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ダーイン - (2024/01/13 (土) 09:01:25) のソース

【種別】
“[[紅世の徒]]”、[[通称]]

【初出】
外伝『ホープ』

【解説】
“[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“潜逵の衝鋒”(せんきのしょうほう)。[[炎]]の色は雄黄色。
[[人化]]した姿は、恰幅の良い小男。本性は、炎を吹き出す岩石の巨人の姿をしていたが、緊急時には岩石の巨人を地上に残したまま本体を地中に潜伏させることが可能だった。
[[[マカベアの兄弟]]]の中で“王子”の称号を名乗る者の一人であり、同じく“王子”である“紊鎚毀”[[カルン]]と行動を共にしていた。

新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』が創造されてから一年後の春、新世界の[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の情報操作によって、カルンと共に日本のとある古びた陸上競技場に誘き出され、生贄のふりをして待ち構えていた[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]と遭遇。すぐに現れた[[シャナ]]と交戦するが歯が立たず、カルンが討滅された後で操っていた岩石の巨人の地中に本体を潜伏させて逃走の機を窺っていたが、シャナの[[自在法]]『[[断罪]]』によって岩石の巨人ごと本体を焼き尽くされて討滅された。

【由来・元ネタ】
おそらくは、北欧神話で世界樹ユグドラシルの樹皮を食い荒らす四頭の鹿の一頭「ダーイン(Dainn)」だと思われる。その名は「死」を意味するようだ。
「潜」は「密かにもぐること」。「逵」とは「つじ」のことである。「衝」は「交通の要衝」が原意だが、現在一般的には「突き当たる」の意味で使われる。「鋒」は「刃物の切っ先」を意味する。真名全体では、「辻に密かに潜る、天を衝く剣尖」という意味だと思われる。「逵」「衝」ともに移動に関わる文字である点に留意。辻は、[[ヘカテー]]を例に出すまでもなく、異界との交点である。

【コメント】
☆当然として[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場だが、ドラマCDには登場した。担当声優は稲田徹。
☆“王”にしては、やられ方が[[ウコバク]]や[[カシャ]]や、[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[捜索猟兵>捜索猟兵(イエーガー)]][[ザロービ]]や[[ファレグ]]や[[バティン]]や、[[[百鬼夜行]]]の[[セムルヴ]]や[[ギヴォイチス]]や[[海魔>海魔(クラーケン)]][[ラハブ]]に似ていたな。
☆[[[轍>轍(ラット)]]]の[[ケレブス]]や[[ギータ]]や『[[色盗人>色盗人(いろぬすびと)]]』の[[バロメッツ]]と大して変わらなかったな。
☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の“[[棺の織手]]”[[アシズ]]や『[[九垓天秤]]』[[ソカル]]や[[フワワ]]や[[ニヌルタ]]や[[ウルリクムミ]]や[[モレク]]や[[チェルノボーグ]]や[[ジャリ]]や『[[両翼]]』の[[メリヒム]]や[[イルヤンカ]]やウルリクムミの副官の[[アルラウネ]]や[[[百鬼夜行]]]の[[ギュウキ]]や[[パラ]]や[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]の[[サラカエル]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、序幕で観客の一人として登場した。