【クラス】
キャスター
【真名】
ともだち@20世紀少年
【ステータス】
筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運A+ 宝具E
【属性】
混沌・悪
【クラススキル】
道具作成:D
魔術的な道具の一切が作成不可能だが、魔力を用いる事で生前自らの組織が産み出していた科学的な道具を作成する事が出来る。
空飛ぶ円盤や極めて破壊力の高い爆弾、そして致死性の出血熱のウィルス等を主として創造する。
陣地作成:EX(E-)
日本と言う一国を支配したどころか、世界全土を統べる世界大統領として君臨していたキャスター。
キャスターは最高条件が重なりに重なれば、『ともだち府』と呼ばれる帝国を作成する事が可能。
この陣地作成スキルのランクEXはAランクの上と言う意味のEXではなく、評価不能と言う意味でのEXである。彼の本来の陣地作成スキルのランクはカッコ内のそれでしかない。
【保有スキル】
扇動:A+
数多の大衆・市民を導く言葉や身振りの習得。特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く。
ランクA+は、一個人が習得する中では最高峰のそれ。歴史上の偉人が習得していた扇動能力と全くの差異はない。
無力の殻:A
キャスターはサーヴァントとして認識されない。ただし、道具作成スキルを発動している最中、そして、後述の宝具を発動した場合のみ、このスキルは意味を成さなくなる。
カリスマ:D+++++
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。
キャスターのカリスマ性は己を大きく見せる演出を込みでの値であり、キャスター自身は、国のトップの器ではない。
【宝具】
『血の大みそか(ウィルス)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:-
生前にキャスターが2度、世界にバラ撒いたとされる致死性のウィルスが宝具となったもの。キャスターはこれを道具作成スキルで製作可能。
このウィルスには2つのタイプがあり、そのどちらもが、出血熱系の生物兵器である。
潜伏期間がなく、発症して間もなく全身から血を吐き出すタイプのものと、風によく似た初期症状の後全身から血を噴出させて死ぬタイプのものがある。
また感染させる方法も2つで、一つが直接埋め込むか、そしてもう一つが空気感染させるかである。治療法は、このウィルスの為に作られたワクチンか、極めて高度な魔術的医療技術が必要となり、事実上、これらがなければ罹患した瞬間死が確約する。
『果てありき夢への地図(しんよげんのしょ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
生前キャスターが行動の指針としていた、幼稚な予言の落書きが宝具となったもの。
キャスターは聖杯戦争に呼び出されて間もなく、これを作成する事が出来、この宝具に書かれた事に沿って行動する事で、
幸運ステータスと行動の達成値に上方修正を掛ける事が出来る。この宝具を作成出来るのは最初の一回のみで、これ以降別の『よげんのしょ』を作成する事は無条件で不可。
よげんのしょを失ったとしても、キャスターがその内容を憶えており、その覚えた内容に従い行動しても、上記の補正効果は得る事が可能である。
『反陽子爆弾』
ランク:E 種別:対軍~対城宝具 レンジ:99 最大補足:1000
生前キャスターが作成していた……とされる、核爆弾よりも遥かに強力な、世界を一時に滅ぼす威力の反陽子爆弾が宝具となったもの。
但し、聖杯戦争の制限上そう言った、星を滅ぼし得る宝具は再現不可能であるし、そもそも生前この爆弾が炸裂した機会はなかった為、
本当にこれが地球上の文明全てを滅ぼせるのか、そもそも、これが本当に現代技術では再現不可能な反陽子爆弾であったのか不明である。
前述のようにこの宝具には地球を滅ぼす程の威力などない。この宝具は、原子爆弾にも等しい威力の爆発を発生させる、恐るべき爆弾であるに過ぎない。
宝具ランクこそEだが、この宝具ランクは神秘性の低さを表した値であり、この宝具を発動した場合、Eランクの宝具を発動させたとは思えない程の魔力消費が行われる。
『再誕せよ、神へと至る為(20th Century Boy)』
ランク:EX 種別:奇跡演出宝具 レンジ:- 最大補足:-
生前キャスターが行った中でも最も有名な逸話、数十万~数百、数千万、数億人もの人間が見守る中、劇的な演出で死体の状態から生き返り、
身を挺して凶弾からローマ法王を身を守った、と言うエピソードが宝具となったもの。キャスターは霊核にすら影響のある致命傷を負い、消滅しようとしていても、
極めて少ない魔力消費で幾度も復活する事が出来る。その際復活前に負っていたダメージは完全に回復、元の状態に戻ってしまう。
この宝具の本質は、本当に蘇生しているのではなく、『蘇生しているように見せかける』と思わせる事に本質がある。
キャスターは消滅しようとしているのではなく、その時『本当に消滅』しているのであり、復活したと思われているのは、キャスターが産み出した幻影である。
もしもこのキャスターが演出した幻影を見て、キャスターが復活したと誰かが思った場合、因果の逆転が発生。
生き返ったと思われている、キャスターが産み出したその幻影が、正真正銘の本物のキャスターとして再誕、行動が可能になるのである。
逆に言えばこの宝具は、誰かがキャスターの事を生き返ったと思いこむ事が条件なのであり、消滅時に誰も『キャスターが蘇生していない』と思った場合、
そもそも『蘇生したと思い込む人物がいない状況』で消滅した場合、他のサーヴァント同様キャスターは聖杯戦争の舞台から脱落する。
――だがこの宝具の最悪辣な点は、自分が生き返ったと思い込む人物はNPCだろうがサーヴァントだろうがマスターだろうが『誰でも良く』、
しかもその上『蘇生したと思い込む人物の数は一人でも良い』と言う点である。つまりこの宝具は、キャスターが『生き返った』と思い込むマスターがたった一人、
キャスターの消滅している現場に居合わせるだけで、事実上このサーヴァントはマスターの魔力が続く限り、無限に復活出来るのである。
友達の認識によって何度でも復活し、神の子を演出出来る、20世紀の亡霊に相応しい歪んだ醜い宝具。
【weapon】
【人物背景】
人類史上最も多くの国の、最も多くの人類を殺害した史上最悪の虐殺者。そして、それを隠し通したまま、世界の頂点に君臨していた男。
過ぎ去った20世紀が産んだ亡霊。世界から、社会から必要とされなかった少年が、自分の事を貶めたある少年に励まされ、生きる望みを抱き、成長してしまった姿。
【サーヴァントとしての願い】
もう一度、ケンヂくんと遊ぶ
最終更新:2017年05月28日 02:10