天使の詩

天使の詩
>>3-610


610 天使の詩 sage 04/02/21 00:37 ID:8g/V3n3l
天使の詩

ロスコモン村のケアルとクレアはエウリカの花を摘み、
結婚の「祝福の洗礼」を受けるために旅立ちました。
しかし、旅の途中で魔物に襲われクレアはさらわれてしまいました。
クレアを取り戻そうとケアルの新たな旅が始まりました。
ケアルは魔術師ブゼン、剣士ジト、少女エンヤと仲間になり、
ようやくクレアを取り戻しました。
そして「祝福の洗礼」を受けて晴れて二人は夫婦となったのです。
しかしクレア自身も知らなかった「天上界」の存在、
さらにクレアがその王家の王女であるということも知り、
相反する魔王ルキフェルを倒す旅を続けることになったのです。

最終決戦を間近に控えたある時、ジトが塔の崩壊に巻き込まれ死んでしまいます。
ジトを欠き、戦士×1魔法使い×3という恐ろしくバランスの悪いパーティーで
魔王ルキフェルに立ち向かう一行。

しかし、ルキフェルを封じ、人間界と地底界との回廊を封印するには
クレアの命を懸けなければなりませんでした。
そのことを仲間に告げずにいたクレアはケアルにキスをした後に
力を解放し、回廊へと飛び込んでいったのでした。
ルキフェルは封じられ、回廊も閉じられ、人間界は救われました。
多大な代償を払って…。

そこに天上界からクレアの母、天上界の女王が舞い降り、クレアを抱きかかえ、
「悲しむことはありません。娘は地上での使命を終え、天上界に帰るのです」
と言うとクレアは目を再び開き、天上界へと帰っていったのでした。
そしてケアルは、心配そうに見ているブゼンとエンヤを背に
何かを決意したように歩き出しました。

天使の詩 終わり。

最終更新:2006年08月15日 05:00