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天梯 - (2013/07/25 (木) 05:38:34) のソース

【種別】
構造物

【初出】
XXI巻

【解説】
[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”による新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』創造の前段階として[[御崎市>御崎市(みさきし)]]の上空に創造された、[[両界の狭間]]に創造される新世界へと至る通路である黒い螺旋。
最終巻にて、午前零時と共に発動した[[神威召喚]]“[[祭基礼創]]”によって“祭礼の蛇”神体が黒い銀河となり、新世界の創造へと力を注ぎ始めたのに次いで『[[真宰社>宰祝の社壇]]』内の装置の補助を受けて黒い銀河が高速回転して黒い輪となり、世界の卵の完成と共に上空へ弾け『天梯』となった。
『天梯』の黒い螺旋は実体はないが巨大で長く、御崎市に開けられた空間の穴を通って両界の狭間まで通じていた。内部には[[銀]]色の火の粉が散っていた。
“[[徒>紅世の徒]]”が通る場合は世界法則により保持しているこの世の“[[存在の力]]”がこの世に取り残されるため、渡る途中で身体を構成している“存在の力”が分解されて火の粉として散り、“徒”の本質である光の球のみが新世界へと渡っていった。
[[フレイムヘイズ]]や[[宝具]]の場合は“徒”のように“存在の力”を置いて行くこと無く、突然消えるように渡っていった(吸い込まれたのか転移したのかは不明)。

“祭礼の蛇”によるとこの『天梯』が閉じ、新世界に欠片が散り咲く時に彼は神威召喚で叶えた願いに応じた長さの眠りに付くという。そのため、神体が変化した黒い銀河が変化したものであることも合わせて、この『天梯』は彼の身体やその残滓によって形作られたものと思われる。

創造後は、“[[徒>紅世の徒]]”たちの願いを集約して注ぎ込んだ新世界の卵である『[[大命詩篇]]』の繭が『天梯』を通って両界の狭間へと辿り着き、新世界が創造された。
そして、[[ベルペオル]]の『[[タルタロス]]』に封じられていた自在式により起動した『[[非常手段>非常手段(ゴルディアン・ノット)]]』によって、『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の神殿『星辰楼』に呼び寄せた[[リベザル]]と[[ピルソイン]]に一番乗りとして『天梯』を通って新世界へ旅立つよう命じ、二人の旅立ちを見た“徒”たちが流入し始めた。
そして[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の将兵たちが旅立ち、続いて[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]から分離した“祭礼の蛇”とベルペオルが旅立ち、続いて本来の姿に戻った[[リャナンシー]]が旅立ち、続いて[[[百鬼夜行]]]の三人組が旅立ち、続いて[[ドゥーグ]]が旅立った。
[[フレイムヘイズ]]側では『[[大地の三神>大地の四神]]』が旅立ち、続いて[[レベッカ・リード]]と[[サーレ・ハビヒルブルグ>サーレ]]と[[キアラ・トスカナ]]と[[フレイムヘイズ]]1225名と『[[天道宮]]』に搭乗した[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]と[[ユストゥス]]が旅立った。
そして“徒”たちの流入が終わった後、最後に戦いの末に思いが通じ合った[[シャナ]]と[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]が『天梯』を通って新世界へ旅立った。

遠い未来、“祭礼の蛇”は微睡みの中で『天梯』がとうの昔に消滅していたことを感じる。

[[アニメ第3期]]では、シャナと坂井悠二が『天梯』を通った直後に崩壊・消滅していた。
外伝『フューチャー』で『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の瓦礫などと違い言及がないので、原作でも創造から間を置かずに消滅したものと思われる。

【コメント】
☆創造神が創り出した構造物は他に『[[神門]]』と『[[詣道]]』と『[[祭殿]]』があった。
☆[[アニメ第3期]]で創造・使用された。