問題の定義
問題とは『現状と目標のギャップ』である
現状は現在の状態であり,実際の姿.
目標は"こうしたい","こうなって欲しい"という願望や期待を含んだ理想的な姿,あるべき姿.
問題解決とは,『現状と目標の差を埋め,現状を目標にまで持っていく作業』である(解決策のない事項は問題とは言わない).
問題解決の手順
問題解決は次のプロセスで行われる.
①問題
②原因
③分析
④目標
⑤手順
⑥解決策
問題の種類
問題は,レベルや生じた時間の違いにより,いくつかの種類に分かれる.
問題を整理し,分析するには発生型,設定型,将来型の3種類に分けて考えると分かり易い.
発生型問題
現在,起こっている問題.
起きてしまったことを悔やむのではなく,元の良い状態に戻す処理をいかに効率よく行うかがポイント.
これまでの仕事の仕方,これまでの状態は正しいと認めた上で,悪くなった部分,不具合が生じた部分を元の状態へ戻そうという作業である.
設定型問題
より良い状態を目指す,より高い到達目標を設定することにより発生する問題.
現状に満足せず,自ら課題を探しレベルアップを目指すためには,現状認識を徹底する.
視野や知識を広げる努力をし,あるべき姿を常に意識しておくことが必要である.
将来型問題
時間の経過とともに発生するであろう問題.
発生してから考えるのではなく,今から色々な条件を考慮しながら対策計画を立てる.
最終更新:2012年11月21日 12:01