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中小企業の生産性の向上に向けて - (2008/06/18 (水) 15:28:21) の編集履歴(バックアップ)


中小企業の生産性の向上に向けて

日本の労働生産性

  • 労働力人口の減少が予測されており、持続的な経済成長のためには労働生産性の向上が不可欠
  • 日本の労働生産性の水準は米国の7割程度であり、G7の平均よりも低い
経済成長率=就業者数増加率+労働生産性上昇率
労働生産性=付加価値/額労働投入量(労働時間または従業員数)

→労働生産性を如何に向上させるかが課題


サービスの付加価値向上に向けた取組

顧客単価重視の経営戦略

  • これまで規模拡大を重視してきた企業の割合が高かったが、今後は顧客単価を上げようとする意識は高まってきている。
[従来]
顧客単価重視 顧客数重視 その他
事業所向けサービス 28.5% 57.7% 13.9%
消費者向けサービス 14.6% 76.4% 8.9%
総計 22.2% 65.9% 11.9%

[今後]
顧客単価重視 顧客数重視 その他
事業所向けサービス 45.2% 42.7% 12.1%
消費者向けサービス 37.1% 53.6% 9.3%
総計 41.7% 47.2% 11.1%

【具体策】
  • 顧客のニーズや満足度を把握する。
  • ターゲットを明確にして差別化を図り、安定した品質や高い水準のサービスの提供を行う。

【問題点】
  • 品質向上が価格に反映できない取引環境にある企業が多い。


サービス産業を支える人材の諸問題

①サービス産業の非正規雇用者比率が上昇
②正規雇用者の離職率が高く、人的資本の蓄積が進まない
③人材の育成やモチベーション向上などの積極的な取組が期待される。