クロガネ・I・ベールクランジェ

種族 ヒューマン(オメガ人)
性別 女性
年齢 20歳
属性 光
「貴女があたしの知ってるシロガネじゃないって事は分かったわ。…でも、頭では分かっていても…ね…」
「アルタルフ…終焉を冠する我が剣、生半可な覚悟で受けきれると思わない事ね!」
「こんなものは…この世界に必要ないんだ!」


【若人】襲撃でクロガネが死ななかったもしもの世界の記憶がオメガに反映された為に存在する「IF」のクロガネ。記憶や知識はオメガ基準になってこそいるものの性格は変わらず強気。
知識や機械技術に秀でたシロガネとは対極に、戦闘センスの塊のような点も変わらず受け継がれている。
オメガにおいてはクエント国にその手腕を買われ、女性でありながら上級の騎士として任命されている。しかし本人はハリエットと同じくエフィメラを危険視している為宰相ルツやその周囲の人間とは折り合いが悪く、度々他の兵士と衝突することもあったらしい。
理由としては『エフィメラのせいで妹がこの世から去った』事に尽き、クエントの騎士でありながらエフィメラ推進派の人間やその研究を行っていたルーサーを激しく憎んでおり、本人曰く隙あらば寝首を掻くつもりだったらしい。しかしその妹のハリエットとは友好的な関係を築くなど憎悪だけで動いているわけではない。
真に仕えるべきはハリエットと思っており、ハリエットが反乱分子として王都を追われる際にも出来うる限りルツの手の先の兵や魔物を切り伏せていた。しかしルーサーを憎んでいたことが災いし、ルツの手によってエフィメラの影響を受け、暴走状態とも言えるままクエント領土を南下、魔神城と戦闘を繰り広げていた<オラクル側のクロガネ>となし崩し的に交戦状態へと陥る。戦闘ではその高い能力をいかんなく発揮し有利に押し進めていくが、暴走していることによって自爆必至な状態にあることを見抜かれ、更に妹と瓜二つな<オラクル側のシロガネ>を目にしたことで一時的に混乱したところを浄化される。幸い、手遅れになる前だったおかげで後遺症もなく、エフィメラ因子だけ浄化されるに至った。
その後は再びハリエットの剣として王都奪還に尽くし、彼女が王位を継承してからもクエントの騎士として一層努力していくことを胸に誓っていた。
ちなみにではあるが、彼女が着用する鎧は従来のクエント軍のそれとは違い、専用の黒を基調に青のラインが入ったものを着用する。その為国内外から彼女を適当な異名で呼ぶものも少なくはないとか。とはいえクロガネ本人はその呼び方を全く知らないので異名呼びしても認識してもらえない事が殆どである。


【固有武器】

翅剣 アルタルフ【レゼルブランシュ】

エフィメラに侵される前、あるいは浄化された後の、終魔剣アルタルフの本来の姿。彼女の振るうそれは、禍々しさの一片もなく、神々しい純白の刃をもって瞬く間に相手を安らかな終焉へと誘う。

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最終更新:2018年01月29日 17:23