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海魔(クラーケン) - (2020/12/22 (火) 02:32:51) のソース

【種別】
呼称

【初出】
S巻

【解説】
個人を指す名称ではなく、海洋上で人を襲う“[[紅世の徒]]”の総称。
海洋上の密閉・孤立している空間では、[[フレイムヘイズ]]が乗り合わせていなければ乗員・乗客はまず助からず、フレイムヘイズが乗った船には海魔は襲撃を行わないことから、古来からフレイムヘイズたちにとって厄介な敵であった。

また、20世紀初頭にはハワイ[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]が壊滅したのを期にハワイを“徒”の勢力下におかんと海魔が大挙して押し寄せてハワイ諸島全域にフレイムヘイズか否かを問わない大きな被害が発生した。
これに対してフレイムヘイズ陣営が太平洋東西から虱潰しに海魔を叩き、最後に『[[輝爍の撒き手]]』[[レベッカ・リード]]と『骸軀の換え手』[[アーネスト・フリーダー>フリーダー]]たち主導のハワイ解放戦といった大きな戦いも起きた。

こういった無道を働く海魔達を撲滅しようという機運が1930年代の少し前にフレイムヘイズたちの間に広まり、近隣の[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]に詰めているフレイムヘイズが定期航路に乗り込むという予防策の徹底化などの結果、ほぼ撲滅された。

『[[封絶>封絶(ふうぜつ)]]』開発以後も、海という特殊な環境で戦うためか人ごみに紛れる必要がないためか[[人化]]もせず、[[トーチ]]を置く場所も[[修復]]する物も無いためか封絶も張らないという、前時代的な襲撃方法が色濃く残っていた。

過去に1930年代にまだ人間だった[[ユーリイ・フヴォイカ]]とその家族を襲った“澳汨肢”[[ラハブ]]などの個体が確認されている。

[[シャナ]]たちが新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ旅立った後、この世に残った“徒”たちを捜索していた[[マージョリー・ドー]]が、深海に潜んでいた古代の恐竜のような姿をした海魔と遭遇していたようだ。

【由来・元ネタ】
名前の元ネタは北欧の伝承に登場する海の怪物・クラーケン(Kraken)だと思われる。

【コメント】
☆[[アニメ第2期]]で登場した。
☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の残党も加わっていたのかもな。 また、生き残った残党は[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]に加入したかもな。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』でユーリイが討滅した海魔ラハブについての詳細が判明した。
☆[[ギヴォイチス]]も海魔に加わっていたのかもな。
☆[[[マカベアの兄弟]]]や[[[轍>轍(ラット)]]]や[[[狂気の城]]]や『[[色盗人>色盗人(いろぬすびと)]]』の連中と大して変わらなかっただろうな。
☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]や[[[宝石の一味]]]の[[コヨーテ]]や[[フックス]]や[[トンサーイ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』にも登場している。
☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』には登場しなかった。
☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、ラハブが登場している。