グローランサーIV ~Wayfarer of the time~

グローランサーIV ~Wayfarer of the time~
part4-527,529~535,538~539,542~543,545,544、part5-21~23、当サイト掲示板補足スレ64~69、part54-66


527 グローランサーⅣ行きます sage 04/03/12 04:21ID:xZ9nu/GD
グローランサーⅣキャラ解説とりあえずパーティキャラだけ

クレヴァニ―ル…黒い唇にホストのような格好がイカス主人公。
    幼少の頃から傭兵団アルテンシュバイドで暮らしている。

レムス…道端で倒れていた所をクレヴァニ―ルに助けられて以来傭兵団で共に生活している。
    女みたいな顔してるけど男。

レジ―ナ…傭兵団の団長の娘で主人公達の姉のような存在。へそ出しルック。

フレーネ…遺跡で眠っていた少女。主人公と関係があるらしいが記憶を失っている。全身タイツ。

イライザ…北国イグレジアスの貴族の娘。現在は南国マーキュレイで執事や使用人と共に生活。

ヴァレリー…主人公が軍の訓練施設で同じチームになる男。

ヒエン…剣聖と呼ばれるほどの腕を持っている老人。この人も記憶を失ってちょっぴり腕が衰えている。

レオナ…異世界から迷い込んだ猫耳レオタード少女。猫言葉でしゃべる。

使い魔…D-TP型(ボーイッシュでショートヘア)D-LN型(クールで長い髪)D-LM型(天然系で魔女ルック)
    の3タイプから選べる妖精のような魔法生物。マスターにとことん尽くす。

世界観

グローランサーⅣの舞台になる大陸には3つの大国が一触即発の状態で
北国イグレジアスは南に位置する軍事国家デュルクハイムの領土を狙って数年に渡って戦争中
デュルクハイムの東に位置するヴァルカニアは現在の所中立を保っている

2000年前に魔法を使用した高度な文明を誇っていた人類だが突然『天使』とよばれる存在が現れて文明を滅ぼした
大陸各地に2000年前の遺跡が残されており、まれにその遺跡で眠った状態の子供が発見される
彼等は「ルインチャイルド」と呼ばれ、多くの遺跡はルインチャイルドが居ないと扉が開かない
現在は一般人には魔法はおとぎ話の中の存在位にしか思われていない。

529 グローランサーⅣ sage 04/03/12 06:23 ID:xZ9nu/GD
ストーリーかなりうろ覚えなので間違いあったらごめん

クレヴァニ―ルとレジ―ナは買出しに街へ出かける途中で怪我をして倒れているレムスを発見します。
レムスを抱えて急いで傭兵団の野営地に戻るクレヴァニ―ルとレジーナ。
レムスは父親と旅をしていたが野盗に襲われて父親は殺されて自分は命からがら逃げ出して来たらしい。
そのショックでしばらくは口がきけないほどの状態に陥っていたが。傭兵団で面倒を見ているうちに次第に回復して行った。
傭兵団アルテンシュバイドの皆は気さくな人ばかりで皆が家族といった感じでした。
一年ほど経つとレムスはすっかり元気を取り戻し、クレヴァニ―ルを兄のように慕うようになります。

ある島で争いが起きて傭兵団に依頼が届いたので現地に向かうアルテンシュバイド
敵対勢力は『魔法』を使うという噂。ただの噂だと言う団員も居ればびびっている団員も居たりします。
団長のディクセンはクレヴァニ―ル・レジ―ナ・レムスの三人に偵察を頼みます。
偵察に向かった途中で敵と遭遇してしまいやむなく戦闘に突入する三人。
この戦いが初陣のレムスは何をすればいいのか解らないのでクレヴァニ―ルの指示に従い行動します。
レジ―ナやクレヴァニ―ルの助けで何とか無事に初陣を終えたレムスだが、初めて人を殺した事に恐怖を感じています。
その夜、一人で沈んでいるレムスを発見するクレヴァニ―ル。声を掛けようとすると側に居た団長のディクセンに止められます。
ディクセンは自分が行くと言ってレムスの所へ行き、年長者として、団長として、父としてのアドバイスをします。
次の日、ディクセン達は敵本隊との戦いに向かうがクレヴァニ―ルとレムスには別の仕事が与えられる、敵の物資輸送を妨害する任務でした。
輸送物資を奪ってしまえばこちらがさらに有理になるのでクレヴァニ―ルとレムスは輸送物資を傷つけないように敵兵を撃破していきます。
昨日初めて人を殺して沈んでいたレムスはもう何も気にとめずに殺しまくっています。
敵兵が死に際に『ぎゃぁあああああああ!!!!』とか『もっと生きたかった…』とか言ってるのも気にとめません。この辺から彼の本性が見え隠れしてきます。
昨夜のアレは演技だったのでしょうか…
一方、敵本隊と戦っている団長達は炎を吐く見慣れない兵器(火炎放射器)を使う兵士相手に戦っていました
火を吐く兵器を見た団員は『魔法だ!!』と言って怖れを為して戦意喪失する者まで居ます
団長のディクセンはそれを一喝し『これは魔法ではない、油を利用して炎を出す兵器だ』と言い火矢を使って兵器を兵士ごと炎上させてしまいます。
この兵器を切り札にしていた敵勢力は撤退してしまいます。


530 グローランサーⅣ sage 04/03/12 06:23 ID:xZ9nu/GD
そしてディクセン達は野営地に戻ります
無事に任務を果たし、団長達からも誉められて喜ぶレムス、調子に乗ってます。
次の日一気に決着をつけようと部隊を展開するアルテンシュバイド
戦闘中に何かいやな予感を感じる団長の右腕のバウアーは一旦戦線を退きます
その直後、突然戦場に爆発音が響き渡ります。
空から謎のビームが降り注いでいるのです
敵味方構わずその戦場に居る者全てに対し、無差別に謎ビームの攻撃が襲い掛かります。
突然戦闘どころでは無くなったので、団長は全軍撤退を指示して大急ぎで港へ向かいます。
なんとか港に辿り着いた時にディクセン団長は空を睨み付けていました
不思議に思ったクレヴァニ―ルが話し掛けると『お前にはアレが見えるか?』と団長
空を見上げると複数の翼を広げ頭に輪が付いた薄着の筋肉質の男が空に浮いているのが見えます。
側に居るレムスや他の団員にはどうも見えていないらしくクレヴァニ―ルと団長が何を見ているのか解らないようです。
団長は『ついに天使が現れたか…』と呟き何かを決意したようです。
そうしている間にも謎の攻撃は絶え間なく続いているので、とにかく今はこの場を離れる事を優先し大急ぎで船を出して島を離れます。

団長の指示が的確だったのか団員に深刻な被害は無く、なんとか近場の港まで辿り着く事が出来ました。
辿り着いた先は観光地として有名なマーキュレイ王国でした。
上陸して無事だった団員達にディクセンは突然傭兵団を廃業すると言いました
突然の宣告に驚く団員達に、団長は自分はある目的があった、今がそれを果たす時なのだと説得します。
信頼する団長の言う事なので、皆も納得したようです。
団長の右腕のバウアーは傭兵として生きる道しか無いと言うので、団長はバウアーにアルテンシュバイドを譲る事にしました。
次の仕事先をどうするか尋ねるとバウアーはイグレジアスとデュルクハイムが戦争中なのでどちらかに付くみたいです
団長の最後のアドバイスでバウアーは現在優位に立っているデュルクハイム側に付く事にしました。
他数名の団員はこれを機会に傭兵を辞めて、田舎に帰ったり、パン職人を目指したりとそれぞれ自分の道を進みます。



531 グローランサーⅣ sage 04/03/12 06:24 ID:xZ9nu/GD
クレヴァニ―ルとレムスもどうしようかと考えているとディクセン団長から『自分の目的の為にはお前の力が必要だ』と言われます。
今は詳しく話せないがとにかく付いて来いという事なのでクレヴァニ―ルは付いていく事にしました
レムスも行く当てが無いので行動を共にするとの事です。レジ―ナも父の力になる為に一緒に行くみたいです。
早速明日にここから西の港町トロックメアまで船で行く事になりました。
トロックメアはデュルクハイム領なので途中までは傭兵団の皆と一緒に行く事になります。

トロックメアに付くと、一休みする為に宿を取る事になります。
港町トロックメアの東側は堤防に囲まれていて、マイナス海抜になっている所が特徴の街です
クレヴァニ―ルとレムスは街の中を散策していると団長と若い女性が会話しているのを発見します
団長とは顔見知りらしい若い女性はどうやらどこかの軍人らしく、
ディクセン団長が傭兵を辞めたと聞き自分の所に来て欲しいと説得しているようです
団長は今は自分の目的があるから駄目だと断ります
とても残念そうな女性に、目的を果たした後なら、と言います
クレヴァニ―ルとレムスが近づくと団長は話題を変えて女性に二人を紹介します
挨拶を済ませると女性が名前を名乗ります
彼女の名はD・シルヴァネール、ヴァルカニア王国のロイヤルガード三人の内の一人でした
ロイヤルガードとは武力・知力・人柄全てにおいて優れていて一人で数百の兵を相手に出来ると言われるスーパー騎士です。
その存在は周辺国にとって脅威であり、うかつにヴァルカニアに手を出せない要因になっています。
そんな凄い人と知り合いの団長は凄い人なんですね、とレムスが言います。
その後宿に戻り、明日の出発に備えます。
団長の目的の為には世界中の遺跡を周る必要があるという話が出ます。
まずはここから一番近い『希望の遺跡』に行こうという話


532 グローランサーⅣ sage 04/03/12 07:06 ID:xZ9nu/GD
翌日、団長達は先に出発してクレヴァニ―ルとレムスは置いてけぼりにされてます。一緒に来いといっときながらこの仕打ちですか、団長。
街で森に怪物が出るという噂を聞いた事がきになりますが、急いで後を追って出発します。
途中トカゲやらクモやらと遭遇して撃退しながら団長達を追いかけていると
謎の見慣れない生き物に遭遇します
風船みたいな形に目玉が付いた生き物です、こんな生き物見た事が無いな、と近づくといきなり襲ってきます
この謎の生物はかなり硬く、クレヴァニ―ルとレムスではあまりダメージが与えられません。
一気にピンチに陥る低レベルな二人ですが、いい所にレジ―ナが助けに来てくれます
あまりに二人が遅いので様子を見に来たとの事。だったら置いていくなよとクレヴァニ―ルは思ったかもしれません。
レジ―ナの必殺技であっけなく死亡する謎の生物。逞しい姉ちゃんです。
クレヴァニ―ル達には先に行けと言って自分はこの死体を調べてみると言います。逞しい姉ちゃんです。
ようやく団長達と合流すると、田舎に帰る団員が挨拶している所でした
団員と別れを告げると団長達も目的地に向かって進みます。
遺跡が近づいてくると、傭兵団を引き継いだバウアー達とお別れします。

さらに団長に付いて行くと遺跡が見えてきました
大所帯だった傭兵団もバラバラになり、団長と共に居るのはクレヴァニ―ル・レジ―ナ・レムスとなんとなく付いて来た名もなき団員1名
合計5人だけになってしまいました。なんか寂しいです。
遺跡に入る前に一休みしていこうという事になり、レムスは薪を拾ってくると言って出かけます
名もなき団員はテントの設営をしています。
団長は遺跡の入り口の方に佇んでいます。
団長に話し掛けると島で見た空飛ぶ筋肉質の男について語ります。
どうやらあの時の空飛ぶ男は2000年前の文明を滅ぼした『天使』だそうです
団長の目的はその天使を倒す事にあり、クレヴァニ―ルが天使を倒す鍵を握っていると言うのです。
その為に世界中の古代の遺跡を巡り、天使に対抗する手段を探そうとしているのです。
団長にまずはこの遺跡に入れと言われ、そうしようとすると
突然謎の黒い服の男が現れ会話を遮ります。
団長はこの男と知り合いのようですが、あまり友好的な感じではありません。
何やら因縁があるようでこの男と団長は戦闘に突入します


533 グローランサーⅣ sage 04/03/12 07:08 ID:xZ9nu/GD
あまりにレベルが違う戦いに何も出来ないクレヴァニ―ル
騒ぎを聞きつけてレジ―ナが駆けつけます。団長とレジ―ナの二人がかりでも黒服の男は怯みません。
そして黒服の男にレジ―ナは心臓を貫かれてしまい死亡します
団長も黒服の男の謎の力の攻撃を喰らい跡形も無く消し飛びます
その直後駆けつけた名も無き団員も全く歯が立たずに死亡します
クレヴァニ―ルも攻撃を受けて気絶した所に黒服の男が止めを刺そうと近寄ります
絶体絶命のクレヴァニ―ル
しかし、黒服の男は突然空を見上げて、空に居る存在に気付き『さすがに分が悪いか…』と言いその場を去ります。
空に居たのはあの筋肉質の男天使です。無言で地上を見つめています。

しばらくしてクレヴァニ―ルが目を覚ますと薪を取りに行ったのが幸いして無事だったレムスがディクセン達の墓を作っていました。
レムスに何があったのか説明するクレヴァニ―ル。
レムスは悲しみに浸りますが、団長の遺志を継いで遺跡を周る事にします。
団長の言葉通りにまずは目の前の遺跡の中に入るクレヴァニ―ルとレムス
無限ループの罠がある遺跡ですが、団長が以前言っていた言葉をヒントに奥に進む二人
途中に謎の物体(セーブポイント)を発見するがレムスには見えてないようです
レムスにこれが見えないのか?と問うと、団長の死のショックで頭がおかしくなってしまったのかと言われてしまいます
そのすぐ側に扉があるのでレムスが開けようとしますが、びくともしません。
何をやっても開かないので壊れているのかと思うレムス
しかしクレヴァニ―ルが触れると勝手に開いてしまいました。不思議がるレムス
扉の先には謎の装置と謎の卵みたいなものがありましたが、またもやレムスには卵が見えていないようです
レムスには見えない卵を触っているクレヴァニ―ルを『ああ…本当に団長達の事がショックで変になってしまったんですね』と哀れみの目で見つめます
もうレムスに何言っても基地外扱いされるだけなのでレムスを無視して装置を動かして更に奥に進みます。
一番奥の部屋へ辿り着くと、またもや謎の装置に囲まれた部屋でした
確認しようと部屋に入った瞬間、クレヴァニ―ルは突然背中から血を噴出して意識を失ってしまいます。
突然の事態に驚くレムス。
その直後にデュルクハイムの警備兵がレムス達の居る部屋へ入ってきます。
不審人物が遺跡周辺をうろついていると通報されていたらしいです
そのまま警備兵達に捕まり、クレヴァニ―ルとレムスは逮捕されてしまいました。



534 グローランサーⅣ sage 04/03/12 09:12 ID:xZ9nu/GD
連行されたクレヴァニ―ルとレムスはデュルクハイム軍の施設で一人ずつ取り調べを受けています
何故遺跡に入ったのか?開かないはずの扉をどうやって開けたのか?
と執拗に聞かれます、勝手に開いたと言っても信じてくれません。
しばらく尋問官に問い詰められていると、なんか偉そうな立場の人が入ってきました
尋問官に退室するように命じ、自分が直に取り調べをすると言う偉そうな立場の人
彼の名前はルートヴィッヒ少佐というようです
ルートヴィッヒ少佐はクレヴァニ―ルに先ほどの遺跡で見つけた卵を見せます
これは使い魔の卵だそうで、設備が整った所で使えば使い魔が生まれるそうです
そう珍しい物でもないのでクレヴァニ―ルにくれてやるそうなのでありがたく頂いておきます
その代わりに遺跡の装置を動かした時に手に入れたメダリオンを奪われました
さらにルートヴィッヒ少佐は取引を持ちかけます。
無罪放免の替わりにデュルクハイム軍に入れ、と
断ればこのまま拘留されて裁判で有罪になり刑務所に送られます
受け入れれば軍属とはいえここから解放されます
選択の余地は無いに等しいのでクレヴァニ―ルには取引に応じる他ありませんでした。
遺跡で起こった出来事を全てルートヴィッヒ少佐に話すクレヴァニ―ル。
ちなみにカツ丼は出ませんでした。

そしてクレヴァニ―ルとレムスはデュルクハイム軍の訓練施設である「ラインファルツ基地」に送られます
寮も同じ施設内にあり、けっこう快適な暮らしが出来るみたいです
先輩達も面倒見が良い人ばかりですが、ブリュンティール先輩だけは何故かクレヴァニ―ルに冷たい態度を取ります
団長の遺志を継ぐとかどうでも良くなってきますが、レムスはしっかり覚えていました
(いずれ任務を与えられるようになれば、中には遺跡探索の任務もあるかもしれない、
それに志願すれば公然と遺跡を調べられるし団長の目的を果たす事にも繋がる)
とレムスは言います。やる気モード全開のレムス。
初めての講義の時に教官から魔石という物が全員に配布されます
この魔石を装備すれば魔法を習得出来るというのです
軍が御伽噺でしかなかった魔法を現代に復元させたというのです
この事は今の所軍事機密にされており、街や村等での魔法の使用は禁止されています
魔法を使えるという事で訓練生達は大喜び、魔法さえあればロイヤルガードにも楽勝だと言う馬鹿まで出ます。
そんな甘い考えを打ち砕くべく、教官は実地訓練を行うと言います
クレヴァニ―ルとレムスはブラック4というチーム名を与えられます
訓練の内容は実践形式で、全訓練生VS教官&先輩二人で魔法を使って戦えというものです。
調子に乗った訓練生は覚えたての魔法で教官や先輩に攻撃しますが、ほとんど効いていません
大抵は返り討ちにあって怪我してリタイアしちゃいます
身を以って自分たちの考えが甘かった事を思い知らせてくれた教官に感謝しつつ最初の訓練は終わります。


535 グローランサーⅣ sage 04/03/12 09:14 ID:xZ9nu/GD
しばらくしてブラック4に新メンバーが加わります
新メンバーの名はヴァレリーと言います
ブラック4の部屋に入ってきたヴァレリーに挨拶をすると
『この基地に配属されているって事はお前もルインチャイルドか?』と聞かれます
ルインチャイルドという言葉に聞き覚えが無いので質問すると
ルインチャイルドについて説明してくれます(>>527の世界観参照)
ラインファルツ基地にはルインチャイルドが保護するという名目で集められているらしい。
遺跡で起こった出来事を思い出し、クレヴァニ―ルはルインチャイルドだと確信するレムス。
ヴァレリーに希望の遺跡でクレヴァニ―ルが背中から血を出した事を話し、ヴァレリーもそうなのかと尋ねるが
そんな話は初めて聞いたとの事。クレヴァニ―ルの件は謎らしい。
クレヴァニ―ルの机の上に置かれている使い魔の卵を見たヴァレリーはそろそろ卵が孵りそうだと言います
急いでドールハウスを用意するようにとの事
ドールハウスは同じ基地の研究室の研究員から譲ってもらいます
ドールハウスに卵をセットしてクレヴァニ―ルの体の一部と用意した素材を使って使い魔を誕生させます
使い魔には様々な外観の物があり、動物型や人間型があるそうです。
ヴァレリーお勧めは人間型の女の子という事で人間型にします。
(使い魔の外観と名前は特に限定しないままで続けます)
名前と外観を決めてベッドで一休みしている間にうとうとしていると『マスター』と呼ぶ女の子の声が聞こえます
目を覚ますと目の前に手の平サイズの妖精みたいな女の子がいます。無事に使い魔が生まれたようです。
これから永いつきあいになるので挨拶をしておきます。
朝になって同期の訓練生や先輩から『ずいぶんかわいい使い魔を作ったな』とか言われます。喜ぶ使い魔。
もしかすると陰でクレヴァニ―ルの趣味かとコソコソ言われてるのかもしれません。
使い魔は魔法の素質かある人か魔法が使える人ではないと見えないので
街中で使い魔に話し掛けたりすると変な人と思われてしまうので注意だそうです

ヴァレリーが加わってすぐにクレヴァニ―ル達は休暇を取る事になります
ラインハルツ基地はディクセン団長の奥さんが居る村の近くなので
レムスが団長が亡くなった事を奥さんに報告に行こうと休暇願いを提出していたのです。
そういうわけで休暇の許可が降りたので、奥さんが居るリボッカ村まで向かいます。
忘れちゃいけませんけど、この国、隣国とバリバリ戦争中です。こんな簡単に休暇取れるものでしょうか?
リボッカ村の団長の奥さんの家に行くと奥さんが居ます
奥さんに団長とレジーナの死を報告すると、傭兵やってるので覚悟はしていたとの事
団長に手紙を送ってきていた人物が居る事を聞き、その人物に会えば団長が語れなかった事を知ってるかもしれないと考える
団長に送られた手紙を預かろうとするが、奥さんは手紙を無くしたらしくもう一度探してみるそうです
奥さんが手紙を探すのを待っている間に、村を散策しているとなんか困っている人達発見
話しを聞くと病気になった子供がいるが、薬になる植物がある森に怪物が居て迂闊に近寄れないとの話
クレヴァニ―ル達がデュルクハイム軍だと知ると協力を仰がれます
引き受ければ軍の功績になりポイント稼ぎになるので引き受けるべきだというレムス。計算高い奴。
村の人が襲われないように注意しながら森の奥に進むクレヴァニ―ル達
コウモリとか狼とかサソリとかを撃退しながら進む
そして森の奥で遭遇したのは…以前出会った風船目玉の怪物だった
なんとか怪物を倒すと村人は薬草を持って村にさっさと帰ります
残された怪物の死体を調べるクレヴァニ―ル達。
どの生物とも異なる容貌に謎は深まるばかりで、とりあえずこの事を上官に報告しようという事になる。
村に戻ると奥さんが手紙を見つけていたので手紙を受け取る
遅い時間なので奥さんの家に泊めてもらう事になります。

538 グローランサーⅣ sage 04/03/12 10:21 ID:xZ9nu/GD

夜中、団長やレジ―ナの思い出の品を眺めている奥さんとレムスが話している
自分の身の上を話し、奥さんから自分を本当の母親だと思っていいと言われて言葉に甘えるレムス。
夫と娘を失って傷心の人にこれはチャンスとばかりに取り入ってますよ、こいつ。

翌朝、基地に戻る事を奥さん告げて帰路につくクレヴァニ―ル達
途中で爆発音が響く、村の方を振り返ると煙が昇がっている
急いで村の方に戻るクレヴァニ―ル達
村に近づくとまた爆発音
ようやく村に辿り着くと、リボッカ村は跡形も無く消え去っていた
上空を見上げると、黒い翼の女天使が居た
この天使が村を消し飛ばしたのだ
レムスとヴァレリーにもこの天使が見えるようだ
『せっかく家族が出来たのに…』と悲しみに打ち震え、天使に対する怒りが爆発するレムス。村人より自分の事かよ。
天使は何処かへ飛び去っていった
何もできないままクレヴァニ―ル達は基地へと戻る

基地へ戻りルードヴィッヒ少佐にリボック村の謎の怪物と村が消滅した事、天使の事を報告する
ルードヴィッヒ少佐からはこの件に関する事は口外しないようにと命令される
天使に関しても何か知っているようなそぶりを見せる
ヴァレリーとレムスが退室してクレヴァニ―ルも退室しようとすると呼び止められる
クレヴァニ―ルの使い魔を見て自分が渡した使い魔の卵が孵ったのか、ずいぶん可愛らしいなとか話してくる。ひょっとしてロリコン?

自室に戻るクレヴァニ―ル達
休暇が明けると任務が待っていた
任務はル―ミス・リヒトマン博士の遺跡調査護衛である
ルーミス博士は魔石を発明して魔法を軍に広めた大功績者との事
彼は遺跡や古代文明を研究している
思ったより早く遺跡関連の任務を与えられたので意気揚揚とするレムス。
ヴァレリー・レムスと共に博士の滞在先であるサウドリックの街へ向かう
魔法は軍事機密なので使用禁止である
長い道のりを経てサウドリックの街へ辿り着き、滞在先の宿へ入ると不審な男が大きな袋を抱えて出てくる所だったが気にしない
宿の従業員に用件を伝え博士を呼んできてもらう事にする
従業員が血相を変えて出てきた。さっきまで居た博士が居ないとの事
先ほどの大きな袋を抱えた不審な男が怪しい
すぐさま外に出ると使い魔からある提案をされる
普通の人には使い魔は見えないので使い魔が偵察して怪しい男を捜すという
使い魔の提案を聞き入れて偵察を行い、モゴモゴ動く袋を抱えた男を発見
裏路地から回りこんで不審人物達を捕まえると袋の中にルーミス博士が入っていた。
不審人物達は何物かの依頼でルーミス博士を拉致したらしいが、黒幕は不明のままだ
とりあえず不審人物を軍に引渡し御用にしてもらった後、ルーミス博士と共にサウドリック北の遺跡へ向かう



539 グローランサーⅣ sage 04/03/12 10:22 ID:xZ9nu/GD
北の遺跡へ到着すると閉ざされたままの扉がある
こちらにルインチャイルドが居るので扉は簡単に開いた
扉が開いた瞬間、遺跡が塔のように地面からせり上がってきた
遺跡に入るといきなり警報が鳴り響き、敵が次から次に出現する
敵が出現する穴を塞がないといつまでも出現する仕組みらしい
ルーミス博士に治癒魔法を掛けてもらいながら全ての穴を塞ぐと敵が現れなくなった
残りの敵を片付ける。遺跡内にあった投影装置をルーミス博士が興味ありげに眺め、持って帰る事にする
最上階に昇ると敵の大群が居たが、魔法を駆使してなんとか退ける
奥の部屋に辿り着くと、カプセルの中に眠っている少女が居た。ルインチャイルドだ
博士によるとルインチャイルドが発見される時は最高齢でも10歳前後という事なのだが
この少女は10代後半に見える、かなり特殊な例らしい
少女は眠ったままなので博士が覚醒処理を行おうとすると、突如爆音が響く
外を見ると村を襲った黒い羽の女天使が遺跡を攻撃している
遺跡の周りに防御シールドが張られているが、長く持ちそうに無い
覚醒処理を中断して博士は離脱の魔法を使い遺跡の外に出る
ぎりぎりのタイミングで天使の攻撃により遺跡は崩壊した

崩壊の巻き添えで外で遺跡の入り口を警備していた兵士は死亡してしまう
同僚の死を悲しむルーミス。またも天使の攻撃で人が死んだ事で怒りを露にするレムス。
その傍らで眠ったままだった少女が目を覚ました。
その直後『やっと会えた』とクレヴァニ―ルに駆け寄る少女
クレヴァニ―ルには心当たりが無いので頭をかしげるばかり
目覚めた少女に質問すると、少女もどうしてクレヴァニ―ルに駆け寄ったのか解らないらしい
どうやら覚醒処理が不完全だったので記憶を失っているようだ
幸い名前だけは覚えているらしい、フレーネと名乗る
目の前の惨状を天使が行った、天使は人殺しを楽しんでいると感情的に語るレムス
フレーネはそれに対し、本当に天使は人殺しを楽しんでいるのか?と答える
レムスはフレーネが憎むべき天使を擁護しているように思えて食って掛かる
怯えてしまうフレーネ。レムス、またやっちゃいました。
ヴァレリーが彼女は目覚めたばかりで状況が良くわかってないからその辺にしとけ、と仲裁する。
出合って早々に気まずい空気のレムスとフレーネ。
とりあえずフレーネを基地で保護する必要があるけど、こんな空気だとフレーネが参りそうだ
ヴァレリーが気を利かせて目覚めたばかりでいきなり動くのも難だからとフレーネを休ませる事を提案
クレヴァニ―ルとレムスはル―ミス博士を早く基地に送り届けてこの件を報告しろと言い
レムスとフレーネを別々に行動させる事に。ナイスフォロー、ヴァレリー。
ここで一旦クレヴァニ―ル・レムス・ルーミスとヴァレリー・フレーネの二手に解れて行動する。

542 グローランサーⅣ sage 04/03/12 12:03 ID:xZ9nu/GD
基地に戻る途中、街道で女性と歩く優男とすれ違う
女たらし全開の台詞を垂れ流して去っていく
なんなのあの人?って感じのレムス。
特に気にする事も無くそのまま基地へと帰還
上官の部屋に行き遺跡崩壊と天使の件について報告するとまたも以降は機密事項扱いにつき口外するなと言われる
ヴァレリーが帰って来た、なんかさっきすれ違った女たらしと遭遇してフレーネが口説かれて捲くのに苦労したとか
フレーネは研究室に預けてあるが後から別の施設に送られるらしい。
トロックメア方面に山賊が出没するとの報告が入る
数十人規模らしい、討伐の為に基地から兵士が駆り出される
なんかフロアのテーブルでいちゃついてるカップルがいる、同期のラウルとエレナだ、なんかむかつく
とにかく疲れる一日だったので部屋に戻るクレヴァニ―ル達
翌日からは通常の訓練なので就寝する

翌朝、講義が始まると教官から魔石実用化の功績が認められて
ルードヴィッヒ少佐とル―ミス博士が昇進する事になったと告げられる
そのため、パーティーを行う準備があるので本日の訓練は中止との事
訓練生達にはそれぞれパーティーの際の役割が割り当てられる
クレヴァニ―ルには館内の警備が言い渡された
翌日、パーティーが開催されていると上座で見慣れない人物とルードヴィッヒ(昇進して中佐)が話しているのを見かける
ルーミスにあれは誰だ?と質問すると、彼はデュルクハイムの大統領のデリンガーだという事だ
このような場に一国の大統領が居る事は癒着とも取られかねないと気兼ねするルーミス
デリンガー大統領との話しが終わるとルードヴィッヒに別の男が話し掛けている
黒服の男――見覚えがある、あれは団長とレジ―ナを殺した男だ。
何故こんな所に居るのかは解らないが、この場でどうにか出来るはずもない。
話しが終わると黒服の男は外に出て行く
クレヴァニ―ルは男の後を追って話し掛ける
黒服の男はヴェスターと名乗る
この場で事を構えるつもりは無いらしい
斬りかかりたい気持ちを押さえて、クレヴァニ―ルはヴェスターを見ているだけしか出来なかった。


543 グローランサーⅣ sage 04/03/12 12:04 ID:xZ9nu/GD
その夜、基地がやけに騒がしい、何物かが侵入したらしい
急いで表に出るクレヴァニ―ル達、山賊討伐の為に兵士はあまり残っていない
ヴァレリーは他の部隊に応援を頼まれてそちらに向かって行った
建物の外に出ると侵入者が教官と戦っている
侵入者の姿を確認した兵士は絶望する
侵入者はロイヤルガードの一人ミュンツァ―卿である
残存兵の指揮をとっていたルーミスは先の山賊の件は警備を手薄にする為の罠だったと気付く
訓練生が束になっても敵わなかったエイブラム教官が呆気なくミュンツァ―卿に破られてしまう
ミュンツァ―の目的は魔法に関する資料のようだ
ルーミスは兵を指揮して研究室にバリケードを設置し出払った部隊が戻るまでの時間稼ぎをしようとする
訓練用の人形等を障害物として用いミュンツァ―の侵攻を食い止める
なんとかぎりぎりで時間稼ぎが成功するとミュンツァ―卿は撤退する
砦の東側に逃げたとの報告が入る、ブリュンティール先輩も戻ってきた
東側にはヴァレリーが向かったはずだと聞いてヴァレリーの安否を確認しにブリュンティールが向かう
クレヴァニールとレムスも後を追う
途中の橋でミュンツァー達と遭遇するがヴァレリーとブリュンティールは見当たらない
ミュンツァーの兵士がクレヴァニールに攻撃してきた
使い魔が身を挺してクレヴァニールを庇う、言葉使いが弱弱しいがマスターを気遣う
ミュンツァーは使い魔の行動に免じて見逃すと言い橋を破壊して去って行く
ルーミスがようやく追いついてきた、使い魔の様子をみて表情が強張る
早くドールハウスで治療しないと本当に死んでしまうと言う
クレヴァニール達は急いで基地へ戻った

一ヶ月後、ドールハウスで治療を終えた使い魔が戻ってきた
ヴァレリーとブリュンティールは行方不明になってしまった、ミュンツァーにやられてしまったのかもしれない
教官が戦死してしまったので、ルーミスが教官を務める事になった
ルーミスが教官に着任した時に任務が言い渡される
東の隣国ヴァルカニアとの和平交渉にルードヴィッヒ中佐が赴く為、それを警護せよとの事だ
場所は港町トロックメア。早速目的地に向かうクレヴァニールとレムス
以前団長達と来た時の思い出が蘇り、懐かしささえ感じるが今は任務の為に街を下見しておく事にする
街を見回っているとヴァルカニアのロイヤルガードの一人アルフォンス・Oが居た
ヴァルカニア側の代表として来ているらしい
挨拶程度に話をして宿に戻ると外から悲鳴が聞こえる
急いで外に出ると巨大な怪物が堤防がある方で暴れているではないか
アルフォンス・Oが巨大な怪物と戦っているが押され気味である
クレヴァニールも駆けつけるが怪物が放った攻撃に吹き飛ばされて気絶してしまう
空中には黒い翼の女天使が飛来していた。
そしてクレヴァニールの脳裏に謎の女性の声が響く
クレヴァニールの体が宙に浮いた
巨大な怪物は突然堤防に叩きつけられる
天使が一瞬地上すれすれまで飛んで来た
怪物が叩きつけられた衝撃でトロックメアの堤防が破壊され海水が街を飲み込む
トロックメアの半分が水没し、おびただしい数の死者が出てしまう
救助作業に当たっていたアルフォンス・O卿だがこの災害がヴァルカニアの仕業だと噂されている事を知り
すぐさまヴァルカニアに引き返す事にした
この事件はヴァルカニアの陰謀であるとされ、和平交渉は破談、デュルクハイムはヴァルカニアに宣戦布告
デュルクハイムは北のイグレジアス、東のヴァルカニアと二面戦争を行う事になってしまう


545 グローランサーⅣ sage 04/03/12 12:10 ID:xZ9nu/GD
すまんミスった>>543と>>544の間

一旦基地に戻るクレヴァニールとレムス
戻った先でチームの配置換えを伝えられ、クレヴァニールとレムスは別のチームになってしまった
クレヴァニールを含む数名が講堂に残るように言われる
残された者は皆ルインチャイルドだった
ルーミスは各個人に特別任務が与えられると告げ、一人一人に目的地を告げる
クレヴァニールには明日早朝に港町トロックメアまで行き、カーギルという男に会えという事を伝える
この任務は極秘なので誰にも行き先は告げるなという事だ
クレヴァニールは部屋に戻る、レムスと同じ部屋で過ごすのは今夜が最後だ
使い魔はレムスとクレヴァニールの昔話にじっくりと聞き入っていた



544 グローランサーⅣ sage 04/03/12 12:07 ID:xZ9nu/GD
翌日、目を覚ますとレムスは居ない。新しいチームの部屋へと行ったようだ
クレヴァニールは与えられた任務通りにトロックメアに向かう
指定されたトロックメアの宿でカーギルに会う。細目の怪しい人物だ。
彼に喉が渇いただろうから水を飲むといいと言われ水を飲む。
突然、視界が歪み倒れこむクレヴァニール。
水には薬が盛られていたのだ。
何がどうなっているのか解らないまま、クレヴァニールの意識は闇に落ちていく

21 グローランサーⅣ ◆l1l6Ur354A sage 04/03/13 04:20ID:JTqrOINh
一応新作用トリップ付けときます

クレヴァニールが目を覚ますとそこは見知らぬ場所だった
見知らぬ場所だったが、見知った顔ばかりだった
ラインファルツ基地で一緒だったルインチャイルド達だ
自分を含め全員囚人服を着せられている
冷たい床に敷き詰められたシーツ
ここは牢獄だった。状況が理解できないクレヴァニール
同じ牢の仲間に聞くと数日は眠っていたらしい。
ここはデュルクハイムの収容所だという事
与えられた極秘任務とは名ばかりで、ルインチャイルドを収容所に集める事が目的だったという事
魔法に関する研究の為にルインチャイルドを使い、過酷な人体実験が行われている事等を知らされる
仲間の一人が頭に何本も針を刺されて白目をむいたまま動かなくなった、彼は死んでしまったに違いないと知らされる。
特にカーギルが人体実験を行う時には常軌を逸した実験が行われるそうだ
完全に気力を無くし、死を覚悟している者も居た
そんな中での救いは、ラインファルツ基地でいちゃついていたカップルのラウルとエレナであった
クレヴァニール達の隣の牢は女性達の牢になっている
ラウルとエレナは壁越しにモールス信号のような軍の暗号を使ってお互いを励ましあっていた
ラウルはエレナに、愛している、ここから出られたら南の国に行って二人で暮らそうと伝えていた
そんな二人を見ていると、この絶望的な状況下でも希望が湧いてくるのであった
しかし、現実はあまりにも過酷である
一週間、二週間、一ヶ月、二ヶ月と経つうちに同部屋の仲間が一人、また一人と拷問のような人体実験により死亡していった
同室の仲間も残るは一人のみ、だが彼は投薬実験の為に足が動かなくなってしまっている
辛うじて動けるのはクレヴァニールのみである
ラウルも既に死亡しているが、エレナはこの事実を知らない
クレヴァニールがラウルのふりをしてエレナを励まし続ける役を担っている
ラウルの声が聞きたいというエレナに苦しい言い訳をするクレヴァニール
エレナはラウルが生きている限り頑張れると言う
もしかしたら、彼女はラウルがもう居ない事を解っているのかもしれない
クレヴァニールは複雑な心境でラウルの気持ちを代弁してエレナに伝えるのだった
地獄のような収容所から外に出られる時を信じて
(エレナとのやり取りを失敗すると、エレナは生きる希望を無くして衰弱死してしまう)


22 グローランサーⅣ ◆l1l6Ur354A sage 04/03/13 04:23ID:JTqrOINh
そして収容所に入れられた日から三ヶ月ほど経った頃
いつまでこの地獄が続くのかと思っていると牢の外が騒がしい事に気付く
すると懐かしい顔がこちらに走り寄ってきた
レムスだ。この時ばかりは彼が神に見えた
ある人物が非人道的な人体実験の事を知りレムスに情報を流してくれたらしい
レムスが持ってきた装備品を受け取り、他の生き残りと共に脱出しようとするクレヴァニール達
途中で警備兵達に見つかり戦闘状態に突入する
過酷な日々だった為、皆体力が殆ど残っていない中で辛い戦闘を強いられる
他の部屋から兵士に連れられてルインチャイルド達が出てきた
その中にはフレーネが居た。彼女も同じ収容所に送られていたのだ
兵士を各個撃破してルインチャイルド達を解放していく
解放されたルインチャイルド達は魔法でこちらを援護してくれる
全員一丸となってなんとか施設内の敵兵を殲滅する事が出来た
生き残りのルインチャイルド達は一足先に収容所を脱出する
フレーネは行く当てが無いのでクレヴァニール達と行動を共にする
収容所で逃亡の役に立ちそうな物を漁っていると、ドールハウスを発見
中には自分の使い魔が居た、再会を喜ぶが、それよりも今は脱出する事が優先だ
レムスの話によると港町トロックメアに傭兵時代の仲間が船を用意してくれているとの事
急いで表に出る
外に出ると異様な風貌の怪物がうろついている
収容所に入れられていた3ヶ月の間に魔物が出現するようになってしまったとレムスは語る
一体外の世界では何が起こっているのだろうか


23 グローランサーⅣ ◆l1l6Ur354A sage 04/03/13 05:14ID:JTqrOINh
トロックメアへの道を急ぐ
レムスはこんな事を行っているデュルクハイム軍にはもう未練は無い、脱走兵として追われても構わないと言う
トロックメアへ到着すると急いで港へ向かう
そこには傭兵時代の仲間が船を用意して待っていてくれた
食料と水もクレヴァニール・レムス・フレーネで逃げる分には十分な量を用意してくれている
いざ船に乗ろうとした時、他の生き残りのルインチャイルド達が自分達も船に乗せてくれと言って来た
エレナだけはここに残ると話している
生き残りのルインチャイルド達を乗せて船を出す
クレヴァニールはこれまでの疲労が一気に押し寄せて倒れこんでしまう
船の中で生き残りのルインチャイルド達が次々と力尽きて行く
せっかくここまで頑張ってきたのに、と嘆く生き残りの一人カルノス
船旅の間にせっかく生き残った仲間もカルノスを除き全員息絶えてしまった

クレヴァニールが目を覚ますと、見知らぬ女性が隣に立っていた
知らない間にベッドに寝かされている
女性に話しを聞く、船が流れ着いたのは南国の観光地のマーキュレイだった
ここは女性の別荘だという
彼女の名はイライザ。北国イグレジアスの貴族の娘だそうだ
他の仲間もこの別荘に居るとの事、十分すぎる程休んだので体力も戻っているので早速会いに行く。
収容所の生き残りのカルノスは命に別状は無いがしばらくは絶対安静の状態だった
レムス、フレーネと合流し、とりあえずマーキュレイの街を散策してみる事にする
港の方へ行ってみると、デュルクハイム軍が上陸しようとしている所に鉢合わせてしまう
脱走した自分達を追ってきたのかと思うが
どうやらここマーキュレイはヴァルカニアの財源となっているのでヴァルカニアと戦争中のデュルクハイムは
マーキュレイを抑えて有理に立とうとしているらしい事が解った
デュルクハイムと敵対する事を選んだクレヴァニール達は三人でヴァルカニア軍を撃退しようと戦闘を挑む
苦戦していると騒ぎを聞きつけたマーキュレイ軍が後方からやってきた
マーキュレイの親衛隊長はデュルクハイムと戦う三人を見て共闘するように支指示する
マーキュレイ軍との共同作戦により、なんとかデュルクハイム軍を水際で追い返す事に成功する
クレヴァニール達はその功績を認められ、マーキュレイの女王との謁見を許される
女王アリシアとの謁見で、褒美としてマーキュレイの郊外に土地を与えられる事になる

64名前:グローランサーIV投稿日: 2005/01/24(月)10:56 [ eGviRJLU ]
放置期間が長いようですので、勝手に残りを補完させて頂きます ノシ

マーキュレイに土地を貰いそこに根をおろしたクレヴァニール達は、ディクセンの意思を継いで改めて天使を倒す手掛かりを探す事にした。
その頃、軍人としてイグレジアス方面に回されたルーミスと、デュルクハイム軍に雇われた傭兵時代の仲間バウアーの働きにより、イグレジアス王国のファンデルシア領が占領される。
ファンデルシア領主は何を隠そうイライザの父親。彼女の懇願によりクレヴァニール達はイグレジアスへ向かう事になった。
途中、ヴァルカニアのアルフォンス・Oが領主を務めるオーディネル領に寄り、彼とその双子の兄であるクリストファー・O(以前会った優男)と再会する。
勿論イグレジアス行きを反対されるが、イライザの意思の硬さにしぶしぶ認めたクリストファーを同行者に加え、彼の手助けによりヴァルカニアの北からファンデルシア領へ船で潜入する事に成功した。
しかし既に街は完全な制圧下。イライザの父メイフィールド卿の行方も知れず、ただレジスタンス活動をしているらしいとの情報が入ってくるのみだった。
故郷や実家を奪われた事を深く哀しむイライザ。
一方、クレヴァニール達は占領軍の指揮官であるルーミスとバウアーと思わぬ再会を果たし、また収容所の情報をレムスに与えてくれたのはルーミスだったと知り、礼を述べる。
しかしこれ以上留まる事は危険以外の何物でもなく、仕方なく海底遺跡を通ってヴァルカニアへ戻った。
途中、記憶喪失となった老齢の剣士ヒエンを同行者に迎え、一行は本来の目的である天使を倒す方法を探す事に専念する。
まず彼らは、ディクセンと手紙のやり取りをしていた人物が住む場所へ向かった。
その女性マギーから、ここの廃墟は天使に対抗する知識を、後世に残す事を使命とした村だった事が明かされた。
しかし数年前に謎の人物=ディクセンを殺した人物(ヴェスター)に村が襲われ、その際にディクセンがクレヴァニールを連れて脱出したのだという。
残された手掛かりとして『天使の手紙』の存在を教えられた一行は、とりあえず今後も遺跡を巡る事にした。

65名前:グローランサーIV投稿日: 2005/01/24(月)10:59 [ eGviRJLU ]
ところが久々にマーキュレイへ戻った彼らを待っていたのは、ヴァルカニア軍に城を占拠されているという非常事態だった。
以前から軍備に乏しかったマーキュレイは、金品を支払う事でヴァルカニアの保護を受けていたが、どうやらその関係が戦争により崩れてしまったらしい。
とりあえずアリシア姫の要請で城を取り戻す作戦に参加したクレヴァニール達。
その作戦の最中、使い魔がクレヴァニールを庇い死んでしまう。…が、直ぐにレムスとフレーネにより使い魔2号が誕生した。
兵士の武術指導の為に城に招かれたヒエンを残し、一行は天使の手掛かりを求めてマーキュレイの東にある遺跡に向かうが、そこで行方不明となっていたブリュンティールと再会する。
何故か彼はヴァルカニア軍と行動を共にしていた。
その遺跡で天使の目的が魔法に関係している事、そして未だ足を踏み入れていない二つの遺跡の存在を知る。
一方その頃、マーキュレイに対する王国の占拠行動に納得がいかなかったアルフォンスが国に対して謀反。オーディネル領はマーキュレイと同盟を結び、ヴァルカニアに対するようになっていた。
遺跡の情報を元にデュルクハイムにあるアイーダ湖に向かう事になったクレヴァニール達は、途中ヴァルカニア軍兵士となっていたヴァレリーと戦う。
彼は捕虜であった自分を認めてくれた、ロイヤルガードのミュンツァー卿を心底尊敬し、今後は卿の為に戦うと決意しているらしい。
戦線を抜けてアイーダ湖の遺跡に到着し、対天使用の武器らしきものを発見した後、手掛かりにあったもう一つの遺跡で人為的に作られたレプリカの天使を発見。
過去の人々が天使同士を戦わせようとしていた事、しかし何らかの理由により計画が破棄された事がわかった。
また途中で、異世界から迷い込んで来たらしいレオナという猫耳少女を仲間に加える。

66名前:グローランサーIV投稿日: 2005/01/24(月)11:00 [ eGviRJLU ]
とりあえず持ち帰った道具でマギーに対天使兵器の小型魔道砲を作ってもらうと、天使を誘き出して攻撃する事になった。
いざ攻撃という時にブリュンティールが止めに入るが、何故か生きていたレジーナが立ち塞がり彼を妨害。
なんとか天使を倒す事は出来たが、しかしそれは本物の天使に操られたレプリカの天使に過ぎなかった。
続いて本物の天使アキエルが現れクレヴァニール達を攻撃しようとするが、その時突如クレヴァニールとフレーネの背に翼が出現。
それを見たアキエルは「ユリエル!?」と驚き、暫く命は預けると言い残して去ってしまう。
クレヴァニール達と天使との関係の謎を解き明かす為、以前クレヴァニールに血の翼が現れるという異変が起きた、ディクセンが眠る最初の遺跡へ向かう事になった。
そこでクレヴァニールとフレーネ、そしてブリュンティールは、天使に対抗する因子(捕獲された天使ユリエルの魂)を植え付けられた、エンジェリック・チャイルドという特殊な人造人間である事が判明する。
ショックを受けつつも外へ出ると、そこにはブリュンティールが待ち構えていた。
「真実を知ってしまったか…」と、彼は遺跡で目覚めてからずっと天使を倒す為、そして世界を救う為に奔走していた事を打ち明ける。
そこへ天使アキエルが来襲。フレーネの力を使ったブリュンティールの犠牲により、アキエルを倒す事が出来た。
しかしブリュンティールとアキエルの今際の言葉を聞き、まだ隠された真実があると気付いたクレヴァニール達は、アキエルの記憶が宿った結晶をマギーに渡し、それを見る事にする。
その夜、マギーを邪魔者と見たレジーナが襲撃をかけてくるが、クレヴァニール達により阻止される。
どうやら彼女はやはりあの時心臓を貫かれて死んでおり、今は心臓の部分に魔物が寄生し、それがレジーナを生かしつつ操っているという状態らしい。
彼女は今、ヴァルカニアに召喚術を広めるなど、各地で暗躍するヴェスターの命で動いていた。

67名前:グローランサーIV投稿日: 2005/01/24(月)11:01 [ eGviRJLU ]
翌朝、記憶の結晶を見た一行は、衝撃の事実を知った。
アキエルとユリエル、二人の天使の正体は未来からやって来た使い魔。その世界は闇によって侵食され、人類は滅亡の危機に瀕していた。
原因は召喚術によって開いた異界との扉であり、これは召喚術師が死なない限り閉じる事はないらしい。
異界から押し寄せてくる闇は溢れんばかりに膨れ上がり、人類滅亡はもはや時間の問題となっていた。
彼らはこの事態を回避する為、未だ召喚術が広まっていない過去へ行き、召喚術師の抹殺とそれを生み出す魔法を消滅させる為に行動していたのだった。
今この大陸では、デュルクハイム、ヴァルカニアと両国で召喚術が広まりつつあり、そしてその召喚術を応用した魔道兵器すら使用され始めている。
このままではこの世界にも闇が訪れ、世界が滅亡してしまう…。それを回避する為、クレヴァニール達もまた天使と同じように召喚術師抹殺&魔道兵器消滅の道を歩み出した。
丁度その頃、ヴェスターの甘言に乗り召喚術を取り入れようとしていたマーキュレイだったが、これは間一髪クレヴァニール達に阻止される。
遺跡を巡る間、デュルクハイムだろうがヴァルカニアだろうが戦の最前線を蹴散らして進み、時にはアルフォンスのオーディネル軍を救ったり、時にはマーキュレイ軍の作戦を助けたりなどして、いつの間にかマーキュレイの英雄となっていたクレヴァニールの言葉は無視出来ず、アリシア姫も召喚術撲滅の為に動き出した。
その頃ヴァルカニアの王都へと兵を進めていたアルフォンスは、魔道砲の攻撃により兵の大半を失い、オーディネルの都市を破壊されたくなければ降伏しろとの勧告を受けていた。
まず魔道砲を何とかしなければならないと、アルフォンスの要請を受けたクレヴァニール達は魔道砲が設置されている山の山頂へ向かう事になる。
途中に立ち塞がる砦の攻略中、そうはさせまいと立ち塞がったヴェスターの不可思議な技によりアルフォンスが戦死。
魔道砲破壊後、アルフォンスの意思を継いでクリストファーがオーディネル軍を率いる事になった。

68名前:グローランサーIV投稿日: 2005/01/24(月)11:03 [ eGviRJLU ]
その後もワープ装置という反則技を駆使してデュルクハイム軍やシルヴァネール卿率いるヴァルカニア軍にダメージを与えるクレヴァニール達。
とうとうヴァルカニアはマーキュレイに対して停戦の申し入れをし、事実上の敗戦を認めた。
これを受けてマーキュレイのアリシア姫は、デュルクハイムやイグレジアスにも降伏勧告を行う事に決定。
それぞれの自治は認めるが、3国を1国にまとめた連邦制の政治を執り行う事を認めるよう、各国に要請した。
敗戦国のヴァルカニアや、もともとデュルクハイムに占領されてしまっていたイグレジアスはこれを受け入れる。
しかしイグレジアスを落とす等の戦争での活躍を餌に、デュルクハイムの大統領となっていたルードヴィッヒは断固拒否。
仕方なくデュルクハイムに攻め入ったクレヴァニール達は、バウアーと召喚術師となっていたルーミス、そしてルードヴィッヒを撃破。
ルードヴィッヒという英雄を失ったデュルクハイムには、降伏の道しか残されていなかった。
とうとう世界から召喚術師が絶滅し、後は魔法を完全に消滅させるだけとなった。
その装置をマギーから受け取ったクレヴァニールだったが、その際、魔道生命体である使い魔は消滅する事、『天使』という存在を媒介として魔法の消滅を行う為、結果として『天使』の存在そのものも消滅する…つまり天使の因子を持つクレヴァニールとフレーネがどうなるかわからない、という話を聞く。

69名前:グローランサーIV投稿日: 2005/01/24(月)11:04 [ eGviRJLU ]
しかしそれでも魔法は消滅させなければならないと、彼らは装置を作動させる条件の揃った山へ向かうった。
しかしそこへ現れたのは、今まで召喚術を世界に広めようと暗躍していたヴェスターだった。
その正体は異界の王、天使のいた未来を襲った闇そのものだった。
召喚術で異界への扉を大きく開き、本体を呼び寄せてこの世を滅ぼすつもりらしい。
その闇を天使が残したメダリオンで退けたクレヴァニールは、迷い無く装置を作動させた。
大きな爆発の後にはクレヴァニールの姿は無く、しかも仲間の記憶からクレヴァニールの存在そのものも消滅してしまっていた。
天使の因子をブリュンティールに使われて無くなっていたフレーネは無事に生存していたが、自分以外が彼の存在を忘れてしまっている事を嘆く。
しかしそれから一年後、クレヴァニールは仲間のもとへ戻って来たのだった。


───END───


※ちなみにレジーナとヴァレリーは、クレヴァニールの行動により死亡するか仲間に復帰するか分かれますが、この辺は割愛しました。
66 :ゲーム好き名無しさん:2010/10/07(木) 16:57:46 ID:pdJTB0M+0
グローランサーIV ~Wayfarer of the time~

このゲームに追記してもいいですか?

クレヴァニ―ルがいなくなった後のレムスのセリフ
フレーネが何かを忘れていると言った後
クレヴァニ―ルのことを兄のように慕っていたにもかかわらず言ったセリフがこれです。
「どうでもいいことだったので忘れたんですよ^^」
これは衝撃的だったので追記して下さい。

最終更新:2010年10月09日 11:58