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ガヴィダ - (2024/03/25 (月) 18:56:13) の1つ前との変更点

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【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 X巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“髄の楼閣”(ずいのろうかく)。[[炎]]の色は、淡い乳白色。 [[顕現]]時の姿は六本の腕を持つ空の板金鎧。性格は、口うるさく世話好きな爺さん。まだ自由だったころの“[[螺旋の風琴]]”[[リャナンシー]]や、昔の[[フレイムヘイズ]]『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]や[[マティルダ>マティルダ・サントメール]]に色々と世話を焼いたこともあった。古株の“王”らしく、“[[棺の織手]]”[[アシズ]]を本来の真名である“[[冥奥の環]]”と呼んでいた。 人間好きとして有名な“徒”。その理由は、人間の創り出す芸術に惚れ込んだためであった。若き日は愛用の大金槌型[[宝具]]『[[キングブリトン]]』で[[フレイムヘイズ]]や同胞と戦っていたが、芸術の素晴らしさを知ってからは、芸術を極めようと古今東西の世界を渡り歩いて様々な惨禍と成果を得てきた。そのためか彼の淡い乳白色の炎は、「大理石の様」とも喩えられていた。 人間と共に作り上げた物の中には宝具も含まれており、顕現に人間の“[[存在の力]]”が必要な“徒”の立場を取り払うための自縛の水盤型宝具『[[カイナ]]』を始め、[[シャナ]]達が住んでいた『[[天道宮]]』や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の本拠地である『[[星黎殿]]』など、様々な優れた宝具を人間と一緒に作り上げた。 昔は[仮装舞踏会]と協力関係にあったが、[[とある変人>ダンタリオン]]の絡んだ騒ぎを契機に袂を分かち、『天道宮』への隠居の道を選んだ。 『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』の際には亡き友人[[ドナート]]からリャナンシーへの言伝を頼む代わりに、マティルダとヴィルヘルミナを『天道宮』で[[ブロッケン要塞]]まで運んでやった。 そこで[[『小夜啼鳥』の少女>リャナンシー]]がその言伝に反応を示したことから、カヴィダが『[[小夜啼鳥>小夜啼鳥(ナハティガル)]]』を予期せぬ行為へ誘う要因になるとして『天道宮』に侵入してきた[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]最高幹部、『[[九垓天秤]]』の一角である隠密頭[[チェルノボーグ]]によって殺害された。 その際、一応の抵抗はするものの、彼自身、元々戦いが得意ではなく、人間好きの性格から[とむらいの鐘]の企みに反発を感じており、『炎髪灼眼の討ち手』や『[[万条の仕手>ヴィルヘルミナ・カルメル]]』に手を貸すにあたって、既に覚悟は決めていたようであった。カヴィダ曰く「生きるのを終わりにしていい頃合」。 また『[[壮挙]]』自体が“[[棺の織手]]”[[アシズ]]が自分一人のためにやっていることを見抜いていた。 なおマティルダたちが『天道宮』を借り受けにいった際、ガヴィダは『天道宮』と『星黎殿』を迂闊に近づけてはいけないという忠告とその理由を話した。それを聞いたヴィルヘルミナは数百年後、『星黎殿』に拉致されたシャナを奪還する為に、海中に没していた『天道宮』を浮上させて『星黎殿』内部と繋がる通路が修復する距離まで『星黎殿』に接近させ、修復した通路から[[カムシン]]と『[[輝爍の撒き手]]』[[レベッカ>レベッカ・リード]]と共に『星黎殿』へと侵入した。 【由来・元ネタ推察】 名前の元ネタはケルト神話の鍛冶の神 ゴヴニュ(Goibniu)の呼び名の一つであるガヴィダ(Gavida)と思われる。 「髄」は物事のもっとも優れた中心、要点(神髄)、「楼閣」は重層的な建造物、いわゆる「たかどの」を表す。 真名全体で「重層建築における匠の技」という意味だと思われる。『星黎殿』や『天道宮』など、多くの大規模な宝具を作り出し、また『[[カイナ]]』の上で幾年も人間と語らい、柱一本の配置にもこだわるという、彼の芸術への入れ込みようなどの本質を表した真名である。 【コメント】 ☆X巻での伏線がXVIII巻で明らかになった。 ☆外伝漫画『[[Eternal song>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』第十一話で、「とある変人」が(案の定)[[ダンタリオン]][[教授]]と判明した。 ☆ガヴィダが作った宝具のいくつかは、きっと[[フリアグネ]]のコレクションに入ってるんだろうな。 ☆『[[贄殿遮那>贄殿遮那(にえとののしゃな)]]』を刀匠と共に製作した“王”とはガヴィダだろうか。 ☆↑ガヴィダと宝具作成の方向性が異なるので、恐らく違っただろうな。『贄殿遮那』は芸術品として作ったわけではないしな。あと『[[ES>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』や作中の描写見る限り、ガヴィダは東方へは行ってないんじゃないだろうか。 ☆やっぱり[[アニメ第3期]]でのヴィルヘルミナの回想の中で登場したが、CVは誰なのかエンディングでは明かされなかった。 ☆たぶん他の人が兼ね役で演じてたんだろうな。つまり“[[天目一個>天目一個(てんもくいっこ)]]”にバッサバッサ切られた下級の“徒”と同じ扱い(笑)。この回の出演者の中では[[ザムエル・デマンティウス]]の野島昭生さんや“天目一個”の菅生隆之さんあたりが近いような気がした。DVDのオーディオコメンタリーで明かしてほしかったな。 ☆[[ミカロユス・キュイ]]や[[ヨフィエル]]と話が合いそうだったな。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]や[[ゼミナ]]や[[セムルヴ]]や[[[宝石の一味]]]の“[[瓊樹の万葉]]”[[コヨーテ]]や[[フックス]]や[[トンサーイ]]や[[イナンナ]]や[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]の[[サラカエル]]や[[ドゥーグ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、大納言大伴のガヴィダとして登場している。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』には登場しなかった。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、序幕で観客の一人として登場している。
【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 X巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“髄の楼閣”(ずいのろうかく)。[[炎]]の色は、淡い乳白色。 [[顕現]]時の姿は六本の腕を持つ空の板金鎧。性格は、口うるさく世話好きな爺さん。まだ自由だったころの“[[螺旋の風琴]]”[[リャナンシー]]や、昔の[[フレイムヘイズ]]『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]や[[マティルダ>マティルダ・サントメール]]に色々と世話を焼いたこともあった。古株の“王”らしく、“[[棺の織手]]”[[アシズ]]を本来の真名である“[[冥奥の環]]”と呼んでいた。 人間好きとして有名な“徒”。その理由は、人間の創り出す芸術に惚れ込んだためであった。若き日は愛用の大金槌型[[宝具]]『[[キングブリトン]]』で[[フレイムヘイズ]]や同胞と戦っていたが、芸術の素晴らしさを知ってからは、芸術を極めようと古今東西の世界を渡り歩いて様々な惨禍と成果を得てきた。そのためか彼の淡い乳白色の炎は、「大理石の様」とも喩えられていた。 人間と共に作り上げた物の中には宝具も含まれており、顕現に人間の“[[存在の力]]”が必要な“徒”の立場を取り払うための自縛の水盤型宝具『[[カイナ]]』を始め、[[シャナ]]達が住んでいた『[[天道宮]]』や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の本拠地である『[[星黎殿]]』など、様々な優れた宝具を人間と一緒に作り上げた。 昔は[仮装舞踏会]と協力関係にあったが、[[とある変人>ダンタリオン]]の絡んだ騒ぎを契機に袂を分かち、『天道宮』への隠居の道を選んだ。 『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』の際には亡き友人[[ドナート]]からリャナンシーへの言伝を頼む代わりに、マティルダとヴィルヘルミナを『天道宮』で[[ブロッケン要塞]]まで運んでやった。 そこで[[『小夜啼鳥』の少女>リャナンシー]]がその言伝に反応を示したことから、カヴィダが『[[小夜啼鳥>小夜啼鳥(ナハティガル)]]』を予期せぬ行為へ誘う要因になるとして『天道宮』に侵入してきた[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]最高幹部、『[[九垓天秤]]』の一角である隠密頭[[チェルノボーグ]]によって殺害された。 その際、一応の抵抗はするものの、彼自身、元々戦いが得意ではなく、人間好きの性格から[とむらいの鐘]の企みに反発を感じており、『炎髪灼眼の討ち手』や『[[万条の仕手>ヴィルヘルミナ・カルメル]]』に手を貸すにあたって、既に覚悟は決めていたようであった。カヴィダ曰く「生きるのを終わりにしていい頃合」。 また『[[壮挙]]』自体が“[[棺の織手]]”[[アシズ]]が自分一人のためにやっていることを見抜いていた。 なおマティルダたちが『天道宮』を借り受けにいった際、ガヴィダは『天道宮』と『星黎殿』を迂闊に近づけてはいけないという忠告とその理由を話した。それを聞いたヴィルヘルミナは数百年後、『星黎殿』に拉致されたシャナを奪還する為に、海中に没していた『天道宮』を浮上させて『星黎殿』内部と繋がる通路が修復する距離まで『星黎殿』に接近させ、修復した通路から[[カムシン]]と『[[輝爍の撒き手]]』[[レベッカ>レベッカ・リード]]と共に『星黎殿』へと侵入した。 【由来・元ネタ推察】 名前の元ネタはケルト神話の鍛冶の神 ゴヴニュ(Goibniu)の呼び名の一つであるガヴィダ(Gavida)と思われる。 「髄」は物事のもっとも優れた中心、要点(神髄)、「楼閣」は重層的な建造物、いわゆる「たかどの」を表す。 真名全体で「重層建築における匠の技」という意味だと思われる。『星黎殿』や『天道宮』など、多くの大規模な宝具を作り出し、また『[[カイナ]]』の上で幾年も人間と語らい、柱一本の配置にもこだわるという、彼の芸術への入れ込みようなどの本質を表した真名である。 【コメント】 ☆X巻での伏線がXVIII巻で明らかになった。 ☆外伝漫画『[[Eternal song>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』第十一話で、「とある変人」が(案の定)[[ダンタリオン]][[教授]]と判明した。 ☆ガヴィダが作った宝具のいくつかは、きっと[[フリアグネ]]のコレクションに入ってるんだろうな。 ☆『[[贄殿遮那>贄殿遮那(にえとののしゃな)]]』を刀匠と共に製作した“王”とはガヴィダだろうか。 ☆↑ガヴィダと宝具作成の方向性が異なるので、恐らく違っただろうな。『贄殿遮那』は芸術品として作ったわけではないしな。あと『[[ES>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』や作中の描写見る限り、ガヴィダは東方へは行ってないんじゃないだろうか。 ☆やっぱり[[アニメ第3期]]でのヴィルヘルミナの回想の中で登場したが、CVは誰なのかエンディングでは明かされなかった。 ☆たぶん他の人が兼ね役で演じてたんだろうな。つまり“[[天目一個>天目一個(てんもくいっこ)]]”にバッサバッサ切られた下級の“徒”と同じ扱い(笑)。この回の出演者の中では[[ザムエル・デマンティウス]]の野島昭生さんや“天目一個”の菅生隆之さんあたりが近いような気がした。DVDのオーディオコメンタリーで明かしてほしかったな。 ☆[[ミカロユス・キュイ]]や[[ヨフィエル]]と話が合いそうだったな。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]や[[ゼミナ]]や[[セムルヴ]]や[[[宝石の一味]]]の“[[瓊樹の万葉]]”[[コヨーテ]]や[[フックス]]や[[トンサーイ]]や[[イナンナ]]や[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]の[[サラカエル]]や[[ドゥーグ]]や[[[百鬼夜行]]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、大納言大伴のガヴィダとして登場している。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』には登場しなかった。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、序幕で観客の一人として登場している。

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