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中小企業経営・政策 - (2008/05/28 (水) 14:10:58) の編集履歴(バックアップ)


中小企業白書

日本経済は先行き不透明

【理由】
  1. サブプライム住宅ローン
  2. 原油価格高騰
  3. 改正建築基準法の施工による建築着工件数の減少


1.サブプライム


2.原油高高等

  • 中小企業の9割以上が原油高高騰により収益が悪化。
  • 原油高高騰で価格に全く転嫁できない中小企業は6割を超える。

中小企業の業況感の悪化




サービスの付加価値向上に向けた取組

顧客単価重視の経営戦略

  • これまで規模拡大を重視してきた企業の割合が高かったが、今後は顧客単価を上げようとする意識は高まってきている。
[従来]
顧客単価重視 顧客数重視 その他
事業所向けサービス 28.5% 57.7% 13.9%
消費者向けサービス 14.6% 76.4% 8.9%
総計 22.2% 65.9% 11.9%

[今後]
顧客単価重視 顧客数重視 その他
事業所向けサービス 45.2% 42.7% 12.1%
消費者向けサービス 37.1% 53.6% 9.3%
総計 41.7% 47.2% 11.1%

【具体策】
  • 顧客のニーズや満足度を把握する。
  • ターゲットを明確にして差別化を図り、安定した品質や高い水準のサービスの提供を行う。

【問題点】
  • 品質向上が価格に反映できない取引環境にある企業が多い。


サービス産業を支える人材の諸問題

①サービス産業の非正規雇用者比率が上昇
②正規雇用者の離職率が高く、人的資本の蓄積が進まない
③人材の育成やモチベーション向上などの積極的な取組が期待される。



ITの広まり

  • 大企業に比べて中小企業ではITの広まりがもたらしている経営環境の変化への認識が弱い

中小企業におけるITの活用状況

中小企業はITを活用する環境が整っていない

  • 規模の小さな企業ほどパソコンの装備率が低い
  • ソフトウェアが総資産に占める割合が低い


ITの活用における課題

  • 中小企業にとって、ITを有効活用する際の大きな課題は、人材の確保と投資コストの負担である。情報システム会社も都市圏に偏在。SaaS・ASPなどの有効活用が期待される。
SaaS (サース)
ソフトウェアをユーザー側に導入するのではなく、ベンダ(プロバイダ)側で稼働し、ソフトウェアの機能をユーザーがネットワーク経由で活用する形態のこと。
ASP
本質的にSaaSと同様