165名前:船員(新潟県):2007/04/29(日) 21:12:30.10 ID:LdxOdvfT0
男「こんな時間に呼び出して、何の用だい、クー?」
クー「君に会いたくなってな。会いたくなってしまったからにはもうどうしようもないから家に呼んだ。」
男「うーん、嬉しいけど今度からはもう少し時間を考えようね。」
クー「もしかしてもう寝る時間だったのか?」
男「いや、流石にそれはないけどさ。」
クー「そうか。」
男「で、どうしよう?特に用事は無いけどこのまま帰るってのもなんだか寂しいよね。」
クー「そうだな…なら、ちょっと私の我侭に付き合ってくれないか?」
男「なんだい?クーの頼みならある程度までは聞くよ?」
クー「それは良かった。じゃあ私の目をしっかり見て欲しい。そして私の言う言葉をはっきりと受け止めて欲しい。」
男「えっ?う、うん…いいけど…(クーは何を言うんだろう?またいつもみたいに「愛してる」とかかな?)」
クー「……ありがとう。」
男「………へっ?」
クー「私のことを好きになってくれて、ありがとう。私のことを想ってくれて、ありがとう。いつも私と一緒に居てくれて、ありがとう。」
男「クー?いきなりどうしたの…?」
クー「私は「愛してる」と言うことで君に私の気持ちの全てをぶつけているつもりだった。だが、それは私の大きな勘違いだった。」
男「……。」
クー「最近私にもう一つ、君に伝えたい言葉が出来た。それが感謝の言葉「ありがとう」だ。」
男「クー……僕のほうこそ、ありがとうってクーに伝えなきゃいけないよ。」
クー「…男?」
男「いつも僕のことを愛してくれてありがとう。いつも言葉にして伝えてくれてありがとう。クーの一言一言が嬉しいし、クーの想いはみんな伝わってきてるよ。」
クー「……うぐっ……ぇぐっ…」
男「ど、どうしたのクー?!なんで泣いてるの?!どこか痛いの?!」
クー「…君が……そこまで私のことを受け止めてくれてるなんて……ひっぐ…」
男「……これからも一緒だよ、クー。」
クー「…もちろんだ……絶対離さない。」
最終更新:2007年05月03日 19:40