46億年物語 -はるかなるエデンへ-

46億年物語 -はるかなるエデンへ-

part60-11~17,24~26,31,33~37


11 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/09(月) 23:28:47.59 ID:b89vuiT10
さっそくではありますが、未解決内にありました46億年物語(SFC版)の
まとめが出来上がりましたので投下いたします。

文章が長くなった上、うろ覚えな点が多々ありますが、
お付き合いの程よろしくお願い致します。

12 :46億年物語 (SFC版):2012/01/09(月) 23:30:34.81 ID:b89vuiT10
今から46億年物語 ~はるかなるエデンへ~のストーリーを書いていきますが、
以下の点に注意して下さい。

・今回記述する46億年物語は、SFC版の内容です。PC版の方が先に発売されてますが、
ストーリーは大きく異なっています。
・本作に登場する古代生物は、本作が発売された1992年時点の学説を基にしています。
したがって、現在知られている学説とは異なる部分があります。
・本作の主人公には、名前が存在しません。そのまま「主人公」と書いてもよろしいのですが、
味気ないと独断で判断し、以下「アナタ」と記述していきます。

13 :46億年物語 (SFC版):2012/01/09(月) 23:34:42.36 ID:b89vuiT10
【オープニング】
今から46億年前。太陽は9人の"子ども"をもうけ、3番目の"子ども"にガイアと名付けた。
太陽はそのガイアに、これから10億年後にたくさんの子ども――生物が授かる事、
その中にはお前と共に新しい時代を築いていける生物がいるであろう事、
そしてその生物が本当にガイアのパートナーにふさわしいかどうかを調べる為に、"弱肉強食"の試練を
与える事を、ガイアへと語りかけた。



「初めまして!」と青髪が美しい女性――ガイアがアナタへとあいさつした。
アナタの身体は30億年という年月を経て、現在は魚類に進化していると教えてくれる。
彼女は5億年後の旅の最後の地――エデンで待っていると伝えてきた。
最後に「がんばって!」と、送り出される。


【第一章・魚類時代 クラドとストロマトライト 5億~4億5,000万年前】
大海原で目覚めた魚類のアナタは、クラゲや他の魚類等を倒しその肉を食べ、
自身の身体を変化させていく。
そんな折、海藻達の噂話を耳にした。
・ストロマトライトと呼ばれる彼らの仲間が酸素を作り上げ、地上を"新たな世界"にしようとしている。
・クラドセラケ(サメの祖先)が、ストロマトライトを支配して、それを阻止している。

クラドセラケのいる海底洞窟へ行くと、世界はこの海で十分だとして、ストロマトライトに手を貸そうとしている
アナタを殺そうとする。

クラドセラケを倒して洞窟を出ると、ストロマトライトが酸素を生み出していた。
促されるように海面を飛び出し大地へ着地すると、ガイアはアナタの身体を両生類に進化させる。
植物と他の生物が上陸した後の時代へと通じる扉が出現し、アナタは両生類の時代へと進んだ。


ガイアは植物とイクチオステガ(最初の両生類)と昆虫がいるこの時代を簡単に説明した。
そして、どこか様子がおかしい事もつぶやいた。

14 :46億年物語 (SFC版):2012/01/09(月) 23:39:33.25 ID:b89vuiT10
【第二章・両生類時代 緑と昆虫たち 3億~2億3,000万年前】
新しい時代には大陸が存在しているが、半分以上が砂漠と化していた。
残り少ない林の中を移動していると、遠くから2つのヒソヒソ声が聞こえる。
これから行う行為に不安を感じるという声と、「それがこの星のためだ」と諭している声がするが
姿は見えない。

内容は気になるものの、知るすべがないので先へと進むと、かなり恰幅の良いイクチオステガが現れる。
「俺は最強のイクチオステガ。その名も……デブチオステガ様だぁー!」
その名前にアナタは笑っても笑わなくても、バカにされたと判断した彼は体格に似合わない大ジャンプで
押しつぶそうとしてきた。

動きを先読みして倒すと、その戦いを見ていたらしいイクチオステガの長老が
幼いイクチオステガを連れてやってくる。
長老は、昆虫が異常な進化をし、植物を食い荒らしてしまったと話した。
共存を申し込もうとしたが、説得に行った者はいずれも戻ってこない、とも付け加えた。

長老の話を聞き正義感からなのか、あるいは弱肉強食の試練に挑むためなのか、アナタは
昆虫に会いに向かう。
洞窟につくと、そこから瀕死状態のイクチオステガが出てきた。説得しに来たのだが、
断られて襲われたのだという彼の背中には大きな針が刺さり、「最後に息子に会いたかった」と事切れた。
洞窟内部へ入ると、アナタの2倍もの大きさの蜂――ハチキングがいた。
クリスタルの力により巨大になったハチキングは、その身体を維持するためには
大量の植物が必要だったと話す。
「我々を止めたければ、力づくでやってみろ!」と宙に舞うハチキングは針を武器に襲ってきた。

ハチキングを倒して洞窟を抜け砂漠の奥へ進むと、ハチキングよりも一回り大きいハチクイーンが現れ、
旦那のかたきであるアナタを襲撃する。
スピードも針も強力なハチクイーンの攻撃を紙一重で躱して返り討ちにする。
そんなアナタにガイアの声が聞こえてきた。昆虫によって減少した植物は、これを機に元通りになる、と。
そして新たな時代に向け、爬虫類の身体へと進化させ扉を用意した。


ハチキングが言っていた"身体を巨大化させるクリスタル"が気になるというガイア。
その様な物を作り出した覚えはないという。
気になりつつも、次の時代で力を持つ爬虫類は、後に"恐竜"と呼ばれる存在であると説明した。

15 :46億年物語 (SFC版):2012/01/09(月) 23:44:34.94 ID:b89vuiT10
【第三章・恐竜時代 絶滅への道 2億~6,500万年前】
アナタは、ムカシガエルの子どもににいじめられているトリケラトプスの子どもを見つけ、助け出す。
再びその場所に戻ると、今度はムカシガエルの母親が「私の子どもたちをいじめたという
爬虫類はあんたね!」と戦う。

(この時代では、条件を満たせば鳥類へと進化します。鳥類のみでしか知る事ができない内容です)
鳥類に進化したアナタは、空を飛び雲を抜け、大気圏内ぎりぎりの高さまでたどり着くと、
アステロイドの河(小惑星群)が見えた。
そしてその隕石群に交じって、いくつか遺跡らしい物の中へ入れる事に気付く。
その中の一つに入ると、プテラノドンに似た生物が「アステロイドの河の高度が徐々に下がっている」と
つぶやいていた。
さらに別の所に入ると、アナタは今まで見た事もない生物の手によって、
プテラノドン似の生物が知能を高められている光景を目撃する。
(内容、ここまでです)

クリスタルの力を得て進化したという恐竜――ティラノサウルスの群れに、アナタは孤軍奮闘していると、
その最中に激震が発生。ガイアがあわてた声でアステロイドの河が崩壊したことを告げた。
彼女の機転により扉の向こうへ避難したが、地上には無数の隕石が降り注ぎ、ティラノサウルスや
アナタが助けたトリケラトプスの親子を含めた恐竜たちを死に追いやっていた……


隕石が降り注いだ後の地上の温度が下がり、ほとんどの恐竜が死滅してしまったとガイアは教えた。
しかし、これが元で哺乳類の時代が訪れた事、アナタにも哺乳類になれるチャンスがある事を知る。

16 :46億年物語 (SFC版):2012/01/09(月) 23:52:03.19 ID:b89vuiT10
【第四章・氷の時代 新たな旅だち 6,500万年~3,600万年前】
(ガイアの言った通り、爬虫類でいたならば一度だけ哺乳類になれるチャンスがあります。
ただし、哺乳類になるか、ロマンあふれる爬虫類のままでいるかの判断はプレイヤーに任せられます。
内容に違いはありませんが、難易度は爬虫類のほうが若干高いです)

大陸の半分ほどが氷に覆われた、後に氷河期と呼ばれる時代へ移動したアナタ。
この時代の強い生物――イエティを探して進むが、その通り道が氷で塞がれており会えなかった。
いったん別の道へと進み、3匹のマンモスと戦う。そして3匹目を倒すとピンク色のマンモスが現れ、
「イエティが襲ってきたと思った」と言ってくる。
彼女から「とある場所へ行った生き物は二度と戻ってきてない」と聞き、興味を持ったアナタは、
さっそくその場所に向かう。そこで見つけた氷の柱に触れた途端、身体が動けなくなり
上空からやってきたプテラノドンにさらわれる。

さらわれた先は天空に浮かぶ城壁で、奴隷として連れてこられたらしいが当然のごとく暴れ、
城の中へと突撃する。
中は入り組みすぎた迷路&ワープ装置の為、多くのプレイヤーの心を折る代物だったが、
城の奥にある部屋で、城の主であるバードマンキングと対面する。
地上の生物を下等と呼び、クリスタルと宇宙から来た"あるお方"の力も利用して
宇宙をも支配しようと考えているという。
「どうだ、我々に協力しないか?」の申し出を拒否して戦闘へ突入。
宙を舞いクリスタルらしき物で攻撃してくるが、アナタは勝利すると、バードマンキングが
死んだ事により城は暴走。なんとか地上へ脱出すると城は大爆発した。
その爆風の影響により、イエティへ通じる氷が壊れ、ようやく道が開けた。

イエティはクリスタルの力によって進化してきた為か、アナタのように地道に進化する生物が
大嫌いだと話す。進化して何が悪いと反論すると、襲いかかってきた。
振り下す拳を避けて攻撃してイエティを倒す。彼は自分の息子の名前を叫び、息子の目の前で死ぬ。
息子は泣きながら逃げ、その声を聞きつけ駆けつけたイエティママは事態を把握。
「エサの分際でぇー!」と攻撃してくる。
辛くも撃退したアナタのそばを、イエティの息子は泣きながら亡くなった両親を呼び走り去っていった。

「辛い結果になってしまいましたね…」とガイアは話しかけてきたが、これが掟であり、
仕方がなかったのだと慰める。
「さあ、前進しましょう! 今のあなたにはそれしかありません…」
ガイアが出現させた扉をくぐり、アナタは最後の試練が待つ時代へと進んだ。


次は哺乳類が繁栄を極め始める時代だと説明したガイアは、"クリスタル"のせいで生物の進化が
狂い始めているとも教えてくれた。
クリスタルに悪い予感を感じつつも、彼女から「エデンまで、もう少しですよ!!」と励まされる。

17 :46億年物語 (SFC版):2012/01/09(月) 23:55:15.79 ID:b89vuiT10
今回の投下はここまでにしておきます。

因みに、次の第五章が最後となりますが、とても長いです。

24 :46億年物語 (SFC版):2012/01/10(火) 09:32:16.48 ID:r83NCcUo0
【第五章・哺乳類時代 エデンへ… 2,600万年~300万年前】
(この時代でも鳥類のみでしか知る事ができない内容があるので書きます)
雲を貫くほどの高い山へ寄り道したアナタ。その山の麓にいたコンドルが、
「見た事もない、銀色の鳥(?)を見たんだ!」と声を荒げていた。
それが気になって頂上を超えて飛ぶと、あのヒソヒソ声が雲の上から聞こえてきた。

進化操作の実験を終わらせるので、クリスタルを全部回収するように指示する声。
それを聞き、クリスタルの秘密を知った生物が誕生していると、慌てている声。
クリスタルの秘密、は他の種族では知りえないはずだと、最初の声が答える。
「ま、まさか!? 我々と同じ生物が誕生したのでは?」

雲を突破すると、コンドルが言っていた通り、銀色の飛行物体(UFO)が浮かんでいた。
それに攻撃を加えると「許してくれっ! 我々が悪かった!」と相手は叫んだ。
アナタが相手を許すと、その心の広さの御礼として、飛行物体に乗って彼らの星(火星)へ招待される。
その途中で、いくつかの話を聞かされた。
・彼らは地球の生物よりも先に進化した、恐竜人間と呼ばれる種族。
・一度は死滅しかけた経験があり、地球の生物たちにその経験をさせない為に
クリスタル(正式名称:コスタリカ)を作り出て地球へばらまいたが、それは余計なお節介だった。

火星での歓迎を受けたアナタは、後で無事に地球へ戻してもらった。
(内容はここまでです。因みに彼らを許さなかった場合、UFOは爆発します)

ガイアが待つエデンを目指し、猿人たちが住む山へ進む。
アナタへ石をぶつけてくる猿人の群れを突破した先で、猿人のボスであり、
第四章のイエティの子孫と戦う事になる。

猿人のボスを倒しても、エデンへの旅は終わりではない。
東の大陸にある山の中に、エデンへの入り口が存在する。
海で隔てたそこへ行くには、不思議な装置を使い移動しなければならない。
しかし、分厚い雲が邪魔をしていてワープが不可能な状態だった。
途方に暮れたアナタは、海へ戻った哺乳類(鯨)の力を借りる為、
ガイアの助けで一時的に水中へ対応して海の中へ潜る。

25 :46億年物語 (SFC版):2012/01/10(火) 09:36:16.85 ID:r83NCcUo0
海の中ではクリスタルの力で進化した生物――ラーゴンが、海を支配しようと鯨たちに
危害を加えていると聞き、アナタはラーゴンと戦い倒す。
ラーゴンを倒した御礼として、鯨は念力で東の大陸にあった雲を吹き飛ばしてくれた。

山の入り口にて、猿人とは異なる姿の二足歩行生物(クロマニオン人)が門番を務めていた。
ここに住む生物に救われた恩に報いる為だと、アナタを追い返そうとする。
アナタは彼を返り討ちにし中へ侵入。そこには、恐竜から進化した恐竜人が住んでいた。
恐竜人は「クリスタルを封印し終わるまではエデンへ行かせる事はできない」と、
クリスタルの力を使ってアナタを追い返そうとする。

強行突破を行い山の奥へと進むと、クリスタルを保管した部屋へ辿り着く
直後、クリスタルを保管していた壺が壊れ、どこかへ通じるゲートが出現する。
アナタは迷わずその中へ飛び込むとワープし、洞窟の奥にいた巨大な生物が宙に浮かんでいる部屋へ。
そこにいた生物――ボルボックスは恐竜人が保管していたクリスタルを全て喰らい進化していたのだ。
ボルボックスは自らを、史上最強の選ばれた生物であると言いだし、
ガイアに導かれた生物であるアナタを排除しようと襲いかかる。

そしてボルボックス――クリスタルによって進化した生物は、クリスタルに頼らずに進化し続けた
『ただの生物』であるアナタによって倒された。

アナタにガイアは「ボルボックスがエデンへ行けば、この星の未来はなかったでしょう」と語りかける。
その声に導かれるように洞窟の外へ出ると、夜明けの空にガイアの姿が浮かび上がった。
弱肉強食という試練にアナタが勝ち、その試練は終わりを迎える。その先の未来はどうなっているかは
わからないと彼女は話すが、それを作っていくのは私とアナタであるとも言った。
「さあ! 旅立ちましょう! "未来"は私達のものです!」

画面は変わって、空には地球が見える、赤い大地の上。
二人の生物が話していた。たびたび聞こえた、あのヒソヒソ声の主だ。
地球の生物が進化するのに手を貸したが、それが裏目に出てしまった事。失敗を後悔すると同時に、
それを乗り越えれる生物の誕生という希望を見出した事。
「いつまでも暖かく見守り続けてあげよう!」
「そう。我々の"火星文明"が続く限り…」

さらに画面は変わりガイアの父、太陽が惑星と共に映し出される。太陽はアナタを褒め、
ガイアのパートナーとなる事を認めた。そしてプレゼントとして"知恵"を授けるという。
「くれぐれも気を付けよ!!
それは、使い方を間違えると自ら新たな"試練"を与える事になり、
そしてそれは"弱肉強食"などとは比較にならぬほど辛く厳しいものになるかも知れぬ。
もし、そなたが"知恵"を使いこなしすばらしい世界を築けたならわしは再びそなたに"エデン"の地を設けよう!
そして今度は・・・我々太陽家族の一員として認める事を約束しよう。
ゆけ!ガイアと共に!遥かなるエデンへ!!」

小鳥が新たな時代の到来を告げ、アナタはガイアが待つエデンへの扉をくぐる。
【END】

26 :46億年物語 (SFC版):2012/01/10(火) 09:37:14.28 ID:r83NCcUo0
46億年物語 ~はるかなるエデンへ~のストーリーは以上です。リメイクを願いつつ、
今回の執筆を終わらせていただきます。
ご迷惑をおかけしましたが、お付き合いの程、ありがとうございました。

31 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/13(金) 04:46:13.99 ID:sPFd+Y1HO
46億年物語、乙でした
最後にはプレイヤーも猿人っぽくなったのかな

33 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/13(金) 08:33:33.13 ID:k7pQhhwX0
>>31
46億年(SFC版)を執筆したものです

条件を満たせばクロマニオン人に進化可能ですが、
このゲームはエデンを目指す旅を目標にしている為
無視される事が多いです。

と、いうのもクロマニオン人に進化すると、攻撃の種類が減り
肉等を摂取するのにも不便が生じてしまうからです。

隠しの要素としましては、かなり限定的なものとして人魚にもなれます。

34 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/16(月) 17:35:27.99 ID:N0LXMWdRO
調べてみたら発売はエニックス、音楽はすぎやま、イメージイラストはカムイと結構豪華だったみたいね

35 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/16(月) 22:26:35.89 ID:DJp7akd00
>>34
PC版は、まさかの「デビルマン」の作者がイラスト

36 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/18(水) 07:17:58.12 ID:saCdE4teO
それも凄いけど、主にガイアのイメージが違いすぎないか
カムイ版はロトの紋章のルナフレアな感じだったけど、永井豪のガイアはどんなのだろう

37 :ゲーム好き名無しさん:2012/01/18(水) 07:31:01.89 ID:saCdE4teO
と思ってググったら人物は違う人が書いてるみたいだね

最終更新:2012年01月25日 23:51