【種別】
燐子

【初出】
X巻

【解説】
とむらいの鐘]の『右翼』“虹の翼”メリヒムの使役する道具タイプの“燐子”。意思は持っていない。
形状は宙を飛ぶガラスの盾型。外伝漫画『ES』では、縦長の平べったい八面体のように描かれていた。
攻撃系自在法虹天剣』を自在に反射・変質させる能力を持つ「攻撃のための盾」。メリヒムの半身とまで呼ばれ、彼はこの“燐子”を無数に空に飛ばすことにより、『虹天剣』を最大限に活用した。

とむらいの鐘]の制空権の要であったが、宝具小夜啼鳥』争奪戦において、マティルダによって殲滅された。
ブロッケン要塞最終決戦において、『九垓天秤モレクは作戦を組む際にこれさえあればと何度も思ったようだ。しかしメリヒムは、生き残りか新造かを中世の『大戦』最終決戦まで使わずに隠しており、これによってマティルダは窮地に立たされた。

【由来・元ネタ】
元ネタは、地獄の九階級の第六位、『アエリアエ・ポテスタテス(Aeriae potestates)』と思われる(「空の軍勢」の意)。

【コメント】
アニメシリーズには未登場。
☆これをいったいどうやって破ったのか、気になって仕方なかった。
☆マティルダに残らず殲滅されたということなので、自在法騎士団』によって殲滅された可能性が濃厚。『空軍』VS『騎士団』というのは見てみたかった。
☆中世の『大戦』最終決戦の『空軍』がもし新造なら、五日もあれば“燐子”はできるのか。ただ、自在師ティリエルは、一瞬であの『ピニオン』を作っていたから、メリヒムが『空軍』を大量に造らなかったのは、複雑難解な自在法が得意でないことの証左といえそう。空を覆うほどの『空軍』は、どれだけの年月で生み出したんだろう?
☆↑短期間に材料となるガラスの盾が大量に手に入らなかっただけでは?当時は中世だしな。
☆メリヒムはマティルダ達に懸かりきりになる前提の上で、モレクが制空に使おうとしていたことを考えると、単独でも何かしらの攻撃手段を持っていたとも考えられる。
☆『空軍』を展開。一発だけメリヒムに『虹天剣』を撃ってもらい、それを上空で延々反射させ続ければ威力が減衰しない特性も合わせて鉄壁になるのでは?
☆↑ならまさにヤ○トの反射衛星砲だな。
☆↑↑まぁ『虹天剣』は距離による威力の減衰が無いだけで、込めた分の“存在の力”が無くなればぶっつり消えるだろうが。
☆ティリエルの『ピニオン』や[革正団]のドゥーグの『黒妖犬』や[仮装舞踏会]の“紅世の王ガープの『四方鬼』や大筒型“燐子”よりは格好良かったかな。
ノースエアや『棺の織手ティスや『儀装の駆り手カムシンザムエル・デマンティウスや『理法の裁ち手ヤマベピエトロ・モンテベルディや『輝爍の撒き手レベッカ・リードフリーダーゾフィー・サバリッシュアレックスドゥニや『極光の射手カール・ベルワルド相手にも使用してほしかったな。
☆番外編『かぐやひめのしゃな』でも、メリヒムが磨いていた。
☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。
☆番外編『さんじゅうしのしゃな』にも登場しなかった。

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最終更新:2024年01月12日 07:41