冬木市新都玄木坂四番地。蝉菜マンションの一室が、ランサーのマスターの生活圏だった。
つい先日までは、
ここでの喪心の期間は解らない。
それまで、聖杯戦争〈ころしあい〉とは無縁だった彼女の生活は、川の流れが血に変わるように豹変する。
曖昧に生きていた輸入系貿易会社に勤める、斎藤珠樹という独りの寂しいOL〈ロール〉を演じていた自分の存在は死んでしまった。
これは比喩ではなく文字通りの語。
殺されたのだ。断片が浮き上がっただけで絶叫したくなるような経験だった。
───そう昔なら……。今は違う。
その日、その時、ようやく彼女は自分が何者だということを思い出した。
以後、それまでの繋がりを全て断ち、
今は彼女のサーヴァントの提案で、このペントハウスに移り住んでいる。
金銭面での問題は皮肉な話だが将来の為に、と貯金が貯まっていたので問題はなかった。
がらんどうとした室内。
部屋の電灯は点いていない。
行灯が薄闇に放つ朧気な光。その一点のみが灯だった。カーペット一枚にソファ。一人で寝るには大きすぎるダブルベッド。晩酌するためだけのテーブル。氷とワインや洋酒の酒瓶やら、缶ビールをしこたま詰め籠めた冷蔵庫。
部屋にあるのはそれだけ。
どこかで異妖の気配が揺予〈たゆた〉う夜であった。
今宵、何処かでサーヴァントがまた一騎と、この冬木に顕現したのであろう。
それでもランサーは表情を変えず、クッションを一人独占したソファにもたれ、ふんぞり返る。
垂れ下がる赤黒い華麗な色彩の長い髪。
身長は一七○前後。 凹凸の豊かな輪郭を誇らしげに示している。
だが、安物の白い丸首セーターという、あまりにも平凡な服装がかえって目立ったのではない。
発散する雰囲気が他人〈ひと〉とは違うのだ。
大きなガラス張りの向こうに立ち並ぶビルは墓標と化して闇と同化する。
その眼は何も考えず一点に据え、この巨大な長方形からの新都の夜景をただ眺めていた。
澄みきった星なき空。闇の中に静かに沈む光点。
赤。青。白。
煌めくネオンの像を異様に毒々しく赤いその網膜に映している。
ガラスに滲む人影がそれを断ち切り、ランサーは振り返った。
そのサーヴァントのマスターは両腕で髪をかき上げ、脇の下をさらした。
豊満なベル型乳房はダレた無地のタンクトップを四方へ膨張させる。ラインのくっきりと浮び上がらせた尻の肉。肌はとろけそうに白く、四肢と胴の作りは生々しい。
風呂上がりの無造作に背中に下ろされた長い髪。
見た目の年齢〈とし〉は二十代半ば。が、本当はいくつだろう?それは当の本人しか知らない。
不思議な光が溢ちる碧眼。銀縁眼鏡の下の顔は化粧一つで、超一流の娼婦にも、氷のような貴婦人にも変身させる色香を放つ。
この場を視た男の目にも必ず灼きつく姿だろう。
『気分は少し良くなったか、燐?』
「痛痛痛〈つつつ〉……いっぺんに全部思い出したから、頭がパンクしそうよ……」
『まさかな……お互いに老いず、死ねぬ身とは……あれだけの肉体〈からだ〉、何をされた?』
「さぁ──一番最初に死んで……気づいたらこう。それからも色んな事があったし、あなたは?」
しかし、サーヴァントの頭上から降る声はその姿形とは裏腹に、枯淡の響きさえある。
想像よりもずっと強い意志がこもっていた。
『────遠の昔に忘れた。ん?』
ダンッ!と、テーブルに叩きつける音。
「じゃあ、暗い話はここまでー!」
ウォッカのボトルと二つのショットグラスを指に挟んで持ってきたのだ。
「これからを考える前に、先ずは飲も!それともお酒は嫌い?」
『貰う』
ランサーの左手が上がった。
「そういえば、ちゃんとした自己紹介もまだだったし」
腰を下ろし、ショットグラスにウォッカを注ぎいれる。
「 わたしは、燐。麻生祇 燐(あそうぎ りん)って言います。これからよろしく!」
『影の国の王────スカサハ』
「じゃあ、本物の女王様?」
『今は楽隠居の身だがな……』
「じゃ、二人の運命の出会いを祝して────」
『────乾杯、か……』
カッチ──ン、とショットグラス合わせて二人はウォッカを一息に呑み干すと、燐は口火を切る。
「ほっ────あいつら普通あそこまでする!?これじゃ、おちおち死んだフリも出来ないわ!!」
再び、ウォッカを注ぎ、あおる。
「戦場の処世術が通じない相手なんて……本ッ当に最悪……」
『いや。単にツイてないだけだな、あれは。気にするな、燐』
そして頭を抱えはじめた主にそっけない態度で応じる。
呑む。グラスを空にすると再び、ウォッカを注ぐ。
彼女のあそこでの、ソレは正しい判断だった。
いくら不死身でも、力は人のそれ、サーヴァントには手も足も出ないし、文字通り相手にくれてやるしかない。
マスターにとって、サーヴァント戦はやはり鬼門。
サーヴァントにとっては不死の者も只のひ弱な骨格とボロ布のような肉を纏った矮小な存在としか写らないのであった。
「じゃあ、本題を──」
『なんじゃ?』
「────コレ、ちょっと手伝ってくれない?」
部屋中にChaos.Cellの データベースを表れる。
スカサハが辺りを一瞥する。
『ふむ、こりゃ無理じゃのぅ。読み終わる前に聖杯戦争が終わる』
スカサハはぼそりと言って席を立つ。氷を取りに冷蔵庫へと迎う。ついでに戻ってきた手にはシングルモルトウイスキーが握られていた。
燐は眼鏡のブリッジを上げた。
「これがChaos.Cell───想像以上よ」
魔境の賢人と地球〈ほし〉の監視者〈ウォッチャー〉二人が匙を投げる。
彼女の元の居た世界の地球のデータベース・ユグドラシルと比べても比較にならない集積値。
過去から未来まで、幾千幾億もの平行世界〈パラレルワールド〉を観測、蓄積して細菌から人間に至るまで、何兆、何京もの生命の記憶が保存されている表層世界。
いわば電脳世界だが、スーパーコンピュータや有機ネットワークなどのものとはそれこそ桁が違う。
事実、常人の百倍ある彼女の記憶と、彼女が持ちえていたであろう記憶。そして、元居た地球の記録をも、寸分違わず転写し、よもや彼女の『絶対に死ねない』その不死性までもを、完璧に再現させた。
恐るべしChaos.Cell……。この場所に不可能なことは何一つないだろう。
表れたモニター達が消える。
「さぁて、どうやって持って帰ろうかな……コレ」
『なんじゃ!?お主、コレ全部を持って、元の世界へ帰えるつもりか?』
ソファの上で胡座をかいて座るスカサハが使っているのは、タンブラーではなく、なんとアイスペールだ。
なみなみと琥珀色の液体を注ぎ込むと、それを造作もなく片手で鷲掴みして豪快にゴクゴクと呑んでいく。一瞬で飲み干してしまった。
「……そうだけど」
一瞬、しかめた燐の顔。
侮蔑の色も隠さず見やり、スカサハからクリスタル・ボトルを取り上げた。
直ぐにスカサハは盗りかえした。
『がめついにもほどがあるぞ。解らん……そもそもどうやって儂を呼んだのじゃ?』
「知るワケないでしょ」
飲む。
『お主のような奴を呼び寄せて、聖杯は一体何を考えているのかのぅ』
飲む。
「ソーソー、気にしない。気にしない。解らないから楽しいことって一杯あるわよ」
飲む。
『でも、何でも願いが叶う?突然沸いて出たベッタベッタの怪しい情報《ネタ》じゃない?まあ、別に本当でも驚かないけど……』
飲む。
「────でもね……。本当にあるとして、私に〝あんなことする連中〟に聖杯なんて渡ったらどうなるの?」
飲む。
『あんなのよりタチの悪い奴らなら、あの世にもこの世に沢山いるぞ。知ってる』
飲む。
「────だからよ、ランサー」
飲む。
『好きにしろ。スカサハと呼べばいい』
……時間〈とき〉が過ぎ、、夜は更けていく。
その後、麻生祇 燐と云う人類史が過去に受けた人生の流れ弾を酒のツマミに二人はどれだけ飲めるか?と言わんばかりに酒を空にしていく。
マスターとサーヴァント、二人の酒へと伸ばす手は停まらない。
酒の飲めない奴が見たら気分を悪くなるなどの次元〈レベル〉ではない嫌悪感が部屋中を充満させている。
臭いも凄いし、酷すぎる。
酒の味なんて関係ない。 二人は酔えない酒を酌み交わす。
あくまでもシラフ。でも、気分は明るかった。
「……いやいやいや、あくまでも私の主観よ!?」
『駄目じゃぞ、奴は……』
くい、と熱燗をやっているスカサハ。
上目づかいで、くつくつと笑う。
余裕げに微笑む。
「じゃあ、ところでスカサハ。あなたの聖杯は?どう折半する?」
質問する。
『いい、好きにしろ。私は常世に未練など、もう無くしてな……いや、なにな。最初、お主も────』
「────死にたい?」
と燐が訊ね、ピタリ、と時間が止まった。
微かに瞳孔を開いた。 が、それもほんの一秒ほど。
『────あぁ』
スカサハの瞼が緩慢に落ちていった。感慨深げに言ってそれだけだ。
「……やっぱり」
二本目のウォッカボトルは空になったので燐はすぐさま三本目のボトルの封を切った。
大して気にもせず、二人の時間は続く……。
「私が言うのも何だけど、命は粗末にしないで……」
『ふん。死ぬまで城で腐っていても、仕方がない。絶対に死ねぬがな────絶対に』
『こうなる前に死んでおけばよかったかのう。燐?』
「………………」
答えはない。無言。黙り込んでいる。
『偽るな、そんなものは誤魔化しだ。安心しろ、お前はいつか必ず死ねるぞ?それまでに『後継人』を探しておけ』
穏やかな声で、影の国の女王は微笑んだ。
「……簡単に言ってくれちゃって」
「ええ、どうしようもない……。分からなくもない……。自分の内側〈心〉が干からびていくのは……」
スカサハは答えない。
燐の顔は苦悩に歪んでいた。
燐は自分の手で、自分の腕を引っ掻いていた。
その理解し難い状況をお互いが一番知悉していたのだ。
「でもね、そんな悲しいこと……言わないで」
一度伏せた目を、燐は再び上げた。その精神はどうやらこの魔女ほど枯れ切っていないらしい。
「黴臭い城からやっと娑婆〈シャバ〉に出られたんでしょ!?だったら羽を伸ばして楽しまなきゃ!ぱぁーとね!明日、デートしよ!」
ヤケクソ気味にそうまくしたてた後、燐は真顔で向き直って、テーブルを廻った。
『……あぁ、そうじゃな。考えて────』
眉を寄せた難しい顔のその頬に燐の手がかかった────
声をかけそびれているうちに────
『??燐──』
────と。
────スカサハは何か言おうとした。
────その前に燐の唇がそれを塞いだ。
スカサハは訝しげに顔を歪める。薄い血の気のない唇から離れた。
『あきれた。お主、そうゆう趣味が……』
燐は今度はウォッカをボトルであおった。
舌で唇を舐め、子供みたいな邪気のない笑顔で呟く。
「別にいいじゃない……私、今日はヤなことあったんだもーん」
ソファの軋み音の聞こえて、スカサハの上に座る。
「だから、ね、一度だけ────マスターからの命令」
生々しい腿が膝上からのぞいた。
妖しい誘いの言葉をかけられて、スカサハは小さく溜息をついた後、
『この好き女〈もの〉めが……。ふふふ、ははははははは────────』
身の毛もよだつ大音響で宙に振り撒いて笑い、更に上乗せで大笑いしはじめた。
それは人間の声ではなかった。
『面白い』
スカサハは、あっ!と言う燐の声とともに、ウォッカのボトルを引ったくって一息に飲み干し空にした。
スカサハの口から湿っぽい吐息を火焔のように吹き出し、ボトルを投げ捨てた。
すう、と行灯が色を失って、完全な闇が周囲に広がったとき────
『────乗った』
と、声と同時に、燐の身体が浮き、スカサハも共に軽々と飛翔する。
空中で身をひねると二人はダブルベッドの上に沈む。
スカサハは前駆姿勢を取って、上になる。
重ねた指。 スカサハのか細い豪腕は吸着した黒い蜘蛛のごとく手首を掴んで、乗って押さえつける。
必死にもがきながく燐を強烈な力で縛りつけた。
凄まじい握力に燐の顔は緊張した。
彼女はまた、心臓が停まるかと思った。本気になれば砕かれる……。
ベッドに押さえつけて二人の長髪が羽衣のように音も無く床に広げられ、淫猥な白い肌がシーツを押しつぶす。
その夜目にも見える眼光が暗闇の中で凶々〈まがまが〉しく真紅に燃える。
『どうした?よかろう?それともこうゆうのは嫌か?』
スカサハは訊いた。組み伏せられ身じろぎする燐の顔を、乱れた呼吸を、じっと見下ろしながら。
その笑みは、邪悪そのものなり、徐々に顔が近づいてくる。
既にスカサハは、自ら進んで脱ぎはじめていた。待つほどでもなく、わだかまりが生まれ、淫靡な上半身が現われた。
常闇に生育する毒の華のように映える裸体。
ニヤリと笑う、眼と顔に好色の色が浮いている。頬を紅く染め、不死身の身体を蛇のように這って、強姦しているような錯覚に陥る。彼女自身も犯しつつあった。
燐も彼女の双眸だけを見つめていた。
「のぞむところ」
直ぐに燐は声を上げ、答えた。
熱い息が鼻から洩れた。
折り重なるように倒れ、あお向けに横たわった燐に唇を重ねた。
首筋から腹の上まで上下に流れる。やがて、三角形の間に片手を差し込んでいた。
責めは残る腔〈あな〉にも迫る。
妖しい手つきで、弄〈いじ〉る白い指。音は濡れている。
赤い舌が半ば開いた口の中へ潜って、顎から喉へ唾液が光る。
部屋中に甘い香が漂いはじめた。
「…んっ………ぁっ……あぁっっ!」
耐えきれなくなったのか、燐は声は悩ましげな呼吸と化して、白い喉が震え、上体と下半身をくねらせる。堪らず喘ぎを洩らし、そればかりが細々とつづく。
どこか悦楽を貪る翳が濃い。
互いの透き通ってさえ見える白い肌が欲情に色づき、女の部分が性欲の炎に灼け爛れれていく。淫らさを増しつづけるそれはまさしく闇の魔性そのもの。眩惑されずにはいられぬその光景。
────いかなる心境の変化か。
────それが娯楽の為とはいえ、あの女が女を抱く気になるとは。
────やはりそのマスターも魔人か。
────時に置き去りにされた人間〈ひと〉ならぬもの同士抱かれ、閨房で女同士営みの声をあげた────
────どのようなセックス戦が繰り広げられているか……果たして、
そして物語は────……
───序〈はじまり〉の結〈おわり〉から、終着〈おわり〉への出発〈はじまり〉へ────
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【出典】 Fate/Grand Order
【SAESS】ランサー
【真名】スカサハ
【属性】 中立・善
【性別】女性
【身長】168cm 【体重】55kg
【ステータス】
筋力B 耐久A 敏捷A
魔力C 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
魔術に対する抵抗力。
Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
【保有スキル】
人を超え、神を殺し、世界の外側に身を置くが故に得た深淵の知恵。英雄が独自に所有するものを除いたほぼ全てのスキルを、B~Aランクの習熟度で発揮可能。
戦闘時によく使う彼女が使用するスキルは『千里眼』による戦闘状況の予知。
また、彼女が認めた相手にのみ、スキルを授けることもできる。
北欧の魔術刻印。 神代の威力を有し、北欧の大神によってもたらされた十八のルーン。
異境・魔境である「影の国」の門番として、数多くの神霊を屠り続けた彼女の生き様。
『神性』『霊体』に対してダメージにプラス補正をくわえる。
【宝具】
『貫き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)』
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:5~40
最大捕捉:50人
因果逆転の呪いを持つ朱槍。
真名開放時には、 ランサー・クー・フーリンの宝具『刺し穿つ死棘の槍』と『突き穿つ死翔の槍』の二つの技を合わせたような、二本の魔槍による刺突と投擲の同時攻撃。
一本目の魔槍で敵を拘束、更には二本目の魔槍を全力投擲して止めを刺す。
投擲された魔槍は軌道上の敵はことごとく命を奪う事ができる。
『死溢るる魔境への門(ゲート・オブ・スカイ)』
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:2~50
最大捕捉:200人
世界とは断絶された魔境にして異境、世界の外側に在る「影の国」へと通じる巨大な「門」を一時的に召喚する送還宝具。
効果範囲内に存在するあらゆる生物を問答無用で吸い込み、自らの支配領域である「影の国」へと送還させて、奥底へ相手を引きずり込ませる。影の国の奥底は殆どあの世に等しく、生き物はたちまち死に果てる。
魔力と幸運の判定に失敗すると「門」に吸い込まれて即死。抵抗に成功しても、魔力を急激に吸収されるため大きなダメージを受ける。スカサハが認めないものは「影の国」へと命を有したまま立ち入る事ができない。
※なお、基本的に彼女が私闘でこれを使用することはまずありません。
【 weapon 】
呪いの魔槍。時には二槍流を振るう
二本だけではなく複数本所持しており、空間に展開、射出するなども可。
原初のルーンを用いての魔術。
他にも衣類の製縫から、武器の錬成まで行える。
冗談抜きでどこまで出来るか正直分からない応用力。
【人物背景】
異境・魔境「影の国」の門番であり、 ケルト・アルスター伝説の戦士にして女王。 人と神と亡霊を斬り過ぎた事で、神の領域に近づいてしまい、完全に人間から外れて神霊と化してしまった存在。
【サーヴァントとしての願い】
この戦いで願わくば死ぬこと────
聖杯をもってして、自分を殺せる者を呼び出すこと────
【出展】 Mnemosyne─ムネモシュネの娘たち─
【マスター】 麻生祇 燐(あそうぎ りん)
【ロール】OL
【人物背景】
少なくとも千年以上生きている不死者。 実年齢は不明。
上下をスーツに深緑色の長髪に眼鏡。シングルマザー。
(いろんな意味で)体を張って事件に立ち向かう西新宿の古びたビルにある「麻生祇コンサルティング」の経営者で探偵紛いの何でも屋を営んでいた。
本編ラストで代継をしたこの世ならざる地・ユグドラシルの「守人」となった後。
本気になれば、背中から羽とかも生やせるようだが、
詳細は不明。
ガサツに見えて意外と繊細。
煙草は吸わない。お酒大好き。
ややレズよりのバイセクシャル。
【 weapon 】
- 隠剣多数
- ワイヤー付き飛びナイフ
- 散弾を仕込んだガントレットグローブ
【能力・技能】
身体を鍛えることも出来ないので力は人並みだが、ある程度は心得があり、チンピラぐらいならフルボッコにできる。軍人は無理。
非時香果を与えられた彼女の持つ永遠に変わる事の出来ない不老不死の力。その再生力は底知れず、反応炉の爆発。ジェットエンジンに巻き込まれて原形を留めなくなっても、常に状態を維持する。これは再生ではなく、時間を巻き戻して常に状態を維持・固定する能力だ。記憶も非時香果にセーブされるので短期間の記憶喪失のみ。
ユグドラシルから飛ばされる胞子の内、何千万分の一の確率で発生する果実で、大きさはビー玉ほど。不死者は実なしでは生きられず、抜き取られると灰と化して崩れ落ちる。が、肉体と同化した実を取り出すことは同族以外不可能だ。
非時香果を与えられた男性は背中に赤い6枚の翼を持ち、超人的な力を持つようになるが2,3週間しか生きられない。こちらも実を抜き取られると灰と化して死ぬ。
尚、「男か女」であれば人間以外も取り込む可能。
伊達に長生きしていないので、知識と経験が違う。銃の扱いからコンピューターと多彩だ。
【令呪】
お腹の臍の辺り。
【マスターとしての願い】
Chaos.Cellの情報回収と人類の未来を守りたい。
【把握作品】
Mnemosyne─ムネモシュネの娘たち─
エロス。グロ。90年代アクション。ニッチな内容をしこたまぶちこんだAT-X・R指定アニメ。
1話観れば好き嫌いがハッキリする作品ではありますが、能登麻美子好きは墓まで持っていける名作だと自分は思います!釘宮もエロい!石田も脱いだら凄い!
どうぞ死なない彼女を好き放題してやってください。
最終更新:2017年04月13日 16:22