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<p><strong>八つ墓村</strong></p>
<p>part63-58~61</p>
<hr /><dl class="thread"><dt>58 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:29:29.36
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>永禄9年、とある村に尼子氏の落武者たち8人が逃げ延びてきた。<br />
村人は落武者たちが持っていた三千両の黄金に目が眩み、彼らを襲撃して首を刎ねた。しかし、肝心の黄金はどこにも見当たらなかった。<br />
その後、襲撃の主導者だった庄屋の田治見庄左衛門が、突如発狂して暴れ回り、村人7人を殺して自害した。<br />
落ち武者の祟りだと考えた村人たちは、武者たちの墓を立て、彼らを明神として崇めることにした。<br />
そして村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。<br /><br />
昭和二十数年。<br />
天涯孤独の青年・寺田辰弥は、自分が田治見家の跡取りだと知らされる。だが、辰弥の父・要蔵は異常な人物だった。<br />
要蔵は妻子ある身で辰弥の母・鶴子を見初め、彼女を監禁し力づくで妾にした。やがて辰弥が生まれたものの、鶴子に恋人がいた事を知った要蔵は、鶴子と辰弥を虐待するようになった。<br />
耐えかねた鶴子は辰弥を連れ、村から逃げ出した。だがそれに激昂した要蔵は、罪もない村人32人を惨殺してしまった。<br />
八つ墓村の人々は要蔵の事件を忘れられず、辰弥が八つ墓村に来ることに不安を感じていた。<br />
金田一は辰弥の依頼で、彼と共に八つ墓村へ向かう。<br /><br /></dd>
<dt>59 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:38:14.75
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>そして辰弥が村に現れた途端、殺人事件が次々と発生。犠牲者たちに何の共通点もない無差別殺人のようだった。<br />
迷信深い村人たちは、要蔵の子である辰弥を疑う。だが、異母姉の春代と従妹の典子は辰弥を信じていた。そして辰弥は母が隠した手紙から、自分が要蔵の子ではないと知る。<br />
犯人の目的がまるで分からず、警察の捜査は行き詰まる。村人たちは疑念と不満を募らせ、ついに辰弥を私刑にかけようと襲撃する。<br />
辰弥は鍾乳洞に逃げ込むが、春代までもが何者かに殺されてしまった。<br /><br /></dd>
<dt>60 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:44:35.32
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>真犯人は森美也子。彼女は田治見家と並ぶ村の名家・野村家当主の弟の嫁。<br />
犯行の動機は、典子の兄・慎太郎と結婚する事である。<br />
美也子は慎太郎と相思相愛だったが、美也子が亡き夫の遺産で裕福なのに対し、慎太郎は戦後落ちぶれて一文無し。実直だが気位の高い慎太郎は、美也子に求婚することが出来なかった。<br />
美也子は、慎太郎に田治見家を継がせれば、彼が堂々と自分に求婚してくれるだろうと考えた。<br />
だが春代を除く田治見家の人々は、人格者の慎太郎を疎んじており、彼に跡目を譲りたくないばかりに辰弥を捜し当てる程だった。美也子は邪魔な田治見家を皆殺しにしようと企む。<br />
彼女は目的をカモフラージュする為、無関係な人々まで殺して無差別殺人に見せかけた。そして村人たちの心理を巧みに扇動し、彼らに辰弥を襲わせ抹殺させようとしたのだった。<br /><br />
結局、春代が死に際に噛みついた傷が化膿し、美也子は壮絶な病死を遂げる。<br />
辰弥は田治見家を慎太郎に譲り、鍾乳洞の中で見つけた三千両の黄金を持って村を去る。<br />
慎太郎は田治見家の財産を元手にして村に工場を建て、村人たちの迷信深い思想を近代化し正そうとするのだった。<br /><br /></dd>
<dt>61 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:48:35.20
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>辰弥の本当の父は、僧侶の英泉。元は亀井陽一という教師で、鶴子の恋人だった。<br />
彼は要蔵の事件に責任を感じ、村を去って僧になった。よその出身だった上、過酷な修行が彼の容貌をすっかり変えてしまったため、村の人々も彼の正体に気づかなかった。<br />
英泉は一目見て辰弥が自分の子だと気づいたが、辰弥の性格を知らないばかりに、彼が事件の犯人なのではと疑ってしまい、父と名乗れずにいたのだった。<br /><br />
典子は辰弥に一目惚れし、いかなる時も彼の味方だった。辰弥は彼女の愛に応え、二人は結婚する。<br />
慎太郎は三千両を掘り当てて美也子と結婚するつもりだったが、事件の真相を知り、心に傷を負ってしまった。彼は生涯独身を貫くことを決め、いずれ辰弥と典子の間に生まれるであろう子供の二人目を養子に迎えることにした。<br />
しばらくして金田一の元に、典子が妊娠したという吉報が届いた。<br /><br />
(END)<br /><br />
※「三千両を発見する」「辰弥の実父が分かる」「典子と結婚」の三つは、ゲーム中でフラグを立てることにより追加されるイベントです。<br />
発生させなくてもクリア可能ですが、全て見るのが原作と同じエンド。<br />
また、ゲームでは金田一の依頼人は辰弥ですが、原作での依頼人は美也子の義兄です。</dd>
</dl><dl><dt>62 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:49:40.24
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>今日はここまで。バッドエンドは後日投稿します。<br /><br /></dd>
</dl>
<p><strong>八つ墓村</strong></p>
<p>part63-58~62</p>
<hr /><dl class="thread"><dt>58 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:29:29.36
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>永禄9年、とある村に尼子氏の落武者たち8人が逃げ延びてきた。<br />
村人は落武者たちが持っていた三千両の黄金に目が眩み、彼らを襲撃して首を刎ねた。しかし、肝心の黄金はどこにも見当たらなかった。<br />
その後、襲撃の主導者だった庄屋の田治見庄左衛門が、突如発狂して暴れ回り、村人7人を殺して自害した。<br />
落ち武者の祟りだと考えた村人たちは、武者たちの墓を立て、彼らを明神として崇めることにした。<br />
そして村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。<br /><br />
昭和二十数年。<br />
天涯孤独の青年・寺田辰弥は、自分が田治見家の跡取りだと知らされる。だが、辰弥の父・要蔵は異常な人物だった。<br />
要蔵は妻子ある身で辰弥の母・鶴子を見初め、彼女を監禁し力づくで妾にした。やがて辰弥が生まれたものの、鶴子に恋人がいた事を知った要蔵は、鶴子と辰弥を虐待するようになった。<br />
耐えかねた鶴子は辰弥を連れ、村から逃げ出した。だがそれに激昂した要蔵は、罪もない村人32人を惨殺してしまった。<br />
八つ墓村の人々は要蔵の事件を忘れられず、辰弥が八つ墓村に来ることに不安を感じていた。<br />
金田一は辰弥の依頼で、彼と共に八つ墓村へ向かう。<br /><br /></dd>
<dt>59 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:38:14.75
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>そして辰弥が村に現れた途端、殺人事件が次々と発生。犠牲者たちに何の共通点もない無差別殺人のようだった。<br />
迷信深い村人たちは、要蔵の子である辰弥を疑う。だが、異母姉の春代と従妹の典子は辰弥を信じていた。そして辰弥は母が隠した手紙から、自分が要蔵の子ではないと知る。<br />
犯人の目的がまるで分からず、警察の捜査は行き詰まる。村人たちは疑念と不満を募らせ、ついに辰弥を私刑にかけようと襲撃する。<br />
辰弥は鍾乳洞に逃げ込むが、春代までもが何者かに殺されてしまった。<br /><br /></dd>
<dt>60 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:44:35.32
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>真犯人は森美也子。彼女は田治見家と並ぶ村の名家・野村家当主の弟の嫁。<br />
犯行の動機は、典子の兄・慎太郎と結婚する事である。<br />
美也子は慎太郎と相思相愛だったが、美也子が亡き夫の遺産で裕福なのに対し、慎太郎は戦後落ちぶれて一文無し。実直だが気位の高い慎太郎は、美也子に求婚することが出来なかった。<br />
美也子は、慎太郎に田治見家を継がせれば、彼が堂々と自分に求婚してくれるだろうと考えた。<br />
だが春代を除く田治見家の人々は、人格者の慎太郎を疎んじており、彼に跡目を譲りたくないばかりに辰弥を捜し当てる程だった。美也子は邪魔な田治見家を皆殺しにしようと企む。<br />
彼女は目的をカモフラージュする為、無関係な人々まで殺して無差別殺人に見せかけた。そして村人たちの心理を巧みに扇動し、彼らに辰弥を襲わせ抹殺させようとしたのだった。<br /><br />
結局、春代が死に際に噛みついた傷が化膿し、美也子は壮絶な病死を遂げる。<br />
辰弥は田治見家を慎太郎に譲り、鍾乳洞の中で見つけた三千両の黄金を持って村を去る。<br />
慎太郎は田治見家の財産を元手にして村に工場を建て、村人たちの迷信深い思想を近代化し正そうとするのだった。<br /><br /></dd>
<dt>61 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:48:35.20
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>辰弥の本当の父は、僧侶の英泉。元は亀井陽一という教師で、鶴子の恋人だった。<br />
彼は要蔵の事件に責任を感じ、村を去って僧になった。よその出身だった上、過酷な修行が彼の容貌をすっかり変えてしまったため、村の人々も彼の正体に気づかなかった。<br />
英泉は一目見て辰弥が自分の子だと気づいたが、辰弥の性格を知らないばかりに、彼が事件の犯人なのではと疑ってしまい、父と名乗れずにいたのだった。<br /><br />
典子は辰弥に一目惚れし、いかなる時も彼の味方だった。辰弥は彼女の愛に応え、二人は結婚する。<br />
慎太郎は三千両を掘り当てて美也子と結婚するつもりだったが、事件の真相を知り、心に傷を負ってしまった。彼は生涯独身を貫くことを決め、いずれ辰弥と典子の間に生まれるであろう子供の二人目を養子に迎えることにした。<br />
しばらくして金田一の元に、典子が妊娠したという吉報が届いた。<br /><br />
(END)<br /><br />
※「三千両を発見する」「辰弥の実父が分かる」「典子と結婚」の三つは、ゲーム中でフラグを立てることにより追加されるイベントです。<br />
発生させなくてもクリア可能ですが、全て見るのが原作と同じエンド。<br />
また、ゲームでは金田一の依頼人は辰弥ですが、原作での依頼人は美也子の義兄です。</dd>
</dl><dl><dt>62 :<a href="mailto:sage"><b>八つ墓村</b></a>:2012/09/13(木) 19:49:40.24
ID:KxT5Tkkb0</dt>
<dd>今日はここまで。バッドエンドは後日投稿します。<br /><br /></dd>
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