【種別】
構造物
【初出】
XXI巻
【解説】
創造神“
祭礼の蛇”による新世界『
無何有鏡』創造の前段階として
御崎市の上空に創造された、
両界の狭間に創造される新世界へと至る通路である黒い螺旋。
最終巻にて、午前零時と共に発動した
神威召喚“
祭基礼創”によって“祭礼の蛇”神体が黒い銀河となり、新世界の創造へと力を注ぎ始めたのに次いで『
真宰社』内の装置の補助を受けて黒い銀河が高速回転して黒い輪となり、世界の卵の完成と共に上空へ弾け『天梯』となった。
『天梯』の黒い螺旋は実体はないが巨大で長く、御崎市に開けられた空間の穴を通って両界の狭間まで通じていた。内部には
銀色の火の粉が散っていた。
“
徒”が通る場合は世界法則により保持しているこの世の“
存在の力”がこの世に取り残されるため、渡る途中で身体を構成している“存在の力”が分解されて火の粉として散り、“徒”の本質である光の球のみが新世界へと渡っていった。
フレイムヘイズや
宝具の場合は“徒”のように“存在の力”を置いて行くこと無く、突然消えるように渡っていった(吸い込まれたのか転移したのかは不明)。
“祭礼の蛇”によるとこの『天梯』が閉じ、新世界に欠片が散り咲く時に彼は神威召喚で叶えた願いに応じた長さの眠りに付くという。そのため、神体が変化した黒い銀河が変化したものであることも合わせて、この『天梯』は彼の身体やその残滓によって形作られたものと思われる。
遠い未来、“祭礼の蛇”は微睡みの中で『天梯』がとうの昔に消滅していたことを感じる。
アニメ第3期では、シャナと坂井悠二が『天梯』を通った直後に崩壊・消滅していた。
外伝『フューチャー』で『
真宰社』の瓦礫などと違い言及がないので、原作でも創造から間を置かずに消滅したものと思われる。
最終更新:2025年02月08日 04:33