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【種別】 “[[紅世の徒]]”の組織 【初出】 SII巻 【解説】 隠蔽と遁走に秀でた三人の“[[紅世の徒]]”が営む運び屋一味。“徒”を乗り物に載せて遠隔地まで送り届けることを生業とし、遥か昔から弱小の“徒”を目的地に届けたり、大物の“徒”の隠遁行動や脱出の手助けをしてきた。 モットーは「安全運転、安全運行! 危機に対さば、即退散」。しかしそのモットーを破る時が二つあり、面白い奴を運ぶ時と、運ぶことで何かが変わると感じた時である。 メンバーは、頭目の“深隠の柎”[[ギュウキ]]、運転手の“與隷の御者”[[パラ]]、用心棒の“坤典の隧”[[ゼミナ]]の三人のみであり、組織というにはあまりに小規模であるため、[[[宝石の一味]]]のように「気の合った仲間」のようなものである。 中央アジア便の運行時には、臨時の物見として[[セムルヴ]]を雇っていた。 本来のメンバー三人は、力を誇らないため“[[王>紅世の王]]”とは見なされず、強大な“王”たちに比べればその力も自在法も格段に見劣りするものの、それなりに大きい力を備えている[[自在師]]である。 しかし、彼らが長年に渡って生き延びてきたのは、その能力よりも、彼らの人格としての特性である。 人心の操作に長け、小知恵が回り、根気強く潜伏と準備を行い、なにより金科玉条である「騒動からは逃げる」ことを何よりも優先するスタンスを崩さないところが大きい。 危機を感じれば全身全霊の能力を使って逃げ、危険と感じれば逃げ、戦いに巻き込まれても逃げ、名を挙げるチャンスがあれば全力を持ってそれを避けてきた。 人間以上に人間という生き物を理解し、効率良く上手に使うため、運び屋の運行や、いざ逃げる際の情報の収集や操作も巧みに行う。 その逃げ足の早さと厄介さは折り紙つきで、かつては[[マティルダ・サントメール]]と『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]からも逃げおおせ、彼らの宿敵ともいえる[[ピエトロ・モンテベルディ]]ですら、幾度かにわたる討滅の失敗により、彼らの討滅ではなく運行ルートの破棄を作戦目標に設定せざるを得ないほどである。 20世紀には、[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]を運んでいたこともあり、影の花形として動いていた。その当時は、何度も運んだ常連([[ドゥーグ]])がいた。 冷戦時代には、『[[冷戦下の事件]]』で[[フレイムヘイズ]]の突入部隊に協力したようで、この時はギュウキたちも自ら戦ったようだ。しかし、この事実は突入部隊の間での秘密とされたようだ。 [[ガープ]]を「慢心坊主」と呼んでおり、ある限りの情報を提供して[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]との相互不干渉を取り付けたようだ。 21世紀初頭まで30年ほど運行していた中央アジア便を、ヴィルヘルミナと『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』との遭遇から放棄し、逃亡した。 現代ではアメリカ南部で隠棲しており、帰還した[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”の[[大命]]宣布を聞きはしたものの、今の生活に満足しているために特に興味を持たず、関わる気もなかった。その直後、隠棲場所を[[フィレス]]の『[[風の転輪]]』によって発見され、何らかの目的で突如接触してきた彼女と再び見えることとなった。 その後、フィレスの依頼を受けて、[[フレイムヘイズ兵団]]が大敗した半日後にはニューヨーク[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の支部である『[[イーストエッジ]]外信』の地下蔵の床板まで地中を掘り抜き、わざわざノックをして[[シャナ]]たちに挨拶して接触した。 [[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦では、シャナ一派を日本まで送り届け、[[カムシン]]と[[マージョリー・ドー]]を『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の内部まで密かに侵入させる手引きをした。 その後、『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の頂上から連れ出した[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』を乗客に、臨時の護衛として合流したカムシンをライトバン型“[[燐子]]”『苦尽甘来号』の屋根に乗せ、“徒”に溢れた御崎市を逃げ回った。 乗客たちのうち、カムシンは新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』創造後に落命したが、他の者達は無事であった。[百鬼夜行]もまた、新しい乗客を求めて[[ドゥーグ]]の事を話しながら『[[天梯]]』を通って新世界へ旅立った。 新世界へ渡り来た後、ドゥーグと再会し、彼の依頼を受けて活動中である。 【由来・元ネタ】 日本の説話などに登場する鬼や妖怪等の異形の群れ、及びその行進のことである。 【コメント】 ☆“徒”の組織としての規模は、[[[宝石の一味]]]とそう変わらなかったな。 ☆XX巻の終盤で、[[ある人>吉田一美(よしだかずみ)]]と[[物>両界の嗣子]]の輸送をフィレスから依頼された。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[アシズ]]や『[[理法の裁ち手]]』[[ヤマベ]]や『[[輝爍の撒き手]]』[[レベッカ・リード]]や『[[極光の射手]]』[[カール・ベルワルド]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆[[[マカベアの兄弟]]]や[[[轍>轍(ラット)]]]や[[[狂気の城]]]には手を貸しそうもないな。 ☆[[アニメ第3期]]では、三人とも[[人化]]した姿に続いて、人化を解いた本性の姿でも登場した。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』でも、三人とも運び屋として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、三人とも幕間3で登場している。
【種別】 “[[紅世の徒]]”の組織 【初出】 SII巻 【解説】 隠蔽と遁走に秀でた三人の“[[紅世の徒]]”が営む運び屋一味。“徒”を乗り物に載せて遠隔地まで送り届けることを生業とし、遥か昔から弱小の“徒”を目的地に届けたり、大物の“徒”の隠遁行動や脱出の手助けをしてきた。 モットーは「安全運転、安全運行! 危機に対さば、即退散」。しかしそのモットーを破る時が二つあり、面白い奴を運ぶ時と、運ぶことで何かが変わると感じた時である。 メンバーは、頭目の“深隠の柎”[[ギュウキ]]、運転手の“與隷の御者”[[パラ]]、用心棒の“坤典の隧”[[ゼミナ]]の三人のみであり、組織というにはあまりに小規模であるため、[[[宝石の一味]]]のように「気の合った仲間」のようなものである。 中央アジア便の運行時には、臨時の物見として[[セムルヴ]]を雇っていた。 本来のメンバー三人は、力を誇らないため“[[王>紅世の王]]”とは見なされず、強大な“王”たちに比べればその力も自在法も格段に見劣りするものの、それなりに大きい力を備えている[[自在師]]である。 しかし、彼らが長年に渡って生き延びてきたのは、その能力よりも、彼らの人格としての特性である。 人心の操作に長け、小知恵が回り、根気強く潜伏と準備を行い、なにより金科玉条である「騒動からは逃げる」ことを何よりも優先するスタンスを崩さないところが大きい。 危機を感じれば全身全霊の能力を使って逃げ、危険と感じれば逃げ、戦いに巻き込まれても逃げ、名を挙げるチャンスがあれば全力を持ってそれを避けてきた。 人間以上に人間という生き物を理解し、効率良く上手に使うため、運び屋の運行や、いざ逃げる際の情報の収集や操作も巧みに行う。 その逃げ足の早さと厄介さは折り紙つきで、かつては[[マティルダ・サントメール]]と『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]からも逃げおおせ、彼らの宿敵ともいえる[[ピエトロ・モンテベルディ]]ですら、幾度かにわたる討滅の失敗により、彼らの討滅ではなく運行ルートの破棄を作戦目標に設定せざるを得ないほどである。 20世紀には、[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]を運んでいたこともあり、影の花形として動いていた。その当時は、何度も運んだ常連([[ドゥーグ]])がいた。 冷戦時代には、『[[冷戦下の事件]]』で[[フレイムヘイズ]]の突入部隊に協力したようで、この時はギュウキたちも自ら戦ったようだ。しかし、この事実は突入部隊の間での秘密とされたようだ。 [[ガープ]]を「慢心坊主」と呼んでおり、ある限りの情報を提供して[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]との相互不干渉を取り付けたようだ。 21世紀初頭まで30年ほど運行していた中央アジア便を、ヴィルヘルミナと『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』との遭遇から放棄し、逃亡した。 現代ではアメリカ南部で隠棲しており、帰還した[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”の[[大命]]宣布を聞きはしたものの、今の生活に満足しているために特に興味を持たず、関わる気もなかった。その直後、隠棲場所を[[フィレス]]の『[[風の転輪]]』によって発見され、何らかの目的で突如接触してきた彼女と再び見えることとなった。 その後、フィレスの依頼を受けて、[[フレイムヘイズ兵団]]が大敗した半日後にはニューヨーク[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の支部である『[[イーストエッジ]]外信』の地下蔵の床板まで地中を掘り抜き、わざわざノックをして[[シャナ]]たちに挨拶して接触した。 [[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦では、シャナ一派を日本まで送り届け、[[カムシン]]と[[マージョリー・ドー]]を『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の内部まで密かに侵入させる手引きをした。 その後、『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の頂上から連れ出した[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』を乗客に、臨時の護衛として合流したカムシンをライトバン型“[[燐子]]”『苦尽甘来号』の屋根に乗せ、“徒”に溢れた御崎市を逃げ回った。 乗客たちのうち、カムシンは新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』創造後に落命したが、他の者達は無事であった。[百鬼夜行]もまた、新しい乗客を求めて[[ドゥーグ]]の事を話しながら『[[天梯]]』を通って新世界へ旅立った。 新世界へ渡り来た後、ドゥーグと再会し、彼の依頼を受けて活動中である。 【由来・元ネタ】 日本の説話などに登場する鬼や妖怪等の異形の群れ、及びその行進のことである。 【コメント】 ☆“徒”の組織としての規模は、[[[宝石の一味]]]とそう変わらなかったな。 ☆XX巻の終盤で、[[ある人>吉田一美(よしだかずみ)]]と[[物>両界の嗣子]]の輸送をフィレスから依頼された。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[アシズ]]や『[[理法の裁ち手]]』[[ヤマベ]]や『[[輝爍の撒き手]]』[[レベッカ・リード]]や『[[極光の射手]]』[[カール・ベルワルド]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆[[[マカベアの兄弟]]]や[[[轍>轍(ラット)]]]や[[[狂気の城]]]や『[[色盗人>色盗人(いろぬすびと)]]』には手を貸しそうもないな。 ☆[[アニメ第3期]]では、三人とも[[人化]]した姿に続いて、人化を解いた本性の姿でも登場した。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』でも、三人とも運び屋として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、三人とも幕間3で登場している。

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