「ユーリイ・フヴォイカ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ユーリイ・フヴォイカ - (2020/01/26 (日) 01:54:05) のソース

【種別】 
[[フレイムヘイズ]]

【初出】
S巻

【解説】 
『魑勢の牽き手』(ちせいのひきて)の[[称号]]を持つ、“虺蜴の帥”[[ウァラク]]のフレイムヘイズ。[[炎]]の色は丹色。[[神器]]は、古風な短剣型の“[[ゴベルラ]]”。
気弱と生真面目を半々に含んだ容貌の、大きさの合わない眼鏡をかけた少年。

元はウクライナ移民。15歳の時、アメリカに向かう移民船の航海上で[[海魔>海魔(クラーケン)]]の一体である“澳汨肢”[[ラハブ]]に襲われて家族や乗員を喰われ、自身も船ごと海に沈み死に掛けていた最中にウァラクと契約し、その海魔を討滅した。
その後アメリカで『[[大地の四神]]』の一人[[イーストエッジ]]と出会い、ニューヨークの[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]『イーストエッジ外信』の一員として一年間ほど働いていた。

契約して一年ほどと日が浅いことから、性格・人格は普通の少年のままだった。また、緊急避難的に契約したことと、復讐対象である“[[徒>紅世の徒]]”ラハブを契約直後にわけも分からぬまま討ち倒したことで、典型的な『復讐者』とも『世界のバランスを守る』という使命に準ずるフレイムヘイズともまるで違う、人間側に寄り過ぎた「誰かを守りたい」という想いに命を掛けてしまう『善意のフレイムヘイズ』。
自身の命を「誰か」より軽く扱い、また場を掻き乱す危険性を心配した[[イーストエッジ]]から戦いに出ることを許されなかった。

尊敬するフレイムヘイズとして、『弔詞の詠み手』[[マージョリー・ドー]]や『[[輝爍の撒き手]]』[[レベッカ・リード]]、『[[鬼功の繰り手]]』[[サーレ・ハビヒツブルグ>サーレ]]と二代目『[[極光の射手]]』[[キアラ・トスカナ]]、先代『炎髪灼眼の討ち手』[[マティルダ・サントメール]]や『[[理法の裁ち手]]』[[ヤマベ]]などを挙げていた。

1930年代に、マンハッタンに現れたマージョリーと出会い、フレイムヘイズは務まらないと突き放されるも、[[アナベルグ]]と[[シュドナイ]]に挑む彼女を助けに現れた。そして[[自在法]]『[[隷群]]』の突撃でアナベルグを討滅するも、マージョリーを助けるためにシュドナイに向かい、殺害された。

【由来・元ネタ】 
『ユーリイ』(Yurii)という有名人は、ソビエト連邦出身の人類最初の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリン(Yurii A Gagarin)と思われる。
『フヴォイカ』(Chvojka)と思い出せばヴィケンチー・フヴォイカ(Vikentij Chvojka)というウクライナの有名な音楽家と思われる。

【コメント】
☆[[アニメ第2期]]では、マージョリーの回想の中で登場した。
☆対[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]戦争に参加できなかったのも当然だったな。
☆少年の姿をしたフレイムヘイズは、他に『[[儀装の駆り手]]』[[カムシン]]がいた。
☆少年の姿をした“徒”である[[ソラト]]や[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[捜索猟兵>捜索猟兵(イエーガー)]][[ピルソイン]]や[[ハボリム]]や[[巡回士>巡回士(ヴァンデラー)]][[リベザル]]や[[ウアル]]や[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]とも絡んだら面白かっただろうにな。
☆悪意がない分だけ、[[セシリア・ロドリーゴ]]よりは多少マシだったが、傍迷惑な奴だったことに変わりはなかったな。
☆[[シャナ]]や『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]にも受け入れられなかっただろうな。
☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、屑屋の少年として登場している。
☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』には登場しなかった。
☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、第2幕でパリの子供たちの一人として登場している。