「ウルリクムミ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ウルリクムミ - (2021/01/05 (火) 21:39:50) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 X巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“巌凱”(がんがい)、[[炎]]の色は濃紺。 [[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]最高幹部である『[[九垓天秤]]』の一角。[[自在師]][[アルラウネ]]を補佐役とした。“焚塵の関”[[ソカル]]と共に、先手大将として戦の先陣を切る役目を負う、卓抜した戦術眼と統率力の持ち主。 周囲から引き寄せた鉄塊群を“[[存在の力]]”による強化を加え放つ[[自在法]]『[[ネサの鉄槌]]』を使用した。 頭部のない鉄の巨人の姿。胴体部分には白い染料で描かれた双頭の鳥があり、そこから声を出していた。反響したように語尾を伸ばす特徴的な喋り方に反して、[[ゾフィー・サバリッシュ]]や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[ベルペオル]]も認める戦上手。 [[ブロッケン要塞]]建造期間中は、その守備を任されていた。なお、原作では心の中の声も反響していたが、外伝漫画『[[ES>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』では普通だった。 公明正大な性格で、他の『九垓天秤』から篤い信頼を寄せられていた。配下の軍勢を「戦友たち」と呼び、敗走に際しては最後まで殿軍を守って死んだことからも、義に篤く部下を愛する人柄が伺えた。 戦場以外では、何事に対しても慎み深かった。[とむらいの鐘]に入ったのも、[[アシズ]]の恩義に報いるためだったようだ。質問コーナーでのインタビューによれば「アシズに仇なすあらゆる敵を粉砕することが己の運命だと悟った」のが直接の理由だったらしい。 「陰険悪辣の嫌な奴だった」と評すソカルの死を、轡を並べた戦友として悼み怒った漢。 中世の『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』終盤、『[[天破壌砕]]』発動後に[とむらいの鐘]残兵を一人でも多く逃がす為に前線に踏みとどまり、[[アルラウネ]]と共に『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュによって討滅された。 【由来・元ネタ】 名前の元ネタは、ヒッタイト神話に登場する閃緑岩でできた天を突き破るほどの巨人ウルリクムミ(Ullikummi)と思われる。ウッリクンミとも読まれる。 その名は「クムミ(風の神の地上における領地)の都城を荒廃せしめる者」という意味を持つ。 原初の巨人クマルビの肩に乗って嵐の神テシュブに戦いを挑むが、足を切られ倒された。 「巌」は高く険しい山や大きな岩を、「凱」は勝鬨(戦勝の際に上げる喜びの声)を意味する。 真名全体で「戦勝を捧げる巨大な岩山」という意味だと思われる。 その[[顕現]]した巨体も、戦場においての勇猛さも彼の本質が巌と戦いという要素で構成されているからだろう。 「先手」は、軍の先頭に立つ先陣や先鋒のこと。後に江戸の天下太平の時代になると、先手組として江戸城に詰め、将軍の警護や江戸市中の治安維持を行った。 ウルリクムミは前者の先陣の、ソカルは後者の警護の色彩が強いように思われる。 【コメント】 ☆[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場。 ☆アルラウネとのやり取りから、お互い想いあっていたのではないかな。 ☆ゾフィーが突撃してきた時に、まず、乗っていた妖花を放り投げていた。恋人想いのイイ奴? ☆凄くイイ人(?)。同胞達の為に防壁になり、ゾフィー・サバリッシュ戦で穴だらけに成りつつも最期まで戦った漢。表情が顔に出ない文字通りの鉄面皮だが、姿が姿なら割と表情豊かだったかも知れなかった。 ☆[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[布告官>布告官(ヘロルト)]][[デカラビア]]や[[捜索猟兵>捜索猟兵(イエーガー)]][[ハボリム]]と何か無表情なところが似ていたな。 ☆鉄の巨人というよりは、[[[マカベアの兄弟]]]の[[カルン]]のような岩の巨人っぽかったがな。 ☆巨人の姿をした“王”は他に[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]と[[[マカベアの兄弟]]]の[[カルン]]がいた。 ☆[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]や[[ゼミナ]]や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[リベザル]]や[[ピルソイン]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、10話の猿蟹合戦で蟹の一団の立臼として登場している。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』では、トーテングロ家の家臣の一人として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、序幕で観客の一人として登場している。
【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 X巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“巌凱”(がんがい)、[[炎]]の色は濃紺。 [[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]最高幹部である『[[九垓天秤]]』の一角。[[自在師]][[アルラウネ]]を補佐役とした。“焚塵の関”[[ソカル]]と共に、先手大将として戦の先陣を切る役目を負う、卓抜した戦術眼と統率力の持ち主。 周囲から引き寄せた鉄塊群を“[[存在の力]]”による強化を加え放つ[[自在法]]『[[ネサの鉄槌]]』を使用した。 頭部のない鉄の巨人の姿。胴体部分には白い染料で描かれた双頭の鳥があり、そこから声を出していた。反響したように語尾を伸ばす特徴的な喋り方に反して、[[ゾフィー・サバリッシュ]]や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[ベルペオル]]も認める戦上手。 [[ブロッケン要塞]]建造期間中は、その守備を任されていた。なお、原作では心の中の声も反響していたが、外伝漫画『[[ES>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』では普通だった。 公明正大な性格で、他の『九垓天秤』から篤い信頼を寄せられていた。配下の軍勢を「戦友たち」と呼び、敗走に際しては最後まで殿軍を守って死んだことからも、義に篤く部下を愛する人柄が伺えた。 戦場以外では、何事に対しても慎み深かった。[とむらいの鐘]に入ったのも、[[アシズ]]の恩義に報いるためだったようだ。質問コーナーでのインタビューによれば「アシズに仇なすあらゆる敵を粉砕することが己の運命だと悟った」のが直接の理由だったらしい。 「陰険悪辣の嫌な奴だった」と評すソカルの死を、轡を並べた戦友として悼み怒った漢。 中世の『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』終盤、『[[天破壌砕]]』発動後に[とむらいの鐘]残兵を一人でも多く逃がす為に前線に踏みとどまり、[[アルラウネ]]と共に『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュによって討滅された。 【由来・元ネタ】 名前の元ネタは、ヒッタイト神話に登場する閃緑岩でできた天を突き破るほどの巨人ウルリクムミ(Ullikummi)と思われる。ウッリクンミとも読まれる。 その名は「クムミ(風の神の地上における領地)の都城を荒廃せしめる者」という意味を持つ。 原初の巨人クマルビの肩に乗って嵐の神テシュブに戦いを挑むが、足を切られ倒された。 「巌」は高く険しい山や大きな岩を、「凱」は勝鬨(戦勝の際に上げる喜びの声)を意味する。 真名全体で「戦勝を捧げる巨大な岩山」という意味だと思われる。 その[[顕現]]した巨体も、戦場においての勇猛さも彼の本質が巌と戦いという要素で構成されているからだろう。 「先手」は、軍の先頭に立つ先陣や先鋒のこと。後に江戸の天下太平の時代になると、先手組として江戸城に詰め、将軍の警護や江戸市中の治安維持を行った。 ウルリクムミは前者の先陣の、ソカルは後者の警護の色彩が強いように思われる。 【コメント】 ☆[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場。 ☆アルラウネとのやり取りから、お互い想いあっていたのではないかな。 ☆ゾフィーが突撃してきた時に、まず、乗っていた妖花を放り投げていた。恋人想いのイイ奴? ☆凄くイイ人(?)。同胞達の為に防壁になり、ゾフィー・サバリッシュ戦で穴だらけに成りつつも最期まで戦った漢。表情が顔に出ない文字通りの鉄面皮だが、姿が姿なら割と表情豊かだったかも知れなかった。 ☆[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[布告官>布告官(ヘロルト)]][[デカラビア]]や[[捜索猟兵>捜索猟兵(イエーガー)]][[ハボリム]]と何か無表情なところが似ていたな。 ☆鉄の巨人というよりは、[[[マカベアの兄弟]]]の[[カルン]]のような岩の巨人っぽかったがな。 ☆巨人の姿をした“王”は他に[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]と[[[マカベアの兄弟]]]の[[カルン]]がいた。 ☆[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]や[[ゼミナ]]や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[リベザル]]や[[ピルソイン]]や[[デカラビア]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、10話の猿蟹合戦で蟹の一団の立臼として登場している。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』では、トーテングロ家の家臣の一人として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、序幕で観客の一人として登場している。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: