ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王

ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王

part73-119~120


119ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王2021/06/15(火) 13:05:45.80ID:ZeJCUUXL0
wikiの未解決に「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」あるので、追加要素をば。

多少会話が豊富になったりキャラの性格が変わったりしていますが、大筋の話はファイアーエムブレム外伝と同じです。
『紋章の謎』以降に設定された古代竜族の設定が正式に導入され、神話めいた話ばかりでふわっとしていたドーマとミラの設定が一新されています。


ドーマとミラはともに神竜族の兄妹で、アカネイア大陸を出て海を渡りバレンシア大陸で国を作り育てた。
神竜の加護によりバレンシアは実り豊かな大地であったが、同時に『実在する神』という偉大な存在への依存が大きく、神の意向が国是となるような風土が形成されていた。
更に竜族は長く生きると精神が摩耗して狂化する宿命にあり、二柱は既に限界手前だった。
神竜王ナーガは遥か昔より自分たち種族の狂化を予見しており、バレンシア大陸に向けて兄妹が旅立つ際にナーガ自身の牙から作り出した神殺しの剣『ファルシオン』をドーマに渡していた。
”その時”が来たら人類にこれを渡して自分たちを討たせよと。

それから数千年、力を司る兄神のドーマは既に狂化が始まっており、力と支配を望む邪神となり果てていた。豊穣を司るミラもまた人々が堕落するほどの恵みを与える駄女神に。
神が死ねば実りも死に、神が狂えば人も狂う大地バレンシア。
ドーマ教団は妹神ミラを排して『聖痕付き』と呼ばれる選ばれし魂(作中ではアルムとセリカ)を生贄に捧げてドーマを唯一神として延命させようとしていた。
ドーマを崇拝するリゲル帝国のルドルフ皇帝はドーマと教団の意向を受けてファルシオンを受け取り、ソフィア王国への侵攻と豊穣神ミラの討伐封印を行った。
ミラは封印されソフィア王国は大地の実りを失う。作物の実り悪く、人々は餓え、賊が蔓延り治安は悪化。
国土は侵攻され、ミラの封印によってか魔物が出現し始め、高まる社会不安の中でソフィア宰相ドゼーが王を暗殺してクーデター勃発。リゲル帝国の支援を受けて反対勢力を弾圧している。

しかしルドルフ皇帝の真の意図は、神に依存した世界からの脱却であった。
まずは邪神の力を借りて、豊穣に驕って腐敗したソフィア王国を破壊し女神を殺す。
乱世に立ち上がった勇者がルドルフを倒し、背後にいるドーマ神をも倒して「神の力に頼らない世界」を作っていくというもの。
ルドルフの側近および養祖父マイセンからルドルフの遺志を伝えられたアルムたちは邪神ドーマを打倒する。
 
その他の追加改変エピソードとして

・リゲル王宮地下の宝物庫にあったファルシオンを回収してドーマに追い詰められているセリカ軍団の救援に向かう
ミラがルドルフに封印された時にルドルフの真の意図(神殺し)を察して、兄神ドーマを守るため&神なき世界の人々未来を案じて、ファルシオンも道連れに石化封印させていた。
神殺しの剣が失われているため邪神ドーマを倒す事は不可能。またドーマを倒せばリゲルもソフィアの二の舞(作物の不作など)である。
最早アルム側に打つ手がなくなったと思ったセリカは自分の魂をドーマに捧げる代償にミラを蘇らせるよう教祖ジュダに請い、アルムにもこのまま国に帰るように言い残してジュダと共に去っていく。
しかしジュダは約束を守る事はなく、セリカの魂はドーマに捧げられ魔女と化した。

一方のアルムはセリカの話に納得しない。
例え神の加護を失っても、王や貴族も鍬を持ち畑を耕し、人間同士が手を取り合って行く世の中を作ることを誓い、セリカ救出を志す。
アルムの意思に反応したのか、封印されたミラのもとに招聘されるアルム。
そこに魔女セリカとジュダがやって来る。ジュダの命令するままにアルムを攻撃するセリカ。戦い、殺し合う様を見て喜ぶジュダ。
その時封印されたミラが目覚め、ファルシオンの封印が解ける。ミラの声に従うままにファルシオンでセリカを貫くとセリカの自我が戻る。
ミラはアルムの言葉に、もはや自分たちが無用の長物である事を悟り、人間に未来を託すこと、ファルシオンを渡すので狂神ドーマを安らかにして欲しいと願い、永遠の眠りにつく。
二人は手を取り合い最後の戦いに挑む。

※上記の通り、外伝ではアルム軍がセリカ軍を救出に入る体でしたが、リメイク版は合流してから最終戦に向かいます)



・仮面騎士コンラート
所々で現れて危機に陥ったセリカを助ける謎の騎士。
気丈であった外伝セリカだがリメイクにあたってヒロピン属性が追加され、彼女のピンチを救う役を担っている。
仮面騎士「下衆どもめ……汚い手でこの娘にさわるな。」

実はセリカの実兄で暗殺から逃れて賢者の里のハルクの世話になっていた。
独り思い悩むセリカを見かねて素性を明かし、彼女の心に寄り添うべく仲間になる。
白馬の騎士であり王子様でもあるのだが属性的にアルムと被りまくるためか、仮面を取ると途端に性格がナヨっとして頼りがいがなくなる。
コンラート「ひとりで森から出たのは初めてで……だから、里への道はわからないんだ。でも、がんばろうね!アンテーゼ。」

結局セリカの決断に影響を与える事は出来ず、外伝と同じく自身を人身御供にする選択をしてしまう。(リメイク追加キャラなので当たり前だが)
アルムへの繋ぎの空気兄。


・エンディング後のEXダンジョン
アルムたちはアカネイア大陸に赴き、『紋章の謎』でも行軍しなかった大陸最北端の古代遺跡を探検する。
そこは古代の錬金術師が『不死の亡霊兵士』および、偶然入手した神竜族の血を基に『究極生物』を創造しようと研究していた場所だった。
道中には亡霊兵士が、そして最下層には究極生物が待ち構えていた。
辛くも撃破する一行だが、倒しても辺りを覆う不穏な空気は晴れる事無く残り続けるのだった。

※『ファイアーエムブレム 覚醒』において謎の超存在だったラスボス『邪竜ギムレー』および尖兵の『屍兵』に関して言及したものとなっている。
最終更新:2021年06月26日 17:31