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ゼミナ - (2016/10/04 (火) 05:22:24) のソース

【種別】 
“[[紅世の徒]]” 、[[通称]] 

【初出】 
SII巻 

【解説】 
[[真名>真名(まな)]]は“坤典の隧”(こんてんのすい)。[[炎]]の色は竜胆色。 
[[ギュウキ]]や[[パラ]]と共に、“徒”の運び屋集団[[[百鬼夜行]]]を営む。団内での役割は用心棒。 

二十代半ばの女性の姿で、ざんばら髪を雑に束ねて眼に隈取をした和装姿の“徒”。
常にゴツいツルハシを持ち歩いている。[百鬼夜行]の用心棒ではあるが、実は外見に反して荒事はそれほど得意ではなく自在法を用いて逃げ回る方が得意な[[自在師]]。強大な“[[王>紅世の王]]”や[[フレイムヘイズ]]と張り合えるほどではない。 

地面に大穴を掘る遁走の[[自在法]]『[[地駛]]』を使う。地面から遠いと使えない。 

本編開始の二年前、中央アジアにて『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]と『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』に遭遇し、戦闘する事態にまで陥ったが、運んでいた乗客を囮に仕立て、ギュウキ、パラ共々逃走した。

最終巻では、[[フィレス]]からの依頼で他の二人と共に『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の頂上に現れて、[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と『約束の二人』をライトバン型“[[燐子]]”『苦尽甘来号』に乗せて離脱し、新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』が創造されるまで逃げ切った。新世界が創造された後は、他の二人と共に[[ドゥーグ]]の事を話しながら『[[天梯]]』を通って新世界へ旅立った。

【元ネタ】 
名前の元ネタはリトアニアの民間伝承に登場する自然の女の精霊『ゼミナ(Zemyna)』。名前は「土の女主」を意味し、豊穣や肥沃を司るとされる。
「坤」は大地または土の下に引っ込むこと、「典」は司る・一定の仕事をあずかること、そして「隧」は奥へと入り込むトンネルを意味する。
真名全体で、「地中の深奥への遁走を司るトンネル」という意味だと思われる。その名前は自在法『地駛』によって地下を逃げる彼女の能力の本質を表している。

【コメント】
☆[[フィレス]]には敵わなかった。
☆[百鬼夜行]の中で唯一、本性のまま人の姿をしていた。[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[メリヒム]]のように。
☆[[アニメ第3期]]では[[人化]]した姿に続いて、人化を解いた姿でも登場した。人化すると隈取が無くなるようだ。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼の[[シャナ]]ノ全テ 完』で炎の色が判明した。
☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』でも、運び屋として登場している。
☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、幕間3で登場している。