【クラス】
バーサーカー
【真名】
マルス-No.ε@シルヴァリオ ヴェンデッタ
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A+ 魔力D 幸運A 宝具B+
【属性】
混沌・悪
【クラススキル】
狂化:E
狂化の影響が薄い。
バーサーカークラスでありながら理性的に他者と会話し、意志疎通を行う事が出来る。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【保有スキル】
魔星:B
正式名称、人造惑星。星の異能者・星辰奏者(エスペラント)の完全上位種。
星辰奏者とは隔絶した性能差、実力差を誇り、このスキルを持つサーヴァントは総じて高い水準のステータスを持つ。
出力の自在な操作が可能という特性から反則的な燃費の良さを誇るが、欠点としてバーサーカーは、その本領を発揮していくごとに本来の精神状態に近付いていく。本気を出せば出すほど、超人の鍍金は剥がれ落ちる。
また魔星は人間の死体を素体に創造されたいわばリビングデッドとでも呼ぶべき存在であり、死者殺しの能力や宝具の影響をモロに受ける。
貧者の見識(偽):C
相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙され難い。
しかしバーサーカーのそれは、後述のスキルに由来する所の大きい偽の見識である。
精神汚染:A+
精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
彼は本来狂った価値観に裏打ちされた殺人鬼であり、当然意思疎通などまともに出来る筈もないが、後述のスキルによってさも正気の人間のようにやり取りを行う事が可能。
殺人許可証:EX
彼の象徴たるスキル。
結局最後は殺すにも関わらず、意味や理由付けを行うことで殺人行為の許可証が得られると言う思想。
彼は、嘘と偽りで獲物を嬉々と揺さぶり尽くす言葉のトリックスターである。
バーサーカーと対話を行った存在は皆彼の口調や物腰によって、その本質を理解出来ないように騙される。
純正な英雄であればあるほどこのスキルは通じにくくなり、逆に遠ざかれば遠ざかるほど通じ易くなる。
彼はこのスキルによって狂化、精神汚染のデメリットを無効化しており、バーサーカーというクラスであるにも関わらず他者と自由に意思の疎通が可能。
また、軍事帝国アドラーに消えない傷痕を刻んだ"大虐殺"の実行者の片割れということも手伝って、彼は人間と人属性の英霊に対して特攻効果を発揮できる。
【宝具】
『義なく仁なく偽りなく、死虐に殉じる戦神(Disaster Carnage)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:50
分子間結合分解能力。物質を跡形もなく消滅させる、漆黒の波動を生み出す星辰光。
その正体は物体の結合力そのものを崩壊させる物質分解能力で、無機物有機物の違いなく、接触した物体を消滅したと錯覚するほどの速度で分解する。
彼の纏う漆黒の瘴気全てがその特性を帯びているため、バーサーカーは常にこの宝具を纏わせて戦う攻防一体の戦闘スタイルを得意としている。
亜音速に迫る高速移動から繰り出される攻撃に、瘴気による絶対防御。完成された攻防速をバーサーカーは揃えているため、生半可なサーヴァントでは太刀打ち出来ない。常に全身へ展開しているため、破るには一定以上の出力と優れた収束性を持った攻撃を用いるか、もしくは宝具の効果を余り受けない気体や非物質による攻撃で攻め立てるのが効果的。
【weapon】
鋼鉄の爪を始めとした魔星としての肉体
【人物背景】
軍事帝国アドラーを襲撃し、後に蛇遣い座の大虐殺と呼ばれ語り継がれる大虐殺を生んだ張本人。
アドラー独自の技術と思われた強化兵、星辰奏者を遥かに上回る出力と技量を持った鋼鉄の運用兵器で、その姿は千年前に滅んだ日本の昔話にある"鬼"を連想させる。
口調は姿に似合わず、基本的に冷静、かつ理知的。
時に相手の事情を慮るなど高い教養が伺える──かと思えば一転して享楽的な振る舞いを演じるなど、真意を読み取るのが非常に困難。
その正体は人造惑星の一体、殺塵鬼(カーネイジ)。
カンタベリー聖教皇国出身の男で、凶行の末死刑台へと送られた真性の殺人鬼。
彼は様々な表層を持ち、それは時に無機質な破壊者であり、時に美学を解す戦闘狂であり、時に筋の通った硬骨漢であるが、そのどれもが彼の真実からかけ離れている。
――バーサーカーは単に虚飾に塗れ、嘘っぱちの表層を演じ、殺人許可証を渇望する狂人に過ぎない。
【サーヴァントとしての願い】
殺して、殺して、殺す。
最終更新:2017年05月28日 02:26