ウンジャマ・ラミー

ウンジャマ・ラミー

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418ウンジャマ・ラミー:2013/05/20(月) 17:38:48 ID:???
●ウンジャマ・ラミー
プレイステーションの音ゲー。パラッパラッパーの外伝の様なゲーム。

 主人公の赤毛の羊の女の子ラミーは、マーさんとパラッパでも登場したケイティと三人で映画を見ていた。
 映画内で怪物に襲われている熊の子供がジェット・ベイビーに助けられて映画が終わる。
 楽しそうに映画を語るケイティ、しかしラミーは前方の客がでかくて映画が見えなかったため、気分が暗い。
 バーガー屋に入る三人。私も映画みたいに強かったらなとぼやくラミー。
 ギターをもったら最強でしょとケイティが労う。でもギターがなかったらヘナチョコとからかうマーさん。
 三人は「ミルクカン」というバンド組。ギターのラミー、ドラムのマーさん、ベース兼ボーカルのケイティ。
 ラミーに私たちは無敵よと、ケイティは言った。そこに前作でも登場した二人組のごろつきが登場。
 言いよる二人組にラミーは「アワワワワ」とびくびく震える。そんなラミーにケイティがギターをなげ渡す。
 ギターを受け取ったラミーは表情が変わり、その場で激しく演奏。勢いのままゴロツキをボコボコにする。
「ね? ギターをもったら最強でしょ?」ケイティがプレイヤーに紹介するように言った。

『Now Wait a Ninute! Who Is That!?(誰よ、それって?)』
 通路を走るラミー。客達がライブステージで盛り上がっている。遅刻の言い訳を考えながらラミーは急ぐ。
「腹が痛くてガソリンスタンドのトイレに並んだら、四人組にラップで勝負を挑まれた……んなアホな」
 ぎりぎり間に合ってステージに飛びこむラミー。
 ステージ中央のそこには見た事のない男。タマネギ先生がボーカルとしてケイティに紹介された。
「え、誰?」戸惑うラミー。そこにケイティがギターをなげ渡す。
 キック、パンチとタマネギ先生に合わせてラミーは弾いた。
 曲が終わるとタマネギ先生がラミーに告げる。「ラミーよ、手に持っているものを見てみろ」
「なんで? なにコレ?」手に持っているのはギターではなく掃除道具。
 呆れて客達が皆、帰って行く。
 ギターがないため意気消沈するラミーにタマネギ先生は、「ギターが何だと言うのだ」と説く。
「ワシは道場を失った。しかし! ワシの道場はココロの中で生きておる! しかもカジノ付きじゃ!」
「道場、カジノ、すべてはココロじゃ!」
 イメージのルーレットで回転するタマネギ先生。「失うものなど何もないのじゃ!」

419ウンジャマ・ラミー:2013/05/20(月) 17:39:25 ID:???
『B.back Off! You're in the Way!(バ、バッカモン! 下がってるんだナ!)』
 目覚まし時計がけたたましくなる。ベッドではね起きるラミー、どうやら今までのは夢だったらしい。
 安堵するラミーは時計の時刻を見て驚愕する。
「ライブまであと15分しかない!」
 全速力で朝の準備をして、家を出るラミー。階段を下りてる途中で思い出し、家に戻る。
 コンロの火を消し、アイロンのプラグを抜き、お風呂の湯を止め、家中の電化製品のスイッチを止める。
 パンダのぬいぐるみにキスをして家を飛び出した。
 ギターケースを背に道路を走るラミー。だが、途中で人垣が出来ていて足を止める。
「火事なんだナ! 出火場所はピザ屋さん。全面通行止めなんだナ!」
 一階のピザ屋からの火がビル全体を包んでいる。ダルメシアンの消防隊員がテレビ局の取材に応じていた。
 人ごみの中を進むラミー。「すいません! 急いでるんです、通してもらえませんか!」
「急いでるだって? バ、バッカモン! 下がってるんだナ!」
 ラミーのお願いを放水中の消防隊員が断る。そんな中、人ごみの中の鍋みたいな顔の女性が叫んだ。
「オー、あたしのベイビーちゃんがまだ中にいるのヨぉ! 誰か助けてぇ!」
「あのー、ちょ、ちょっとあたし、急いでるんですけど」
「そんなに急いでるなら、消化を手伝うんだナ!」「あたしが?! 消化っすか!?」
 手渡される放水ホースに戸惑うラミーは、燃えるビルを見上げる。その隣にカジノの看板が見えた。
「カジノ」夢の中のタマネギ先生の声が聞こえる。「道場、カジノ、すべてはココロじゃ……」
「そうだ! ココロにギターがあるかぎり!」
 ラミーのイメージで、放水ホースがギターに早変わり。「ラミーにおまかせ!」
 ノリノリでいい気分、火を消す。
「オーケー、よかったんだナ。もういってもいいよ」「うん! じゃあ先行くわネ!」

『After School Sale(激安デー!!)』
「手伝ってくれて、ありがとうなんだナ! まあ、ピザでも食うんだナ」
 周囲の人たちもみんなピザを食べている。ラミーもピザをおいしく頂く。
「ああ、あと、これも持ってくんだナ!」となぜかサイレンを貰える。
「ありがとう!」と礼を言うラミーは何気に腕時計を見て驚愕する。「ああ! あと11分しかないッ!」
 ピザの喰い過ぎで腹が膨れ上がったラミーは走る。
 だが大きなおなかでは思ったより走れずに、転倒してしまう。
 たくさんの風船が空を飛ぶ。なにごとかと顔をあげるラミー。
 道路を埋め尽くすほどの妊婦が、歌いながら歩く。
「♪わたしたち家族になる ♪赤ちゃんで いつまでもハッピー ♪男のコでも女でもいい」
「♪愛と平和を運ぶ ♪天使は ♪キミ」 
 歌い踊る夫婦。緑の芋虫の看護婦が、ラミーに近づく。「あらまあ! 生まれちゃいそうなの?」
 芋虫の口から出た水風船がラミーの顔を包む。
「心配しなくていいのよ! なんたってこの道50年なんだから」
「あなた、ラッキーよ。今日は超サービスデーなのよ。さあ、いらっしゃい!」
「あの、えーと、その、ちがうっていうか」 断る暇もなく豪奢な病院に連れこまれる。
「オーケー、みなさんオツカレさま! 命ってスバラシイわね。赤ちゃんはみんな元気ですよ」
 たくさんの赤ちゃんが母親に抱かれる院内。看護婦はラミーを見る。
「え! ちょっとまって! あなたまだなの? あんた赤ちゃんで来たんじゃなかったのね!」
 芋虫の看護婦は複数ある手で赤ちゃんを抱えて、あやす。「妊婦じゃないなら、手伝いなさい!」
 赤ちゃんを渡されて慌てるラミー。ふと周りを見てある物に気付く。
 赤ちゃんたちが遊ぶ滑り台などの遊具の中の、ルーレットの存在に。
「道場、カジノ、すべてはココロじゃ……」タマネギ先生の声。
「そっか! ココロにギターがあるかぎり! ラミーにおまかせ!」
 ラミーのイメージで、赤ちゃんがギターに早変わり。マママママママ、パパパパパパと寝かしつける。
「チビちゃんたち、おやすみなさい」

420ウンジャマ・ラミー:2013/05/20(月) 17:40:01 ID:???
『Now Which One Is My Left Hand?(えーと、左手ってどっちだったかのう?)』
「いい? 月曜日と水曜日は超サービスデーなの。あなたも赤ちゃんができたら来なさい」
 備品の芋虫のおもちゃを貰える。
「ありがとう! ……うわっ!?」 ラミーは腕時計を見て驚愕する。「あと8分!」
 病院を飛び出すラミー。扉の前に居たカップルに激突し、相手がスケボーを落とす。
 ラミーはスケボーに間違って乗って、そのまま道路を爆走する。「ヘイ! なにすんだよ! ドロボー!」 
 すごいスピードで進むスケボーは跳ねあげ、そして道路をなぜか走っていた飛行機にラミーは飛び乗った。
 そのまま開いていた扉、操縦席へと入る。
「さて、緑のボタンだったかの、青いスイッチだったかの?」
 老人が操縦席に座りボタンを押す、機材が老人の頭を直撃。さきほどと人が変わり顔を真っ赤にしている。
「このポンコツめ!」老人は振り向きラミーを見るなり怒鳴る。
「おい! どこをほっつき歩いていたソルジャー! 時間厳守という言葉を知らんのか!」
「空軍では一瞬の判断が生と死を分けるのだ!」
 また機材がふってきて操縦者の頭を直撃する。さきほどとは打って変わって穏やかな顔をする。
「よいしょ、と。どうやると飛ぶのかのう? こないだ入れ歯を直してな」
「ウヒヒ、アーモンドだって食えるようになっての……」
 また機材がふってきて、頭を直撃。「また落ちてきやがった!」
 操縦者の老人は、ずっと何も言え無かったラミーを無理矢理、助手席へと座らせる。
「おい! 日が暮れちまうぞ! 持ち場につけソルジャー!」
「ていうかあたし、パイロットじゃないんですけど、あの」
 また老人の頭を直撃。「さてさて、飛ばにゃあならんのじゃった。えーと、右手ってどっちだったかの」
 スピーカーからアナウンスが流れる。
「まもなく当機は離陸いたします。お客さまはお席につきシートベルトをおしめください」
「カジノコーナーのお客さまもお願いいたします」
 ラミーの頭にタマネギ先生の言葉がよぎる。「道場、カジノ、すべてはココロじゃ」
「そうだわ! ココロにギターがあるかぎり!」飛行機の操縦かんがラミーのイメージで、ギターに早変わり。「ラミーにおまかせ!」
 ネバりきれ! ソルジャー! ところでおやつは食べたかのう?と飛行機を操縦して目的地にたどり着く。
「グッドよりグッダーでしたぞ! おめでとう!」「サンキュ! 時間がないので、行きます!」

『You Said Anyshing. Didn't Ya?(なんでもするっていったべ?)』
 たくさんの車が並ぶ駐車場に、爆発炎上しながら胴体着陸する飛行機。
 飛びおりるラミーと操縦者の老人、そしてパーキングにコインを入れる。
「ちょっとした冒険だったのう?」なぜか入れ歯を貰う。
「ありがとう! ……はぁああ!?」腕時計を見て驚愕するラミー。
「あと3分だ! でももうちょっとで着く! ありがとうね!」礼を言って全速力で走るラミー。
 走るラミーはある事に気づいて立ち止まる。「ギター! あたしのギター!」
「どこに置いてきちゃったっけ!?」ポケットの中を探るが、置物や騎士の鎧は出てきてもギターはない。
「やっばーっ! 飛行機の中だ!」悲鳴をあげるラミーの頭上を、さっきの飛行機が飛んでいった。
「どっかでかわりの見つけなくちゃ。あ! あった!」周りを見るラミーの目に、ギターショップが見つかる。
 店に飛びこむラミー。「らっしゃい」「ええ、うーんと、ギターがほしんですけど」「どげな?」
「えーと、かっちょよくて、いい音が出て、リクライニングシートで、パワステで、デュアルエアバッグと」
「バカこくでねーぞ」「す、すいません」
「あ、あたしがほしいのは、かっこよくて、安くて、もちろん音はサイコーなヤツっていうか」
「あー、欲張りな娘ッコだなや?」
「お願い! なんでもしますから! お願いします!」
「なんでも?」店主の目が光る。「ええ、まあ」
 チェーンソーの電源を入れる店主。驚くラミー。「ウワーッ! たすけてー!」
「おめ、なんでもするっていったべ?」
「ああああああああー!」部屋の隅で腰を抜かすラミー。
 裏への扉が開くと、そこは森だった。
「カモン、ギターさこさえるべ」
「んあ? だけど時間ないんスけど?」店主はラミーの言葉など聞かず、チェーンソーを手渡した。
「カジノ ヒアー カジノ ゼアー、 カジノ イン マイ ヘアー」蓄音機から音楽が流れる。
 ラミーの頭に言葉がよぎる。「そうだわ! ココロにギターがあるかぎり! ラミーにおまかせ!」
 チェーンソーがラミーのイメージでギターに早変わり。
 極上ギターを作るべと木を削ってギターを作成する。「やった! 先行くよ!」

421ウンジャマ・ラミー:2013/05/20(月) 17:40:39 ID:???
『Vital Idol(アイドル登場!!)』
 ギターを手に入れたラミー。「ほれ、これも持ってけ」切り株の置物をもらう。
「サンキュ! ……ンガーッ!」腕時計を見てラミーは驚愕する。「あと2分でオシマイだあ!」
 店を飛び出し、ギター片手に走るラミー。
 道路を急ぐラミーは足元のバナナの皮に気付かず、踏んづけて滑らせる。
「グワーッ!」そのまま後頭部を道路に叩きつけるラミー。
「フーッ! 夢かあ」ラミーは周りを見渡す。見た事のない造詣の建物が並ぶ、薄暗い世界だった。
「もしかして、あたしって死んでる? これって地獄?」
「あたしが死んだって事は、ゲームオーバーってこと? なんてクソゲーなのかしら!」
 ギター片手に一人たたずむラミー。そしてスタッフロールが流れる。
 カボチャ頭の男が一人駆け寄ってくる。
「あー、いたいた、ギタリストだろ? 急いで急いで! さがしてたんですよ!」
「へ?」「さあ、行きますよ」
 カボチャ頭の男はラミーの片手を掴んで走り出す。
 画面から去る前に無理矢理スタッフロールを下に引きずり下ろす。「まだ早い! まだ早い!」
 地獄のライブステージ。たくさんの観衆で埋め尽くされている。
 ステージへと無理矢理飛びこまされるラミー。緑の顔の一人のアイドルが待っていた。
「おそかったわね! どういうつもりなのアンタ!」
「あたしが超かわいいアイドルだからってなめてんじゃないわよ!」
 何も言えないラミー。カボチャが声をあげる。「はじまりまーッス!」
 アイドルがギターをラミーにつきつける。「なめてると殺すわよ!」
「ていうか、もう死んでんですけど」「じゃあ、生き返らせるわよ!」
「マジ? そんなことできるんスか?」「ちゃんとプレイできたらね。いくよ!」
 なげ渡されるギター。「うん、わかった! ココロにギターがあるかぎり! ラミーにおまかせ!」
「ヒャリゴーエビワン! ワン! トゥー! スリー! フォー!」
 新しいギターで演奏しきる。「期待どおりね、良かったわよ」「まかせといて!」

『MILK CAN, That's Us!(ミルクカン、デビュー!)』
「オーライ」地獄のアイドルが、持っていたマイクのスイッチを押す。
 床からファックスの様な機械がせり上がってくる。
「これが、超音波物質転送装置なの。これでアンタが来た世界に帰してあげるわ」
「ふーん、そう。いいんじゃない」
 突然装置が動き出し、中から一枚の紙が出てくる。
 その紙には黒いラミーが書かれており、それが実体化する。
「フガッ! ライブ終わっちゃった? あたしの仕事をとったのアンタね」
 黒いラミーはラミーを罵倒し始める。ともかくラミーは装置を使って元の世界に戻ろうとする。
「あたしの時計が狂っているのも、ギターの弦が切れてるのも」
「衣装がクシャクシャなのも、ポケベルに誰からもメッセージが来ないのも」
 ファックスに数字を入れて、自分の体を装置の中に入れるラミー。「みーんなアンタのせいだね!」
「どっちがいいギタリストなのか、わからせてあげるわ、勝負しなさいよ!」
「え? ゴメン、今、急いでるの! また、今度ね!」
「ちょっとォ! 待ちなさいよォ!」
 道路の上で目を覚ますラミー。すぐ横に地獄のアイドルの顔が描かれたライターがあり、入手。
「ありがと!」

422ウンジャマ・ラミー:2013/05/20(月) 17:41:20 ID:???


 過去の回想。
「ねえ、見てー! 『ライブ決定! ミルクカン』。これってあたしたちよ!」
 ケティがライブ予告のチラシを持って走り込んでくる。ラミーはチラシに目を通し喜ぶが、戸惑う。
「でででででも、これってもうすぐじゃない、これ!」
 頭を抱えるラミーを、ケティとマーさんが横に立つ。
「そうよ! だから急いで準備しなくちゃ!」
 場面転換。ライブ衣装をこるケティ。アフリカの民族衣装、宇宙服、画家の服、ウェスタン。
「これはどうかなぁ? こっちはどうかなぁ? これは太って見えるよね! どっちがいいと思う~?」
「いいかもネ~」
 次々と衣装を変えるケティに、本を読みながら気のない返事をし続けるマーさん。
 その後ろでギターなどの機械を調整するラミー。しかし失敗して感電する。
「ラミー! それでいきなよ!」黒こげアフロのラミーを絶賛するケティ。
 場面転換。夜の部屋でポスター作製する三人。
「ポスターどうしよっか? バンドのロゴはでっかく入れたいよね?」中心となるケイティ。
「あたしの写真は目立たないカンジで」消極的なラミー。「なに言っているのよ!」
「お父さんの店の広告入れていい?」マイペースなマーさん。
 そして今。ラミーはライブ館へと猛ダッシュ。
「みんな待ってんだろうなぁ!」
 そして扉に手をかけるラミー。
 同時に走り込んできたケティ、マーさんが同時に手をドアノブにかける。三人は同時に口を開いた。
「「「おそくなってゴメン! いろんなことに巻き込まれちゃって」」」

 ライブステージ。ケティがラミーに話しかける。
「いよいよネ。ラミー、大丈夫?」
「バッチシかも、ココロにミルクカン! てことで」
 ギターのラミー、ベース兼ボーカルのケティ、ドラムのマーさんが同時に口を開いた。
「「「ミルクカンにおまかせ!」」」
 満員のライブに、音楽が響き渡る。今までの人たちも集合してのライブ。パラッパや黒いラミーもいる。
「みんなありがとう!」
「さあ、次の挑戦者は誰?」

 スタッフロールで今までの回想。終わり。


 他にも黒いラミー=ウラミーの大戦ステージや、パラッパ主人公のサブステージあり。

最終更新:2013年05月25日 17:29