眼下の街をいとおしみ、手を差し伸べて抱え上げたい想いに駆けられな
がら。
武田赤音は最後に階段を登った。
「は………………?」
初めに感じたのは、憤怒。
最後の一段を登ったら山門でした。
至高の仕合せ?刹那の刃鳴?
そんなものは無い、現実は非常である。
「は………あ……………っっ」
短く、切れ切れに息を吐く。
「ふ………ざ…………け………んなあああああああああああッッッ!!!!!」
赤音は肺の中の空気を全て怒声として吐き出す。雷の轟の如き声が夜の空気を激しく震わせた。
少年の様な少女の様な中世的な顔立ちを、悪鬼のごとく歪ませて咆哮する。
黄金の塔?おれが登るのはあの廃塔だ。何でも願いが叶う杯?おれの願いはあの階(きざはし)の上にある。
おれはおれの世界で得られる最後のものを得る寸前だったんだ。杯なんざいらねえ、一剣を以って全て奪い、喰らい尽くす。その筈だったんだ。
「人の願いが叶う直前に邪魔しやがって何でも願い叶えてやるから殺しあえ!?」
いらねえよクソが。
ああクソが、あの雑魚が妙なもの弄んでたから拾った結果がコレだよ!!
どこまでも邪魔しやがって雑魚が。
吠える。吼える。咆える。怒号は何処までも何時までも響き続けた。
燃え盛った闘志も、
引裂かれた誠心も、
荒れ狂った凶意も、
心震わせた歓喜も、
煮え滾った執念も、
身魂を捧げた剣も、
そして、たったひとつのものを求め続けた至情も、
全ての赤音が報われる。全ての赤音が結果を得る。その寸前に報いを結果を奪われ、行き場を失った武田赤音の全てが狂乱する。
「ク…ククク」
ひとしきり吠えた後、赤音は笑い出した。
「クハハハハハ………ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
楽し気に、愉し気に、男は嗤う。顔は変わらず悪鬼のまま。
「良いぜ…殺してやるよ、皆殺しだ。手前ぇも込みでな」
紡がれる言葉に込められた極大の殺意。ルーラーを含む全てを殺すと赤音は此処に殲言する。
ああ…おれには待たせている相手が居るんだ。あいつがおれを待っているんだから。
そしておれと伊烏の復讐(ヴェンデッタ)が遂げられる時。彼女が救済を得る時があの階の先に有る筈なのだから。
四年前に得られる筈だった決着を奪われた事への復讐(ヴェンデッタ)と、四年前に奪われた愛する者へ捧げる復讐(ヴェンデッタ)と、四年前に勝負を穢した事への贖罪と。
その全てがあの階の先に有る筈なのだから。
「もう四年も待たせたんだ。彼奴の剣と交える剣も出来たんだ。これ以上待たせたら悪いからな……だからさっさと死ね塵(ゴミ)共」
腰の刀に手を掛ける。
こんな処で遊んでいる暇は無い。
尽く殺して滅相してやるよ。サッサと死ね、死に絶えろ塵(ゴミ)共。おれと、彼奴の間に入って来る奴は全員死ね。
「それで……おれのチリ取りは何処に有るんだ?」
「私のことか」
後ろから不意に掛けられた声に、殺意を漲らせた赤音の身体が意識を余所に過剰に反応する。
腰の刀を抜きながら、身体を回転させ、声の主に斬りつける。
切先が声の主の服との間に髪一筋分の隙間を残して空を裂く、赤音の身体は止まることなく動き、刀を右肩に担ぐ。左足を前に、右足を後ろに。鼻から息を吐いて全身の力を抜く。
右足を前に出し、左足を急停止させて全身を撃ち出す。腕の力を用いず、脱力により足腰で刀を振るい、突進の推力と全体重を刀に載せる。
─────刈流、強。
轟、と唸りを上げて振り降ろされる刀身は神速にして剛猛。
その速度は回避を許さず、その威力は防御を許さず。
しかし、それは人が相手であった時。
剣を振るう赤音の眼は、艶やかな繭袖(けんちゅう)の布地に龍の刺繍をあしらった長衫を纏った男の姿を捉えていた。そして己の刃が僅かに男に届かぬことも。
─────悟ると同時、赤音の身体は意識と関わりなく動いた。
地に残した軸足を大きく伸ばし、更に爪先で地を蹴って跳躍する様に踏み込み、一気に男との間合いを詰める。
─────刈流、飢虎。
確かに男の身体を捉えた刃は、肉を裂く感触も、骨を断つ手応えも感じさせなかった。
赤音は大きく後ろに跳んで、男と向かい合う。
「チ……サーヴァントは斬れねぇか」
刀を鞘に納める。
眼前の男に害意は無い、あれば己は殺されていただろう…。そういう確信が赤音には有った。
「驚いたな。意を感じなかった。無想の境地、いや違う……特異な才能か?」
「ああ、似て非なるモンさ、剣聖の至る境地なんて御大層なモンじゃ無い。おれには無想の境地なんて終ぞ縁が無いモノさ……しかしその辺分かるとはお前もご同輩か?」
男の唇の端が吊り上がった。
「そうだ、お前の流派は何だ?見たところ大陸の剣技には見え無いが」
「へぇ…大陸の剣士か、俺は日本人だよ。これ見れば判るだろ」
赤音は鞘に納めた“かぜ”を見せつける様に掲げる。
美丈夫と呼んで良い男の顔が僅かに歪む。赤音はその歪みを憎悪によるものと見て取った。
「生憎と生前に倭刀を使う相手と戦ったものでな、得物を見せられただけでは判らん」
「其奴がお前の相手か?」
男が湛えていた涼しげな気配が刹那の間に変わる。
凄まじい憎悪。必ず殺すという意志。其処に居るのは正しく悪鬼。
「ああ…俺は奴を必ずこの手で殺す。戦って殺さねばならぬ」
赤音の唇の端が吊り上がる。獣の様に、悪鬼の様に。人が知性を持つ前より持っていたもの。原始的で、それだけに純粋なモノを湛えた笑み。
「おれと似ているな。少し違うが」
違う?と、男が呟いたのに応えて話す。
「おれは彼奴と戦う、戦わなきゃならない。戦って結果を得る。生も死も勝敗も知ったことじゃねえ」
徹底的に純化された意志。只、戦う。それのみで構成された意志。
生死勝敗を度外視した─────否、最初から思考に入れていないその在り方は、人では無く、只々純粋に“斬る”為だけに在る刃を思わせて、男にどうしようも無く、自身を破った宿敵たる義兄を想起させた。
「おれはサッサとあの場に戻って、彼奴と戦って、そして人生で得られるモノを全て得る。聖杯なんざ犬の餌にでもすれば良い」
男は疑問に思っていたことをふと─────訊いてみた。
「先刻、“彼奴の剣と交える剣も出来た”と言っていたな。どうやって作った」
いきなりの質問に、赤音は己がサーヴァントの意図が読めずに面食らったが、声に含まれた真摯な響きに応じて応えてやることにした。
「ちょっとばかし殺されかかったら出来たんだよ。けどな、アレは日頃の工夫と稽古と積み重ねられた剣理の結果だからな。“俺にだって出来る”何て思うなよ」
思う様な愚物なら洒落になっていない。こんな巫山戯た状況で、あの雑魚と同類の輩と組まなきゃならないとかやってられない。
「ふむ…やはり必要なものは死線か。運が良い……と言うべきか」
「お前……此処で剣を作る気か?」
赤音の問いに、男は薄く笑った。
「何しろ生前は俺に死線を感じさせるどころか、苦戦させる者さえ居なかったのだからな。此処には英雄とまで呼ばれる強者が数多集う。好都合というものだ」
ああ、そうだとも。奴が十の死線を潜って絶技に開眼したというなら、俺は百の死線を超えて奴の剣を凌駕して見せる。
我が想いに掛けて、必ず奴を屠ってみせる。
奴に敗れた理由は唯一つ。己もまた侮蔑していたサイバネ拳士共と同じで、足りない功を機械の身体によって引き上げていたからだ。
ならば功において同等となれば良い。己も絶技に開眼すれば、最早奴に破れる道理無し。
その為にも強者が要る。己を死線に叩き込めるだけの強者が。
「大した自信じゃねえか」
赤音は言葉を返す。赤音の目に写るサーヴァントのステータスは驚異的な低さだが、赤音はさして気にしていない。
赤音自身、身体能力そのものは其処まで高くはない。それでも巨躯を誇り、長大重厚な武器を操る者共を歯牙にも掛けずに屠り去ってきた。
闘争に於いて身体能力は確かに重要だが、絶対のものでは無いということを、赤音は自身の経験と身につけた理合いによって知っている。
「そうとも、この地に顕れた英霊共は、皆我が剣の糧に過ぎん」
そして其れはサーヴァントも同じ。彼は身につけた深遠なる理合いを以って、肌で刃を弾き、拳で鋼鉄を砕き、亜音速で機動する足腰を持った、人を超越した肉体を持つ輩共を屠り去れるのだから。
「まあ、やる気ならどうでも良いさ。こんな処で愚図愚図している気はねえ。サッサと塵(ゴミ)を皆殺しにしないとな。伊烏が待っているんだ」
「大した自信だな」
サーヴァントが言う。先程の赤音の言葉をそのまま返してくる。
「おれと伊烏は必ず出逢って戦う。そうなっている。伊烏がこの糞っ垂れな場所に来ていなけりゃ、勝ち残ってあの場所に戻るのはおれさ」
赤音が嗤う。その獰猛な笑みは人では無く悪鬼の其れ。
「宿命というものか……。だとすれば俺は随分と幸運な出逢いをしたという事か」
サーヴァントが嗤う。人間味を感じさせぬ笑みは人では無く化生の其れ。
「違う。おれと伊烏が出逢ったのは運命だが、其処からはおれと彼奴の意志だ。彼奴が己のみの剣を持とうとしたのも、
おれが彼奴の剣に恋(こ)がれたのも、全てはおれ達の意志だ。運命だの宿命だの、しゃらくさいものじゃねえ」
「済まない。謝罪しよう」
サーヴァントは誠心を込めて謝罪する。確かにそうだ赤音の言う通りだ。俺の奴に対する憎悪も、その源となった彼女に対する愛も、俺だけのものだ。俺の彼女への愛が運命だの宿命だのの結果などと言われれば、俺は言ったものを必ず殺す。
あの剣に捧げる唯一つの恋(こ)がれと、一人の女への復讐と。
彼女に捧げる唯一つの愛と、一人の男への復讐と。
奉じる想いの元に行う戦は、聖戦と呼ぶには厭わしく。
振るわれる刃を復讐劇(ヴェンデッタ)と呼ぶには自儘に過ぎて。
されども二人が抱く想いの強さ烈しさは、人類が過去現在未来で行ってきた、聖戦や復讐劇と呼ばれるものの際に抱いていた其れを凌駕する。
そんな激情を抱けるのモノは最早人に非ず。
悪鬼羅刹、人外化生と呼ばれるに相応しい代物だった。
嘗て人だった人でない二人は、此の地の主従全てを葬るべく並んで歩き出した。
【クラス】
セイバー
【真名】
劉豪軍(リュウ・ホージュン)@鬼哭街
【ステータス】
筋力:E 耐久:E 敏捷:E 幸運:E- 魔力:E 宝具:E(通常時)
筋力:B 耐久:C 敏捷:B 幸運:E- 魔力:E 宝具:E(内功使用時)
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。
【保有スキル】
内功:A+
呼吸法により丹田に気(サーヴァントとしては魔力)を練り、全身に巡らせて、森羅万象の気運の流れに身を委ねる技法。
このスキルが低下すれば、後述の戴天流、縮地スキルも低下し、使用不能ともなれば、戴天流、縮地スキルも使用不能となる。
呼吸法により魔力を幾らでも精製することができる為、実質的にセイバーは無尽蔵の魔力を持っているに等しい。
修得の難易度が非常に高く、Aランクで漸く『修得した』と言えるレベル。
使うと内傷を負い、内臓や経絡に損傷を齎す……が、セイバーは宝具により内傷を負う事が無い。
戴天流:A+(A++++)
中国武術の二つの大系のうちの一つ、『内家』に属する武術大系。
型や技法の修練に重きを置き、筋肉や皮膚など人体外部の諸要素を鍛え抜く武術大系である『外功』と対になる武術大系。
外功の“剛”に対する“柔”であり、力に対する心気の技である。体内の氣が生み出すエネルギー“内勁”を駆使することにより、軽く触れただけで相手を跳ね飛ばしたり、武器の鋭利さを増したり、五感を極限まで研ぎ澄ましたりといった超人的な技を発揮するほか、掌法と呼ばれる手技により、掌から発散する内勁によって敵にダメージを与えたり治癒能力を発揮したりもする。
内家功夫は外家功夫より修得が難しく、その深奥に触れうるのはごく一握りの者しかいない。
修得の難易度が非常に高く、A+ランクで漸く『修得した』と言えるレベル。
敵手の“意”を読んで、“意”より遅れて放たれる攻撃を払う事で、“軽きを以って重きを凌ぎ、遅きを以って速きを制す”事が可能となる。
ランク相応の魔力放出、矢避けの加護、Cランクの千里眼の効果を発揮する複合スキル。
効果を引き出すには、其れに見合った内功スキルが必要になる。
セイバーは絶技に開眼してはいないが、練達の武人であり、修得した戴天流の武功は、宝具の効果により、極めた者の其れを遥かに凌駕する。
内勁の込められた刃が齎すは因果律の破断。凡そ形在るもの全てを斬断する。
内功を充分に練らなければ使用不能だが、練る事さえ出来れば、同等の功の持ち主か、特殊な概念でも帯びていない限り防げない。
一刀如意:A
意と同時に刃を繰り出す剣の境地。通常は意に遅れて刃が放たれる為に事前に察知する事が可能となるが、この境地に至れば事前に知ることは不可能となる。
Bランク以下の直感と心眼(偽)を無効化し、Aランク以上の直感と心眼(偽)の効果を半減させる。
心眼(真):A
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、
その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性がゼロではないなら、
その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
精神異常:A+
精神を病んでいる。一人の女に己の全てを捧げた結果、周囲の事がな全く気にならなくなっている。精神的なスーパーアーマー。
軽身功:B+++
飛翔及び移動の為の技術。多くの武術、武道が追い求める運体の極み。単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。
セイバーの縮地は宝具との組み合わせにより、技法の域を超えている。
その速度は複数の残像を伴いながら間合いを詰め、複数人数から同時に攻撃されたと誤認させる程。
セイバーにとって、間合いとは存在しないに等しいものである。
【宝具】
電磁発勁
ランク:なし 種別:対人宝具 レンジ:なし 最大補足:自分自身
対サイボーグ気功術である。体内の氣の運行によって瞬間的に電磁パルス(EMP)を発生させ、それを掌力として解き放つ……ものだが、
セイバーとしての現界の為に、殺戮の絶技(アーツ・オブ・ウォー)たる“紫電掌”は使えない。
拳脚や武器に電撃を纏わせられる程度である。
Aランク以上の内功スキルがなければ使用不能。
黒手裂震破
ランク:なし 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
内家掌法の絶技。胸への掌打を以って五臓六腑を四散させる。
受けた者の胸に黒い手形が付くのが特徴。
Bランク以上の対魔力が無ければ防ぐことは出来ない。
内勁駆動型義体
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:なし 最大補足:自分自身
生前に己の肉体を寸分たがわず再現させた、史上初の内剄駆動型義体の試作品が宝具化したもの。
セイバーの肉体をを完全に再現した義体であり、経穴まで存在する。
この為内功を駆使できるが、義体そのものの性能は、生身より多少丈夫というだけである。
人造器官の強度とパワーで駆使する内功は尽きること無く、内傷を負うことも肉体の限界に縛られることも無い、全ての流派を過去の遺物とセイバーが豪語する程。
この宝具により戴天流スキルは()内の値となる。
この身体で軽功を繰れば、敏捷の値がA+++にまで引き上げられ、後述の宝具が使用可能となる。
絶縁体で構成されている為に電撃系の攻撃を無効化する。
しかし、首筋だけは接続端子がある為に電撃が通る。
痛みを感じず、出血も無い為に、継戦能力はかなり高い。
六塵散魂無縫剣(偽)
ランク:なし 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:10人
戴天流剣法絶技。
十の刺突を神速で繰り出すその剣閃は同時に放たれたように見えるどころか、緻密な残像が重なって一薙ぎの斬撃としてしか捉えられないほど。
弾雨を悉く撃ち落とす事さえ可能な剣技。
本来この剣技は、最高ランクの透化、無窮の武練、圏境スキルの効果を発揮し、
如何なる精神、地形、肉体的状況にも左右されず。無念無想、剣我一如の境地に達して、刃圏に在るもの悉くを捉えて斬る絶技だが、
セイバーの技は、自身の武功と宝具の効能を併せて、速度のみを発揮している為に(偽)が付く。
もしセイバーがこの剣技を真に会得すれば、この宝具のランクと戴天流スキルのランクがEXとなる。
【weapon】
レイピア
【人物背景】
「花は彼女の為だけに咲けばいい。鳥は彼女の為だけに鳴けばいい」
鬼哭街のラスボス。主人公の妹の夫であり兄弟子。青雲幇のトップ。
妻の持つ“兄への思慕”という道ならぬ想いに気付き、己が最愛の女の眼中に無いことを知り発狂。
主人公をマカオで死なない程度に重傷負わせて海に沈め、妻を輪姦させて五分割。尤も、道ならぬ想いに苦しんでいた妻にとっては救いだったわけだが。
そうして一年後、戻ってきた主人公に五分割された妻を回収・統合させて、その工程のさなかに妻の裸の心の触れさせて、妻の主人公に対する想いを気付かせようとする。
この時ついでとばかりに自分の束ねる幇会や、その構成員を妻への生贄として主人公に潰させる。
これで最後の戦いが終わったら端麗が微笑んでくれるかもしれないと夢想。
最後は、嘗ての面影など欠片もない程に荒れ果てた、自分と妻と主人公の思い出の桃園で主人公と決戦。
言葉責めとチート武功を駆使して主人公を責め苛むも、主人公ふぁ幾多の死線の中で開眼した絶技に敗れ去る。
それでも最後の最後、死ぬ瞬間まで「お前が俺達を狂わした」と言い放った。
【方針】
死線を感じさせる相手と戦い、絶技に開眼する。
【聖杯にかける願い】
復活と再戦
【マスター】
武田赤音@刃鳴散らす
身長161cm 体重54kg
年齢22歳
【能力・技能】
兵法綾瀬刈流中伝
脱力を旨とする古流剣術。その斬撃は神速しして、剣尖に全体重を乗せて繰り出される為に防ぐことは不可能。
組太刀と居合いの技を以って、幕末の京都にも勝る刀剣乱舞する廃帝都東京で無類の剣腕を発揮した。
相手にイニシアチブを渡さず、先手を打っての必勝を赤音は好む。
隙を見出して先の先を衝く。攻撃を釣り出して先の機を衝く。
後の先はあまり好まないが、必要な際は後の先を取る柔軟性も有している。
即応能力
緊急事態に対して、思考や感情とその肉体の行動を脳で完全に切り離し、
一旦はその反射神経のみで最適の行動を最速で為す異才である。
「考える前に行動する」「己が無のまま勝利する」を地で行く訳である。
尤も「剣聖紛い」でしかなく、その攻撃的すぎる性質から、剣聖の境地に至ることは決して無い。
鍔眼返し
一歩の踏み込み、一太刀分の時間で振り下ろしと斬り上げの二度の必殺の斬撃を繰り出す妖技。
形を真似るだけならば誰にでも出来る。
しかし、実践するには敵が一の太刀を無力化した瞬間を毛筋のずれさえなく確ととらえ二撃目に繋げねばならない。
実戦の場において誰がそのようなな事を成し得ようか?
最良の運動効率を最高の反応速度で貪り尽くしてこその剣。
武田赤音はこれを成す。
彼の即応能力の極限、
無想の境地とは酷似しながらも対極。
宿敵の所作を寸毫たりとも見逃さぬ、愛のような執念だけがこの妖技を現実のものとする。
【weapon】
藤原一輪光秋「かぜ」
【ロール】
どっかの金以ってる女のヒモ
【人物背景】
嘗て穢された伊烏義阿との決着のみを求める剣鬼。
その障害となるものは全て死地へと蹴り込んできた。
性格は徹頭徹尾自己中に見えるが、実際には伊烏との決着以外には自分自身ぬすら関心がなく、伊烏と決着つけるまでは死ねないので結果として自己中に見えるだけである。
【令呪の形・位置】
剣を象ったものが右手の甲に
【聖杯にかける願い】
無い。精々が帰還
【方針】
皆殺し
【参戦時期】
伊烏との決戦にに臨む直前。雑魚が弄んでいた『鉄片』を何の気なしに拾った。
【運用】
セイバーが広範囲攻撃以外では先ず斃されない上に、魔力を自己精製出来るので、強気にガン攻めが可能。
ただし回避に幸運判定要る攻撃には対処する術が無いのが難点。
把握資料
両方ともかなり前にニトロプラスから発売されたR18ゲームだが、鬼哭街の方は角川スニーカー文庫から全二冊で書籍化されているので把握は楽。
刃鳴散らすの方は、プレイ動画みるのが手っ取り早いかなあ
最終更新:2017年04月16日 16:29