ディガンの魔石
part72-284~289
未解決一覧にあった中からレトロPCゲーム「ディガンの魔石」を書きます。
スーファミで発売されていたガデュリンと同じ世界の話ですね。
5レスに渡って少し長いですがご容赦ください。
惑星ガデュリンに住む主人公は新婚ホヤホヤ、結婚した奴は神様に一言頂くべし、
というしきたりに従いかる~い気持ちでお告げを聞きに行ってみたらさあ大変。
「お前らはとんでもなく酷い目に遭うでしょう、頑張ってちょんまげ。」
幸せ気分をぶち壊されて帰宅すると、
嫁がジョジョ第三部の母ちゃんのような原因不明の難病を発症してしまう。
村の物知り爺さんを頼るとワシには分からん、
都の大賢者タオホー(ガデュリンに出てくる)なら分かるかもね、
と物知りでもなんでもない返答。
こうして主人公は冒険の旅に出るのだった…
と思ったら大間違い。
都は遠い上に言葉の通じない外国なので
まずは資金を溜めて遠征用の馬と翻訳コンニャクを買わなければならないのだ。
ド貧乏な主人公は名状しがたいものになっていく嫁との同居に耐えつつ
日々せこいアルバイトで小銭を稼ぐのだった…。
タオホーを探して大都市エドナに来た主人公。
情報屋にアルバイト代をむしられ世知辛さにむせびつつ宿に行くと、
酔っ払ったトカゲ兵士が娘さんを暴行しようとしている。
都会の奴らは狂ってやがるぜと田舎パンチを食らわせてやると
彼女は領主の身内であり、領主は世界の調和乱す奴許さない団のボスであった。
領主は最近世の中クレイジーだと思わない?思うよね?
それは世界の制御装置「大地の樹」に異変が起きてるからなんだよねと言う。
いわく大地の樹にはコアとなるべき「ディガンの魔石」が必要である。
大賢者タオホーがディガンの魔石を探し出してくれるはずだったが、
なんと敵対宗教からパチモンを掴まされ、
お粗末なことにそれを疑いも無くセットしてしまったのだった。
おかげで世界は大混乱。
しかも戦犯タオホーはショックであっぱらぱーになってしまった。
アホらしさに絶句していると嫁助けたい?じゃあ仲間になれ、と領主に誘われる。
嫁の異変は「大地の樹」が敵対宗教のために動作し、
敵対一族の血を引いていた嫁が本来の姿に戻りつつあるからなのだった。
なんもかんも全部タオホーが悪い。
まだ見ぬ耄碌じじいに怒りを募らせつつ
責任を取らせるためタオホーの元へ向かうのであった…。
いつの間にか仲間が四人も増えていた。
流行する難病を治したいと願うミスタースポックそっくりの名医マラン。
不倫でもいいから主人公の恋人になりたいと言うビッチ妖精リリファ。
そして認知症のおじいちゃんタオホーと数合わせの介護の人。
妖精の町エウレスにて太陽の巫女ファナ(ガデュリンのヒロイン)のおかげで
タオホーが正気を取り戻す。
ワシに恥をかかせおって…パチモン掴ませた奴ぶっ殺す!
この爺さん丸っきり自責の念が無いらしく、
町中で唐突にいなくなったと思えば風俗でエ○ズを貰って帰ってきたりする。
自由すぎるじじいである。
なお必須イベントではないがこの辺りで実家に帰ると嫁は姿を消しており
世話してくれていた姑は嫁が変身した?謎の化け物に殺されてしまっている。
献身的だった姑の結末としては哀れすぎる。
なんもかんもタオホーが悪い。
タオホーにパチ魔石を渡したのはバヴァリス族の統治者ゴーリア。
早速ぶっ殺しにゴーリアのいるリゴルドの町に向かうと
いきなり神の忠実なるしもべを自認するサイコ青年アレン
(こいつもガデュリンに出てくる)に襲われぼこぼこにされる。
アレンの信仰対象は主人公たちともゴーリアたちとも違うのでややこしい。
全滅寸前でバヴァリス最強のトカゲ男ドラン(やっぱりガデュリンに出てくる)
に助けてもらった一行は、ひとまずアレンは置いといて予定通りゴーリアを倒す事にする。
決戦の前に装備整えようぜとドランが言うので最後の寄り道をするのだった。
普通に装備を受け取りさあ出発だ、と思ったら
いきなりミルファがストーカーの元彼に刺される超展開が勃発。
瀕死のミルファを助けるためチームの良心ミスタースポックまで離脱してしまう。
我らがタオホー、ぶっ殺したいほど好きなんて見上げた奴じゃ、
この男ならきっとミルファを幸せにできる、
ストーカー君!ミルファと仲良くな!とストーカーを無罪放免。
いかれてるよ。
修羅場ショックを引きずりながらラスダンに突入、黒幕ゴーリアと対峙する。
我らが信じる神のためにやったんじゃいガハハハと
これまでのまとめを聞かされつつそろそろボス戦かなと身構えていると、
バトル無しであっさりドランに殺られるゴーリアさん。
結局このゲーム、プレイ時間のほとんどは金策と体調管理であり
ボスらしいボスはいないのであった。
掟により新しいボスにならねばならないドランが離脱、
主人公・タオホー・数合わせの人で最終パーティーが完成。
数合わせの人が最後まで残ると予想できたプレイヤーはいたのだろうか?
タオホーのパシリにすぎないのだがビジュアルは
黒い布を被り両目だけが光るザ・黒魔術師という感じで結構カッコイイ。
大地の樹を元に戻すためラスダンを進み神人ガヴァナー達の眠る最深部に到着。
彼らの正体はスーパーテクノロジーを持つ宇宙人という、よくあるアレである。
ここでガヴァナーのしもべアレイが再登場しラストバトルが勃発。
今間違いに気付いたけど彼の名前はアレンではなくアレイが正しい。
無事叩きのめすもガヴァナーはいい人達であるためアレイとも和解。
実はアレイはタオホーと同じく原作の重要キャラなので、
ここで死ぬわけ無いのであった。
真のディガンの魔石により大地の樹はその機能を回復し、
なぜか大地の樹に取り込まれていた嫁とも再会。
世界は平穏を取り戻し、主人公たちもまたそれぞれの日常に戻っていった…。
なお嫁であるアビリア女氏はエンディングで一糸まとわぬヘアヌード。
流れる曲のタイトルはAbilia Hair。
最後までいかすゲームである。
最終更新:2020年08月01日 10:17