アットウィキロゴ

イソップ(アイソーポス)



【訳】Æsop (Aisōpos ← Αισωπος)
  古代ギリシアの寓話作家。「寓話の父」と言われる。紀元前6世紀初めトラキアに生まれ、のちサモス島で奴隷となり、解放されたあとは寓話の語り手として諸国を巡ったが、前550年代にデルフォイで罪を着せられ殺されたと言われている。イソップが語ったとされる寓話は、前4世紀頃から様々な形でまとめられてきたが、「ウサギとカメ」「セミとアリ(アリとキリギリス)」「北風と太陽」などの最後に教訓のついたごく短い話が400編程伝えられている。動物が主人公の話が多く、なじみやすい。古臭く教訓的過ぎる感じのものもあるが、今日でも納得できる普遍的なものもある。日本には16世紀の末頃に伝わり、現在まで様々な翻訳が出たほか、長めの物語として再話されたものも多い。

       * 『イソップのお話』河野与一編訳 岩波少年文庫 1955
       * <イソップ寓話集>1~2 渡辺和雄訳 小学館 1982 / 他多数
最終更新:2006年11月07日 15:44