【種別】 “[[燐子]]” 【初出】 X巻 【解説】 “虹の翼”[[メリヒム]]の使役する道具タイプの“燐子”。意思は持っていない。 形状は宙を飛ぶガラスの盾型。『[[ES>Eternal song ‐遙かなる歌‐]]』では、縦長の平べったい八面体のように描かれていた。 攻撃系[[自在法]]『[[虹天剣]]』を自在に反射・変質させる能力を持つ「攻撃のための盾」。メリヒムの半身とまで呼ばれ、彼はこの“燐子”を無数に空に飛ばすことにより、『虹天剣』を最大限に活用した。 [[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の制空権の要であったが、『[[小夜啼鳥>小夜啼鳥(ナハティガル)]]』争奪戦において、[[マティルダ>マティルダ・サントメール]]によって殲滅された。 [[ブロッケン要塞]]最終決戦において、[[モレク]]は作戦を組む際にこれさえあればと何度も思ったようだ。しかしメリヒムは、生き残りか新造かを中世の『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』最終決戦まで使わずに隠しており、これによってマティルダは窮地に立たされた。 【由来・元ネタ】 元ネタは、地獄の九階級の第六位、『アエリアエ・ポテスタテス(Aeriae potestates)』と思われる(「空の軍勢」の意)。 【コメント】 ☆[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場。 ☆これをいったいどうやって破ったのか気になって仕方ない。 ☆マティルダに残らず殲滅されたということなので[[自在法]]『[[騎士団>騎士団(ナイツ)]]』によって殲滅された可能性が濃厚。『空軍』VS『騎士団』というのは見てみたかった。 ☆中世の『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』最終決戦の『空軍』がもし新造なら、五日もあれば“燐子”はできるのか。ただ、[[自在師]][[ティリエル]]は、一瞬であの『[[ピニオン]]』を作っていたから、メリヒムが『空軍』を大量に造らなかったのは、複雑難解な[[自在法]]が得意でないことの証左といえそう。空を覆うほどの『空軍』はどれだけの年月で生み出したんだろう? ☆↑短期間に材料となるガラスの盾が大量に手に入らなかっただけでは?当時は中世だしな。 ☆メリヒムはマティルダ達に懸かりきりになる前提の上で、モレクが制空に使おうとしていたことを考えると、単独でも何かしらの攻撃手段を持っていたとも考えられる。 ☆『空軍』を展開。一発だけメリヒムに『虹天剣』を撃ってもらい、それを上空で延々反射させ続ければ威力が減衰しない特性も合わせて鉄壁になるのでは? ☆↑ならまさにヤ○トの反射衛星砲だな。 ☆↑↑まぁ『虹天剣』は距離による威力の減衰が無いだけで、込めた分の“[[存在の力]]”が無くなればぶっつり消えるだろうが。 ☆『[[ピニオン]]』や『[[黒妖犬>黒妖犬(モデイ)]]』や[[大筒型“燐子”]]よりは格好良かったかな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』でも、メリヒムが磨いていた。