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韓国の漢字 あれこれ
検索の時に困ります(´・ω・`)
「辦」と「辨」
「辦」は「판」、「辨」は「변」。簡体字ではともに「弁」、日本語読みはともに「べん」。朝鮮では普通に用いる「辦」は、日本ではあまり使われないため、たいてい「辨」や「弁」に置き換えられています。朝鮮の役職名に「協辦」というものがありますが、明治の人が「協辨」と記述したために、今も日本史畑の論文に間違った記述が見られます。
「稙」と「植」
「稙」は「직」、「植」は「식」、日本語読みはともに「しょく」。「稙」は人名でしばしば見られます。これも日本側資料で誤記される代表漢字。有名どころでは金玉均暗殺事件の首謀者「李逸稙」を「李逸植」としたり、新小説の代表「李人稙」を「李人植」としたり。
「羲」と「義」
「羲」は「희」、「義」は「의」、日本語読みはともに「ぎ」。「羲」はご存知「王羲之」の「羲」です。人名でよく間違えられる漢字で、明治資料ではたいてい「義」となっています。
「鍾」と「鐘」
「鍾」「鐘」ともに「종」、日本語読みは「しょう」。固有名詞で混乱が見られます。「鍾路」を「鐘路」としたり。人名用漢字では「鍾」が優勢ですが、たまに「鐘」を用います。「鍾」であれ「鐘」であれ、固有名詞は正しい漢字表記で記述するべきでしょう。
「曺」と「曹」
「曺」「曹」ともに「조」、日本語読みは「そう」。「曺」は姓氏で使用され、「曹」は使用されません。「曺」は日本語フォントにない場合があり、翻訳の時に困りますが、「曹」に置き換えて良いというわけではありません。
「裵」と「裴」
「裵」「裴」ともに「배」、日本語読みは「はい」。韓国の姓氏に用いるこの漢字は韓国でも混同されています。使用例としては「裵」は朝鮮人がよく使い、「裴」は中国人がよく使います。よってどちらも正しいのですが、やはり統一した方が美しい。そこで韓国では「裵」を標準にしようという動きが優勢です。このサイトでも「裵」に統一しています。
翻訳の時に不便です(´・ω・`)
「卨」
「卨」、「설」、日本語読みは「せつ」。人名用漢字です。韓国ではありふれた人名用漢字ですが、日本語フォントに収録されていない場合が多い。
「畓」
「畓」、「답」、日本語読みは「とう」。韓国語では「田畓」という用例で頻出します。「田」とは乾式農地、「畓」とは湿式農地のこと。つまり、「田」が「はたけ」、「畓」が「たんぼ」という意味になります。「畓」も日本語フォントに収録されていない。
最終更新:2014年10月20日 18:52