◆  ◆  ◆




このステージ/サーキットで、俺達は踊り/走り出す。




◆  ◆  ◆


「おい!見ろよチームバロンのダンスだぜ!」

とある街の広場。
其処でとあるストリートダンサー達のダンスが行われている。
中世ヨーロッパの貴族を意識したジャズ風の西洋風の紅い衣装に身を包んだ男性達が、ステージ上でジャズを踊る。
周囲に多くの人達が集まり、ダンサー達に喝采を送る。
ストリートダンサー達の名は「チームバロン」。
此処らで「ビートライダーズ」と呼ばれるダンスチーム達の中の一つである。

「チーム鎧武」
「チームレイドワイルド」
「チームインヴィット」
「チーム蒼天」
「チームレッドホット」

ビートライダーズとは、此処らの街にある、様々なチームで構成されているストリートダンサー達の事である。
街中にあるステージを各チームが所持し、其処で音楽(ビート)に乗って踊るもの(ライダーズ)。
それがビートライダーズである。

チームバロンは、そんなチームの中でもトップクラスに上手だと評判のあるダンスチーム。
彼等のポップに乗りながらの華麗なダンスからは衣装も相俟って、貴族のような優雅さが現れていた。

ダンスが終わり、観客達からの拍手が鳴り響く。
チームバロンのメンバー達はそれに応え手を上げながらも、クールに立ち去っていく。

彼等に向かって手を振る観客達の中に、一人のドイツ人男性がいた。
その男性が振る掌には、魔法陣の如き紋章が刻まれていた。


◆  ◆  ◆


この広場の近隣に、「シャルモン」と呼ばれるケーキ店がある。
店を開いたのは、10年間フランスで修行してきた一人の男性(?)。
クープ・デュ・モンドのトロフィーを取りルレ・デセールに所属している彼の作る味は、客からも大好評。
今ではこの街でも一二を争うグルメスポットとなっている。

「上手かったぜ、お前達のダンス。」

二人組の若い男性が、店の窓沿いにある丸いテーブルを独占していた。
赤い髪を生やしたドイツ人青年のいる席には苺の乗ったドルチェが、チームバロンのダンス衣装を着た青年の席には、とぐろを巻いたモンブランケーキが置いてある。
其処でチームバロンのリーダー、ザックは、向かい側に座る男性の褒める言葉に答える。

「ありがとな、そう言われてこそ、俺達も踊りがいってのが有るもんだ。」

後は足の傷だな、と言おうとした所で、ザックは無意識に口を塞ぎ込む。
そしてケーキをまたフォークで切り分け、パクリと口に入れる。

「それで、これからどうするつもりなんだ?マスターは。」

ランサーが突然話を切り出す。
―忘れていた。
今自分がいる場所が沢芽市ではなく、何処か知らない町だと言う事を。
そして自分が、「聖杯戦争」と言う訳のわからぬ催しに巻き込まれているという事を。

ザックが聖杯戦争のマスターである事を自覚して、1日程の月日が立つ。
取り戻せたのはそう難しくは無かった。
此処が沢芽市で無いこと。
身に覚えがない足の傷。
自分の身の回りを囲む環境に対する違和感は、そう遠くは感じなかった。

今目の前にいるドイツ人の青年が、ザックの喚んだサーヴァントだ。
クラスはランサー、槍を扱う英霊。
彼が戦う姿は、ザックも一度目にしている。
今でこそ人間の姿だが、彼は戦闘時には、化物に変身する。
真紅の槍を振るう禍々しいその姿は、嘗てザック達が戦ったオーバーロードを想起させた。
ランサーが切り出したその質問に、ザックは暫く黙り込む。
その間にケーキを一口入れ、もぐもぐと咀嚼する。
ゴクリと飲み込んだザックは、真剣な目でランサーを見つめ、答える。

「俺は戦わない。」
「ハァ?」


ザックに、聖杯を必要とする程の願いはない。
彼は、聖杯と同じような力を持つアイテムを、一つ聞いたことが有る。

―知恵の実。

嘗てチーム鎧武に所属し、時には対立し時には共に戦った男、呉島光実によれば、それは多種多様な伝承に渡って登場する物らしい。
曰く、それを手にした物は、世界を書き換えられる程の力を手にする、とか。
ザックは、その禁断の果実に手を伸ばした、二人の男を知っている。

葛葉紘汰と、駆紋戒斗。
二人にはそれぞれ、譲れない願いがあった。
紘汰は、今ある世界を護るために戦った。
戒斗は、今ある世界を否定するために戦った。

きっと戒斗は、強者に蹂躙される弱者が許される世界を、何処かで望んでいたのだろう。
しかし勝ったのは、そんな世界を許した紘汰だった。
知恵の実を手に入れた紘汰はこの星を去った。
最後に出会ったのは、確かメガヘクスを倒した時だったか。

「俺に、聖杯を望めるほどの願いは無ぇ。
第一、彼奴みたいに、この世界を変えようとも思わないし、彼奴が望んだ世界を、ぶち壊すわけには行かねぇ。」

確かに聖杯を手にすれば、あらゆるものが手に入るのかもしれない。
しかしそれは、紘汰や戒斗、皆のこれまでの戦いを、無駄にしてしまうことにも繋がってしまう。
だから、紘汰が勝ち取った世界を護るために。
戒斗の戦いを無駄にしないためにも。
紘汰の望む世界を壊さないためにも。

「だから、俺は聖杯をぶっ壊す。
俺は知っている……願いを叶えるために、その身を散らしていった奴がいるってことを。
もうあのような事は起こしたりはしねぇ、絶対にさせねぇ。」

ザックはそう言いながら、フォークを握りしめた手により一層力を込める。
己の方針は、この世界からの脱出。
犠牲を出さずに聖杯を破壊し、元の世界に帰ることだ。

「それに……」

更に、ザックが言葉を付け加える。
ランサーがそれに頷く。

「こんな所でくたばっちまったら、ペコやアザミさん、ミッチに城之内、元の世界にいる皆に、申し訳が付かなくなっちまうからな。
折角チームバロンの名を貰ったばかりだっていうのに……無様にくたばった姿を、戒斗に見せるわけにも行かねえしさ。
元の世界にいる仲間達の為にも、ダンスという夢を叶えるためにも、俺は帰らなくちゃならないんだ。」
「……っ!」

仲間、夢。
その二つの言葉に、ランサーの目がより一層見開く。
それから一旦、何かを考えるかのように俯く。
しかしランサーはニヤリ、と笑い弧を描いた口を開く。

「夢を叶えるため、仲間のため……か。
良いぜ、これなら俺も、俺の戦いたいように戦える。」

フッと笑うランサーに、ザックもハハっと笑い返す。
そして、ランサーは再び顔を引き締め、何処か暗い眼差しで言葉を続ける。

「夢も仲間も、一度喪ったら二度と手に入らない、掛け替えのないものだからな。
絶対に無くしたりしないよう、大切にしておけよ。」

その言葉に、ザックもまた顔を引き締めて答える。

「ああ、分かっているさ。」

ザックはそう答えてフォークを手放し、ジャケットの裏側に手を突っ込む。
取り出したのは、一個の錠前。
クルミロックシード。
異界の果実「ヘルヘイム」の果実を加工したアイテム。
沢芽市のビートライダーズの中で「インベスゲーム」と呼ばれる遊びが流行っていた時に、ザックが扱っていた物。
今では、ザックが変身するアーマードライダー「ナックル」の変身アイテムとなっているのだが。
「LS.02」と刻まれた識別番号の煌めくクルミロックシードを、己の意志を示すかのようにザックは掲げる。


「頼りになれる、と胸張って言い切れる訳じゃねえが、宜しく頼むぜ、ランサー。」

それに力なく笑ったランサーも、右手でパーの形を作って掌をザックに見せつける。
其処には、奇妙なローマ数字の書かれた丸い紋章が刻まれていた。
ザックに見せた掌を見つめたランサーは、ウン、と頷き、掌をザックのクルミロックシードに叩きつける。

「ああ、宜しく頼むぜ、マスター。」
(……ワリィ、アマンダ、また言いそびれちまった)

ランサーのサーヴァント、ヘルマン・ザルツァ。
彼には、ほんのちょっとした未練があった。
一人の女性に告白する、と言う些細な願いではあるが。

―言った所でまたビンタされんのがオチかと考え、ヘルマンはハァと溜息をついて項垂れる。

「どうした?」
「何でもねぇよ!」

仲間のことを考えていることを知らぬザックに、ランサーは怒鳴り散らして返す。

「お客さ~ん!静かにしてくださ~い!」

店員であるチーム・インヴィットのリーダー、城乃内秀保の声が、厨房から響き渡る。
その言葉に、ランサーはバツの悪い表情をして黙り込む。


◆  ◆  ◆


「よお、初瀬!」

あれから30分後。
長いことテーブルを独占していたザックとランサーは、会計のレジへと向かう。

不機嫌そうな表情でレジに立っていたのは初瀬亮二。
ビートライダーズ「チーム・レイドワイルド」のリーダーだった男だ。
しかし、ザックのいた世界では、彼はもう死んでいる。
と言っても、それは呉島貴虎から後に聞いた話なのだが。

このロールでは、初瀬は城之内共々凰蓮に捕まり、今こうして店員として働いている、と言う事になっているらしい。
一応、ビートライダーズは趣味として続けて入るそうだが。

「お会計は全部で2300円です。」

初瀬の、らしくない棒読みのぎこちない丁寧語が聞こえてくる。
ザックは此処で、ちょっとニヤリと笑う。

「なあ初瀬、折角の好だし奢ってもらえねぇか。」
「奢るわけねぇだろ、俺達のステージをこないだ奪ったくせによ。」

結局、ザックは財布から千円札二枚と五百円二枚を抜き取ることになった。


帰りはランサーのバイクに乗って、街を走ることに。
戒斗や光実が乗っていたロックビークルよりもずっと派手なバイクで、駐輪場にも乗せられなかったが。
召喚が自由自在だということには、流石に驚きはしたが。

「マスター、此処の方角からサーヴァントが見つかったぞ。」
「本当か?」
「ああ、何となく気配を感じる。この身体になった時から感知能力には自身があったからな、多分外れではない。」
「そうか、だったら其処に向かってくれ。
もし戦っているんだったら、其奴らをぶっ飛ばしてやる。」
「俺もそのつもりだ、振り落とされんなよ、行くぜ!」

ランサーはスーパーマシン「666」のスピードを上げていく。
それに応えザックも、ランサーの肩を掴んでいた右手を離し、懐からカッターナイフが付いた黒いプレートを取り出す。
戦極ドライバー。
ザックがアーマードライダー・ナックルに変身するためのアイテム。
それを腰に当てれば、両側からベルトが出現して巻き付く。
その手で更にクルミロックシードを掴んだザックは、この追い風にも負けないように叫ぶ。



「変身!」



【マスター名】ザック
【出典】仮面ライダー鎧武及び鎧武外伝 仮面ライダーナックル
【性別】男

【Weapon】

「戦極ドライバー」
異界の植物「ヘルヘイム」の果実の力を人工的に運用できるようにする装置。
バックル型の装置で、腰に当てることでベルトが巻かれ装着される。
ザックが最初に貰ったのは、駆紋戒斗がユグドラシルの研究室から奪取した量産型戦極ドライバーの試作品。
それは戒斗に破壊されたが、現在は呉島光実が持ってきた特注品の同物を使用している。
これを使ってザックは「アーマードライダー・ナックル」に変身する。
アーマードライダー自体は科学の域を出ていないため、サーヴァントに傷を付けることは出来ない。
しかし、ロックシードの魔力を利用して擬似的な魔術回路とすることは可能。

「クルミロックシード」
異界の植物「ヘルヘイム」の果実を戦極ドライバーで無機物に加工したアイテム。
クラスはC+で、嘗ては沢芽市で売り捌かれていた物を使用していたが、現在は海外に流出してしまった錠前の中の一つを使用している。
これを使ってザックは「クルミアームズ」を装着している。
アームズウェポンは「クルミボンバー」と呼ばれるパンチユニット。

「マロンエナジーロックシード」
海外に流出したエナジーロックシードを、呉島光実が渡した物。
これをゲネシスコアに装填する事で、ザックは「ジンバーマロンアームズ」へと変身する。
戦闘力は高くなるが、それでも神秘性は無い。

「ゲネシスコア」
駆紋戒斗が使用していたゲネシスドライバーのパーツ。
ドライバー自体は回路が焼き切れているが、エナジーロックシードのコネクタの役割を果たすコアは生きていた。
これを戦極ドライバーのフェイスプレートと付け替えることにより、ザックはマロンエナジーロックシードを使っている。

【能力・技能】

  • 体術
元々荒れていたことと、アーマードライダーとして培ってきた経験。
地下格闘の刺客と必死になってやっと遣り合える程度の実力だが、其処らのチンピラ程度なら軽々といなせる。

  • ダンスの腕前
ダンス一筋で頑張ってきたのでそれなりに上手い。
でも怪我が災いしてここ一番と言う所で失敗してしまう。

  • 足の傷
右足の腿に残る、駆紋戒斗にスピアビクトリーで付けられた怪我の跡。
傷は癒えているのだが痛みは多少残っているらしく、ダンスでも足枷になっているそうな。


【人物背景】

沢芽市に蔓延るビートライダーズチーム「バロン」のNo.2。
元々は将来に希望を見いだせずに喧嘩に明け暮れていた不良だったが、その時アザミとペコの姉弟と出会ったことにより、ダンスの楽しさを知る。
そして近隣の人間を集めてダンスチームを開くが、ある日突然強者論を語りだしながら沸いてきた駆紋戒斗という男によりチームのリーダーの座を取られる。
「チームバロン」は、その時戒斗が付けた名前。
しかし戒斗のカリスマ性にペコ達と共に惹かれたザックは、戒斗に憧れ、付いてきた。
ある日ザックは、ユグドラシルと戦うことを決意した戒斗により、チームの座と量産型戦極ドライバーを渡される。
ビートライダーズの抗争解散イベントを凰蓮・ピエール・アルフォンゾから守り抜くために、
彼はドライバーを巻き、「アーマードライダー・ナックル」へと変身する。
やがてヘルヘイムの侵食が早まり、ユグドラシルが事実上壊滅に追い込まれ、ザックはインベスと戦い続けていく日々に。
しかしフェムシンム族が滅んだ時、新たに侵食を始めたのは何と戒斗だった。
戒斗を止めるため、ザックは仲間になったフリをして湊耀子を爆弾で転落させ、
不意打ちと言う卑怯な戦法をしたにも関わらず強くなったなと言ってくれた戒斗と一対一の勝負をするが、敗北に追い込まれる。
そしてヘルヘイムの侵食が収まった時、ザックはペコやアザミ達に危機が訪れているのを知る。
新たに手にしたナックルのドライバーと、光浴びている憧れの奴の力を手に取り、何時か隣に並べるはずだという想いを込めて、
彼は再び、戦いという喝采響き渡るステージに立った。
序盤は荒れていた名残りや戒斗に対する忠誠心からかチーム鎧武のメンバーに対し挑発する様な態度を見せていたが、
物語が進むにつれて本来の熱く優しく義理堅い性格を見せてきた。

【聖杯にかける願い】

聖杯を壊し、脱出する。



【クラス名】ランサー
【出典】BLASSREITER
【性別】男
【真名】ヘルマン・ザルツァ
【属性】中立・善
【パラメータ】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具E(マルコシアス変身時)

【クラス別スキル】

対魔力:E
魔力に対する耐性。
無効化はせず、ダメージを多少軽減する程度。

【保有スキル】

勇猛:B
威圧、混乱、幻惑などの精神攻撃を跳ね除ける。
また、格闘ダメージを増加させる効果もある。

騎乗:C+
乗り物を乗りこなす才能。
元バイクレーサーだった経験が有り、バイクやヘリコプターを乗りこなしていた。
宝具の影響により+補正が掛かり、機械や金属と融合することが可能となった。
その為、計器を停止させたりコンピュータのセキュリティを解除することが可能。

融合進化体:B
彼はナノマシンにより己の力を凌駕させている。
武器を創造から生成出来る他、超人的な身体能力を有する。
大量のデモニアックを使役できるベアトリスやウォルフと対等に戦えている事から、彼は相当高位なブラスレイターであることが伺える。

戦闘続行:A
往生際が悪い。
死の淵まで戦うことを諦めない。

【宝具】

「走る道違えた蒼い馬(ペイルホース)」
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
ランサーが体内に有しているナノマシン。
人類の進化を促す力に成り得た可能性を持った、化物の中核。
血液を介して感染し、血管内の蛋白質に分解されてしまう。
ナノマシンはそのまま人体の活性化を促し、人間を幻覚症状や高熱に苦しめた末に「デモニアック」と呼ばれる存在に変質させる。
しかし、72の感染パターンに当てはまった人間は「ブラスレイター」と呼ばれるより高位の存在へと変化する。
ランサーはそのブラスレイターになった存在であり、「マルコシアス」と呼ばれる形態を持つ。
生成した紅い鎖鎌を振るって戦う他、後述の666に騎乗してからの空中戦闘も行える。
因みに感染機能は未だ生きているため、返り血を浴びたものは漏れなくデモニアックと化するが、ブラスレイターに変化させることは不可能となっている。

「想い乗せる紅き獣馬(666)」
ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:1~30
ランサーがツヴェルフから奪取したスーパーバイク。
ブラスレイターが騎乗すること前提で設計されており、かなりの性能を誇る。
変形することも可能で、ジェット推進で空を飛ぶことも可能。
科学の域を出ていないために、魔力は消費しない。


【Weapon】

「鎖鎌」
ランサーがスキル「融合進化体」の武器生成能力で発生させた装備。
伸縮自在(でござい)な鎖(に繋がれていたい)の様に刃と柄を切り離してリーチを高めることも可能。

【人物背景】

融合体「デモニアック」と戦う「XAT」の精鋭。
元はバイクレーサーだったが、スランプになった時に「チャンプ」ことゲルト・フレンツェンからその優しさがサーキットに向かない事を指摘され、今に至る。
しかしそのゲルトが融合体に変わり暴走し、ブルーことジョセフ・ジョブスンに殺される出来事が起こる。
ヘルマンはジョセフに対する復讐心を握りしめ、彼を倒すことを決意する。
やがて、XATの隊長ウォルフ・ゲイリグがブラスレイターとなり、XATを融合体に変えようとする。
多くの同僚が殺されていく中で、ヘルマンは自分の事を気にかけ、時には叱ってもくれたアマンダ・ウェルナーを逃がそうとした所を、ヘリコプター諸共爆発する。
だが彼は、ベアトリス・グレーゼによりペイルホースを感染させられ、ブラスレイターとなる。
一度は暴走しかけるも、死んでいったゲルトやXATのメンバー達の無念と、アマンダへの不器用な想いを胸に抱き、ヘルマンは自身の因縁に決着を付けようと戦い続け、
最期には、自身と仲間達を化物に変えたベアトリスを倒し、自らも果てる。
熱く心優しく正義感の強い性格だが、良くも悪くも一人で抱え込む一面も。
仲間思いな性格で、アマンダやゲルト、マレクを必死に守り抜こうとする面で活かされているが、
一方で頭に血が上りやすい性格からゲルトを殺したジョセフを受け入れ辛くなっていることにも繋がっている。

【聖杯にかける願い】

特に無いが、強いて言うのならアマンダに言いそびれた事を言い残したい。

【把握資料】

ザック:
テレビ本編全話、鎧武外伝「仮面ライダーナックル」、時間があれば「MOVIE大戦フルスロットル」、「鎧武外伝 仮面ライダーバロン」も。

ランサー(ヘルマン・ザルツァ):
テレビ本編1~23話、気が向けば最終回も。

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最終更新:2017年03月11日 13:48