ローグレガシー

ローグレガシー

part72-370~371


370ローグレガシー2020/03/31(火) 13:06:59.15ID:Sk8CYe8X0
入るには門番に有り金全てを渡さねばならず、
一度入れば死ぬか最深部に到達せねば出られぬ城。
そこに挑み続ける一族が居た。

※システム的には死ねばランダムでジョブやスキルが決まる子孫から次のプレイヤーを選び、
城で稼いだ金で装備や基礎ステータスを鍛えていく。

やがて4つのエリアのボスを倒して最深部への扉を開き、奥に居た男を殺した事で一族の悲願は果たされた。

※データロードで自動的に二週目スタート。敵のレベルが50位上がり攻撃も激しくなる。
自分は三週目でギリギリクリア、四週目で一部屋も進めない位になり辞めた。

 

371ローグレガシー2020/03/31(火) 13:37:13.46ID:Sk8CYe8X0
※探索中、時々日記らしき本が置かれている。
ほとんどは探索時の感想みたいな内容だが、最深部で読める内容はその男が城に来た理由と最深部で起きた事。

その男は王子だった。しかし継承権は低く、実態は田舎の貧乏領主だった。
ある時、父である国王が賊に襲われ瀕死の重症になった事。その傷を治す霊水が存在する魔城の事。
の二つが国中に知らされた。
男は武芸に自信が有り、自分が国王を救い英雄となれば妻子共に今の生活から脱却、場合によっては自分が次の国王になれる。
と、考え城に向かった。
ボスを倒し最深部に着いた時そこに国王が居た。
襲われたのは嘘であり、目的は若返りの霊水を手に入れる為の露払いをさせる為だった。
国王は自分がやがて王ではなくなる事を認めたくなく、霊水を手に入れ永遠に王であり続けようとしていた。
まんまと利用された事、国王がここに居る事から国庫が空となり国の滅亡が確定的な事。
これ等から絶望した男は発作的に国王を殺害、国民には男こそが国を滅ぼした反逆者と伝わる。
男は城から出ることなく、ただ霊水を飲み、「自分は悪くない、悪いのは王だ。」と、王への呪詛を吐き続ける事を繰り返すだけの亡者と化した。
遺された家族は責任を問われ城に挑み続ける罰を背負ったのだった。
最終更新:2022年10月14日 11:36