【初出】
VI巻
【由来・元ネタ】
名前の元ネタは『旧約聖書』ヨブ記40章15~24節に登場する"獣たち"の意を持つ獣の王ベヒモス(Behemoth)だと思われる。あまりにも巨大なため、単体であるにもかかわらず複数形の名前を持つ。神以外に殺すことは出来ないが、終末の日に殺されて、人々の食糧になるという。
「不抜」とは、意志がしっかりして揺るがないことと同時に、固く動かないことを意味する。そして「尖」は先が鋭いこと、「嶺」は山の峰やそれが連なった峰を意味し、真名全体で「固く連なり揺るがぬ大山の尖峰」という意味だと思われる。
固く連ねるつまり纏め上げることが彼の本質であり力だと考えれば、その本質の一片は
カムシンが
瓦礫を固く纏め上げた大質量の巨人として表している。
また古くから変わることなく使命を果たし続ける彼の気概も、この巨大さと固い意志から来ているのかもしれない。
最終更新:2024年08月02日 00:16