Fate/Grand Order 1.5部『悪性隔絶魔境
新宿』
part72-389~398
未解決一覧よりFate/Grand Order 1.5部『悪性隔絶魔境
新宿』
分かりやすくとのことだったので焦点を本筋周りに絞ってその他の描写はばっさり切ってます
元々プレイ済みの人のリクエストっぽいけど一応未プレイの人にも向けて簡単に説明
・カルデア…主人公が所属する組織。人類の未来を守ることが使命。
・聖杯…いわゆる聖遺物ではなく、強大な魔力の塊のようなもの。
・特異点…正しい時間軸から切り離されたifの世界。聖杯を核に成立する。基本放置すると世界がヤバい。
聖杯を回収して7つの特異点を修復(=消去)する旅がメインストーリー1部の内容。
・サーヴァント…人々の信仰を得た英霊(架空の人物なども含む)のコピー体。
カルデアが戦力として召喚するほか、聖杯の所持者や、時には聖杯そのものが勝手に召喚することもある。
戦略上正体を隠したい場合などはセイバー(剣士)やアーチャー(弓兵)といった兵種で名乗る。
7つの特異点を作った黒幕を倒してついに世界を救ったカルデア一行。
だがそれからしばらく経ったある日、もはや発生するはずのなかった新たな特異点が観測された。
向かうは西暦1999年の新宿。周囲を高い壁に囲まれた、悪のみが栄える監獄の街である。
現地到着時、意図せず孤立無援に陥った主人公は『新宿のアーチャー』と名乗るアラフィフ紳士(自称)に窮地を救われる。
記憶喪失だという彼曰く、この都市の真実を教える対価として自分を信頼してほしいとのこと。
お人好しの主人公は「(すぐには無理だが)信じたい」と答え、カルデアの支援も受けつつ行動を開始する。
現地に召喚されていた無所属のサーヴァント2騎を仲間に加え、一行は特異点攻略の態勢を整える。
敵はこの街を支配する4騎のサーヴァント、通称『幻影魔人同盟』。
彼らはただのサーヴァントではなく、個々の逸話こそあれど英霊には至らない『幻霊』の力を利用している。
しかも向こうにはアーチャーそっくりの、そして彼よりも強く邪悪なサーヴァントがいるのだとか。
もしや自分は悪たる本体から切り離されたささやかな善の一面なのでは?と軽いノリでうそぶくアーチャー。
未だ手放しには信用しがたいが、決して死にたがりではない彼が時に命がけで主人公のため戦っていることもまた事実だった。
記憶喪失でありながら頭脳明晰なアーチャーの活躍もあって戦いは比較的有利に進んでいく。
ある時は主人公が敵の本拠地に囚われるも、それすらアーチャーが見越した通りの展開であり、
結果として用心深く潜伏していたとあるサーヴァントが主人公を救出して仲間に加わることとなった。
ここで主人公はいくつかの真実を、そのとあるサーヴァント――名探偵シャーロック・ホームズの、
そして敵の本拠地で邂逅した悪のアーチャーの言葉から知る。
善と悪のアーチャーが元は一人の男、ホームズの宿敵たるジェームズ・モリアーティであったこと。
悪のアーチャーこそが幻影魔人同盟のトップであり、目的はこの星の破壊だということ。
本来モリアーティに善なる側面など一片も存在せず、故にホームズは善悪双方のアーチャーを警戒していたこと。
だが現実に、ホームズから見ても主人公を助ける善のアーチャーの行動に嘘偽りはないということ。
ホームズの活躍により特に負傷もなく敵地から帰還した主人公。
ここでアーチャーは先の顛末について怖い思いをさせたと謝罪し、記憶は戻らずとも推理により導き出した己の真名、
犯罪王モリアーティの名を改めて告げた上で主人公のサーヴァントとして在ることを誓う。
更に話題はホームズの持つ情報へ、そして今後の方針へと移っていった。
恐らく悪のアーチャーは星を破壊する手段として、この街に隕石を落とそうとしている。
敵の本拠地である建造物『バレル』を銃身に、『魔弾の射手』マックスの幻霊と聖杯の力を利用して、
決して狙いを外さない魔弾と化した隕石を地球の急所に撃ち込むつもりなのだ、と。
隕石の落下を阻止するべく、一行は改めて幻影魔人同盟を打倒せんと立ち上がる。
いくつもの激戦を乗り越えた末、バレル内部で悪のアーチャーと対峙した一行はついにこれを打ち倒す。
しかし彼が消えた後に現れたのは、なんとかつて倒したはずの1部における黒幕の残党だった。
続いて、ようやく種明かしの時が来たとばかりに善のアーチャーがホームズに襲いかかる。
善のアーチャー、もとい本物のモリアーティはホームズを殺すのではなく己の内に取り込み、
探偵がいなくなった代わりに自分が全ての疑問に答えるとうそぶいた。
幻影魔人同盟とは魔神(=残党)と人間(=モリアーティ)の二者が結んだ同盟である。
残党は憎むべき主人公を殺すために。モリアーティは宿敵ホームズに勝利するために。
両者は共に記憶を削ぎ落とし、たった今まで己を善/悪のアーチャーだと認識して行動していた。
結果としてモリアーティは『敗北すべき悪』ではなく、『正義(ホームズ)の味方』の立場から宿敵を見事に出し抜いたのだ。
事態を理解した一行は残党を再び撃破するも、魔神は主人公の死を確信して笑いながら今度こそ消滅する。
直後、その言葉を裏付けるように突如として新宿上空に隕石が出現した。
『魔弾の射手』という物語において、7発ある魔弾のうち6発は射手の望む場所へ直撃する。
しかし最後の7発目は悪魔が操作し、射手にとって最も大切な者を射抜くという。
モリアーティの真の狙いは隕石を『7発目の魔弾』として主人公の元へ誘導し、星を破壊することだった。
残された時間はあと5分。この場にホームズでも現れない限り計算は狂わないと豪語するモリアーティ。
味方サーヴァントらは隕石の迎撃に挑むと言い残し、険しい顔でその場を後にする。
もはや敗北を待つしかない状況にあって、主人公はなおもモリアーティに言葉を投げかける。
貴重な5分が無為に過ぎ去ると思われたその時、諦めを知らない主人公の元に最後の援軍が到着した。
現れたのはシェイクスピアにアンデルセンという、戦闘には向かない作家サーヴァント二人組。
二人が紡いだ文章を媒介に世界中の名だたる探偵たちが幻霊の群れとして召喚される。
探偵たる彼らの力を借り受けて、主人公が放った言葉はついにモリアーティへ決定打を与えた。
「ジェームズ・モリアーティ!!おまえが犯人だ!!」
再び敗北すべき悪に堕ちたモリアーティは、この展開を想定した上でそれでも自分が勝つはずだったと最後の疑問を叫ぶ。
その答えは、7発目の魔弾が主人公を狙ったという事実そのもの。
善のアーチャーならぬモリアーティならば踏みにじることができると思っていた過日の記憶が彼を迷わせたのだった。
その後、魔弾としての性質を失った隕石は味方サーヴァントの攻撃で完全に無力化。
敗北したモリアーティはいつかカルデアに召喚される可能性を示唆され、不思議と満更でもない様子で消滅していった。
彼が所持していた聖杯を回収したことで新宿特異点修復のミッションは無事に完了したが、
今回現れたもの以外にも逃げ延びた残党が複数いると判明したところで話は一旦幕を閉じる。
以上になります
あとついでに同じく未解決のCHAOS;CHILD(PS4)を予約したいです
乙です。FGO知らないけどなんとなくわかった。
しかし憂国のモリアーティっていうモリアーティを主役にした漫画とかもあったよな。
世はまさに空前のモリアーティブームだったのか。
>>384
まだストーリー更新中だし、用語多いから分量多くなりますが、レイズ需要あればストーリーだけ(イベント含めたらスレひとつ分になるので無理ですが)やります
>>397
384だけどぜひお願いしたいです
キャラ数がかなり多くて大変なのも想像できるから本当にざっくりした感じでいいので
最終更新:2020年08月01日 10:42