在る朝の一頁メモ(台詞下書きのみ)

「なんで居んだよ・・・」
 ズッコケた。そりゃもう、派手にズッコケたね。
「おはよう」
「いや、おはようじゃねーよ。なんで居んだよ?!」
 こいつは今日は朝から何とかって式に出るはずだ。それも○Km先の校都で。
 こんな時間にこんなところに居て良いわけない。
「お前さ、ガッコ・・「せんぱーい!」

「やっぱりいた!家まで迎えに行ったらいないんでここじゃないかと思ったんですよ!・・・ってなんですか。そのあからさまに嫌そうな顔!分かってるんですか?!今日は朝から先輩のこれまでの功績に対する表彰式が・・・」
「行かない」
「そう、行かない・・・え?ええええええええええええ???????」
「はああああああ?!」
「いや、行かないとか、ありえないですから!生徒会長直々に授与されるんですよ?!先輩が居ないなんてなったら大変なことになっちゃいますよ!」
「そうだよ、行けよ!」
「やだ、行かない」
「やだって、お前」
「・・・なんでですか?」
「ん?だって、」
「ソレに行ったらここで朝ご飯食べられないだろ?」
(・・・出たよ・・・)
(うわぁ、超笑顔)
(って、そんな睨むなよ)
「あー・・・もしもし、儷蘭くん?」
「なに?」
「帰れ」-笑顔-
「なんで?!」
「なんでもかんでもないの。俺は仕事帰りなの。眠いの。今は飯より睡眠が欲しいの。だから、帰れ」
(よし、完璧)
「・・・」-小さく後輩を睨む儷蘭-
  • 一瞬凍り付いて、直ぐに明蜂を睨む後輩-
(だから、俺を睨むなって!)
「分かった、帰るよ」
「パン置いてくから、起きたら食べてね」
「・・・折角活動終わって久しぶりにゆっくりできると思ったのに・・・会長燃えないかな・・・」
(わぁお、反逆罪に問われかねない台詞☆)
「あ、ヒメ」
「夜、暇か?暇なら飯でも食おうぜ」
「いいけど、蜂仕事は?」
「へっへーん。代わってもらったんだよーん。お祝いしようぜ。賞状と記念品持って来い。17時に店上がっから」
「贈答品ですけど・・・」
「OK、じゃあ17時に店の方に行く」
「オゥ、気ィつけて来いよ」
(あー、もうっ。嬉しそうな顔しちゃって!むかつくなぁ・・・っ)
(だーから、なんで俺を睨むんだ)


  • 夜-
「なぁ、お前の後輩に俺、なんかしたっけ・・・やたら睨まれんだけど」
「・・・・・・・プっ」-暫くして吹き出し肩をゆすって笑う儷蘭-
「さぁ、単純に嫌われてるんじゃない?」
「ええええ???なんでだよ?俺なんかしたか?!」
屋台の下、笑い声が帝國に消えていく。

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最終更新:2011年06月24日 19:52
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