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ベヘモット - (2017/09/10 (日) 05:13:41) のソース

【種別】 
“[[紅世の徒]]”、[[通称]] 

【初出】 
VI巻 

【解説】 
“[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“不抜の尖嶺”(ふばつのせんれい)。[[炎]]の色は褐色。
『[[儀装の駆り手]]』[[カムシン・ネブハーウ>カムシン]]と契約し、ガラスの飾り紐型の[[神器]]“[[サービア]]”に意思を表出させていた。
口調は老人そのもの。同性同士の[[フレイムヘイズ]]の特徴か、共に積み上げた歳月の必然か、思考はカムシンとほぼ同一の「優しく見える無情」。
台詞の最初に「ふむ、」とつくのが癖。

同胞殺しを決意した最古の“王”の一人。太古の“[[祭礼の蛇]]”との戦いにも、カムシンと共に参戦した。

[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦においてカムシンが戦死したことで、“[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”へ帰還した。そして、創造された新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ渡り来て、[[秩序派]]の“王”の一人として[[シャナ]](と[[アラストール]])と再会したようだ。

【由来・元ネタ】
名前の元ネタは『旧約聖書』ヨブ記40章15~24節に登場する"獣たち"の意を持つ獣の王ベヒモス(Behemoth)だと思われる。あまりにも巨大なため、単体であるにもかかわらず複数形の名前を持つ。神以外に殺すことは出来ないが、終末の日に殺されて、人々の食糧になるという。
「不抜」とは、意志がしっかりして揺るがないことと同時に、固く動かないことを意味する。
そして「尖」は先が鋭いこと、「嶺」は山の峰やそれが連なった峰を意味し、真名全体で「固く連なり揺るがぬ大山の尖峰」という意味だと思われる。
固く連ねるつまり纏め上げることが彼の本質であり力だと考えれば、その本質の一片はカムシンが[[瓦礫を固く纏め上げた大質量の巨人>瓦礫の巨人]]として表している。
また古くから変わることなく使命を果たし続ける彼の気概も、この巨大さと固い意志から来ているのかもしれない。

【コメント】 
☆[[アニメ版]]から登場していた。
☆あの“[[冥奥の環]]”[[アシズ]]や“[[曠野の手綱]]”や[[ウィツィロポチトリ]]や[[ウァラク]]や[[タケミカヅチ]]とは親しかったのだろうか。
☆もはや、人間と再契約する必要はなくなった。
☆ちょっと待って!!!新世界創造後なのに、“[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”に無事帰れたのか!?
☆あくまで新世界『無何有鏡』→この世(旧世界)へ渡れないだけだからだろうな。ベヘモットは新世界『無何有鏡』へ渡り来た。
☆外伝『フューチャー』での[[マルコシアス]]いわく「今契約解除したら“紅世”に帰れるかはわからない」とのことである。ただ、ベヘモットが帰還できたところを見るに、取り越し苦労だったのかもしれない。まぁ、ベヘモットの運がよかっただけかもしれないし、ベヘモット帰還時には『[[天梯]]』がまだ存在していたのも関係してるかもしれないがな。
☆番外編『[[しんでれらのしゃな]]』でも、カムシンと共に王家の重臣として登場している。
☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』でも、カムシンと共に一寸法師として登場している。
☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』でも、カムシンと共に妖精として登場している。
☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』でも、カムシンと共に仕立て屋として登場している。