FAR CRY

FAR CRY

part73-352-367


352FAR CRYsage2021/11/10(水) 13:55:38.81ID:tXGbjq0J0[1回目]
要望のあったFAR CRYをいきます
同年発売の日本語版で>>150がやることも考えて細かいことまで書いていきます


南の島にて…
謎の経歴を持つ“ジャック・カーヴァー”彼は世間から逃れるかのように、南太平洋でチャーターボートの船長をしていた。
そんな彼の元に“ヴァレリー・コンスタンチン”と名乗る女性が現れる。
彼女は彼のボートをチャーターし、ミクロネシアの海図にも載っていない静かな島に連れて行くよう依頼する。
彼女を無事に島まで送り届けたジャックだが、いきなり何者かの攻撃を受けてしまう。

“ヴァレリー”は行方不明……ボートは沈没……外界から数千キロも離れた島を舞台に文明社会への生還を求めるジャックの孤独な戦いが始まる。
《以上は日本語版説明書の記載で、OP映像もほぼこの通り》

Level 1:訓練《※》
命辛々に水中洞窟に飛び込んだ俺は、気が付くと旧日本軍の古い地下壕に倒れていた。
そこを進んでいくと、奴らの上司(傭兵隊長クロウ大佐)と思しき声が聞こえてきたな。
(クロウ)よく聞け!赤の派手なシャツを着た不審者が紛れ込んでいる。そいつを見つけ連絡しろ。

間近な敵を避けさらに地下壕を進んで部屋に入ると、置いてあった無線機がいきなり喋りだしやがった。
(ドイル)聞こえるか?いるのはわかってるんだ。お前と”ヴァレリー”が来た時から監視してるんだ。
(ジャック)誰だ?
(ドイル)味方だ…お前を助けてやる。俺はドイルだ。
(ジャック)どうして…信じられる?
(ドイル)その携帯にはバイオリーダー機能を搭載している。だから、お前がそこにいることがわかる。
     俺がその気なら既にお前は包囲されているはずだ。
(ジャック)なるほど…それで?
(ドイル)そこから早く逃げ出せ。俺も手を貸すが時間がない。先ずは、そこを抜け小さなキャンプ地へ向かえ。気をつけろよ傭兵がいるぞ。
(ジャック)あぁ…そのようだな。俺の名前は”ジャック・カーヴァー”だ。

ドイルが置いていったらしい最低限の装備を身に付け、奴の指示通りに島を進んだ。
(ドイル)電波の感度が良くなってきた。小屋で武器と道具を探しとけ。必要になるぞ。
(ドイル)傭兵との接触はなるべく避けるんだ。見張りに見つかるな。
(ドイル)ジャック、お前のコンパスとトランシーバーをリンクした。これで方位を教えてやれる。どの方角に進めば良いかわかるはずだ。
(ドイル)双眼鏡で周囲を観察するんだ。双眼鏡には増音機能と追跡機能が備わっている。
     クリーガー博士の命令で島にいる人間は皆ロケーターを身に付けている。双眼鏡を使えばロケーターを探知できる。

キャンプ地に着いたが、ドイルはもちろんヴァレリーもそこにはいなかった。
(ドイル)車を盗んで島の反対側にあるヘリの給油パッドに向かえ。脱出用のボートがあるはずだ。
     ヴァレリーを助けるのは俺と落ち合ってからだ。脱出には彼女の助けがいる。
(ドイル)恐らく…ヴァレリーは、今は使われていない空母に監禁されているはずだ。確かめてくれ。
(ジャック)空母だと?
(ドイル)第二次大戦中にこの島で座礁した日本海軍の軽空母を、クロウが修理してヘリの給油基地として使ってるんだ。

(ジャック)ドイル、空母を見つけた。どうやって潜入すればいい?
(ドイル)一度しか行ったことがないが、確か…空母の横に穴があったはずだ。そこから中に入れたはずだ。
なんとか穴から潜入したが、座礁部分を爆破されて出るに出られなくなっちまったよ。

※:劇中劇などというわけではなく、プレイヤーにここで基本操作と行動を覚えさせているため
 
353FAR CRYsage2021/11/10(水) 13:57:38.56ID:tXGbjq0J0[2回目]
Level 2:空母
(ドイル)ジャック、空母の甲板に向かいボートを探せ。
(ドイル)艦内でヴァレリーの手がかりを探してくれ。どこに連れて行かれたかを突き止めるんだ。
艦内を進んでヴァレリーを探したが見付けられず、やがて無線室に辿り着いた。
(作業員)敵の攻撃です。女を探してるようです。
(クロウ)見つかるはずはない。既に“バンカー”に移送してあるからな。

(ジャック)ヴァレリーはいなかったが…彼女のカメラを見つけた。それとクリーガー…?と書かれたファイルがあった。
《以下は記者会見映像》
(クリーガー)この群島は研究にはもってこいの場所である。
       定期航路からも外れており私は外部からの干渉を一切受けることなく自由に研究を続けることができる。
       この研究が成功すれば人類には輝かしい未来が約束される。必ずや私がこの手で成功させるのだ。

(ジャック)彼女は”バンカー”と言う場所に連れて行かれたらしい。どこにある?
(ドイル)まずいな…連中はアムロングで尋問する気に違いない。ますます時間が無いぞ…上甲板に急いでくれ。
上甲板に出て、吊り下げられていた救命ボートを奪い乗り込んだ。
(ジャック)ボートを手に入れた。次はどうする?
(ドイル)敵の通信網を妨害する。脱出するにはそれしかない。先ずは“カバツ”に行け。東に向かえば見える。

Level 3:砦
(ドイル)“カバツ”に着いたか?奴らはここに通信基地を設置している。衛星アンテナを破壊して通信能力を妨害するんだ。
     その混乱に紛れ込めば脱出できる。ヴァレリーを探すのはその後でいい。
(ドイル)第二次大戦時の砦の跡が丘に見えるはずだ。砦跡に向かい素早く通信基地を破壊するんだ。

ドイルの指示通り砦の中心部まで来たが、さすがに派手に暴れすぎたか。
(ドイル)ジャック、面倒が起きた。通信基地のドアがロックされている。
(ジャック)どうするつもりだ?
(ドイル)危険だが、ここからセキュリティのロックをバイパスしてみる。待っていろ。
(ジャック)待ってろ…だと?気楽なもんだな。
(ドイル)ジャック、捕捉された。海と空…北から来るぞ。

(ドイル)やった!セキュリティを解除したぞ。ジャック、急いで中に入るんだ!

(クリーガー)ミュータジェンのベータ菌は予想以上の出来栄えだ。被験者は超人的な能力を示しているが情緒の安定性が欠落している。
       彼らが制御不能に陥る事態を懸念し菌のキャリアとして私自身のDNAを使ってみた。
       これにより、彼らは私に対する親密さを本能的に感じるはずであり、制御しやすくなるだろう。
       次の被験者もまもなく孵化する…
基地司令室ではモニターに件のクリーガーが映っていたが、指揮官に見付かってそれまで。

(ドイル)通信基地の動力源はガス発電所だ。燃料タンクに爆薬をセットすれば基地全体が吹っ飛ぶはずだ。
(ジャック)爆薬…持ってないな…
(ドイル)心配するな。傭兵達は藪を切り開くのに爆薬を使っている。周りを探せば爆薬の1個や2個は手に入るはずだ。
すぐ近くにあった爆薬を仕掛けて急いで逃げると、通信基地は大爆発だ。
 
354FAR CRYsage2021/11/10(水) 13:59:22.06ID:tXGbjq0J0[3回目]
Level 4:波止場
(ドイル)島の端の桟橋で落ち合おう。先に行って安全を確保してくれ。俺がやられるわけにはいかないからな。
(ドイル)傭兵達はハンググライダーで島中を飛び回っている。ハンググライダーの経験はあるか?
(ジャック)無いね…だが、命がかかってれば話は別さ…すぐにマスターするさ。
(ドイル)連中の通信システムがダウンした。復旧するには数時間かかる。その間、行動しやすくなる。
     自分達の通信は、超指向性で今まで通り使えるから心配はいらない。
(ドイル)奴らは通信システムがダウンして混乱している。
     念のため、キャンプの武器庫を吹っ飛ばし連中の気をそらしてくれ。混乱に紛れ込んで桟橋に向かう。

気を引き付けられるこっちはたまったもんじゃないが、なんとか爆破してやったぜ。
(ドイル)うまくいったようだ。混乱している。今の内に車を入手して桟橋まで来てくれ。俺も向かう。
(ドイル)もうすぐ桟橋だ。お前が一帯の安全を確保した後、落ち合おう。

桟橋の敵を一掃すると、拳銃を持った科学者らしき男が小舟でやってきた。
(男)ジャックだな?
(ジャック)なんで知ってる?
(男)待ってたよ。
男がトランシーバーで聞かせた声は、ドイルのそれだった。
(ドイル)彼女は連れて行かれた、乗れ。そこの布の下に隠れてくれ、見つかったら二人共おしまいだ。
(ジャック)誰に見つかるんだ?
(ドイル)知らなくていい。
ドイルは俺をまた別の小島に降ろした。
(ドイル)またな。

Level 5:研究所
(ドイル)ジャック。奴らはいつも大切な捕虜を反対側にある“バンカー”に監禁している。
(ジャック)反対側?そこまで連れていってくれれば、ひと暴れしてもいい。
(ドイル)駄目だ…そこまでが限界だ。これ以上近づくとレーダーに発見されてしまう。研究所の中を進んでいく方が安全だ。
(ジャック)研究所?何を研究してるんだ?
(ドイル)今は言えないが…とにかく何か動くもの…見るからに危険そうなものは避けるんだ。

何らかの施設に続いているらしい洞窟に入ると、そこは混乱していた。
(クロウ)侵入者一人に応援を出せ…?ここに比べればそっちの状況は遥かにマシだろう!手持ちの戦力でどうにかしろっ!
俺はここにいるのに一体何が?と思っていたら、目の前でいきなり猿か何かの化け物のような奴が傭兵を襲って逃げていった。
あれが“危険そうなもの”か?

(ドイル)海水を汲み上げる施設のようだな。
(ドイル)それならエレベータを探せ。研究所に行ける。
(ドイル)お前が通信基地を吹っ飛ばしたせいで島全体が大騒ぎになってる。
     トライジェンもこの隙に逃げ出そうとするはずだ。面白くなってきたぞ。
 
355FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:00:13.55ID:tXGbjq0J0[4回目]
Level 6:ツリーハウス
エレベーターを登った先の施設でも、研究員を襲う奴らやその死体を見た。
(ジャック)あれは…何なんだよ?
(ドイル)”トライジェン”だ。クリーガー博士の研究さ。遺伝子操作で誕生した猿だよ。
(ドイル)それよりも、ツリートップ研究所の主管理区画にいる科学者なら…ヴァレリーの居場所を知ってるはずだ。
     彼らを探して居場所を聞き出すんだ。
(ジャック)ドイル…!そろそろ本当のことを話せよ。奴らはここで一体何をしてるんだ?
(ドイル)全てがクリーガーの計画だ…博士は受血者のあらゆる組織や筋肉を高める血清を作っているんだ。
     俺の知る限りでは…博士は猿にしか血清を使っていないはずだが…
(ジャック)冗談だろう?
(ドイル)事実だ…しかし血清の唯一の欠点は、受血者の精神状態が不安定になり凶暴化することだ。
     だが、博士はインプラントを埋め込むことで解決を試みた。既に…博士はサンプル体を制御している。

脱走したトライジェンと傭兵達が争う地獄絵図のような吊り橋を抜け、ツリートップに着いた。
(ドイル)状況が変わったぞ。研究所の主任科学者、ジェリー・スパツィックが助けを求めてる。
     研究室がトライジェンの集団に囲まれたらしい。彼は全セキュリティエリアにアクセスできるカードキーを持っている。
     ヴァレリーを助け出すには、このカードキーが必要だ。
(ジャック)スパツィックを見つけた。カードキーを持っていたが話せる状態じゃない。
      無線が”バンカーに行け”とか言ってたが?

とにかく、ツリートップを出て車を走らせた。
(ドイル)アクセスカードがあれば峡谷の研究所に入れるはずだ。施設のゲートが閉まっているようだが何とか潜入してくれ。
(ジャック)一体どうしろってんだ?
(ドイル)爆破は得意だろう?その腕を活かしてくれ。

(ジャック)いいぞ。これならバッチリだ。
(ドイル)何したんだ?
(ジャック)さあね…ご想像に任せるよ。
いい爆薬を見付けたからゲートじゃなく脆くなってた壁の方を爆破したんだが、ドイルを驚かせちまったか。
 
356FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:01:16.69ID:tXGbjq0J0[5回目]
Level 7:バンカー
(ドイル)奴らの極秘周波数を盗聴した。ヴァレリーはヘリで移動中らしい。
(ジャック)なんてこった…
(ドイル)ヘリで”パガオ”か”ジャクタン”に運ぶつもりなんだろう。お前はバンカーを突破してヘリパッドへ向かってくれ。

バンカーの中には、実験中で檻に入れられたままのトライジェンもいた。
(ドイル)ロケーターを見ると、近くにトライジェンの格納された檻がある。
     緊急開放スイッチを作動させ、檻を開けて傭兵達の気をそらすって言うのはどうだ?
(ドイル)ヘリが到着したぞ。ヘリパッドに急ぐんだ…時間がない!
飛び立つヘリになんとかしがみついたおかげでヴァレリーを助けられた…ていうか、ヘリごと海に落ちたんだがな。

(ヴァレリー)ヴァレリー・コンスタンチン”CIA”よ。
(ジャック)そう言うことは出発前に言ってくれ!何で俺を選んだ?
(ヴァレリー)他の連中は特殊部隊出身じゃないからよ。
(ジャック)俺を調べたな?じゃ除隊してから時間が経っているのも知ってるな?
(ヴァレリー)一度覚えたら忘れないわ。この島に潜入していたエージェントの連絡が2週間前から取れないのよ。
(ドイル)“ジャック”聞こえるか?
(ヴァレリー)ドイル?ヴァレリーよ、いま何処にいるの?
(ジャック)任務完了だな。
(ドイル)詳しくは後だ、まずはやってもらいたいことがある。
     数百メートル進むと調教していない“トライジェン”を入れた檻がある、そいつらを逃がしてくれ。
     その混乱に紛れ込むんだ。
(ジャック)調教していない…?調教なんてできるのかよ?

Level 8:蒸気発電所
(ヴァレリー)ジャック?協力して…そうすればあなたも助かるわ。先ずは、あの発電所を爆破して。
(ジャック)いいだろう…だが…一体何が起こってるのか教えてくれ!?意味もわからず利用されるのは…
(ヴァレリー)ジャック!時間がないのよ。発電所を爆破した後でクリーガーの書庫で会いましょう。

どのみち俺に選択肢なんかなかったから、まだ二人の指示に従うことにしたぜ。
(ドイル)ジャック?近くに小さなキャンプ場がある。キャンプ場の隊長から暗視ゴーグルを手に入れろ。発電所の中で必要になる。
(ドイル)道を進んでジャングルを抜けるんだ。目印を付けておいたから、コンパスを見ればすぐにわかるはずだ。
(ドイル)電流を逆流させると発電所を破壊できる。先ずは所長を探し出し設計図を手に入れろ。俺が接合器を確認する。

所長はノコノコ発電所の外に出てきていたから、設計図ごと燃やすことなく寝てもらえたぜ。
(ドイル)所長を見つけたか?
(ジャック)そこで寝てる。発電所の設計図を見ているところだ。接合器はセクション「4」「5」「7」にあるようだな。
(ドイル)よし。発電所に入ってくれ。接合器のある場所に目印を付けた。コンパスで確認してくれ。頼むぞ、ジャック。
 
357ゲーム好き名無しさんsage2021/11/10(水) 14:07:14.13ID:tXGbjq0J0[6回目]
セルフ支援
 
358FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:36:21.70ID:tXGbjq0J0[7回目]
Level 9:発電所
(ヴァレリー)ジャック!クリーガーの書庫に着いたわ。中に入ってみる…大丈夫よ危険は無いわ。
(ジャック)ヴァレリー…気を付けてくれよ、助け出すのは簡単じゃないんだ。
(ドイル)ジャック!コンパスを見てくれ。接合器のある場所に印が付いているはずだ。
     その作動を確認後、次の接合器のある場所に印を付ける。

ようやく発電所に侵入して、あちこちで蒸気の漏れた弁の場所に辿り着いた。
(ドイル)1基目の接合器だ、圧力を最大に上げろ。
(ドイル)次に2基目がある場所に印を付ける。
(ドイル)最後の接合器がある場所に印を付けた。
(ドイル)指令室のある場所に印を付けた。ジャック、急げ時間がない。 制御パネルを操作して電流を逆流させろ。
     大規模な縦続が起こり発電コアが破壊されるはずだ。
(ヴァレリー)ジャック!やったわ、電圧が下がってる…私は通気孔のシャフトを通って書庫に移動するわ。
       あなたは見つからないようにシャフトに隠れて待ってて。私があなたを見つけるわ。
(ジャック)ようやく納得できる指示を出したな。待ってるよ。

異常を見て敵の援軍が来たんで大変だったが、なんとかシャフトに潜り込めたぜ。
(ジャック)脱出するぞドイル。ヴァレリーと一緒に外で会おう。
その頃、俺たちのおかげで逃げた大量のトライジェンがさらにその仲間を解放して反乱を起こしてたんだ。

Level 10:司令センター
(ヴァレリー)ここはトライジェンで一杯よ!トライジェンは猿じゃなくて人間のミュータントみたいね。
       そこにいて…ここに来てはダメ…危険すぎる…えっ?な…何?
(ジャック)ドイル!彼女を見捨てる気じゃないだろうな?
(ドイル)ジャック!俺達の選択肢は少ない。彼女との距離はまだ離れている。やっと半分近づいただけだ。
(ジャック)彼女の居場所まで誘導できるか?
(ドイル)やってみる。
とにかく、まずこの混乱を利用して司令センターを脱出しないとな。
《このLevelではドイルからの指示はほぼ無くただ施設を脱出するだけ》

Level 11:反乱
(ジャック)まるで戦場だな。
(ドイル)そうさ、戦場なんだよジャック。どこもかしこも大変な騒ぎだ。
やっと外に出られたが、そこも傭兵とトライジェンが殺し合う地獄絵図だった。
(ドイル)ジャック、南に進んで書庫に向かえ。ヴァレリーは書庫にいるはずだ。
(ドイル)ジャック!ドイルだ。南に灯台が見えるか?道に沿って進めば書庫にたどり着けるはずだ。
(ドイル)書庫に着いたな?何処かにヴァレリーがいるはずだ…探してくれ。

Level 12:書庫
(ドイル)ジャック!ヴァレリーはこの中だ。
(ジャック)わかった…ひどい様子だ。
(ドイル)探す場所が少なくて済む。奴らはそこに古い被験者を収容してた。奴等よりも早く彼女を見つけるんだ!
(ジャック)ドイル、どうやら”被験者”のお出ましのようだぜ。
(ドイル)気を付けろ。姿を消す妙な連中については俺も詳しくはわからない。
ここは研究所に近いだけあって、サーモグラフィーでしか見えない奴までいたぜ。
(ドイル)ジャック!気をつけろ。クロウが精鋭部隊を複数のグループに分けて配置した。
     トライジェンの掃討が目的だが、当然…お前も標的になる。
精鋭兵は厄介だったが、なんとか貨物用エレベーターで地下収容所に降りた。
 
359FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:37:02.91ID:tXGbjq0J0[8回目]
Level 13:海水
(ドイル)ジャック!造船所の一帯を抜けた。ヴァレリーの収容所までもう少しだ。
(ドイル)クリーガーの精鋭部隊がエレベータへ通じる経路を閉鎖した。トライジェンを閉じ込める気だ。
     ドアのロックを解除するにはセキュリティ室に行く必要がある。

トライジェンと同じ墓穴だなんて冗談じゃないが、あちこちのロックを解除しても結局タンク室で行き詰まっちまった。
(ジャック)ドイル…まったく動けない。いい方法はないのか?
(ドイル)ヴァレリーに通じる経路は塞がっているようだ。タンク室を海水で満たせば上の階に移れると思うが…
(ジャック)さすがだな…ドイル。
えらいことさせやがって……急いで天井まで泳いでヴァレリーの所まで行けたからいいようなものの、危うく溺れ死ぬとこだったぜ。

(ドイル)ジャック…ヴァレリー…悪い知らせだ。本部に救出要請を連絡しているのだが通じない…
     クリーガーが電磁場を作動させている。島の外に電波が届かない。
(ヴァレリー)そいつを壊せばいいのね?
(ドイル)合流して電磁場の発生源に向かう。幸い、ここから遠くない。
     そこの部屋には他にも出口がある。そこから出てくれ、俺は外のクルーザーで待つ。
(ヴァレリー)近くにはクリーガーの実験所があるわ。ついでに様子を探りましょう。どっちにしろ…壊さなくちゃならないわ。
(ジャック)おいおい…あんたの狙いが何なのか知らないが、本部と連絡がつけば俺は降りるぜ!こんなバカ騒ぎはもう沢山だ。
 
360FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:38:03.11ID:tXGbjq0J0[9回目]
Level 14:ボート
(ドイル)よし!ヴァレリーはこのままクリーガーの実験所があるパガオに連れて行く。海岸から離れないようにしろ。
     沖合いに出てしまうとレーダーに捉えられる。コンパスを見ろ。目的地に印を付けておいた。
(クロウ)ドイル!お前…!犬は…貴様だったんだな?畜生!喉を掻き切ってやる!そこで待っていろ。
(ドイル)ジャック、周波数を変えろ!
(ジャック)ドイル!お前の友達が怒っているな。
(ドイル)クソ!ついに見破られたか…俺のLSIを追ってくるぞ。急ぐか…

(ドイル)システムを無力化するには、一帯の送信塔を壊す必要がある。アンテナの支柱が確認できるから、すぐわかるはずだ。
     一番近くの島で採掘工事が行われているはずだ。そこに行けば、爆薬が手に入るだろう。
(ドイル)1基目の送信塔は北にある。
(ジャック)やったぞ!次は?
(ドイル)少し待て…そこから北西だ。
(ジャック)良し…と…朝に嗅ぐ導火線の香りは最高だ。次はどうする?
(ドイル)お前は…本当に楽しい奴だな…最後の送信塔はそこから北東にある、急げ!敵が来たぞ。
(ジャック)これで良しと…こいつで最後か?
(ドイル)待ってくれ…妙だ…まだ信号が妨害されてる。
     クロウめ…どこかに予備の送信機をセットしてるな…三角法で測定して…あった…そこの真西だ。
     貨物船に送信機を積んでいるようだ。
(ドイル)船内に侵入して燃料タンクに爆薬をセットしろ。

(ジャック)あと25秒!艦首なら安全か…
(ドイル)妨害電波が止まった。
     待て!敵だ…信号を識別…クロウだ!
(ジャック)返り討ちにしてやる。

燃料タンクを吹っ飛ばしてもう沈みつつある船だが、クロウの奴は容赦なくヘリで攻撃してきやがった。
(クロウ)カーヴァー!このツケは払ってもらうぞ。コソコソ嗅ぎ回りやがって!
《ゲーム中でも最大の難所で、このヘリは通常一発のロケランを十発くらい当てないと倒せません。しかも船が沈んで動けなくなる前に》

(クロウ)このクソッタレめ!!!
(ドイル)奴は海に飛び込んだぞ!パガオに向かって泳いでいる。
(ジャック)何してる?始末すればいいだろう!
(ドイル)お前が先だ…ジャック。奴はサメの餌食だ。ジャック、すまないが…もうひと仕事…頼む。
     アンダーセン博士のPDAに保存されているデータが必要だ。博士が行方不明になった場所まで探しに行ってくれ。
PDAを見つけたら俺のシステムにデータをアップロードしてくれ。アップロードする方法は、後で指示する。
 
361FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:39:26.91ID:tXGbjq0J0[10回目]
Level 15:カタコンベ
(ドイル)ヴァレリーは任務遂行中だ。発見されたという無線は入っていない。今のところは無事だろう。
俺はまた、古代寺院跡のある別の島に来ていた。
(ドイル)近くに寺院の入り口があるはずだ。
(ジャック)爆破して入り口が封鎖されているようだ。
(ドイル)爆破して開けることもできるだろう?爆薬は得意だろ…ジャック?

(ジャック)ドイル、寺院の中に入るぞ。
(ドイル)PDAは近くだ。正確な位置を教えるのは難しいが…かなり近い。
(ジャック)トライジェンがウヨウヨいる。
どうやら、遺跡を一度放棄してトライジェンを閉じ込めガスを撒いたらしい。
(ジャック)ゲホッ…何だ…これは…?肺が焼けるようだ。
(ドイル)ガスから離れろ!コンテナを壊せばガスを霧散できる。ガスには近づくなよ。
(ジャック)こいつだな…ドイル!PDAを見つけた。次はどうする?
(ドイル)よし…モバイルアップリンクの座標を送る…
(ドイル)ジャック!その近くでクロウの信号を探知した。気を付けろ。そっちに向かってる。
遺跡の出口はまた爆破して開けられたが、クロウの奴には先回りされそうだ。

Level 16:川
(ドイル)ジャック!ボートで川を下ったほうが早い。モバイルアップリンクは下流にある。泳ぐつもりはないだろう?
(ドイル)ジャック!傭兵達が川を探索している。特に優秀な連中だ。注意しろ。
(ドイル)アップリンクまでもうすぐだ。川から少し離れてるが道があるはずだ。油断するなよ、ハイキングじゃないぞ。
(ドイル)クロウが近くまで迫ってる。奴がアップリンクに近づく前に倒す方がいい。応援を呼ばれると面倒だ。
     大勢を相手にひと暴れしたい…と言うなら話は別だがね。
クロウも悪運の強い奴だったが、アップリンク地点の遺跡と一緒に永遠に眠ってもらったぜ。
(クリーガー)クロウ…応答しろ!クロウ…どうした?返事しろ!
(ジャック)お前が有名な”クリーガー博士”か!?
(クリーガー)誰だ?名乗りたまえ。
(ジャック)すぐにわかるさ。《無線を踏み潰す》

(ドイル)PDAをアップリンクに接続しろ。座標を送信する。
(ヴァレリー)ジャック!聞こえる?ジャック…
(ジャック)どうした?
(ヴァレリー)そっちに向かってるわ。ドイルから聞いたけどデータをアップロードしたんですって?よくやったわ。
(ヴァレリー)ビンゴ!ここで奴らはミュータジェンを作っていたのね。しかも…証拠隠滅のために戦術核まで用意しているわ。
       クロウ…あなたのおかげで後始末は簡単に済みそうよ。
(ジャック)そう願いたいもんだ。

俺とヴァレリーは、さらにジャングルを進んだ。
(ジャック)ちょっと話でもしようじゃないか。詳しいことを教えてくれ。撃つ時に誰を最初に狙うのか知っておく必要がある。
(ヴァレリー)クリーガーは国防省の主席研究員だったわ。遺伝子工学が専門で人間の戦闘能力の増大を研究してた。
(ジャック)”トライジェン”だな?で…どうして“CIA”が出てきたんだ?
(ヴァレリー)クリーガーは無断で臨床試験を実施したせいで追放されたの。でも私的に実験を続けた。
       そこで私達は実験助手としてドイルを送り込んだのよ。実験の進行状況を把握するためにね。
(ジャック)あんたの目的はクリーガーの野望の阻止か、それともドイルの救出…どっちなんだ?
(ヴァレリー)私の任務は、あの化け物を島から出さないことよ。あなたを選んだのは、きっと頼りになると見込んだからよ。
(ジャック)俺が協力すると思ってるのか?
(ヴァレリー)やれやれ…ドイルがこの辺りに傭兵キャンプがあると言ってたわ、行ってみましょ。
 
362FAR CRYsage2021/11/10(水) 14:42:16.13ID:tXGbjq0J0[11回目]
Level 17:湿地
(ドイル)ジャック!ヴァレリー!ゴーサインだ!本部が実験所の破壊を決定した。
(ヴァレリー)目標は2箇所あるわ。傭兵基地と実験所よ。両方を確実に破壊するには核を使うしかないわ。
(ジャック)核だと…?気は確かか…
(ヴァレリー)落ち着いて…核と言っても超小型の核…副次的損失は最小限に抑えられるわ。
       勿論、私達が風上の安全区域に脱出してからよ。

ヴァレリーと行動することになったが、さすがにCIAだけあって手慣れてやがったな。
(ヴァレリー)近くに小さなキャンプがあるわ。“足”を手に入れましょう。
(ヴァレリー)私が運転するわ、あなたは銃を!

(ヴァレリー)ドイル!着いたわ。主保安端末の位置がわかる?
(ドイル)待ってくれ…座標を送る。
(ヴァレリー)座標が来たわ。やることを説明するわね…ジャック!あなたには、楽しい方をやらせてあげる。
       基地に忍び込んで安全な経路を探して頂戴。私は連中のセキュリティグリッドを解読するわ。
       その後、武器庫に侵入して核爆弾を盗み出すのよ。
(ジャック)俺は核爆弾なんか触りたくないぜ…どんなに小さくても核は核だ…
(ヴァレリー)勘違いしないで…信管は私がセットする。あなたは私を守って。
巻き込まれてる自分の身だけでも精一杯なのに、今度は守れときたもんだ。

(ヴァレリー)端末はもうすぐよ。連中の司令センターは上階にあるわ。
(ヴァレリー)オーケー、システムに侵入するわ。
(ヴァレリー)もう少し…やったわ!ついてきて。

今度はヴァレリーに付いて行って、制御室に強行突破だ。
(ヴァレリー)いい?復習しておくわよ。私がゲートを開けたら中に入って核爆弾を探すのよ。
(ヴァレリー)あなたは本部に潜入して、爆弾のアクセスコードを探して。時間がないから…ここでお別れよ。
(ドイル)ジャック!アクセスコードがある場所の座標を送った。急げ!時間がない。

(ジャック)アクセスコードを手に入れた。次は?
(ヴァレリー)大至急…司令センターに戻って。こちらもそろそろ終わるわ。
(ヴァレリー)ついてきて!ジャック。
(ヴァレリー)ジャック、この武器庫のどこかに核爆弾があるはずよ、先にいってくれる。

信管が入ってなくても近付きたくなかったが、見付けたブツは幸いフォークリフトに乗ったままだった。
(ヴァレリー)気が利いてるわね、私が運転するわ。
(ドイル)気を付けろ!実験所はクリーガーの精鋭が防衛している。
(ヴァレリー)任せてドイル。着いたら連絡するわ。
 
363FAR CRYsage2021/11/10(水) 15:19:07.28ID:tXGbjq0J0[12回目]
Level 18:工場
(ドイル)そこは今のところは安全だ。ただ…ひとつ注意しろ。核爆弾が点火すると奇妙な現象が起こるかもしれない。
     つまり…ミュータジェンの影響を受ける恐れがあるんだ。用心してくれ。
(ジャック)用心だと?核爆弾を爆発させるだけじゃ足りないのか?
(ドイル)まじめに言ってるんだ。予防用に使える血清が施設内にある、奴らは重要なものをそこに保管している。
(ヴァレリー)先ず…核爆弾を用意しましょう。血清はその後…探しに行けばいいわ。
(ジャック)何だよそりゃ…出来の悪いスパイ映画か?お前達…みんな殺す気か?

(ドイル)ジャック、ヴァレリーが爆弾を見ているから。あんたは一帯の安全を確保し、エレベータを呼ぶんだ。
(ドイル)ヴァレリーも作業完了だ。数秒で来るはずだ。
(ドイル)よしジャック、彼女が来た。先に進め。
(ドイル)次のゲートは閉まってるはずだ。なんとかして開けて、ヴァレリーを通過させるんだ。
“なんとか”だなんて、すげえわかりやすいな。
(ドイル)よし。左にゲートがある。ミュータジェン室に行くには、そいつを開けなくちゃならん。
(ジャック)ここは一体?
(ドイル)そこにアクセスするのは初めてだが、アップリンクから判断する限りクリーガーが第三段階の実験を行っていた場所に違いない。
     噂では、博士はあらゆる種類のサンプル体を集め、トライジェンの血清を注入していたらしい…その通り。
     でも、まだ話の先があるんだ。クリーガーはさらに接合子体からトライジェンを創造しようともしてたらしいんだ。
     考えてみろジャック、水槽の中で生まれた兵隊達…まさに生粋のウォーマシンだ。

(ヴァレリー)ドイル、潜入したわ。
(ドイル)よし注射の時間だ。バイオハザードのマークがある赤いケースがあるだろう。
えらく怪しいケースだから、ヴァレリーが躊躇うのも無理ないかもな。
(ジャック)どうした?
(ヴァレリー)注射は苦手だわ。
(ジャック)”トライジェン”になっても、きっと可愛いぜ。
(ドイル)血清を首に打つんだ。
(ヴァレリー)気分が悪いわ…行きましょう。

(ドイル)ヴァレリー、爆弾の信管をセットしろ。ジャック、なにがあっても彼女を守れ。彼女は無防備状態だ。
(ヴァレリー)いいわ。信管をセットする間、援護して頂戴。
警報が鳴って、敵の精鋭が大勢押しかけて来やがった。
(ヴァレリー)これでよし…と。タイマーを20分にセットしたわ!
(ドイル)よし、早く脱出するんだ!
急いで脱出したんだが敵の抵抗が激しくて間に合わず、爆発の衝撃で気を失っちまった。

目が覚めたら武器も装備も全て奪われて、ヴァレリーと一緒にクリーガーのヘリの中だ。
(クリーガー)ジャック、これが未来だ!
下を見ると、島はトライジェンで埋め尽くされていた。
(クリーガー)人間は自然のままでは進化しない。
       お前のような生身の人間はすぐに過去の存在となる。私は試験管だけで数千年の進化を成し遂げたのだ。
       素晴らしい進化だよ。《※》
       グッドラック!
俺は蹴り落とされ、トライジェンの楽園に真っ逆さま。

《ここでなぜかヘリからアサルトライフル一丁も落ちてきてジャックが『よし(Thanks)』と言っており、この台詞もよく聴くと
 『Survive~』と言っているためおそらくですが本来は『ここで生き延びてみろ!』とか訳す方が正しいと思われます》
 
364FAR CRYsage2021/11/10(水) 15:19:46.17ID:tXGbjq0J0[13回目]
Level 19:ダム
《いざゲームが再開すると丸腰になっているので、開発側が急遽路線変更したのが原因で日本語版に違訳が起きたと思われます》
(ジャック)ここは…どこだ?とにかく脱出しよう。

滝を飛び降りトライジェンだらけのジャングルを抜けて、ようやく見付けたヘリの中に通信機があった。
(ドイル)ジャック…ジャック?聞こえるか?大丈夫か?しばらく無線が通じなかった…ジャック、どうだった?
(ジャック)化け物がうろついているジャングルの島にいるってだけで…あとは問題ない。そっちは?
(ドイル)良い計画を思いついた。無事で何よりだったな。今すぐそこから逃げろ。砦壁を突っ切るのが一番早い。そこから遠くない。

だが砦でようやく使える装備を見付けたとき、俺の体に異変が起きた。
(ジャック)ドイル、腕が緑になっちまった。
(ドイル)菌でも入ったようだな。
(ジャック)血清じゃなかったのか?
(ドイル)血清だったさ。だが何らかの理由でミュータジェンが空気と飽和してらたしいな。クリーガーも同じ目にあった。
(ジャック)クリーガーも感染したのか?
(ドイル)あぁ、だが奴は菌の増殖を防ぐ薬剤を開発し、今でも使っているはずだ。
(ジャック)奴に会ったら試させてもらおう。
(ドイル)丁寧に頼むんだな、奴は生身の人間じゃないぞ。

(ドイル)ジャック!クリーガーの中央実験所に向かえ。火山の麓にある。
     火山の噴火を抑える巨大なスタビライザーみたいな物があるから、すぐにわかる。
     クリーガーと…ヴァレリーもそこにいるはずだ。
(ジャック)決着をつける時だな。
(ドイル)俺も行く…もう片付けるべきだ。

(ドイル)クリーガーの実験所は近くにあるはずだ。俺も今からそこへ行く。
(ジャック)待ってるぜ、ドイル。
(ドイル)あぁ…待っててくれ。
 
365FAR CRYsage2021/11/10(水) 15:22:00.93ID:tXGbjq0J0[14回目]
Level 20: 火山
実験所の中心部には、半ばトライジェンと化したクリーガーと俺と同じような異変の起きたヴァレリーが居た。
(ジャック)無事か?
(ヴァレリー)大丈夫に見える?
(クリーガー)心配には及ばんよ、ジャック。次にどうなるか君が見ることはない。

《大きく跳躍して避ける上に姿まで消す強敵クリーガーを倒す》
(ジャック)血清はどこだ?
(クリーガー)誰にやられた?
(ジャック)汚染区画に入っちまったんだ。
(クリーガー)ミュータジェンは皮下注射した時しか作用しない。私がこの手で注射したかったよ。
同じ症状の出ているヴァレリーとはしばらく別だったし、空気感染しないとなれば原因はあれしか考えられない……
(クリーガー)素晴らしい標本になるよ…君は。あと一時間くらいか…彼女はもっと早いな。
奴はイカれた科学者だったが、黒幕は別にいるようだ。
俺が死んだ奴の目を閉じてやると、その黒幕がホログラム通信で姿を現した。

(ドイル)お涙頂戴だな。残念ながら奴はビジネスの能力がなかった。
(ヴァレリー)ドイル、あなたまさか…
(ドイル)そのまさかさ。政府で働いたおかげで武器の在りかや金儲けの方法には詳しくてね。
(ジャック)なんで自分でクリーガーを殺さなかった?
(ドイル)トライジェンの忠誠心はとても強いんだよ。お前は連中の父親殺しってわけさ。
     連中の怒り具合を見てみたいもんだが、あいにくとスーパーミュータジェンの商談が待ってるんでね。
(ジャック)ドイル、血清を渡さないならこの島から生きて出さんぞ。たわ言だと思ってんだろう。
      銃口を額にぶち当てられてからじゃ手遅れだぜ。
(ドイル)悪いな、ジャック。僕にも血清は必要なんでね。悪いが握手なしで失礼するよ。

とりあえず既に瀕死のヴァレリーを船に乗せてから、ドイルに最後の通信をした。
(ジャック)すぐ行くからな…待ってろよ。

(ドイル)どうした、カーヴァー?もっと歯ごたえがあると思ってたぞ!
(ドイル)哀れだな…実に哀れだ…
(ドイル)お前を過大評価していたようだ。

俺に時間がないと見た奴は余裕こいて大型実験場の制御室に籠っていたが、すぐに突破して銃口を額にぶち当ててやった。
(ジャック)計画が狂ったようだな、ドイル?
(ドイル)よせ…お前は何もわかっていない。奴らは俺を送り込んで何時も見張ってた…お前も同じだ。
     変えるのは不可能だ…未来は変えられない。
(ジャック)恐らくな…だが…お前にはもう未来はない。じゃあな!クソ野郎!《射殺》

《爆発する実験場を血清を抱えて脱出し、船のヴァレリーに血清を打つ。その枕元でこの一件をまとめたぶ厚いファイルが映る》

PROJECT
FAR CRY

《スタッフクレジット》
 
366ゲーム好き名無しさんsage2021/11/10(水) 15:38:08.37ID:tXGbjq0J0[15回目]
FAR CRYはこれで終わりです
2以降やリメイクは開発会社が違うためかジャック・カーヴァーの設定が違っています
1では武器の密輸なんてやってません
 
367ゲーム好き名無しさんsage2021/11/11(木) 21:33:15.47ID:S/xXaE0H0[1回目]
最終更新:2022年04月23日 22:33