるアビメルムと繋がっており、互いに記憶や経験を共有し合っている。また、死滅した同胞を吸収し合うことで、アビメルムシステマの魔力は、残りの個体に集約されていく。
 
 悪夢の128日間に、52体全て駆逐された。しかし、一度全て駆逐されたことで、キャットパラシトス「ベフィルン」からの干渉から脱することになり、その後、アビメルムシステマは本来の目的遂行に相応しい(気色悪いほどに)潔癖な集団として蘇った。
 
 ●悪夢の128日間
 二年前、アビメルムシステマと彼らによって生み出された52体の魔法少女が引き起こした事件。
 事件発覚から、解決までに128日間が経過していたことから、後に呼ばれるようになった。
 
 ●空木 凛(うつろぎ りん)
 二年前、アビメルムシステマを滅ぼし、悪夢の128日間を収束させた伝説の魔法少女。
 最後のアビメルムシステマを倒した後、行方不明となっている。
 
 その正体は、第六天魔王ノブナガに受胎されたパラシトスの使徒。
 当初、空木本人にその自覚はなく、身近な人を守るために、魔法少女へと変身していた。
 
 キャンプ中に、アビメルムシステマの一体であるライノシスマとそのパートナーの魔法少女「甘曽祢みれい」による襲撃を受けたのを機に、ノブナガと魔法少女契約を結び、戦いに身を投じることとなった。
 
 ノブナガとの契約により、ノブナガの魔力を借りて魔法少女へと変身する。
 しかし、あくまでノブナガは、空木に対して魔力を貸し与えるのであり、空木は借り入れた分の対価をノブナガにしなければならない。
 
 しかし、倒すほどに強大化していくアビメルムシステマに対抗するため、空木は無理な変身とパワーアップを繰り返し、ノブナガの魔力を際限なく引き出していった結果、その対価として空木の心身はノブナガに支配されていく。
 ノブナガの支配により、失いつつある「自分」を、「身近な誰かを守りたい」という想いだけを支えに保ちながら、空木は52体全てのアビメルムシステマを倒し人々を救った。
 その後の消息は不明であるが、ノブナガの支配から逃れるために命を絶ったという噂もある。しかし、アビメルムシステマがしたように、死体となった後も利用される可能性の方が高く、空木を想う人々は、空木の無事を信じている。
 
 ●月島 翔子(つきしま しょうこ)
 中学二年生元気印の魔法少女。
 五年後の未来から、自身の魔人能力メモリアル・ボックスによって、この時代にやって来た。
 禁則事項というか能力使用による制約から、知らんぷりしてとぼけることが多い。
 自身の魔人能力「メモリアル・ボックス」が変化して生まれたシスマ「箱ウサ」と契約を結んでいる。
 変身時には、きちんとポーズを決める。
 過去から現在の歴史に介入しようとするノブナガを捕縛するべく送り込まれた、タイムパトロールのエージェント。
 
 ●常陸 真琴(ひたち まこと)
 魔法少女に憧れるアラサーの女性警官。魔人でなく一般人。
 二年前、空木凛によって命を救われ、自身も魔法少女となるため、日々トレーニングを積んでいた。魔人科学の粋を集めた特殊武器「メタモルスカート」を装備し、同僚や上司からのサポートを受けながら、パラシトスと戦う。
 
 ●篝火 稜(かがりび あや)
 魔法少女になってしまった中学2年生。
 魔人能力「喰火」から生まれたシスマ「火仙蟲」が、脳内に寄生したことで魔法少女となった。
 魔法少女への変身を繰り返したことで、その巣は脳内だけにとどまらず、血管を通して全身に広がっている。
 「火仙蟲」は真社会性であり、女王と不妊カーストに分かれている。
 不妊カーストが宿主の血中のアドレナリン濃度に反応し、「巣」の防衛のため、篝火綾と融合することで、魔法少女に変身する。
 なお、変身は融合した不妊カーストが全滅するまで解けない。不妊カーストが全て融合し、体内から全滅した場合、女王によって新たな不妊カーストが生み出されるまで変身できなくなる。
 変身後の姿は、細身でありながら、ローチを連想させる巨大な昆虫のような怪人であり、魔法少女であるにも関わらず、バケモノ扱いされ、感謝されるどころか悲鳴を浴びせられることが多い。
 火仙蟲は人語を解さず、知性もなく、化学物質のみに反応するため、火仙蟲を生みだし真祖となって以降、変身していない状態では、自分の意志で「喰火」を発動させることはできなくなった。
 
 ●日野 薫子(ひの かおるこ)
 自分以外の「魔法少女」の抹殺を企む。
 魔人能力「サクセスベル」が変化して生まれたメインクーンのシスマ「シャラム」と契約を結んだ魔法少女。
 高校二年生。整った顔立ちとともに、長身でスタイルも良く、人をまとめる力もあり、皆の憧れの存在。日野様と周囲に呼ばせている。同性愛者。
 完璧主義であると同時に、シングルマザーであった母から、どのような手段を用いてでも、他者を排し、トップとなるように教育されてきた。
 教えのとおりに母を殺害してからは、裏で様々な悪事を働きつつ、生計を立てている。
 
 ●奥海 聖(おおみ ひじり)
 魔法少女という存在に憎しみを抱く筋肉老人。
 二年前、悪夢の128日間に、魔法少女として蘇ったかつての初恋の相手を、空木によって目の前で殺されて以降、魔法少女というシステムに憎しみを抱いている。
 元魔人自衛官であると同時に、その危険性から開発中止となった数多の特殊武器で武装している。
 戦いを繰り返すうちに、魔法少女を倒すことに悦びを見出した戦闘狂。
 ワープ能力を持ち、世界中の魔法少女を殺しながら、真の仇敵であるアビメルムを探している。
 
 ●土門 理人(どもん まさと)
 自身の魔人能力「マッドマッスル」が変化して生まれたシスマ「ドローム」と契約を結んだ魔法少女。エリート商社マン。学生時代は、登山部の部長だった。最強を自称する男。不能者。
 アメリカから母国を守るため、日本にいる月島たち魔法少女と合流を図ったが、強大なパラシトスの軍団からの集中攻撃を受け、命を落とした。
 防御特化であったため、弱点をつかれて敗走を続けながらも、孤軍奮闘していたが、ついに月島翔子たちとは合流できなかった。
 しかし、土門がディアパラシトス及びゴートパラシトスをひきつけている間に、月島たちの力は、急速に成長していった。
 
 独身である土門には、同居の少女がいた。周囲には姪と説明していたその少女の正体は、自身のマスコット「ドローム」である。
 
 昔から正義感が強く、いじめを放っておけない性格であった。しかし、その性格を疎ましがられ、小学校の頃に、陰湿ないじめを受け、その中で、大切なものを失い、不能者となる。
 誰にでも温かい男であり「強いからこそ、弱さを知る」が口癖だった。
 
 しかし、実は土門の魂はドロームの中に匿われており、土門がドロームを上位使徒とするシスマとなって蘇ってからは、月島たちに金銭的な面も含めて裏方として様々なサポートを行っている。
 
 ●ドローム
 土門理人のマスコット。名前の由来は泥人形から。
 土門と行動をともにする都合上、土門の姪っ子の姿に化けることが多い。
 
 ●ディアパラシトス
 鹿のような姿をした強大な王の一柱。
 
 ●ゴートパラシトス
 山羊のような姿をした強大な王の一柱。
 
 ●速水 悠介(はやみ ゆうすけ)
 シスマを生み出し、真祖となった少年。魔法少女へと覚醒する資質を持っていた。
 土門が死した後、ディアパラシトスに命を狙われる。
 初恋の相手と同じ容姿をした自らのシスマ「アリス」を、切金朱音のシスマに捕食された。今まで速水の代わりに、ディアパラシトスと戦っていたアリスを失ったことで、速水は命を落としてしまう。
 
 ●切金 朱音(きりがね あかね)
 月島翔子たちの同級生。
 土門の死後、ゴートパラシトスに命を狙われる。
 既に真祖としてシスマを生み出していながら、魔法少女として戦うことを恐れ、契約を結べずにいた。
 しかし、日野さんの戦う姿を見た切金は、誰かに守ってもらうことが当たり前になっていた自分を恥じ、戦うことを決意する。
 日野さんに唆され、速水悠介のシスマであるアリスを、自身のシスマ「百眼千手の王」に生贄としてささげることで、自身は何の代価も支払わずに魔法少女契約を結んだ。
 その力は、ゴートパラシトスを一撃で死滅させるほどであったが、変身を解いたところを、尊敬する日野さんに腹部を貫かれ、命を落とした。切金の遺体を喰らった百眼千手の王は、パラシトスとなり、別宇宙へと旅立っていった。
 
 ●百眼千手の王
 切金朱音が生み出したシスマ。
 切金が魔法少女契約を結ぶまでの間、魔人能力を失った切金をゴートパラシトスから守ってきた。
 切金死亡後は、パラシトスとなって、別宇宙へと旅立っていった。
 
 
 ** 関連SS
 ・[[夢売誘子 プロローグ]]
 ・※以下のSSは第8試合の投稿締切後に投稿されたものです。
-・・[[第8試合:下水処理場 投了SS]]
+・・[[第8試合:下水処理場 投了SS>第8試合:下水処理場 試合SSその2]]