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ワイルドアームズ セカンドイグニッション - (2007/12/02 (日) 15:41:17) の編集履歴(バックアップ)
ワイルドアームズ
セカンドイグニッション
簡略なまとめ part1-36、差し替え・追加スレッド-72~75
詳細ストーリー part34-337~340,345~347,354~357,372~375,395~396,418~421,428~430
- 36名前:名無しさん@お腹いっぱい。投稿日:03/11/16 21:37 ID:whNxo1IS
新米兵士だったアシュレー(主人公)は特殊部隊にスカウトされる
↓
特殊部隊結成記念式典が行われるがテロ組織の人に魔物を憑依させる実験によって
特殊部隊いきなり壊滅、主人公は会場の祭壇にあった曰くつきの剣を手に入れ助かる
(剣の力と魔物の力が程よく混ざって黒っぽいヒーローに変身できるようになる)
↓
どっかの貴族が特殊部隊運営を引き継ぎ
主人公、魔女っ娘見習い、無実の罪で捕らえられていた脱獄囚でチームを組むことに
↓
テロ組織と戦いながら召喚士の少年や身体のほとんどが機械なお姉さんを仲間にする
↓
テロ組織を倒したものの今度は世界全体が「胃世界」に侵食される
(ついでにテロ組織の残党と戦う際に魔物の力が強くなり金色っぽいヒーローに)
↓
「異世界」を無理矢理倒すために世界中のマナを集めて
「異世界」をよく分からない空間に閉じ込めるが失敗
↓
貴族が双子の妹を連れて失踪
実はテロ組織は貴族が世界中が協力し合うようになるために仕組んだやらせだった
↓
ラスダン最下層で自分達が「異世界」を取り込むからそれを倒せと言う双子
↓
「異世界」を双子ごと倒すものの主人公の中の魔物が目覚める
↓
曰く付きの剣を手にした主人公が世界中の人々の想いを集めてその魔物を倒す
↓
1年後だか2年後だかに主人公と下宿先の娘さんの間に双子が生まれる
72名前:ワイルドアームズ2投稿日: 2005/02/15(火) 03:22:24 [
8wajBGUc ]
- あまりにもあれだったので追加を…
うろ過ぎで適当すぎですが、やばすぎと思われたら放置で…
(背景説明、かつてこの星は謎の存在、焔の災厄ロードブレイザーによって荒廃
それを命と引き換えに倒し事象の果てに封じたのが聖剣アガートラームを携え、
欲望のガーディアン、ルシエドを従えた剣の聖女アナスタシア。
それによって救われた世界はいくとしつきが過ぎても世界は協調もせず争いながら続いている
ARMSの長官でありアシュレーの上司に当たるアーヴィング・フォルド・ヴァレリア、その妹アルテイシア、
ヴァレリアの傍系である後に仲間になる渡り鳥のカノンはその子孫、渡り鳥はまぁ旅しながら賞金首退治とか色々雇われてするやつら)
新米兵士だったアシュレー(主人公)は特殊部隊(ARMS)にスカウトされる
↓
特殊部隊結成記念式典が行われるがテロ組織の人に魔物を憑依させる実験によって
特殊部隊いきなり壊滅、主人公は会場の祭壇にあった曰くつきの剣を手に入れ助かる
(剣の力と魔物の力が程よく混ざって黒っぽいヒーローに変身できるようになる)
(この剣こそが今まで決して剣の聖女以外誰にも抜けなかった聖剣アガートラーム
アシュレーに取り付いた魔物こそ事象の果てに封じられしロードブレイザー
アガートラームの力とロードブレイザーの力が拮抗しあった事でアシュレーは
ナイトブレイザーと言う異形に変身する力を手にする)
(ちなみに本来ならアガートラームはアシュレーに抜けるはずは無かった、
焔の災厄が宿った為のイレギュラー)
↓
- 73名前:名無しさん投稿日:2005/02/15(火) 03:23:15 [
8wajBGUc ]
- どっかの貴族が特殊部隊運営を引き継ぎ
(これがアーヴィング)
主人公、魔女っ娘見習い、無実の罪で捕らえられていた脱獄囚でチームを組むことに
(二人ともそれぞれ優秀な姉を自分の不出来な自分が力不足で殺してしまったり、
腐った体制打破しようとし仲間を失ったり重い過去あり)
↓
テロ組織と戦いながら召喚士の少年や身体のほとんどが機械なお姉さんを仲間にする
(召還士の方は命を捨てれば世界が救えたりするがそれを否定したアシュレー達の仲間に
、女の方はアシュレーの仲の焔の災厄を滅ぼそうとするが(お前が暴走するとき私が殺すと言う事に)
結局同道するはめに彼女は貧しく悲しい生い立ちにより魔物を殺す事だけが
自分の剣の聖女の血の証明であり、自分と言う存在の証明と言う考えに取り付かれており
その為に体をアームと取り替えつづけ、渡り鳥として魔物を屠ってきた)
(端折られてるが焔の災厄の監視をしていたノーブルレッドと呼ばれるバンパイアみたいな一族の最後の生き残りであり
アナスタシアの友人であったマリアベルと呼ばれる少女も仲間にはいる)
(あとテロ組織との戦闘でアシュレーが大気圏の外いっちゃって半死半生でなぜか『此方と彼方の境界線アナスタシアの居る世界』
という世界にいって前アガートラームの使用者アナスタシアとあったりする。)
その世界でアナスタシアが世に言われる聖女、英雄等ではなく、普通に生きることを望んだ普通の少女だった事が分かる
『皆、皆私の死を望んでいた!私普通に生きたかったの!
お買い物したり遊んだりしたかっただけなの!…好きな人だって居たの…。』
うろ覚え台詞…結構軽い人でえろい事いってアシュレーからかったりもする)
- 74名前:ワイルドアームズ2投稿日: 2005/02/15(火)
03:24:00 [ 8wajBGUc ]
- (ここでアガートラームの消費するものが『欲望』と言うことが分かったような…
普通に生きたいという並々ならぬ欲望が彼女が欲望のガーディアン、ルシエドを従えアガートラームを使えた理由)
(アナスタシアの案内でその世界から抜け出す、ヴァレリアの血の呪いを断ち切って…だの頼まれる)
↓
テロ組織を倒したものの今度は世界全体が「胃世界」に侵食される
(ついでにテロ組織の残党と戦う際に魔物の力が強くなり金色っぽいヒーローに)
↓
「異世界」を無理矢理倒すために世界中のマナを集めて
「異世界」をよく分からない空間に閉じ込めるが失敗
(このマナネットワークを繋ぐイベントだかでそれぞれのキャラクター達が自分を肯定できるようになったような…
覚えてる範囲ではカノンが自分の存在を血に持つことから開放され、機械でない新しい体をガーディアンが与えようとする
それを断り、この体が自分だからと言ったり)
↓
- 75名前:ワイルドアームズ2投稿日: 2005/02/15(火)
03:24:18 [ 8wajBGUc ]
- 貴族が双子の妹を連れて失踪
実はテロ組織は貴族が世界中が協力し合うようになるために仕組んだやらせだった
(それは自分の英雄の血の証明、世界の為に犠牲になるという行為、カノンにもあったヴァレリアの血の呪い
兄を愛する妹は兄の意思に従う)
(因みにARMAの長官であるアーヴィングの過去に負った傷はアガートラームを抜こうとしたとき拒絶され負ったもの
なぜヴァレリアの正統な血の後継者である自分が弾かれるのかと彼は苦悶していた、どうすれば英雄を証明できるのかと)
↓
ラスダン最下層で自分達が「異世界」を取り込むからそれを倒せと言う双子
↓
「異世界」を双子ごと倒すものの主人公の中の魔物が目覚める
↓
曰く付きの剣を手にした主人公が今まで救って廻った世界中の人々の想いが届きアガートラームが発動その魔物を倒す
(一人の英雄の犠牲による救済の否定)
↓
1年後だか2年後だかに主人公と下宿先の娘さんの間に双子が生まれる
(この二人にアーヴィング、アルティシアとなづける)
- 337 :WA2用語:2007/11/21(水) 22:20:15
ID:CxYDDm0H0
- WA2の詳細ストーリー投下します。攻略本とかは持ってないので、公式と設定は違うかもしれませんがご了承を。
【キャラ紹介】
『アシュレー・ウィンチェスター』
メリアブール銃士隊の新米。
平凡な青年だが、遺跡での事件によりARMSに抜擢される。
皆を守ることのできる英雄に憧れている。
『リルカ・エレアニック』
シエルジェ自治領のクレストソーサレス。
非常に成績のよかった姉がおり、劣等感を感じている。
転移用のアイテムと相性が悪い。
『ブラッド・エヴァンス』
スレイハイム解放戦の英雄。
高い戦闘力と知性を持ち、パーティーの頼れる存在。
現在は囚人。
『アーヴィング・フォルド・ヴァレリア』
メリアブールの下級貴族。
現ヴァレリア家の党首。
ARMSを買い取り、私設部隊として再編、各地へ派遣させている。
【用語】
『焔の災厄』
過去に起こった、ファルガイア全域の破壊及びその魔神の名前。
『剣の聖女』
下級貴族の出だが、ある日アガートラームに選ばれた女性。
7日間に及ぶ激闘の果てに、自らの命と引き換えに焔の災厄を事象の地平に封印した。
『アガートラーム』(銀の左腕)
かつて、剣の聖女が焔の災厄との戦いで使っていた剣。
剣の大聖堂に保管されているが、これまで抜けたものはいない。
未来を司るガーディアンの左腕を鍛えて作り上げられた。
『ARM』
使用者の精神に反応して動作する機械。
1のように凝った設定はなく、ただの高性能な武器のような扱い。
半機械生命体ドラゴンの化石を元に作られている。
『ARMS』
Awkward Rush & Mission Savers(緊急任務遂行部隊)の略。
各国の軍隊ではすぐに対処できない問題の解消のために作られた精鋭部隊。
迅速に行動するために、各国で自由に行動できる権限が与えられている。
『スレイハイム解放戦』
物語の数年前、軍事に傾きすぎたスレイハイム国の圧制からの開放を求め、人々がクーデターを起こした事件。
最終的にスレイハイム王は天使兵器エンゼルハイロゥを使い、スレイハイム周辺の砂漠を全て塩の海に変えた。
元々ゲリラ戦が多かったことと、部下たちは天使兵器の被爆により死亡しているため、英雄の顔を知るものは少ない。
『ファルガイア』
物語の舞台。焔の災厄により、ガーディアンの力が弱まり大地が荒廃してしまった。
現在では、メリアブール・シルヴァラント・ギルドグラードの三国が存在する。
- 338 :WA2オープニング:2007/11/21(水) 22:20:56
ID:CxYDDm0H0
- 【アシュレー】
メリアブールの銃士隊は、誘拐犯の立てこもる『枯れた遺跡』へ向かっている。
任務は、人質の救出と犯人の一味を捕えること。
今回の任務の成果次第で、今度設立される特殊部隊へ抜擢される可能性もあるらしい。
数々の仕掛けを突破し、遺跡の最深部まで辿り着くアシュレー。
そこには、人質の少年と予定外の事態に少々困っている誘拐犯がいた。
身代金目当ての誘拐なのに、両親のいない子供を攫ってきてしまったのだ。
アシュレーは人質の少年トニーに、注意をひきつけるように頼む。
子供におちょくられて捕まえられるという屈辱を味わう寸前の誘拐犯たち。
しかし、トニーのせいで封印されていた怪獣が解き放たれてしまったッ!
体液が揮発性の高い液体爆弾であるため、外へ出してしまったら近くの町へ被害が及ぶかもしれない。
遺跡内で処理するため、隊長は大型ARM『リニアレールキャノン』の使用準備を始める。
まだ遺跡内には隊員が残っている。もし大型ARMを使ったりすれば、彼らは生き埋めになってしまうだろう。
アシュレーは、「大きな目的のために誰かを犠牲にすることはできません」といい単身怪獣の足止めをするッ!
倒した瞬間怪獣が爆発、遺跡は火の海に包まれる。
しかし、足止めのおかげで隊員たちは全員逃げることができたようだ。
帰還したアシュレーに、隊長は命令違反の廉で自宅謹慎を命じる。
その間彼は、求める結果は同じなのに何故人は違う道を選ぼうとするのか、ということを考えることにした。
※誘拐犯たちの名前はガンガル、ズク、ゲルグ。
どっかのロボットアニメに出てきそうな名前である。
- 339 :WA2オープニング:2007/11/21(水) 22:22:15
ID:CxYDDm0H0
- 【リルカ】
パレスヴィレッジでは、大人たちが会議をしていた。
何やら重大な問題があるらしく、渡り鳥に頼もうかどうしようかと悩んでいると…。
突然机の上に女の子が出現した。彼女はリルカ、クレストソーサレスである。
ヴァレリアさんの家に行こうとテレポートジェムを使ったが、別の場所に出てしまったらしい。
とある家で休ませてもらうことになり、その家の子供と話している途中、魔法のことが話題に上る。
「魔法は誰にでも使えて、何でもできる力なんだよ」と子供に話すが…。
(ちゃんと使えればそうよ、あの時だって…)
魔導器『ミレニアムパズル』の使用中、リルカの姉はゲートの制御に失敗して閉じ込められてしまった。
大きなブロックに魔力を反応させればゲートが開くはずだが、リルカの魔力では反応しない。
もっと簡単な方法をということで、小型のブロック4つを反応させることになる。
これらを全て反応させると、開きかけたゲートがリセットされるらしい。
しかし、ブロックを全て反応させ、ゲートが開いても姉の姿はどこにもない。
「私は私、あなたはあなた、もっと自分の力を強く信じて。
…いごに、やく…して…。…う…いで、…て…ルカ…」と姉は言い残してミレニアムパズルは閉じられる。
何か困っているようなので、リルカは手助けをすることになる。
どうやらここ数日、村の穀物倉庫が怪獣に襲われているらしい。
リルカは、自分の魔法で怪獣を撃退するッ!
子供に、『お姉ちゃんの魔法はすごい』と言われ、複雑そうな心境のリルカ。
村人に感謝されながら、報酬のテレポートジェムで今度こそヴァレリアさんの家に行こうとする。
(朝ごはんまだ食べてないからお腹空いたな~。でもヴァレリアさんの家でご馳走くらい用意してくれるよね…。
そうと決まればへいき、へっちゃらッ!)
のはずだったが…。
【ブラッド】
5年前、雨降る森の中を駆け抜ける、一人の精悍な男性。
「俺の名前にはまだ、意味がある…」
彼の追っ手は、スレイハイム解放戦の認識票を見つける。
そこに書かれていた名前は、『ブラッド・エヴァンス』。
断片的に映し出される彼の過去。
森の中を駆ける二人の光景、兵士たちを集め何やらリーダーが何か話している光景。
森を抜けようとするブラッドは、同じように森の中で迷子になった子犬と出会う。
そのときの物音で追っ手にばれそうになり、交戦を覚悟するが、子犬が上手くごまかしてくれたようだ。
そのお礼として一緒に森を抜けることを約束し、連れて行くことにする。
森の出口付近で、追跡隊の仲間が怪獣に襲われていた。
どうやら彼らは近くの村で招集されたようで、追っている人物の姿は知らないようだ。
ブラッドは怪獣を倒し、そのまま近くの村へ逃げ延びるが、入り口で力尽きて倒れてしまう。
目が覚めると、少女メリルが手当てをしてくれていた。
突然、村中に響く追跡隊の隊長の声。ブラッドを差し出さなければ、手荒な手段を使うぞ、という内容。
メリルは必死に隠そうとするが、村人のために彼は自ら姿を現す。
そのままブラッドは捕えられてしまう。
おじさんは悪い人なの?とメリルは問う。
「悪い人?とんでもない、彼は英雄だよ。」といい、隊長は高笑いを始める。
(本編に続く)
- 345 :WA2 リルカと出会うまで:2007/11/22(木) 16:17:08
ID:vc2HG8yk0
- 【本編Disc1】
謎の少女?が彗星を見て、不吉の証を感じ取る。
太陽が昇ると、かぶりものを着てその場を去っていった。
自宅謹慎中のアシュレーを、幼馴染のマリナが起こしにくる。
この前遺跡で助けたトニーが訪ねてきたらしい。
眼鏡をかけた理屈っぽい少年スコットと、不思議な衣装の少年ティムの二人を紹介される。
宝物を猫にとられたらしいので取り返してやると、マリナが手紙を持ってやってきた。
謹慎処分の解除と、今度新設される特殊部隊への配属決定の知らせだ。
喜ぶアシュレーだが…。
アシュレーはベッドの上で今日のことを思い返す。
はしゃぐアシュレーにマリナは否定的、むしろ怒っている。
「これってうれしいことなの?アシュレーは今より、もっと危険な任務に就くことになるのよ。
そんなのわたし、うれしくない!」
翌日、町の皆に見送られて式典が行われる剣の大聖堂へ向かうアシュレー。
出発の直前、マリナも見送りに着てくれた。
仲直りをし、必ず帰ってくるという約束をする。
新設特殊部隊結成式典。
近年増大してきたモンスターの被害などに対し、迅速に対処するために作られた緊急任務遂行部隊。
an Awkward Rush & Mission Savers、略称『ARMS』。
隊長が開会の辞を述べると、ガーディアンブレード『アガートラーム』が運ばれてきた。
かつて剣の聖女が災厄を退けたときに使っていたとされる剣だ。
それから数百年、今までも度々抜かせようとしてきたが、誰一人として抜いたものはいない。
早々にアシュレーの番が来て、剣の塚に手をかけ、引き抜こうとする…。
- 346 :WA2 リルカと出会うまで:2007/11/22(木) 16:17:44
ID:vc2HG8yk0
- ―剣の聖女の伝説
かつてファルガイアを朱に染めた災厄があったという。
存亡の危機にさらされた人類がすがったのは、剣の聖女ッ!
名も無き下級貴族の娘として生まれた彼女は、ガーディアンブレードの呼び声に導かれたッ!
聖女が剣を手にした7日後、光の奔流に飲み込まれすべての焔の災厄とともに聖女は消滅する。
大地に深く突き立った『アガートラーム』を残して…。
結局、誰も抜くことができなかった。
あの剣を抜ける英雄が誕生するということは、戦乱のある時代がくるということ。
抜けないほうがいいんだよ、争いなんて誰も望まないんだから、と達観してる彼はどう考えても二十歳前の若造には思えない。
式典の途中、地鳴りとともに隊員の一人が怪物になった。
それを期に次々と怪物へ変貌していく隊員たち。
まだ人間であるものも必死に逃げ出そうとするが、入り口は固く閉ざされているッ!
怪物に襲われ、暗闇へと落ちていくアシュレーの意識。
暗闇の中、彼は何者かと会話する。
「誰だ、僕の心の中に語りかけてくるのはッ!」
「『私』は『お前』…もうすぐ『私』になる『お前』に他ならない…」
そう聞こえた瞬間、アシュレーも変貌してしまった。
かつての仲間、プロトブレイザーを殺しつつアガートラームのほうへ向かう。
そのままアガートラームに手をかけると、光とともに剣が抜ける。
意識の中で、アシュレーは一人の女性と会話をする。
「あなたは、何をのぞんでいるの?」「帰らなきゃいけないんだ、約束をしたから」
「それは、大切な約束なの?」というと、アガートラームを差し出す。
「私は、この剣を抜ける人が二度と現れなければいいと思ってた。こんなにもつらい想いをするのは私一人で充分だと。
もしも、あなたが全てを受け入れる覚悟なら、全てを犠牲にしてでも約束を果たしたいのなら…。
剣を、アガートラームを手にして…」
「約束をしたんだ、他愛もない約束を…、でも僕にとってはどうしても守らなきゃいけない約束なんだ…」
アシュレーはアガートラームを手に取るッ!
プロトブレイザーから一瞬、異形の黒騎士へと変化したが、すぐに元の人間の姿へ戻る。
アシュレーの前に現れる松葉杖の男、アーヴィング・フォルド・ヴァレリア。
そのまま力尽きてアシュレーは気絶してしまう。
剣の大聖堂を崖下に見る二人の男。
「降魔儀式の実験、こうも上手くいくとは」
「あの男はいかなる理由で降魔儀式の術式をわれらに提供したのでしょうか。
我らの理想に共鳴したとはとても思えません」
彼らは、カイーナとヴィンスフェルトというらしい。
今回の惨状は彼らが引き起こしたようだ。
※プロトブレイザーの姿は、アシュレーだけ白で他の隊員は緑です。
- 347 :WA2 リルカと出会うまで:2007/11/22(木) 16:18:39
ID:vc2HG8yk0
- 闇の中、アシュレーは身体の中に違和感、異物感を感じ取る。
自分の身体は一体どうなってしまったんだ、と自問するアシュレーに、内より響く声が答える。
「お前は、お前だよ。だがそれももう永くはない。お前は『お前』を経てやがて『私』へと至る。
お前が感じている違和感、異物感はお前が『お前』を喪失する痛みそのもの。」
目が覚めるとマリナがやってくる。
どうやら彼は式典での事件から一週間も目を覚まさなかったらしい。
マリナによると、大聖堂はテロリストに襲撃され、生き残ったのはアシュレー一人。
おばさんに知らせてくるという彼女に、アシュレーは問いかける。
「僕は、僕だよな?」「アシュレーはアシュレーよ、それ以外の何だっていうの?」
1階へ降りると、おばさんが出迎える。
傷ついたアシュレーを運んでくれたのはヴァレリアさんという方らしい。
あの時出会った男だろう。お礼を言いに行こうとすると、店の前に少女が一人。
急に倒れこみ、助けを求める。何事かと思いアシュレーが助けようとすると…。
くきゅるるるという腹の声が鳴り響く。どうやらお腹が減っていただけみたいだ。
テレポートジェムの扱いに失敗し、まったく見知らぬ土地へ放り出された彼女。
必死の思いで町まで辿り着き、パンのにおいに釣られ店の前にいたらしい。
可哀相だからということで、パンを恵んでやることになる。
最初は控えめに一つだけ、という彼女だが、再び腹の声が鳴り響く。
結局、ヤキソバパン5個に訂正することとなる。
彼女はリルカ・エレアニックというらしい。
ヴァレリア家に用があるらしいということなので、彼女の案内で一緒にいくことになる。
- 354 :WA2 ポンポコ山まで:2007/11/23(金) 16:32:52
ID:KwRrmvsV0
- ヴァレリアシャトーの応接室でしばらく待っていると、あの松葉杖の男がやってきた。
彼の話によると、ARMSは式典での事故により即日解体となったという。
世間的にはテロリストの仕業とされているが、そんなものではない。
降魔儀式の実験があの場で行われたのだ。
異界より、異なる生命体をこの世界に召喚するための儀式。
それによりARMSは解体されてしまったが、その権限はヴァレリア家に譲渡された。
つまり、国家から完全に独立した新生ARMSとして生まれ変わることとなるのだ。
そんな話をしていると、彼の妹がお茶を出しに来る。
彼女の名前はアルテイシア、どことなく光の中であった女性に似ている気がする…。
新生ARMSはすでに3名の隊員が選ばれている。
まずはアシュレー、つぎに高名なクレストソーサレスである『エレアニックの魔女っ子』。
リルカは『エレアニックの魔女っ子』の妹だ。
本来は姉が来るはずであったが、魔導器の実験ミスでこれなくなってしまったらしい。
「お姉ちゃんに比べたら遥かに出来は悪いですけど、自分の魔法を人のために役立てたいんです」
というリルカの熱意で、アーヴィングは彼女をARMSの一員として認めることにした。
次の任務の準備にまだしばらく時間がかかるらしいので、しばらくシャトー内で暇を潰すことになる。
アーヴィングはどこかへ出かけるようだ。
1階の立ち入り禁止エリアにいくと、二人の女性からアーヴィングが自室に戻ったことを知らされる。
最初の任務は、もう一人のARMSメンバーと合流すること。
しかし、合流ポイントや手はずなど、詳しい内容を聞いても答えてくれない。
君の銃剣を見せてくれといわれ手渡すアシュレー。
すると、アーヴィングが発砲するッ!
銃声を聞きつけて使用人達が駆けつけてきた。
「反逆罪の現行犯だ、裏切り者アシュレー・ウィンチェスターを捕えよッ!」
どうやらハメられたようだ…。
リルカの護送の元、アシュレーはイルズベイル監獄島へと連れて行かれる。
- 355 :WA2 ポンポコ山まで:2007/11/23(金) 16:33:31
ID:KwRrmvsV0
- 島に辿り着くと、獄長の挨拶を聞かされる。
一度入ると二度と出ることの出来ない、絶壁と荒海に囲まれたイルズベイル監獄島。
曰く、社会に出ても人の迷惑になること以外何の役にも立たないボンクラ共が集まる場所だ。
牢屋の中で今後の対策をリルカと話していると、突然爆発音がッ!
その隙を狙って、全囚人の一斉脱獄が起こったようだ。
アシュレーも便乗して逃げ出すことに。
押収された武装と開錠用のIDカードをリルカが見つけ出してくれた。
そのまま出口を探していると、精悍な男性がまだ牢屋に閉じ込められているのを見つける。
どうやら彼が3人目のARMSらしい。偶然出会えたが、合流できなかったらどうするつもりだったのだろうか。
結果として任務を果たすことが出来た、後は脱出するだけだ。
監獄の出口で、獄長が立ち塞がるがこれを突破する。
ブラッドが逃げ出したことで怒り狂う獄長。
天井に向けて銃を乱射していると、声とともに眼鏡の男が現れる。
「違う、全然なってないよ。チャカの扱いはこう、もう覚えただろう?」
そのまま船着場へ向かうARMS。
そこにはアーヴィングが待機していた。
「指揮官としての私の采配はどうかな?」と問われ、アシュレーは殴りかかるッ!
「あなたが人の上に立つ指揮官なら、まず仲間を信頼するんだッ!
今度、僕たちをチェスの駒のようにあつかったら絶対に許さないッ!!」
一行はシャトーへと帰還する。
脱獄した囚人たちを仲間に迎える二人の男たち。
兄貴分の男性と、眼鏡の男だ。
何か不吉な予感がする…。
ARMSの実働部隊3名が揃い本格的な活動を開始することとなる。
全世界規模で訪れるであろう災厄に対しての守護の壁、それがARMSの存在意義だという。
次の任務は、つい先ほど崩落した交易路アンダートラフィックスの回復。
壮大な建前があるが、要はお役所の『すぐやる課』みたいなものだ。
任務に向かおうとする前、アシュレーは昨日のことを謝る。アーヴィングも調子に乗りすぎたと反省している模様。
連絡用の通信機を受け取り、アンダートラフィックスへと向う。
無事開通させたが、出口付近でケガ人を発見する。
どうやら崩落事故に巻き込まれたようだ。
アーヴィングによると、近くにダムツェンという町があるらしいのでそこで手当てをすることになる。
- 356 :WA2 ポンポコ山まで:2007/11/23(金) 16:34:43
ID:KwRrmvsV0
- 変人医者に治療してもらったが、彼は指を骨折してただけ。まったく人騒がせな男だ。
しかし、貴重な情報を入手することが出来た。
崩落事故は偶然ではなく、人為的に起こされたものだという。
この件について調査することとなった。
ダムツェンは感応石(通信するときに用いられる石)とテレパスタワー(でっかい感応石がある所謂東京タワー)が有名。
どうやらそこら辺に鍵があるようだ。
タワーの管理人によると、ここ最近怪物をつれて4人組が侵入した痕跡があったとのこと。
テレパスタワーは全ファルガイアの通信をまかなっている。何かされたら危険だということで現地に向かうことに。
テレパスタワーの屋上には、つい最近取り付けられた増幅器があった。やはり、誰かが侵入していたようだ。
すると、どこからか電波を受信し始める・
「この世界は腐った為政者とそれになんら疑問を抱かない愚かな民衆が蔓延っている。
われらが大地をモンスターに席巻させたままでいいのだろうか?否ッ!
革新的原理集団『オデッサ』の首魁たるヴィンスフェルト・ラダマンテュスが諸三国に鉄槌を振り下ろし統合する。
それにより諸君らや身内に被害が及ぶかもしれない。しかしそれは『創世』のための犠牲に他ならない。
『創世』のための『葬世』、オデッサの理想に共鳴するものよ、ヴィンスフェルトの下に集うがよいッ!」
テロ組織による全ファルガイアに向けた電波ジャックッ!
増幅器によって、全世界の通信機をはじめ、水面や鏡、ガラスなどの全てのスクリーンに決起表明が放映されてしまったッ!
怒りのあまり増幅器を破壊するブラッド、しかしそれをキーとして怪獣が出現するように仕掛けられていた。
怪獣は打ち倒したが、今後の対策を考えなければならない…、ARMSはダムツェンへ戻る。
テレパスタワーの管理人に、感応石にプロテクトをかけて直接通信を出来ないようにしてもらう。
そのまま4人組に関する情報を集めようとすると、着ぐるみの変な奴がやってくる。
彼女によると、ガル・ウィング級の大型飛行機が東の山のほうに向かって飛んで行ったらしい。
そちらの方向には、感応石を採掘できていたポンポコ山という鉱山がある。
彼女はマリアベル、アシュレーのことを知っているような口ぶりだが…。
続いてアーヴィングから連絡が入り、オデッサの追撃の任務を命じられる。
ケルトペッキョシルトリンゲロン山―通称ポンポコ山へ辿り着くARMS。
途中、マリナへのお土産ということで七色に光る石―小型の感応石を持ち帰ることにする。
頂上まで辿り着くと、一人の男がARMSの行く手を阻むッ!
彼の名はトロメア、監獄島にいた兄貴分の男だ。
彼はバルキサスの離陸準備が整うまで足止めをしていただけ。
ARMS3人を軽くあしらえるほどの実力を持つ彼は、トロメア様とゆかいな仲間たち改めオデッサ特戦隊『コキュートス』の一員。
眼鏡の男(ジュデッカ)、赤髪の女性(アンテノーラ)、銀髪の鍵使い(カイーナ)、隻眼の巨漢(トロメア)の4人組だ。
オデッサはそのまま空へと去っていった。
一行はシャトーへと帰還する。
- 372 :WA2 黒騎士の説明まで:2007/11/24(土) 23:49:23
ID:VpgDZcxs0
空へと飛ばれてしまっては手も足も出ない!
それ以外にも問題がある。即ち国境問題だ。
人の心が一つではないように、世界も一つではない。
アーヴィングには何か考えがあるらしい、準備のために待機を命じられる。
といっても、実際には休暇に近い。アシュレーは久々にタウンメリアに帰ることに。
感応石をマリナに渡すと喜んでもらえた。
シャトーへ帰ろうとすると、リルカとブラッドが探しにくる。
どうやら、次の任務の準備が出来たようだ。
国境問題は重大な課題である。そこで、次の任務はメリアブール王の親書を渡し他国での活動を許可してもらうこと。
まずは、メリアブールと親睦な関係にあるシルヴァラント国だ。
移動には生体エネルギー転送装置『ライブリフレクター』を使用することとなる。
場面はオデッサ側へと移る。
バルキサスの稼動にはやはり莫大なエネルギーが必要だという。
彼らの当面の敵は資金源のようだ。
トロメアの担当するアルケミックプラントの稼働率はまだ60%。
早急に100%に達すれば、バルキサスや『ヘイムダル・ガッツォー』に回すことが出来る。
ジュデッカとトロメアが口論していると、アンテノーラが報告書を持ってやってきた。
バルキサス離陸直前にあった部隊はARMSだという。しかし、そいつらは降魔儀式の実験で壊滅したはずだ。
メリアブール国のバックアップの下設立されたARMSではなく、下級貴族が権限を譲渡され新たに組織化した部隊。
ヴィンスフェルトは、ARMSたちを完膚なきまでに叩きのめし、オデッサの力を世界中に見せ付けるつもりらしい。
ジュデッカは自分からお遊び役を買って出る。資金のほうは『あの男』から調達するようだ。
- 373 :WA2 黒騎士の説明まで:2007/11/24(土) 23:50:40
ID:VpgDZcxs0
- シルヴァラント国は森の中に囲まれたところにある。
女王に親書を届けるが、彼女は否定的。
強大な戦闘力を誇るARMSを受け入れることは、自国の民を不安にさせることになる。
ARMSとオデッサにどれほどの違いがあるだろうか。
いつシルヴァラントに牙を立てるか不安になるのも当然である。
諦めて帰ろうとしたとき、近くの町ハルメッツがオデッサに襲われているという報告が入る。
お手並み拝見ということで、女王はARMSに依頼をする。
ハルメッツに辿り着いてみたが、人っ子一人見当たらない。妙なのは、つい先ほどまで人が生活していた痕跡があること。
そんな中、突如として鐘が鳴る。近づくリルカだが爆発が起こる。間一髪大事には至らなかったが、屋根の上にジュデッカの姿が。
彼はそのまま怪獣を召喚してくる。余りの堅さに、ARMSの攻撃が通用しないッ!
成すすべなく全滅してしまう…。
心の内から声が聞こえる。
「いいのか?このままでいいのか?
『力』を手にするのだ…すべてが終わる前に」
「嫌だ、終わらせてなるものかッ!」
アシュレーが叫ぶと同時に、周囲に光が溢れるッ!タラスクを一撃で倒すほどの強大な力ッ!
ジュデッカは恐怖する。が、ARMSを捕えることには成功した。
- 374 :WA2 黒騎士の説明まで:2007/11/24(土) 23:52:43
ID:VpgDZcxs0
- 牢獄の中で目を覚ますアシュレー。続いてリルカも起きる。
彼女はアシュレーに何かを言いかけるが…。
過去の囚人が作った抜け道を発見したため、そこから逃げることに。
少し先の監獄には、ハルメッツの町の人も囚われていた。
安全確認のため、アシュレーが先行して様子を見に行くことになる。
外に出てみるとそこは闘技場のような場所。目の前にジュデッカが現れる。
後ろを振り返ると、リルカとブラッドが磔にされていた。町の人々を盾に脅されたようだ。
どうやらハメられたらしい…。
ジュデッカは再びタラスクを相手にさせる。
人質をとられ、抵抗することが出来ないアシュレー。
オデッサに歯向かうARMSを派手に処刑し、ハルメッツの住人はその生き証人とさせる。
抵抗する勢力を壊滅させ、自分たちの力の誇示するのが目的だ。
嬲り殺される寸前、内の声が語りかけてくる。
「『力』が欲しい。どんな逆境も跳ね除けることのできる『力』がッ!」
先ほどの光がアシュレーを包む。
人質の二人はマリアベルが助けてくれた。彼女はやはり『力』について何か知っているようだ。
予想外の事態にジュデッカは逃走する。
アシュレーが異形の黒騎士へと変身、圧倒的な力でタラスクを倒すッ!
しかし、反動は大きいようだ。そのまま力尽きてしまう。
ともかく、任務を果たすことは出来た。
今回の働きで、シルヴァラント女王はARMSのことを認めてくれた。
シルヴァラントにあるライブリフレクターの使用も許可してくれるようだ。
アーヴィングは手続きをしなければならないので、先に帰還することになる。
城の出口では、ハルメッツの住人が迎えてくれた。
初めて『英雄』とよばれ、アシュレーは照れる。
ジュデッカの敗走をの報せをアンテノーラが持ってくる。
タラスクをも破壊する異形の黒騎士、ARMSの切り札なのかそれとも…。
どちらにせよ、カイーナの降魔儀式によって戦力は無限に確保できる。
物量作戦で叩けばよいとヴィンスフェルトは言い切る。
彼が欲しいものは、権力も、アンテノーラも、全てを手にしてきた。
『柱』の少年の捕獲と今夜は私の側にいろ、とアンテノーラに命じる。
- 375 :WA2 黒騎士の説明まで:2007/11/24(土) 23:54:14
ID:VpgDZcxs0
- アシュレーはこの前の休暇のことを思い返す。
久々にタウンメリアに戻り、マリナにこれまでのことを話すアシュレー。
初めて『英雄』と呼ばれたことを自慢気に話すが、マリナは怒りだす。
「アシュレーの言ってるそれって本当に『英雄』なの?
確かに今ファルガイアには大変なことが起こってるわ。
でもそれって、『英雄』が何とかしなくちゃいけないの?
だとしたら『英雄』って、人の力ではどうしようもないことに対する『生贄』みたいなものじゃない。
私の大切な人がそんなふうに呼ばれるなんて、私うれしくないよ…。」
感応石があるのに、二人の距離は遠くなる。
リルカに呼ばれ、アシュレーは我に返る。次の任務の説明をされていたようだ。
が、それよりもまずマリアベルの紹介をされる。彼女は遺失科学の権威。
アーヴィングが文通を通じて知り合い、ARMSの外部顧問として協力してくれているらしい。
彼女から、アシュレーの変貌した姿について説明がなされる
焔のエネルギーを発する異形の黒騎士。
降魔儀式によって内的宇宙に宿した魔神と、そのとき消失したガーディアンブレード『アガートラーム』。
相反する二つの力がぎりぎりのせめぎ合いをし、身体の中で奇跡的な均衡を作り出しているという。
神聖なる力と邪悪な力、人の力を兼ね備えた異形の黒騎士『ナイトブレイザー』ッ!
それはもう一人のアシュレー自身のことだ。アガートラームの制御により、今は問題ないらしい。
次の任務の説明に移る。
オデッサの有するバルキサスにはロストテクノロジーが使われている。
それに対抗するため、エマ・モーターの起動に必要な、二つのエネルギー鉱石の回収が次の目的だ。
- 395 :WA2 ティムの保護まで:2007/11/25(日) 22:03:16
ID:TZBaj04j0
- ホルストの町の鉱山で、『アグエライト鉱石』が見つかる。
二つの鉱石は、ロストテクノロジーを復活させるために必要なエネルギー。
それは、滅びをもたらすことも出来るほどの力。
アーヴィングはそんなことに使わないよね?と問うリルカに、
力そのものに善悪はない、肝心なのは振るう人の心だ、とアシュレーは答える。
レイライン観測施設の入り口で、闇を切り裂く怪しい悲鳴が聞こえてきた。
露骨に怪しいが、流石に聞いて聞かぬ振りをするのはまずいだろう。
見ると、トカゲらしき二匹組が怪獣に襲われている。
とりあえず助けてだしてやると、こちらの話も聞かず自己紹介を始める。。
彼らはトカとゲー。科学者とその助手らしい。
ここらへんは火山地帯、無駄に放出される地熱を温泉に利用して一儲けしようとしているとのこと。
理解したアシュレーは先に進もうとするが、泣きついてきたためNPCとして迎えてやることに。
トカを投げたり、ゲーが挟まれたり、トカを投げたり、ゲーが挟まれたり、トカを投げたりして目的地まで辿り着くことはできた。
そのとき、なぜかトカが『ゲルマトロン鉱石』をとろうとしている。
彼らは実はオデッサの組員。怪獣が暴走して襲われていたところをARMSが助け出した、というわけだ。
ゲルマトロン鉱石を使って大怪獣を楽々量産をオデッサは目論んでいたらしい。
鉱石を奪おうとする二人を撃退すると、ブルコギドンさえ完成していれば…と言い残して逃走する。
何はともあれ、エネルギー鉱石は二つとも手に入れることが出来た。
一行はシャトーへと帰還する。
※トカとゲーのイベントは、文章で面白みを伝えられる自信がないので省略します。
- 396 :WA2 ティムの保護まで:2007/11/25(日) 22:06:41
ID:TZBaj04j0
- エマ・モーターとは、電磁連結を利用した一種の永久機関。別にエマさんが作ったわけじゃないらしい。
マリアベルとアーヴィングに後の作業を任し、アシュレーはタウンメリアに帰ることにする。
久々に帰ってみると、少年3人組が怪しい男に襲われている…。ティムを狙っているようだ。
アシュレーを見ると、勝てないと思ったのか退散していく。
同時に、タウンメリア上空にバルキサスが迫ってきているという連絡が入る。
アーヴィングには何か策があるようなので、シャトーへと向かう。
バルキサスに乗っているのは、トロメアとアンテノーラ。
彼らの目的は『柱』。化け物を送り、混乱に乗じて手に入れるつもりらしい。
鳥のような怪獣を放つオデッサ。
アシュレーが辿り着くと、リルカとブラッドからエリア51へ集合するようにといわれる。
そこは今まで立ち入り禁止区域だった場所。
エマ・モーターを利用し、シャトーが浮上を始める。
タウンメリア空中戦が始まったッ!
開放された甲板で怪獣を撃退する。
怪獣が倒された時点でオデッサは帰っていった。
敵はティムに秘められた力を狙っているようだ。
そういうわけで、ARMSに保護されることとなる。
ティムに秘められた力、それはガーディアンを目覚めさせる力。
彼はバスカーの民。バスカーへ行けば何か分かるかもしれない。
次の目的地は、ガーディアンを崇拝する民の隠れ里、バスカーだ。
- 418 :WA2 ティムの仲間入りまで:2007/11/28(水) 23:45:06
ID:SqxwdT620
- バスカーの隠れ里は森の中にあった。
ARMSとアーヴィングが里長と話している間、ティムは生まれ故郷を一人見て回ることになる。
ティムは、ガーディアンの巫女サプリナの一人息子だ。
15年前、里に訪れた渡り鳥との間に出来た子だが、その3年後父親が他界。
それを期に、サプリナは人が変わったようになり里を出て行ったという。
各地を放浪した後、タウンメリアでサプリナも他界。以来ティムはタウンメリアに暮らして来た。
ティムは、ガーディアンの力をこの世に具現化できるという、『柱』としての資質に恵まれている。
『柱』はティムの他にもう一人いるようだ。
そのころティムは、とある民家の中で母親が持っていた物に似たものを見つける。
そこに、一人の少女がやってきた。彼女はコレット、もう一人の『柱』の候補だ。
里長の家に一同が集まり、詳しい話を聞かされる。
ティムが『柱』として覚醒するためには、試練を受け能力を継承しなければならない。
しかし、試練の場には多数のモンスターが棲みついており、適正が不充分な場合ガーディアンを受け止められないかもしれない。
今そんな危険な賭けをしなくても、成長してからでもいいじゃないかとアシュレーは言うが、里長は否定する。
里の『夢見』が、『空が食われる』という夢を見たらしい。
それが何を意味するのか分からないが、早期に対策するに越したことはない。
一度は拒絶するも、自分が行かなければコレットが行くことになってしまう。
彼女にそんな危険なことをさせられない、何より自分も人の役に立ちたいと思う気持ちから、継承の試練を受けることを選ぶ。
ガーディアンを奉じる最深部には『壁』があるため『柱』しか入ることは出来ないが、そこまでの間ARMSはティムを護衛することとなる。
- 419 :WA2 ティムの仲間入りまで:2007/11/28(水) 23:47:54
ID:SqxwdT620
- 試練の直前、コレットはティムを励まそうと、試練が終わったら一緒にお花畑を見に行く約束をする。
中に入るとすぐに、一匹の亜精霊がティムのことを待っていた。
彼はプーカ、個という特性を持たないがゆえに他人の情報マトリクスから姿、特性をコピーできる変身亜精霊だ。
ガーディアンから『柱』の案内を任されているらしい。
試練場を進み、護衛を試す試練を突破すると、その先には『壁』があった。
そこから、ティムはプーカと二人で進むことになる。
更にその奥、試練場の最深部で『柱』に相応しいかどうかを試される。
ミーディアムを媒介とし、プーカがガーディアンの特性をコピー、具現化する。
試練の敵を倒し、ティムは後継者となる。
何か不吉なことをいうガーディアンだが、自分の力で成し遂げられたことに喜んでいるティムは気にも留めない。
自分のことを待ってくれていたコレットとともに、ティムはお花畑を見に行く。
コレットの秘密の場所で、教えたのはティムが最初だという。
寄り添い合う二人。
※ミーディアムとは、ガーディアンの力を封じ込めた石版のようなもの。1でいうパワープレートのことです。
ガーディアンの加護でステータスが上昇する他、情報マトリクスが含まれているためプーカがコピーできるらしいです。
- 420 :WA2 ティムの仲間入りまで:2007/11/28(水) 23:49:07
ID:SqxwdT620
- その夜、ティムは里長の家で休むことになる。
いまだに興奮しているためなかなか寝付けず、1階におりると何か話し声が聞こえる。どうやら里長たちのようだ。
『柱』…つまり『人柱』は、ガーディアンの力を得るために必要な生贄。
サプリナは自分の息子を『柱』とさせないために里を出て行ってしまったが、今日無事にティムが後継者となった。
これで『夢見』の内容が何であろうと、ティムの命でガーディアンの力をファルガイア中に満たすことが出来る。
死するために生まれてきた命、『柱』の力でファルガイアは守護されるのだ、という。
そのとき、ティムに気づく里長たち。
ボクは死ななきゃいけないんですか?とティムは里長に問う。
ファルガイアのため、家族のため、この世界に生きるもののために、死んでくれ、死んでほしいんだ、死ぬんだ、死んでしまえ、死ねと詰め寄る里長たち。
次の日、シャトーの応接室で里長にアシュレーが怒りをぶつける。
そんな中、シャトーの隔壁を突き破って侵入者がやってくるッ!
デ・レ・メタリカの技術を使って精製した特殊鋼を壊すことができるものは、オデッサしかいない。
敵はアンテノーラとジュデッカの二人のようだ。
里長たちを避難させ迎撃に向かうARMSだが、ジュデッカの姿が見当たらない。
彼はティムを確保しにいっているようだ。
自分の部屋で、自分の運命に脅えるティム。
そのとき、コレットの悲鳴が聞こえる。どうやらジュデッカのようだ。
恐怖のあまり何も行動できないティムを、トニーは励ます。
自分のやりたいことをやるんだッ!といわれ、ティムはコレットを守りにいく。
里長を間一髪のところで助け出し、彼はそのままジュデッカを倒す。
ところが、召喚トラップを用いてカタパルトに怪獣を残していったようだ。
- 421 :WA2 ティムの仲間入りまで:2007/11/28(水) 23:49:53
ID:SqxwdT620
- 枯れた遺跡で戦ったものと同じく、揮発性の高い体液を持つ怪獣、もし爆発したらシャトーは甚大な被害を受けてしまう。
幸いにもカタパルトの上にいるため、ARMSが足止めをしている間に強制射出をする作戦を取る。
アシュレーはアーヴィングに避難するようにいうが、みんなを信頼している、みんなと一緒に戦いたいんだ、と拒否をする。
無事足止めには成功したが、射出の直前に不慮の事態が起こった。捕縛用の檻を破壊されてしまったのだ。
何かを思いついたように、怪獣に近寄るアシュレー。
「信じてくれたんだ、こんなカタチで終わらせないッ!
おおおおおおおおッ!アクセスッ!!」
アシュレーは怪獣と共に射出されるッ!
空中で大爆発が起こった…。
ボロボロながらも、何とか生きているようだ。アーヴィングが支えてくれている。
身体のことを気遣い一人で歩けるというが、彼は拒否する。
「…一緒に戦いたいんだ…こんな身体だが、一緒に戦いたいんだ。
ファルガイアを守りたいという気持ちは誰にも負るつもりはない…。」
「戦えるさ…いや、一緒に戦ってるじゃないか。」
そこへリルカやブラッド、ティムもやってきた。
ティムには『柱』としての素質が充分にある。しかし、『柱』は自らの意志で生贄とならなければ意味がない。
「ファルガイアを守るために生きていきたいんです。
死ねといわれて本当に死んでしまうほど、僕は弱くありませんッ!」
そこで、アーヴィングはティムをARMSに迎え入れることにする。
大切なものを守るため、喜んで力になるという。
去り際、ティムは「ここはボクの生まれ故郷でいいんですよね?」といい皆の後を追う。
彼は里長のことを赦したようだ。
サプリナも赦してくれているのだろうか…。
-
- 428 :WA2 データタブレットまで:2007/11/29(木) 23:24:20
ID:U0tVIwZa0
- アーヴィングはメリアブール王に、オデッサに対抗する手段を講じあうため、第71回ファルガイアサミットを開くことを提案する。
開催地はヴァレリアシャトー。その護衛が次の任務だ。
ファルガイアサミットとは、その名のとおりメリアブール、シルヴァラント、ギルドグラードの首脳が一同に会する場だ。
今回の議題は国境問題に関して、ARMSの行動に対する制約を緩和すること。
しかし、ARMSに越境権限を与えることをギルドグラードマスターは拒否する。
今や最強の勢力ともいえる部隊が何の制約もなしに行動する、もはや合法的なテロ活動ではないかということらしい。
オデッサには軍備強化で対抗するといいはるが、それはイスカリオテ条約により制限がかかる。
メリアブール王、シルヴァラント女王とギルドグラードマスターの間で口論に発展しそうになるが、突如通信機の音が鳴り響く。
どうやらオデッサが近づいてきているようだ。
迎撃のためARMSが出動することになる。
今回は、巨大アンカーを用いて直接バルキサスに攻め込むらしい。
任務はバルキサスの活動停止と、その後アンカーを使って回収されること。
乗り心地は最悪だが、全員無事にバルキサスへと侵入することに成功した。
バルキサスの動力装置3つの機能を停止させ、アンカーへと帰還しようとしたそのとき、トロメアが行く手を阻む。
彼の目的は、部下の脱出の時間稼ぎとARMSの足止めだった。
バルキサスはもはや墜落寸前、このまま落ちてしまったら、アンカーで繋がっているシャトーまで巻き添えを食らってしまうッ!
アーヴィングにアンカーの回収を頼み、コックピットへと向かう。
ブラッドが上手く操縦してくれたおかげで、無事胴体着水をすることができた。
※イスカリオテ条約とは、軍備に傾いてきたスレイハイムを止めるために作られた軍縮条約のことです。
スレイハイムのイスカリオテという貴族の家で締結したことからこの名がついているらしいです。
軍備に制限がかかるほか、まだ出てきてませんが古代兵器(ゲーム中だと天使兵器、核兵器)の使用を禁止する条項などが含まれている模様。
- 429 :WA2 データタブレットまで:2007/11/29(木) 23:27:26
ID:U0tVIwZa0
- オデッサの襲撃は、交渉に大きな影響を与えてくれたようだ。
ギルドグラードとメリアブールは決して友好関係ではない。
しかし、あの場にいた全員が敵の恐怖とARMSの強さを実感することが出来たのだ。
完全に協力体制に入ったとはいえないが、水上を移動できるホバークラフトをギルドグラードが提供してくれたようだ。
次の任務は、バルキサスに積まれていたデータタブレットの回収。
潮流の関係でどこかの沖合いに流されたようだが、ホバークラフトが早速役に立つ。
3つのデータタブレットは機密保持のため、プロテクトがかけられている。
そこで、学問の町であるシェルジェ自治領にて解析をしてもらうことに。
しかし、シエルジェには陸路でも海路でも行く手段がない。
どうやら故郷に帰りたくないらしいリルカが、別の方法を探させようとするが華麗にスルーされる。
ダムツェンのポンポコ山に、かつてシエルジェへ鉱石を搬出させていたトンネルが掘られているらしい。
鉱員かしらを訪ね、鍵を貸してもらうことに。
シエルジェにはいると、やたらそわそわしているリルカに一人の少年が近寄ってくる。
彼はテリィ。優等生だがこの前のテストでリルカに負けて以来、やたらと突っかかってきて勝負、勝負うるさい嫌な奴、とのこと。
リルカが帰ってきたくなかった理由は、家出をしてきたかららしい。
テリィに事情を教えると、データタブレットの解析をしてくれる研究室に話を通してくれるみたいだ。
タブレットの解析の結果、オデッサのアジトに関する情報が書かれていることが判明した。
しかし、一部破損しているため完全な解析にはもう1日かかるらしい。
オデッサのアジトは、大規模なエネルギープラント。
もしものことがあったら危険な場所をアジトにする理由は、手っ取り早くエネルギーを確保したいからに他ならない。
場所が判明し次第、先手を取って襲撃する作戦を取ることに。
そんな任務にうってつけのものをリルカは習ったらしく、思い出そうとしている。
そこに、テリィが話しかけてくる。
リルカのことを案じて、「こんな危険な任務はやめたほうがいい、君は姉と違うんだ」と忠告するが、
それは彼女にとってのタブー、…だいきらいと拒絶されてしまった。
- 430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:30:49
ID:U0tVIwZa0
- その夜、夜更けにリルカはアシュレーのことを博物館の二階へ連れ出す。
この時間のこの場所は、彼女にとって特別な思い出がある場所。彼女が大好きな人にしか教えていない場所だ。
よく姉と一緒に忍び込んでいたらしい。
彼女が大好きだった、シエルジェのみんなが期待していたお姉ちゃん、しかし魔導器の実験事故で…。
「お姉ちゃんが絶望的だと知らされたとき、大好きな人と遠く離れてしまうことがこんなに悲しいことなら、
もう二度と誰かを好きにならないと決めたの。
アシュレーは遠くへ行かないよね。アシュレーや、他のみんなのことも大好きだから。
約束してくれないと、私もう二度と誰かのことを好きになれないよ…」
「約束するよ、僕もみんなが大好きだからな」
ホクスポクスフィジポス、彼女が姉に教えてもらった、わざわいを避けてみんなが笑顔になれるおまじないだ。
私もお姉ちゃんみたいになりたいんだ、みんなのことを笑顔にさせられるおまじないを見つけて、というリルカをアシュレーは励ます。
そのまま1階にある、プラントをやっつけるのに格好のアイテムを拝借しようとする。
爆破の衝撃を異世界に転移させる魔法爆弾だ。どうやら彼女はプラントを爆破するつもりだったらしい…。
そのとき、突然警報機が鳴り響くッ!リルカの仕業ではないとすると…データタブレットだッ!
解析途中だったデータタブレットを3つとも取られてしまった。
しかし、固有パターンから位置の割り出しは可能、そのまま追跡することを命じられる。
オデッサはゲートブリッジを抜けるつもりだ。ブリッジの鍵を貰い、ただちに追跡を開始する。
が、何故奴らはデータタブレットを持っていること、そして何よりシエルジェにいることを知っていたのだろうか…。
まさか内通者が…という考えをアシュレーは直ちに否定する。
去り際、魔法爆弾『バイツァダスト』をテリィが持ってきてくれた。
リルカと勝負して勝ちたいから、無事に帰ってきて欲しいんだと言い張る彼だが…。
私も絶対に負けないからッ!とリルカは言い残して、ゲートブリッジへと向かう。