【初出】
XVII巻
【由来・元ネタ】
フランスのブルターニュ地方に伝わる水の女妖精グローガッハ(Grogach)であると思われる。その魅力で水辺に男を引き寄せ、銀の網に落として蛙の姿に変え、こき使うという。妖精らしく、鉄が苦手である。
スコットランドには、類似した名前のグルアガッハがいるが、こちらはブラウニーのような存在でおそらく別物。
「布置」とは、それぞれの場所に物を置くことである。「霊泉」は不思議な効果のある泉や温泉のこと。真名全体では、「在るべき場所に湧き出す霊妙な泉」という意味だと思われる。真名の中では、かなり直接的に表現された部類と思われる。
壺を神器にしていること、水の妖精の名を通称にしていることから、水を操る力を持つと思われる。
最終更新:2024年11月18日 18:19