ピーンポーンパーンポーン
(サブイネンが予選落ち敗退しました。んで、サブイネンの活躍するSSは
もう完成してしまったので彼の活躍は後に幕間SSの方で書くとして
このキャンペーンは別キャラで参戦する事に、そしてダイス任せ方式ではなく
通常のSS形式で行く事になりました)
「という事は私の時代ねー!!」
ゴオオオオオオオオ
突風とともにパツキン美女が舞い上がる。
「アアーン風が、風が気持ちいいのぁー」
この人物はオッペケペ梅子。サブイネンと共にキャラ候補に挙がっていた存在だ。
梅子が風に舞いながら快感に浸っているうちに服が一枚また一枚と脱げてついには
下着姿になってしまう。
ゴオオオオオオオオオ
髪が乱れ胸がバインバインと揺れ、普通の女性より一回り大きい怪しげで魅力的な股間が震えている。
圧倒的エロスがそこにあった。だが・・・
「もう我慢の限界でごわすー!」
突如野太いオッサンの声で叫ぶ梅子。風の勢いがさらに増し、ブラと一緒にオッパイが飛んでいき
コルセットが外れ三段腹が露出し、パンツが脱げ股間からテープが外れチンチンが飛び出し
ヅラが飛びハゲのオッサンとなる!!そう、梅子はセクシーさで周囲を魅了してから全裸になって
正体を現しショックを与える事に快感を見出す真の変態だった。
「対戦相手のみなさん、おいどんが梅子でごわ。こんなだけどよろしくー」
「相手の迷惑考えろや!!」
ポクポクチーン!
「ぶべらぁ!」
サブイネンの連打で血反吐を吐きぶっ飛ぶ梅子。
サブイネンの打撃は聖属性。相手の属性でダメージが変化する。
梅子に対してはダメージ15倍だ。このオカマのオッサン、過去に様々なキャンペーンで暗躍し
シャレにならん悪事働いてるのだ。なので、聖属性のダメージ倍率もシャレにならん。
梅子はワンツーパンチだけでグロッキーになっていた。
「な、何をするでごわす~おいどん死にそうでごわす~」
「お前みたいなん出たら対戦する作者さんが扱いに困るやろ!大人しくしとれ」
「嫌でごわす、ここ最近黒幕ムーブばっかでキャラとしては活躍してないでごわす。
萎第一形態をぶっ倒した時ぐらいのインパクトをもう一回読者に与えたいでごわす」
「萎を倒したのはお前一人の成果やないやろ」
「うっさいハゲ!おいどんはSSバトルに君臨してやるんでごわす。
という訳で女装リバース!!」
ヒュゴオオオオ
梅子が脱ぎ捨てた女装アイテムが逆向きの突風によって舞い戻り装着されていく。
金髪のヅラ、股間用テープ、以上二つ。
「あれ?でごわす」
圧倒的に女装アイテムが不足していた。
ボディコン服もブラと偽オッパイもパンツもストッキングもヒールも無い。
今の梅子は金髪のヅラ被ってチンコ隠しただけのオッサンだった。
「足りない女装アイテムどこいったでごわす?」
「ここや」
サブイネンの両手には足りない女装グッズが握りしめられていた。
「か、返すでごわしょ?」
サブイネンはゆっくりと首を横に振った後、女装グッズを軽く左右に引っ張る。
「妖刀村正が何で闇属性かって知っとるか?」
専門用語! 能力バトル特有の豆知識の披露だ!
「闇属性武器の代表格である妖刀村正。せやけど、あの刀は最初から
闇属性の武器として作られた訳やない。使用者の残虐行為や周囲の根も葉もない噂や
後世の作家のオリジナル設定とかが積み重なって闇属性武器になったんや」
「それが今の状況と何の関係があるでごわす?」
「つまりな、お前が愛用しとる女装用品なら間違いなく闇属性やからな」
バリバリー
「ンアーッ!おいどんの偽パイがー!コルセットがー!スカートとかも無残に引き裂かれ!」
「ワイが軽く引っ張るだけでこうなるってこっちゃ」
バラバラになり風化し跡形もなくなる女装グッズども。
それを見た梅子もショックからか足元から徐々に消滅していく。
「ショック!こんな面白い大会に参戦できんとは悔しいでごわす!おのれー!
おいどんはあきらめないでごわすよー、不完全な女装しか出来んでも
参戦権がなくとも道は残されてえええええええええ」
(そんなこんなで参戦キャラはオッペケペ梅子でもサブイネンでもない新キャラになりました。
ありがとうサブイネン!そして読者の皆さんには汚いものを見せてすみませんでした。
引き続きプロローグSS本編をお楽しみください)
ピーンポーンパーンポーン
【こっから本当のプロローグ】
呂利近太の人生が激変したのは今から一年前、21歳の時だった。
運動音痴・要領悪い・ブサイク・コミュ障・近眼、その上高校時代に
魔人になってしまった近太の人生はハードモード。
だが、自分は雑魚だという自覚だけはしっかりもっており、雑魚なりの
幸せルートを考え実行に移す事にしていた近太は高校卒業直後免許を取り、
3年間アルバイトをしながらバスの運転手を目指していた。
現在運送業は深刻な人不足に陥っている。大型免許さえ手に入れれば自分でも
家族を養えるぐらいの収入のある仕事に就ける。そう思いながら日々を過ごしていた。
だが、近太の運命を変えたのはバス会社への就職では無かった。
バス会社への就職が決まりアルバイトを辞めた後、入社までの数日間暇が出来た
近太は運転技術向上の為、愛車・近太号(白のワゴン)でドライブをしていた。
人通りの無い裏路地を何周もグルグルと運転していると突如上から声がした。
「カラコンよし、クマパンツよし、目標よし、レッツゴー!」
ゴオオオオ、ビターン!!
「うわっ」
いきなりの強風、そして飛んできた何かが近太号の窓に叩き付けられた。
近太の眼の前には小柄な白い肌と肌より白いクマパンツが窓ごしに写っている。
咄嗟にブレーキを踏んでいなかったらロリも車もエライ事になっていただろう。
「うーん、イタタタタ。ハッ、キャー!お兄ちゃん何パンツみてるのよぉー!」
一人のロリが器用にもワイパーとフロントガラスに挟まれていた。
怪我は無さそうである。
脱出しようとしてフロントガラスにピッタリと貼りついたお尻が左右に動く。
お尻を近太に向けたままお尻の持ち主が顔をこちらに向けプンプンと顔を赤らめ怒る。
「金髪・・・オッドアイ・・・」
近太の精神が大きくうねりだす。この感覚は魔人能力に覚醒した時以来だ。
「ちょっと!お兄ちゃん聞いてるの!私のパンツ見たのなら謝りなさいよ!
後、ここから降ろしてよぉー!」
「あ、ああ」
ロリに叱られた近太は反射的にワイパーを動かした。これでワイパーに挟まれた状態から
抜けられるだろうと判断しての行動だ。だが、それが思わぬ結果を呼び込む。
「ふえええっ?」
ワイパーに引っ張られずるんとクマパンツが脱げた。
そして脱げたパンツを追う様に身をよじり反転するロリ。
当然、近太にはロリの正面が見える訳で、ロリはパンツが脱げたままで。
「・・・マジか」
衝撃的なものを見たショックで近太のメガネがパリンと割れる。
50センチ先、ガラス越しにロリのアソコ丸出し。
ロリの股間がナメクジの様にガラスにぺったりとくっついていた。
股間にはどういう訳か縦スジにそってテープが貼られていたが
そんな事は今の近太には些細な事だった。
近太の魔人能力は『ロリコンボーイ』という。
ロリとの触れ合いでダメージ回復とパワーアップが可能となる能力だが
ロリの好みにうるさい近太はそこらのロリではこの能力を使えなかった。
結果、魔人な上に変態で体力は凡人以下という評価だけが広がり、
学生時代はとことんイジメられた。
魔人能力さえ使う事ができたら、理想のロリさえ手元にいたら、
近太がそう思ったのは一度や二度では無い。
学校を卒業し月日が流れると共に近太の心の傷は塞がり、
普通の幸せを手にする事だけを考える様になっていった。
しかし、こんな時に、数日後には社会の歯車となる事が決まったこんな時に
かつて近太が求めた理想のロリが現れたのだ。
「ねえ君、何歳」
「小梅は11歳だよ!」
『右目金色左目青色のオッドアイで年齢は11歳、子供らしい
肉感のある白肌で金髪ロングヘアー、頭からは
石鹸の香りがして自分の事をお兄ちゃんと呼んでくれるけど
血の繋がりはない、強制しなくてもベストなタイミングで
エロハプニングしてくれるロリ』
自分の理想と寸分違わぬロリが空から降って来てエロハプニングしてるという現実。
「フォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
髪を逆立てギュインギュインと気を張り巡らせ股間をバッキバキにする近太。
一旦外に出てロリを抱きしめると車の中に入れる。
そして実家にピポパと電話。
「もしもしカーチャン?俺近太。俺に妹っている?親戚の所に行ったとか隠し子とか。
いない?やったーありがとう!」
ロリと自分に血の繋がりが無い事を確認しガッツポーズ。チンチンは最早金剛石の如し。
次にピポパとバス会社に電話。
「もしもーし、俺就職やめまーす!魔人としての自分の可能性に
チャレンジしたくなったんで!それじゃ!」
威勢よく電話を切り、一般社会に別れを告げる近太。
勢い余って携帯電話が砕けたのを見て自分の力に酔いしれる。
「うおおおお、俺はロリコン界の王子ロリー太様だー!」
こうして近太はロリー太になった。
『ジャンプしてバイバイ』
作詞:須藤四葉
作曲:オモロナイトファイブ
私と貴方の関係は バディって呼び方ストライク
子供の頃から一緒だね 東京湾で暮らしたね
貴方はスポーツマンだから 塩分捕球はしっかりね
水泳の時間 並んで泳ぐ 高回転のストローク
そろそろサビだよ ヨアケって言わなきゃね
ヨアケ ヨアケ ヨアケって言っとけ
ヨアケ ヨアケ 何故か票が入る
ヨアケ ヨアケ ヨアケって何だろ
10回手を振り ジャンプしてバイバイ
卓球の時間になる度に 貴方はまるで別人ね
いつも先に行くばかり そんな貴方に異議ありと
たまには私も喧嘩する 戦う女はジャスティスだ
悪魔と契約してもいい 二人一緒になれるなら
またサビが来たよ ヨアケって言わなきゃね
ヨアケ ヨアケ ヨアケは仕事だ
ヨアケ ヨアケ 夜勤の人は寝る
ヨアケ ヨアケ 現代人にはありがたみ薄い
10回手を振り ジャンプしてバイバイ
【それから半年後】
「ハッハハー!いくぞ小梅!今日の哀れなターゲーットはあいつだぁー」
「うるさいよお兄ちゃん。暗殺者としてその自己顕示欲はどうかと思うなー」
「11歳児の癖に難しい言葉知ってるな小梅は!だがっ、そこもまたカワイイ」
魔人として真の覚醒をした時の反射的行動でロリを自宅まで連れ込んでしまった
ロリー太は一晩過ぎてから大いに後悔したが、拉致されたロリは多少毒舌は吐いても
全く帰りたがる様子を見せなかった。それどころか一緒に暮らそうと言い出したのである。
普通なら警察に行くところである。だが、ロリー太は己のアイデンティティの具現化とも言える
このロリを手放す気など全く無かった。ロリが一緒に居たいのなら好きなだけ一緒にいればいい。
そう結論付け共同生活をスタートした。ロリー太の脳は完全にロリコンと化し判断力を失っていた。
安全運転思考なんてあの日にグッバイしている。
そして現在。ロリー太は小梅と名乗る11歳のロリを暗殺業のパートナーとして連れている。
「ターゲット!死ねよやぁああ!!」
愛車ロりー太17号(赤のポルシェ)から降り、いつも通り特に何も考えず
バタバタバタとターゲットに詰め寄るロリー太。
「だ、誰だチミは」
「ハッハハー!貴様を倒して俺はさらなる地位と金を手にするのだ!
そして小梅から『お兄ちゃんカッコイイ』と言われるのだー!」
「んー、何か分からんがチミうっさい」
ターゲットのアッパーがロリー太の顎に入る。
「フン、過去の俺ならいざしらず、ロリパワーで胸がパチパチする程騒ぎ
スパーキンな俺にそんなアッパーが効くろぼごぉー!?」
ロリー太はターゲットの放った普通のアッパーで顎を粉砕骨折しその場に倒れた。
「お兄ちゃんのバカー!何でいつも自分が弱い事を忘れるのよー!」
そう、今のロリー太は弱かった。ロリー太の強化能力は一戦ごとに
リセットされるタイプ。どれだけバフ重ねても戦いが終わって寝て起きれば
元の雑魚に戻るのだ。だがロリー太は元々頭が良くなく、僅かばかりの慎重さも
小梅を拾った日に捨てたので戦闘開始時はここまでがテンプレとなってしまっている。
しかしロリー太はここからが強い。小梅がポルシェから降りターゲットに向けて両手をかざす。
「よくもお兄ちゃんを!次は小梅が相手だよ!くらえー、小梅ウインド!」
「だからなんなんだねチミ達は」
ビュオオオオオオ
「うわ!突然風だよチミぃ!でも大した事ないねチミ」
「キャーまた失敗しちゃったー風さんのエッチー」
小梅ウインドファンブル!ターゲットにではなく自分の足元に向かって風を吹かせてしまう。
小梅のクマパンツが周囲に見られるだけに終わる。そしてそれは当然ロリー太の目にも入る。
「チャーラー」
「置きあがったよチミ!」
「ヘッチャラー」
「しかも勃起してるよチミぃ!」
「ローリーが居れば気分はヘノヘノカッパー、ゼーット!」
ターゲットは驚愕した。確かに顎を砕いたのに普通に歌いながら立ち上がる。
しかも外見まで変わっている。金色の逆立てた髪が静電気的スパークをしており
下半身はフルボッキしていた。
「どうだターゲット?これが俺の魔人能力だ。俺はもう貴様の知るロリー太ではない」
「あ、ロリー太っていうのね。初めまして、私は狙割輝夫(ねらわれてるお)ですよチミ」
「ロリー太じゃねえって言ってるだろ!俺は・・・スーパーロリー太だ」
「ど、どこが違うんだねチミ?」
「フン、テメエで考える事だな。最も、これから嫌って程思い知るがな・・・くらえー!」
スーパーロリー太が両手を輝夫に向ける。
「ジャリっ喰う砲ー!」
(ジャリとは小さな子供の呼び方の一種である)
ロリのチッパイを優しく包む様な形に構えられた手のひらから青色のエネルギー弾が発射された。
「輝夫アッパー!」
「俺のジャリっ喰う砲をはね返しただと・・・ンギャー!」
ジャリっ喰う砲は輝夫アッパーで撃ち返されスーパーロリー太は自らの技でクロコゲになった。
ロリー太はスーパーロリー太となる事で確かに強くなった。
ランクE最下位からランクDにギリ届くぐらいにまで強くなった。
でもそれでは輝夫を倒すには全然足りなかった。
「お兄ちゃん大丈夫!?生きてる?うわー、風で足が滑ったー!」
駆け寄る小梅が転んでスーパーロリー太に顔面騎乗する。
一度目の復活と同じくスーパーロリー太の股間が起立する。
「ふっしぎなっチンコっのこってるー、ゼーット!」
尻の柔らかさを感じながらスーパーロリー太は再び起き上がった。
いや、今の彼はもうスーパーロリー太ではない。
全身の火傷が完治した後に現れた彼の額にはMの文字が浮かんでいた。
「俺はMロリー太!性格はドM!」
「そうかねチミ。では輝夫アッパー!」
三度目の輝夫アッパーはMロリー太の顎を砕けなかった。
普通にぶっ飛んで倒れただけに留まる。顎はヒビが入っただけで砕けていない。
輝夫はアッパー時の感触から目の前のロリコンが段々強くなっている事を実感した。
「痛ぇよぉ~、ロリ以外からの暴力は嬉しくねぇー!ちくしょー、クソッタレー!
おい小梅早く俺を回復しやがれ!間に合わなくなっても知らんぞー!」
「ちょっとー、私がわざと性的に動いているみたいな事言わないでよー!
もうお兄ちゃんなんか知らないプンプン!それはそうとして小梅ウインド!」
ビュオオオオオ
「キャー!また失敗しちゃったー!おじさんどいてー」
「ロリが飛んできたよチミ!おほぉ、これは良いロリのモリマンだよチミ~」
小梅ウインドが暴発し小梅は輝夫に対して顔面騎乗してしまう。
普通の女子より一回り大きい怪しげで魅力的な股間が鼻先に押し付けられ
輝夫は興奮し、Mロリー太は輝夫の数倍興奮する。
ドM性癖を解放したMロリー太ならばこういう疑似NTRもアリなのだ。
「う~っミラクル変態ぱわ~、ゼーッ」
「輝夫マジアッパー!」
「ぼぐらちゃぼげげぐばちょぼうらぽにょみ!!!!!」
そろそろ倒さないとマズイと感じた輝夫は、覚悟を決めてマジアッパーを
相手の一番隙だらけな瞬間、回復しながら起き上がるタイミングで撃ち込んだ。
ロリー太第4形態(正式名称不明)の首の骨が折れ視界が反転し暗転する。
(ロリー太よ聞きなさい)
「ん?俺を呼ぶのは誰だ?ターゲットはどうなったんだ?」
意識を失ったロリー太はまず自分の見た目が金髪を逆立てた第一形態に
戻っている事に気付き、その後奇妙な夢を見ている事に気付いた。
(貴方は無色の夢を見ています。ドリームマッチの参戦権を得たという事です)
「いらん。俺は現世で小梅と最強カップルでいる事が夢なんだ。
というか小梅と離れて戦うなぞ出来ん」
(ドリームマッチはキャンセル不可です。でもその小梅とかいうのも
説得して連れてきてもオッケーです)
「マジなのか!という事は・・・おい貴様頼みがある」
ロリー太には夢があった。それは叶わないと思い諦めていた夢。
「小梅がずっと11歳のまま成長しない夢世界とか望んでもオッケー?」
(そういう夢も超オッケーです)
「ハーッハハハ、これでいつまでも小梅はロリのまま、
それは俺が最強不死身の魔人であり続ける事を意味する!
ならばいくらでも何年でも修行を重ねいずれはランクBの魔人
・・・いやランクAの魔人暗殺すら成功させ伝説のスーパー魔人となる事も夢ではない!!」
ロリー太はグッとガッツポーズをして目を覚ます。
高級マンションのウォーターベッド。ここが自宅であると確認した彼は
水を持ってきた小梅にあの後ターゲットとの戦いはどうなったのかを聞く。
「お兄ちゃんがすっごい覚醒して一撃だったじゃない。覚えてないの?
いつものアレ的なアレだよ。それで車を運転して帰ってきたんでしょ?」
「アレか?も、モロチン覚えているとも。ハッハッハー!俺はカッコイイだろう」
「うん、お兄ちゃん素敵だったよ」
あのモブの癖に無駄に強い(推定ランクC)ターゲットを自分が殺した。
そんな記憶は一切ないのだが、過去何度も敵にボコボコにされてたのに
気が付いたら勝利して家で寝てた事があったし、
復活パワーアップの果てに理性を失って暴れてそうなる的モードだと脳内補完した。
「まあ俺がどんな覚醒したのかとかそんなのは割とどうでもいい。
それよりもだな、かくかくしかじか」
「まるまるうまうまね」
ロリー太が小梅に無色の夢とドリームマッチの事を説明すると
小梅は今迄見た事の無い満面の笑みでオッケーと答えた。
「グフフフ、グフフフ、遂にキター!キタんだよ」
「小梅よ、やけに嬉しそうだな」
「え、えっと、だって、そう、お兄ちゃんの強さが異世界にまで響き渡るじゃない!
それに、小梅が11歳のままならずっとお兄ちゃんの理想のロリでいられるし!」
「ああ、そういう事か。俺はてっきり高度な変装能力を持った魔人が
俺を利用してドリームマッチに介入しようとしているとか考えちゃったぞ」
「やだなー、そんな訳ないじゃない。無色の夢を見る人はランダムだし
小梅がお兄ちゃんのドリームマッチ参加を知って会うなんて無理でしょ?
小梅がお兄ちゃんと会ったのもお兄ちゃんの理想のロリなのも偶然だよ」
「冗談だハッハハー!さあ今日は早めに寝るぞ」
理想のロリとの触れ合いで何度でも立ち上がる不死身の戦士ロリー太。
彼が夢の世界に降り立つ事で一体どうなってしまうのか!?