【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 XVII巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“布置の霊泉”(ふちのれいせん)。[[炎]]の色は紫苑色。 [[フレイムヘイズ]]『姿影の派し手』[[フランソワ・オーリック>フランソワ]]と契約し、大きな壺型の[[神器]]“[[スプレット]]”に意思を表出させている。 冷静な性格の女性の“王”。 【由来・元ネタ】 フランスのブルターニュ地方に伝わる水の女妖精グローガッハ(Grogach)であると思われる。その魅力で水辺に男を引き寄せ、銀の網に落として蛙の姿に変え、こき使うという。妖精らしく、鉄が苦手である。 スコットランドには、類似した名前のグルアガッハがいるが、こちらはブラウニーのような存在でおそらく別物。 「布置」とは、それぞれの場所に物を置くことである。「霊泉」は不思議な効果のある泉や温泉のこと。 真名全体では、「在るべき場所に湧き出す霊妙な泉」という意味だと思われる。真名の中では、かなり直接的に表現された部類と思われる。 壺を神器にしていること、水の妖精の名を通称にしていることから、水を操る力を持つと思われる。 【コメント】 ☆神器“スプレット”が振動すると声が反響して、しゃべり方がおかしくなった。 ☆性格が[[チャルチウィトリクエ]]に似てるな。あと、[[タケミカヅチ]]や[[ジルニトラ]]や[[ガルー]]や[[ハーゲンティ]]とは面識があったんだろうが、[[ジェヴォーナ]]や[[フェイ]]とも面識があったのかな。 ☆[[[宝石の一味]]]の[[コヨーテ]]や[[フックス]]や[[トンサーイ]]や[[イナンナ]]や[[[百鬼夜行]]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆[[アニメ第3期]]で登場した。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』では、招待客の一人として登場している。